プロフィール
シアトル在住のAlexです。
ソフトウェアデベロッパーをやっていましたが現在は休憩中。日本にいるときには役者をやってたりしました。歌ったり踊ったり、食べたり飲んだりが大好きです。 ● 詳しいプロフィール ● 旅行記メニュー (個人的に連絡を取りたい方は、メールアドレスの入ったメッセージを非公開コメントとして残していただけると嬉しいです) カテゴリ
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ロンドン2022: 大英博物館、アフタヌーンティー、至福の『ウィキッド』
8時半くらいにアパートを出てOxford Circus駅へ。ここから5分ほど歩いたところに、Attendantというコーヒーショップがある。ここは1890年に公衆トイレとして建設されて、1960年代まで実際にその用途に使われていた場所。それから50年以上眠りについていたんだけど、約2年のプラニングと修復作業によって、コーヒーショップとして生まれ変わった。
昔の公衆トイレへの入口 地下に潜っていく階段は、言われなければパリの地下鉄への入口のよう。店内はそれほど大きくはないけど、当時のタイルなんかはそのまま残されていて(もちろんちゃんと洗浄・消毒してあるとは思うけど)、便器を思わせる陶器で席を仕切ってあって、見るだけで楽しくなってしまう。昔トイレだった場所で朝食を食べられる場所なんて滅多にないよ! クロワッサンとパステル・デ・ナタ、それにラテを頼んで、当時の姿にしばし思いを馳せた。 このシュールさがたまらない ここから15分くらい歩くと、大英博物館(The British Museum)がある。開館の10時と同時に予約を入れておいた。時間指定のチケットを持っているとはいえ、セキュリティを通り抜けなければいけないので、博物館の前の道は大行列! 並ぶのがイヤだったら、開館と同時はやめておいた方がいいかもしれないなぁ。 大英博物館の前にあった電話ボックスでは、キツネが誰かと会話していた まるで神殿のような大英博物館 博物館の中心エリアは、素晴らしい屋根に覆われている ここには卒業旅行の時に一度だけ来たことがあるけど、無茶苦茶混んでいたことと、ミイラを見たことしか覚えていない。エジプトのエリアから見始めたんだけど、1週間半ほど前に現地で見まくったから、エジプトからの発掘品やヒエログリフはもうしばらくいい感じ(笑)。でも残念だったのはロゼッタストーン。ちょうど特別展でヒエログリフのことをやっているらしく、そちらの方に移されていて見られなかった。以前見たことがあるから別にいいんだけど、見ようという気持ちで来たのでちょっとかっかりした。やっぱりここは見所がたくさんあって、じっくり見ようと思ったら1日じゃ足りないな。僕は目についたものだけを軽く見るだけの感じだったので、2時間くらいで駆け抜けることができた。これだけの規模の博物館が無料で提供されているのは、本当にスゴイと思う。やっぱりきちんとした教養は、明るい未来を創るベースだよな。 エジプトからの発掘物が並んでるんだけど もうエジプト関連はしばらくの間いいかなって感じ(笑) でもミイラの展示の横には… ディスプレイでミイラを回転させたりして説明を読むことができたりして、 さすが21世紀!と思わせてくれる展示も ハリーポッターのチェスのシーンで使われた駒は これを参考にしたらしい 三菱のスポンサーによる日本の展示は、 「和」な感じが出ていてとてもよかった その後はサマーセット・ハウス(Somerset House)まで歩いて行く。ここはギャラリーにもなっている場所なんだけど、今日は通り抜けるだけ。中庭はアイススケートリンクになっていて、みんな楽しそうに滑ってる。小学生の頃、新宿住友ビルの下に冬になるとできていたアイススケートリンクに行くのが楽しみだったなぁ。体を動かすのは大嫌いだったんだけど、なぜかアイススケートだけは虜になっていた。全て自己流だったけど、毎日通って後ろ向きに滑るのを練習したり、スピンもどきにも挑戦したりして、すごく楽しかった。そんなことを懐かしみながら、他の人が滑るのをしばし眺めていた。 アイススケートリンクは楽しそうだった! さて、ここから徒歩5分の最高級ホテル、サヴォイ(The Savoy)のテムズ・フォイヤー(Themes Foyer)というレストランで、アフタヌーンティー(£75)を予約してある。そのために今日は朝からスラックスを履いたりして、スマートカジュアルな服で観光してきたんだ。 さすがにサヴォイは高級感ビシバシ! フロントでテムズ・フォイヤーへの行き方を聞いた時にも、笑顔で完璧な対応に感動した。テムズ・フォイヤーも素晴らしいインテリアとピアノの生演奏で、エレガントな高級さを前面に押し出していた。一人だということもあって最初は緊張したんだけど、美味しい紅茶を飲みながらピアノを聴いていると、自然にリラックスしてくる。でもやっぱりアフタヌーンティーは誰かと来て、お喋りしながら飲み食いするのが最高だろうなぁ。ずっと前、初めてアメリカを訪れた時に、週末で行ったヴィクトリアのエンプレス・ホテルで、初めてアフタヌーンティーを経験したことを思い出した。その時も一人じゃ寂しかった覚えがある。サンドイッチはどれも素晴らしい味(特にトリュフ玉子サンドが最高だった)だったけど、後から来た甘いものは僕にはちょっと多すぎた。スコーンも甘いものも、ちょっと味見するくらいでギブアップしちゃったもん。でもこの忙しい旅行の中、ゆっくりとエレガントな時間を過ごせたのはとても良かった。アフタヌーンティーはあと2回別の場所で予約を入れてあるので、違いを経験するのが楽しみだな。 入口からして高級感が違う テムズ・フォイヤーへの入口も、クリスマスのデコレーションで豪華! ピアノの生演奏を聴きながらのアフタヌーンティー この後は30分ほど歩いて、英国郵便博物館(Postal Museum)へ。今日はここで、トンネル・ウォーク(£55)なるものを予約してある。ロンドンでは円滑な郵便配達を実現するため、100年ほど前から郵便物専用の地下鉄メール・レール(Mail Rail)を走らせていた。2003年に閉鎖されるまで、ロンドン市民にはなくてはならない用途の地下鉄だったんだけど、今ではこのレールの上を歩くツアーがある。 工事現場のようなベストを着てハードハットを被り、トンネルの中に入っていく。この間の閉鎖された地下鉄駅のツアーでは線路の上を歩けなかったんだけど、今回はそれができたので楽しかった。トンネルの中で何度か止まって、ガイドがメール・レールに関しての裏話をしてくれる。最初に作られた郵便物専用の電車は小回りが利かない設計だったので結構すぐにダメになってしまったけど、その後に開発された改良版は素晴らしく優秀で、何十年も取り替えなくても済んだそうな。トンネルの中には上から水滴が垂れてきている場所があって、それが自然の鍾乳石を形成してたのも面白かったな。90年代の映画『ハドソン・ホーク』では、このメール・レールがヴァチカンの地下を走る鉄道として描かれていたなんてこともガイドが教えてくれた。そういえばそんな映画、観たことがあるぞ。確か家にはDVDもあったはず。帰ったら早速また観てみることにしよう!(ガイドが「すごくヘンな映画」だってことを何度も強調してたのがおかしかったけど(笑)) メール・レールの駅 こんなトンネルの中を歩いていく トンネル内には、自然の鍾乳石の出来かけがたくさん! ところどころで止まってガイドが説明してくれる 郵便物から剥がれ落ちた切手は、 こんなところに集めて貼られていたりした 約1時間15分のトンネル・ツアー、楽しかった! 僕は電車とかには全く興味がないくせに、トンネルとか線路とかは大好きなんだよな。線路の上を歩く時って、ちょっと現実離れした感じがするよね。ああいうのが僕は大好きらしい。 盛りだくさんの一日はまだまだ続く。これからヴィクトリア駅まで行って、Lorneというレストランで夕食。今夜のミュージカルがヴィクトリア駅前の劇場なので、そのエリアのレストランを探していて、良さそうな場所に予約を入れておいた。ここでは開店から45分の間だけ、2コース£29、3コース£35というお得なセットメニューを提供している。アフタヌーンティーからまだ胃が回復していないので、僕はこの2コースのメニューを選択。アペタイザーのセルリアックスープも、メインコースのハドックという鱈の仲間の魚も、どちらもとても美味しかった。繊細な味つけと手を加えすぎない調理法が、僕の好みにピッタリだった。ミシュランの星はないし、ビブグルマンもついてないけど、いいレストランを選んだなって心から思える場所だった。 たった2コースだけだったけど、どちらも美味しかった! 大満足のディナーの後は、先週の水曜日にチケットを取ることができた、ミュージカル『ウィキッド(Wicked)』の観劇。最前列だということはわかっていたんだけど、実際の席に着いてみると、中央セクションの一番右側通路側の席。ど真ん中じゃないとはいえ、十分に素晴らしい席だよ! こんな席が£29.50で取れてしまったなんて、なんてラッキーなんだろう。隣に座ったヘレンというフレンドリーな女性が話しかけてきてくれたので、僕も寂しさを感じることがなくてよかった。なんでも彼女は心理学者で、明日は300人を目の前にして講演をしなければならないらしい。「すごいいい席だよねー。ラッキーだよねー!」とか2人でずっと騒いでた。 劇場は『ウィキッド』の緑色に 最前列なんて初めて! こんな場所に座れるなんて! 新しい友達ヘレンと2人でキャーキャー言ってた 最前列だから首が疲れるかと危惧してたんだけど、劇が始まってみるとそんなことないし、僕の目の前5メートルほどの場所での演技を見れるもんだから、表情とかがよくわかってもう最高! プログラムなんかに役者のアップの写真が載ってるけど、まさにその角度で実際に観劇できてるってのがスゴイと思った。もう最初から圧倒されっぱなしで、休憩に入る直前の“Defying Gravity”の最中には、感極まって涙が出てしまったほど。ヘレンがティッシュペーパーを差し出してくれて、ちょっと恥ずかしかった。 素晴らしいミュージカルを観れたし、新しい友達もできたし、もう僕は本当になんてラッキーなんだろうと思った夜だった。ヘレンとハグして別れた後、アパートへの帰り道、ずっと感情の器がいっぱいで溢れそうな気がしていた。神様、こんな素晴らしい一日を本当にありがとうございました! 明日はリヴァプール(Liverpool)への小旅行が控えているので、帰り着いてすぐ、23時くらいにはベッドに入った。
by alexsea
| 2022-11-22 00:00
| 旅行記
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