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by Alex プロフィール
シアトル在住のAlexです。
ソフトウェアデベロッパーをやっていましたが現在は休憩中。日本にいるときには役者をやってたりしました。歌ったり踊ったり、食べたり飲んだりが大好きです。 ● 詳しいプロフィール ● 旅行記メニュー (個人的に連絡を取りたい方は、メールアドレスの入ったメッセージを非公開コメントとして残していただけると嬉しいです) カテゴリ
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ハワイ2021: ハワイアンフードとパールハーバー
今日は一日観光できる最後の日。明日にはシアトルに帰らなければならない。
6時半に起床。昨日の残りのマラサダがあるので、それとコーヒーで朝食。今日はランチを10時に食べる予定なので、あまりお腹を膨らせてはいけない。フワフワ感が消えて普通のドーナツのようになったマラサダだけど、それでもやっぱりなかなかの味だった。シンプルでいいよな。 ![]() 昨日の残りのマラサダを朝食に 昨日と同じ場所で車をピックアップ。全く同じ車だったけど、設定が色々と変えられていたので、昨日僕らの後に誰か使ったんだろう。まずはカメハメハ大王像(King Kamehameha Statue)を見にいこう。 ![]() ヨガや太極拳をしている人たちがあちこちに カメハメハ大王はハワイの初代の王様。あまり歴史に興味のない僕は、大王像は見なくてもいいかなと思ってたんだけど、せっかくホノルルにいるんだし、次に行く場所の近くだったんで寄ってみた。大王像から道を挟んだ向かい側には、イオラニ宮殿がある。今回の旅行では訪れなかったけど、またホノルルに来ることがあったら真っ先に行きたい場所だ。 ![]() カメハメハ大王像は神々しい 次はハワイ出雲大社へ。ここはハワイ旅行の計画を練っている時、地図を見ていて偶然発見したんだった。2008年に友達の結婚式で島根の出雲大社に行ったけど、その時の気持ちのいい空気が忘れられなくて、また行きたいと思ってたんだ。ハワイにも分社があるんだったら、ぜひご挨拶しておかないと! ハワイ出雲大社に着いて道に駐車しようとしたら、パーキングメーターがコインしか受け付けない古いタイプのものだった。カメハメハ大王像の前の道のはカードも使えたのに! どうしようかと思っていると、ハワイ出雲大社の中に「参拝者駐車場」の文字を発見、そこに車を移動することにした。移動する直前に、警察の駐車取り締まり車両が見回りに来たのが見えた。駐車場が見つかって本当によかった! コロナ対策のためか手水舎には水はなく、水道のように水が出てくるだけの場所になっていて、おまけにハンドサニタイザーまで置いてあった。コロナ禍になって、衛生面で気を遣わなきゃいけない場所が色々とわかった感じだよね。 二礼四拍手一礼して神様にご挨拶。なんか本当に今回の旅は感謝してばかりな気がするけど、コロナ禍で旅行が難しくなってしまった今、こうしてハワイで元気に旅行できていることがありがたくてしょうがない。コロナ禍は、自分の人生は自分だけで成り立っているものではないということを、心底思い知らせてくれた気がする。コロナにもめげずに頑張って働いている人たちのお陰で、僕らも生きていられるんだよね。本当に、感謝の心は大切だと思う。 ![]() 凛とした空気のハワイ出雲大社 それにしても、この神域の凛とした空気の素晴らしいこと。ホノルルの街中にあっても、とても静かな、背筋が伸びるような空気を感じる。俗なものが体から剥がれ落ちていくような気さえしてくる。ここに来てよかった! 事務所でお守りと、記念にTシャツを購入。神社でTシャツを売ってるって、日本では経験したことのない感覚で面白かったな。 ![]() ハワイ出雲大社のTシャツ! さて、この後はランチを予定しているレストラン、ヘレナズハワイアンフード(Helena’s Hawaiian Food)に向かおう。ハワイ出雲大社から車でたった5分の場所。ハワイの伝統料理を出す店で、「ハワイで一つだけレストランに行くとしたらこの店!」と、たくさんのガイドブックで勧められていた場所。予約ができないので、混雑を避けるために開店の10時を目指して行くことにしていた。 店の前で少し待って、最初の客として入店。開店前にはすでに10人以上の列ができていた。メニューにはハワイの伝統料理がたくさん載ってるけど、色々なものがついてくるメニューD($28.55)を頼んで二人でシェアすることにした。蒸し焼きにした豚を裂いたカルアピッグ。鮭の身、玉ねぎ、トマト、ねぎを細かく切って塩で揉んだロミサーモン。牛のショートリブのピピカウラ。蒸したルアウの葉、ココナッツミルク、イカを混ぜ合わせた、ルアウスクイッド。ハウピアというココナッツミルクで作られたデザート。それにポイかご飯のどちらか選べるってのがメニューD。ポイはロイヤルハワイアンのルアウで食べてあまり美味しいとは思わなかったので、今回はご飯を選択。このセットメニュー以外にも、アヒを揚げたものも一緒に頼んだ。 どれも一口ずつ食べてみて驚いた。ここの店、有名なわけだ! カルアピッグは臭みがなく、濁らずにはっきりと主張のある味だし、ピピカウラの牛肉のジューシーな旨味も素晴らしい。ロミサーモンは爽やかなサラダ的な感覚で舌をリセットしてくれるし、ルアウスクイッドはインド料理のサーグを思い出させる食感だけど、深いところからイカの旨味が立ち上がってきて美味しい。それに目が飛び出たのがアヒの揚げ物。衣に素晴らしい味がついていて、アヒの肉の味と最高にマッチして、一口食べて踊りだしたくなった。いやー、このレストラン、すごすぎるよ! ロイヤルハワイアンのルアウでも伝統料理を食べて美味しいと思ったけど、このレストランの料理はそれよりも2段階くらい上の味だと思う。こういうシンプルだけど説得力のある味って、心から大好きだ。ホノルルに住んでたら、ひと月に一回はここで食べると思う。このレストランに来ることができて本当によかった! レストランを出てからも、次の目的地に着くまで、ずっと車の中で料理への賛辞を並べてたくらいだもん。 ![]() 素晴らしい伝統的ハワイアンフードの数々!! お腹も心も大満足した後は、パールハーバーに向かおう。アリゾナ記念館のツアーを12:45に予約してある。パールハーバーに着いたのは11時前。予約時間よりも前のツアーに入ることができるかとインフォメーションで聞くと、ボートに空きがあれば大丈夫とのこと。オーディオツアー用の機器を借りてツアーの開始地点の方に向かうと、まさに今ボートが出発する直前。12:45の予約のことを言うと、チケットも見ずに通してくれて、ボートに乗り込むことができた。 ![]() ボートに乗り込んでアリゾナ記念館へ向かう ![]() 記念館は、沈没した戦艦アリゾナの上に建てられている アリゾナ記念館は、1941年12月7日の日本軍による真珠湾攻撃で沈没した戦艦アリゾナの上に建てられた記念館。海軍の兵士が運転するボートに乗って約10分で到着。記念館の中には水面を覗ける場所もあり、沈没して水の中で錆びついた戦艦の一部を見ることができる。一番奥には攻撃で亡くなった戦士たちの名前が彫られた壁があって、いかに真珠湾攻撃が多くの命を奪ったかということがよくわかる。また攻撃で生き延びた戦士の多くも、寿命が尽きた時には戦艦アリゾナに遺灰を沈め、戦友と一緒に眠っているらしい。全て戦争が悪いということはわかっているにも関わらず、日本で生まれ育った僕としてはとても複雑な気持ちだった。例えばドイツに住む白人がアウシュヴィッツ収容所を訪れた時には、同じような感情を抱くのだろうか。 ![]() 水の中には錆びた戦艦の一部が見える ![]() 攻撃で命を落とした人々の名前 沈んだ戦艦アリゾナからは、約80年経った今でも油が漏れだしていて、水面に虹のような模様を作っている。これは『アリゾナの涙』と言われているらしい。以前僕は人間の本質は善だと思っていたけど、現在の世界の状況や、コロナに対する一部の人々の反応を見ていると、放っておくと悪の道を突っ走る生き物なんじゃないかと今は思ってしまう。同じ人間を家族や友達と同等に扱えなくなったとき、僕らは他の動物たちと何が違うというんだろう? アリゾナ記念館で過ごした時間は30分ほどだったけど、原爆ドームやアウシュヴィッツ収容所に行った時と同じくらい、心をかき乱された。 ![]() 油が浮いて、手前に虹のような模様を作ってる 新たな観光客と入れ替えでボートでビジターセンターに戻った後は、オーディオガイドを聞きながらあちこちを見て回った。英語版のオーディオガイドのナレーションがすごく上手いなぁと思っていたら、なんと女優のJamie Lee Curtisだった。そりゃ上手いはずだよ! 彼女のお父さんのTony Curtisはパールハーバーで兵役をした時代もあったらしい。 ![]() 戦艦アリゾナのいかり ![]() "The Lone Soldier" 本来ならツアーで最初に観るはずのパールハーバーについての無料のビデオは、コロナ対策のために映画館ではなく、屋外にテレビが置いてある場所に移動している。僕らは順番をスキップしてアリゾナ記念館から観光を始めたので、これを観るのが最後になってしまった。1941年12月7日の出来事を丁寧に説明してあるこのビデオ、すごく落ち込んだけど、詳細を知ることができてとてもよかったと思った。こういう過去があるにも関わらず過ちを犯し続ける人類に、明るい未来はあるんだろうか? 歴史には興味がないし、戦争についてもあまり知りたいとは思わない僕だけど、ここには来てよかったと思う。 さて、これでハワイの観光は全て終わり。今朝の駐車場まで戻ってレンタカーを返却し、ホテルに戻ったのは14時過ぎ。バーで最後のマイタイを飲んでリラックスした後は、部屋に戻って昼寝をした。 ![]() 雲がたくさん出てきて、ドラマチックな風景を作り出してくれた ハワイ最後の夕食は、カハラリゾートの中にあるホクズ(Hoku’s)を18時に予約してある。Uberで少し早く着いてしまったので、リゾートのプールエリアを散歩していると、なんとイルカが泳いでいる姿を発見。イルカ専用の池があって、4匹ほど飼われているみたいだ。さすが高級リゾートだけのことはあるなぁ。水面に上がってくるタイミングを計って写真やビデオを撮ったりして、子供のようにはしゃいでしまった。 ![]() カハラリゾートの高級感はすごい ![]() 泳いでいるイルカたち Hoku’sでは、4コースか8コースのテイスティングメニューだけが提供されている。僕らは最後の夜だということで奮発して、8コースのグランドテイスティングメニュー($200)にワインペアリング($80)もお願いした。 ![]() 通されたテーブルからは、リゾートのプールエリアと海が見えた クオリティもプレゼンテーションもサービスも全て素晴らしかったけど、結果的にそれほど感動する味ではなかったなぁ。今日のランチの方がずっと興奮したもの。それでも熟考に熟考を重ねてあると思われる料理の数々は、ハワイの最後の夜を締めくくるのにピッタリだったと思う。 ![]() Amuse-bouche Tartare of Hawaiian Big Eye Tuna Salad of Oprah Farm’s Beets Sweet White Hawaiian Canoe Potato Agnolotti Confit of Kona Kahala “Lobster Luau Stew” Grilled Snake River Farms “Dry Age” Beef Rib Eye “Pavlova” Ku’ia Estate Chocolate Tart Uberでホテルに戻った後は、ブランデーアレキサンダーをバーで頼んで、ハワイの最後の夜に乾杯。ホテルのレストラン、ハウツリーは、夜になると木にかけられた照明が灯って、とても綺麗。真っ暗な海からの波の音を聞きながら、この一週間を思い返してた。KCCファーマーズマーケット以外は全て予定通りに事が進んだし、虹も何度も見られたし、タイミングが良いことが何度もあったし、マラサダはおまけしてくれたし(笑)、全てが楽しかったし、本当に最高の旅だったと思う。一年以上旅行できなかったから、なおさらに幸せを感じてしまう。今回の旅に関わった全ての人たち、別の世界から僕らを見守ってくれていた存在たち、本当に心からありがとう! ![]() ハワイでの最後のカクテルは、大好きなブランデーアレキサンダー ![]() ハウツリーは夜も綺麗 22時にはベッドに入ったんだけど、ハワイに来て初めて、なかなか寝付けない夜だった。
by alexsea
| 2021-08-31 00:00
| 旅行記
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