プロフィール
シアトル在住のAlexです。
ソフトウェアデベロッパーをやっていましたが現在は休憩中。日本にいるときには役者をやってたりしました。歌ったり踊ったり、食べたり飲んだりが大好きです。 ● 詳しいプロフィール ● 旅行記メニュー (個人的に連絡を取りたい方は、メールアドレスの入ったメッセージを非公開コメントとして残していただけると嬉しいです) カテゴリ
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ロンドン2022: ビートルズやらアートやら
7時に起床。夜中に二度ほど目が覚めて、その度に寝付くのに苦労した。環境が変わったからだったのかな。7:45にはホテルを出て、昨日Jayさんに教えてもらった朝食のレストランDale St Kitchen & Bar by Shinoに向かう。賞を取ったくらいだし、予約も受け付けていないようなので、並ぶくらい人気の店かもしれないと思って早めに行ったんだけど、結局僕が最初の客になってしまった。僕が食べている間、他の客は隣のテーブルに座った3人組だけ。もうちょっとゆっくり来てもよかったな。
朝焼けが最高に綺麗! レストランはクリスマス色 “Classic English Breakfast”というメニューは£11.90。当然それと、紅茶を頼むことにした。出てきた朝食はデカい! アメリカでも見るような普通の朝食メニューに加えて、マッシュルーム、トマト、ベイクド・ビーンズ(豆)、そしてブラックプディングがついているのが、「イングリッシュ・ブレックファスト」なんだろう。賞を取っただけあって、どれもシンプルながらに澄んだ美味しさ。ブラックプディングは豚の血のソーセージのようなものなので、臭いかなと思いきや全然そんなことはなかった。全部美味しかったけど、量が多すぎて結構残してしまったのが残念。隣のテーブルの人たちはペロッと食べてたみたい。僕はかなり大食いな方だと思ってたけど、やっぱり上には上がいるということか。 クラシック・イングリッシュ・ブレックファストは量が多い! レストランを出てから、ビートルズの曲の中でも僕のお気に入りの一つ、『エリナー・リグビー(Eleanor Rigby)』の銅像を見たりして、少しずつ起き出していくリヴァプールの街を歩いてホテルに戻った。30分くらい休んだ後は、チェックアウトして観光に出かけることにしよう。 孤独を感じるこの彫像が好き 今日の最初の目的地は、ビートルズ・ストーリー(The Beatles Story)。アルバートドックの一角にあって、ビートルズに関する博物館といった感じの場所。ここは有料(£18)で10時の予約を入れていたんだけど、その時点では中はガラガラだった。ビートルズがどう結成されて、どんな風に有名になったかとか、メンバー一人ひとりについてのコーナーなんかもあったりして、ビートルズファンにとってはたまらない内容だと思う。オーディオガイドがついてくるので、展示物について詳しく知ることができるのが面白い。時にはポール・マッカートニー自身が説明したりしていて、ちょっとビックリ。ビートルズの曲は結構知ってるけど、それほど熱狂的なファンではなかった僕も、かなり楽しめる内容だった。 ビートルズ・ストーリーへの入口 インテリアはかなり凝っていて楽しめる ポール・マッカートニーのコーナーには、昔僕が持っていたアルバムも 平和と愛を唄ったジョン・レノンが殺された時のことは、はっきりと覚えてる。あれは中学3年の12月。クラスにビートルズファンの女の子がいたんだけど、教室で彼女が泣いているのを見て、ジョン・レノンが殺されたからだと彼女の友達が教えてくれたんだと思う。その頃は僕はちょうど洋楽に興味を持ち始めたころだったし、ビートルズのことは知っていたので、結構驚いたことは覚えてる。ジョン・レノンが使っていたオレンジ色の眼鏡の展示を見ていると、いかに彼らが人々に大きな影響を与えていたかということを再認識させられる。事件当時はあまり悲しいとは思わなかったけど、ジョン・レノンが生きていれば創り出された音楽がどれだけあっただろうと考えると、その損失が今となってはとても痛く感じる。 ジョン・レノンの黄色い眼鏡。 悲しみを感じてしまう 見るのにもっと時間がかかるかと思ってたんだけど1時間以内で全部見れてしまったので、予定には入っていなかったテート・リヴァプール(Tate Liverpool)にも行ってみることにしよう。同じくアルバートドックにあって、現代アートを集めたこの美術館は無料。まずは一番上まで行って、見ながら降りてくることにする。 4階の入口からしてコレ 一番上の階には立体的なアートを映像作品を組み合わせた作品があって、すごく変なんだけど、なぜかすごく惹かれてしまった。中でもSin Wai Kinというアーティストの映像作品からは、しばらく目を離せなかった。インタビュービデオとかもあって作者自身が作品のことを語ってるんだけど、それもかなり難解。昔のアート作品は、「あー綺麗だねー」とか「この場所はどんな音と匂いがしてるんだろう?」とか思わせてくれるだけなんだけど、モダンアートは知らず知らずのうちに色々なことを考えさせられて、頭が疲れてしまう。それでも目が離せないってのは面白いよなぁ。 壁の映像が動いてる Sin Wai Kinのこの作品はボーイバンド風 3つの機械が動きながらギーギーと音を立てる ちょっと疲れた頭を抱えながらテート・リヴァプールを出ると、雨がポツポツと降ってきた。ありゃー、やっぱり来ちゃったか。これからウォーカー美術館まで歩いて行く予定なのに…。アルバートドックを出る頃には暴風雨になって、台風かよ?!と思わせてくれるような強風にショック。傘が壊れてしまいそうになったので、一時期傘を畳んで歩かなきゃいけなかったほど。昨日のクリスマスマーケットを通り抜けて、やっとウォーカー美術館にたどり着いた頃には、ジーンズは裾から何からびしょ濡れになってしまった。まぁ今まで天気が良かったのが奇跡みたいなものだからなぁ。この美術館は屋内だし、ここが終わったら駅はすぐそばだし、もうあまり雨は気にしなくてもいいな。 ウォーカー美術館(Walker Art Gallery)は、なぜか昔のアートばかり集めてあると思ってたんだけど、クラシックからモダンまで様々なアートを集めてあって驚いた。何度も言うようだけど、こういう美術館や博物館が無料で公開されているイギリスって、本当にスゴイ。アートや音楽って教育の中では軽視されがちだけど、人の成長の中で、なくてはならないものだと思う。 所狭しとアート作品が飾ってある。 こういう雰囲気は好き こういう抽象風景画が僕の一番の好み モダンアートには写実的なものも 『トランポサウルス』だって。 トランプはどこに行っても笑い者。アメリカの恥だ… 様々な作品を鑑賞して満足した後は、疲れたことだしカフェで休憩することにしよう。イギリスのカフェではスイーツがセルフサービスで置いてあるところが多いみたい。僕はレモンケーキとラテを注文。疲れた体に糖分が染みわたる~! ぐしょぐしょだったジーンズも、美術鑑賞をしているうちに乾いたみたいだし。休憩の後は、電車の時間までまたちょっと美術鑑賞してた。この美術館、住んでる場所の近くにあったら、足繫く通っちゃいそうな場所だな。 疲れた体には甘いものが美味しい 美術館を出る頃には雨も止んで、日が差していた。電車は予定通り14:47にリヴァプールを出発。…でも席がまたこんな感じなんですけど。まぁ昨日と違って、今回はちょっとは景色が見えるからいいかな。ラップトップを立ち上げて旅行記を書きながら、どんどん暗くなっていく景色を眺めていた。ロンドンには17時ちょうどに到着、アパートに着いたのは17時半頃になってからだった。 窓がっ、窓があああああっ! 今日のディナーは、長旅の後だから遠くに行くのは億劫だろうと思っていたので、アパートのすぐ近くのビブグルマン付きレストラン、Hereford Road Restaurantを予約しておいた。オープンと同時の予約、18時に店に着くとまだ開いてないみたい? サーバーらしき女性が来て入っていったけど、客より後に出勤ってどうよ(笑)。ずっと外で待っていて、扉が開いたのは10分くらい後のこと。僕が外で待ってるのは見えてるんだから、「まだ準備できてないけど、外は寒いから中で待っていてください」くらいの気を遣えよ! さしたる詫びもなく席に通された。 アペタイザーのネギ、メインのエイ、デザートのバターミルク・プディングも、全部美味しかった。ワインも半リットルのカラフェを頼んで大満足! 僕の座っていた場所からはキッチンが目の前に見えるので、僕に料理が渡った後、シェフがじっと僕の反応を見ていたのが印象的だった。きっと料理に心を込めていて、客の反応をとても大事に思う人なんだろうな。それに比べてサービスはちょっと…。サーバーの男の人がツンツンした感じの人で、もてなされてるという気が全然しない。最初に待たされたこともそうだけど、ここの店はサービスをもっと改善しないとダメ。料理のレベルは高かっただけに、すごく残念に感じる。レストランを出る時に、シェフに「すごく美味しかった。ありがとう!」と言うと、笑顔で「ありがとう!」と返してくれた。 料理は最高、サービスは疑問形 ワインが半リットル入って気持ちよくなったので、徒歩2分でアパートに帰った後は、すぐに寝てしまった。明日もアート鑑賞から始まる予定。
by alexsea
| 2022-11-24 00:00
| 旅行記
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Comments(4)
Commented
at 2022-11-27 20:47
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented
by
alexsea at 2022-11-27 22:08
>APさん
うっわー、これは懐かしい! けど全然覚えてない! 確かに声変わりど真ん中といった感じですね。面白いものを見つけていただいてありがとうございました。
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リヴァプール2日目も楽しく満喫していただけたようで何よりです!☺️
混雑する週末を避けて平日をお勧めしたら天気予報が雨になって心配でしたが、結局ほとんど降られなかったし(でも2日目の移動中の暴風雨は災難でしたね💦)、各所やはり空いていてよかったです。まぁ週末もそれはそれで活気があっていいんですけどね。 遠いところ訪れてくださり、本当にありがとうございました! それにしても帰りの電車までまさかの景色に恵まれない席だったとは…!😅
Commented
by
alexsea at 2022-12-01 05:08
>カイさん
あの暴風雨は例外として、天気にはとても恵まれてよかったと思います。綺麗な虹も見られたし! リヴァプール、本当に良かったです。旅をしていて、居心地の良さを感じる場所ってそうそうないんですが、リヴァプールはリズムが僕に合ってる気がしました。行ってよかったです。でも景色に恵まれない電車の席は勘弁してー!(笑)
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