From Seattle, WA, USA
by Alex
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シアトル在住のAlexです。
ソフトウェアデベロッパーをやっていましたが現在は休憩中。日本にいるときには役者をやってたりしました。歌ったり踊ったり、食べたり飲んだりが大好きです。

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ロンドン2022: 至福の温泉

8時に目覚ましをかけておいたんだけど、7時頃にはもう目が覚めてしまった。外はまだ真っ暗。昨日は何度か目が覚めたけど、その度に耳栓を取ってみたら若者たちが騒ぐ声が夜中2時頃まで聞こえてた。耳栓がなかったら全然眠れなかっただろうなぁ。

だんだん外が明るくなっていくのを見ながら、旅行記を書いたりウェブサーフしたり。と、突然、窓の外に動くものが見えてビクッとした。そしたら大きなカモメ。目が合っちゃったよ(笑)。

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カモメに覗かれてしまった

プランでは、バースの街を見渡せる丘まで歩くトレイルがあるらしいので、そこまで行ってみてもいいと思ってたんだけど、今日はまだ霧っぽいし、出発までゆっくりしたいということでカットすることにした。

9:45頃チェックアウトして、Sally Lunn’sという有名なレストランに向かう。ここで朝食にしようと決めてたんだ。このレストランが入っているのはバースで一番古い家らしく、1482年に建設されたとのこと。そしてSally Lunnというレストランは1680年に創業ということが建物に書いてあった。

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バースで最古の家に入ってるSally Lunn's

有名な場所だけあって、僕が着いた時にはもう1カップル並んでいた。開店の10時には20人近く並んでたんじゃないかな。入ってすぐの窓際の席に通されてラッキー。すぐ横の出窓にはクリスマスのデコレーションがしてあって、クリスマスの雰囲気が楽しめる。事前にウェブサイトでメニューを見て何を頼むか決めておいたので、速攻でオーダー。“Quick Lunch”という、スープ、メイン、デザートの3コースが£19.70ってのを注文した。メインには有名なSally Lunn Bunnという大きなパンのようなものの上に乗ってくる物、いわばトッピングを選べる。トッピングには甘いものも甘くないものもあるけど、僕は塩漬けのビーフを選択。それと、やっぱり英国での朝食には紅茶を頼まなきゃね。

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僕の席のすぐ横の出窓は、クリスマスの雰囲気でいっぱい

スープはカボチャっぽい。ちょっとした塩味がカボチャの甘味を引き立てていて、とても美味しい。Sally Lunn Bunnは、ハンバーガーのバンをもっと大きくしてフカフカにした感じで、その上にハニーマスタードソースを塗って、塩漬けビーフの薄切りを乗せてある。ビーフは昔からの伝統的な製法らしく、あまりしょっぱくなくていい味だった。でもハニーマスタードソースが多すぎて、ソースの味の方が勝っていたのが残念。もっと薄く塗ってほしかったなぁ。それにかなりの量だったので、デザートを入れた3コースにしたことを後悔した。

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Sally Lunn Bunnに塩漬けビーフの薄切りが乗って出てきた

でもデザートのアップルケーキは温かくてふわふわで、これはとても美味しかった。メインもデザートも少し残してしまったんだけど、この美味しいデザートを味わえたのはよかったな。

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温かでフワフワで、とても美味しいアップルケーキ

この後は今日のメイン・イベントの、サーメ・バース・スパ(Thermae Bath Spa)に向かおう。ここはバースで唯一温泉を味わえる場所。街の名前にもなっているバースで、温泉に入らずに帰られますか!

本当はここでマッサージも受けたかったんだけど、シアトルから予約を入れた時点でもう満杯でダメだったのが残念。でも、ここの温泉やサウナなんかの施設を使えて、タオル、バスローブ、サンダルを貸してくれるパッケージ(£38)を買っておいた。

場所がわからずに辺りを一周した後、入口をさっき通り過ぎていたことを発見。予約の11時ちょうどくらいに入場した。ここのシステムのことはあまり説明してくれないので、ウェブサイトなんかをよく読んでおかないと混乱するかもしれない。僕はロッカーを使う時点でもう混乱してたもの。貰った腕輪がロッカーの鍵にもなるし、施設内のカフェで買い物をする時の財布代わりにもなる。残念ながらここではカメラ禁止なので、スマホもロッカーに入れておいた(なので、内部の写真は全て公式ウェブサイトから)。

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ここがサーメ・バース・スパらしい(入口は逆側)

ロッカールームで水着に着替え、シャワーを浴びて髪のムースなんかを落として、まず向かったのは一番下にあるミネルバ・バス。ここは温水プールになっていて、外周は一方向に水流があるのかな。サーメ・バース・スパでは湧き出た温泉を使っていて、お湯は透明で匂いもないけど、42種類の成分が含まれていると壁に書いてあった。結構ぬるめの温水なんだけど、ゆっくりと浸かるにはこのくらいの方がいいのかもしれない。それにしても気持ちいい! お湯に浸かるのはどのくらいぶりだろう? エジプトの最後のホテルにバスタブがあったから、それ以来かもしれないな。お湯に浸かって深呼吸すると、今までの旅行で溜まったストレスが抜けていくようだ。温水プールの一部に泡の出る場所があったので、そこで30分くらいゆっくりしていた。

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最初に入ったミネルバ・バス

この後は屋上にあるらしい温水プールに行ってみよう。気持ちのいい屋上に出て、バスローブを脱いだらかなり寒かったけど、すぐに温かいお湯に浸かってホッとした。曇り空とはいえ、ここから景色を見ながら温水プールでリラックスするのは最高! 昔の人たちは神殿のような建物の中でお湯に浸かっていたけど、こんな風に屋上でお湯に浸かれるのは現代人としての特権だ。いやいやいや、本当に気持ちがいい。バースに来て本当によかった!

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屋上の温泉プールが気持ちいいこと!

ここでも30分くらいリラックスした後は、他にもどんな設備があるのか見てみることにしよう。11時から13時までの2時間しか与えられてないし、もう1時間使ってしまっているので時間配分を考えないと。1階下に行くと、色々な小さな部屋があった。サウナが1室、スチームバスが2室(後で気づいたんだけど、42℃と45℃と温度が違うらしい)、アイスバスが1室、それにシャワー。僕はまずスチームバスに入ることにした。ここは42℃。最初は人が出入りしていたからかそれほど暑く感じなかったんだけど、しばらくするとスチームが噴き出る音が聞こえて体感温度が一気に上がった。体の芯まで温まるように15分くらいいたら、全身から汗が噴き出てくるのが感じられた。これは気持ちいいや。

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ここは45℃のスチームバス

この後行ったのが、アイスバス。ここもスチームで真っ白だけど、温度は暑くも寒くもない。この部屋が特別なのは、小さく砕いた氷が提供されていること。自分で好きなだけ取って、顔や体に刷り込んで一気に冷やすことができる。こうすることによって汗腺を引き締めて、体を刺激するのが健康にいいらしい。最初はちょっと冷たいと思ったけど、スチームバスでかなり温まっていたので、結構気持ちがよかった。

この後はサウナやもう一つのスチームバスにも行ったけど、最後はまた屋上のプールで締めたいということで、シャワーを浴びて汗を洗い流してから、屋上プールで制限時間15分前までリラックスした。周りはカップルや友達グループばかりでちょっと寂しかったけど、疲れが取れた感じでよかったー!

大満足でサーメ・バース・スパを後にした後は、バースでもう一つの有名なバンの店、The Bath Bunに向かおう。バースのことを扱う記事では、「バースのバンは、Sally Lunn’sとBath Bunのどっちがいいの?」という質問や食べ比べを目にすることが多い。僕も食べ比べをやってみようというわけ。

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The Bath Bunの入口も歴史を感じる

有名な店だから混雑してるかなと思いきや、すんなり2階のテーブルに通されてよかった。Luxury Bath Bun Tea(£7.50)という、バース・バンにクロッテッド・クリームとジャム、それに紅茶がついたセットを注文した。1761年に作られて以来変わらない味とされているこっちのバース・バンは、普通のパンに砕いた砂糖とドライフルーツをかけてあるものっぽい。食べ進めていて気づいたんだけど、中に小さな砂糖の塊が一つだけ入っていて、それに当たると甘さが急増するという面白いビックリもあった。これは美味しいや。Sally Lunnのヤツは何かを乗せて食べるために作られた感じだけど、こっちのはそのまま食べられる。だから比較するような対象じゃないような気がする。さっきの温泉で喉が渇いていたので、レモネードを追加注文。炭酸の入ったレモネードはとても美味しくて、ほとんど一気飲みしてしまった。

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程よい甘さで僕の好みかも

電車の時間まではまだ時間があったので、近くのコーヒーチェーン店Caffe Neroに移動して、そこでダブルエスプレッソを飲みながら旅行記を書いたりして時間をつぶした。

バース、よかった! 輪をかけてよかったと思ったのは、クリスマスマーケットが開催されている時期に来れたこと。他の街のように一か所に集まってるわけじゃなくて、中心地全部に広がるようにたくさんの店が出てる。あちこちで生演奏やってるし、クリスマスの雰囲気を街中で味わえる感じで最高だった。パンデミック中は、あのドイツで行ったクリスマスマーケットのようなものはもう未来には味わうことはできなくなるのかと不安だったけど、昔と同じような賑やかさが戻ってきたことをバースの街が教えてくれた。本当に、心からよかったと思う。まだ未来は不安だけど、少しは楽観的になってもいいよね?

ロンドンに帰る電車は、予定通り15:13にバースを出発。また景色がちょっとしか見えない席! もう諦めた(笑)。車内でもずっと旅行記を書いてたんだけど、同じ列の逆側の窓席に座った女性が電話でビジネスの話を大声でしていて、それで気が散るったらありゃしない。僕の後ろの席からもずっとタイピングの音が聞こえてたんだけど、女性の声が響き渡る度に大きなため息をついていたのがわかった。全然小さな声で話そうっていう気がないみたいなんだよね。あれはかなり顰蹙モノだと思う(日本の電車の中では携帯電話が完全に禁止されてるってのも極端すぎると思うけど)。

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僅かな電車の窓から撮った夕焼け

そうこうしているうちにロンドンのパディントン駅に電車は到着。アパートの最寄り駅は、ここから地下鉄でたった一駅。Googleマップに導かれなくても、どの地下鉄を使えばいいか、どのホームに行ったらいいかがわかるようになったなんて、なんだかやっとロンドンに住んでる!って感じになったみたいで、ちょっと嬉しかった。

一度アパートに戻って荷物を置いてから夕ご飯を食べに出ようかとも思ったんだけど、一度帰ってからまた出てくるのも面倒くさい。だからアパートの最寄り駅に着いた後は、ずっと行きたいと思っていた近くのマレーシア料理屋に向かうことにした。

Normah’sは雑多な店が色々と集まった、ビルの中のマーケットにあるらしい。このマーケットに入ること自体初めてで、こんな感じになってるとは知らなかった。古い携帯ばかりを置いてある店や、ブラジル料理屋、得体の知れない店まで、本当に「雑多」という言葉がピッタリの場所。Normah’sがどこにあるのかもわからずに、他のレストランの店員に聞かなければならなかった。

開店まで3分ほど待った後、最初の客として入店。エビの入ったナシゴレン(マレーシア風炒飯)を注文した。味自体はとても美味しかったんだけど、ご飯がすごく柔らかくて、これは米の食感じゃないよなぁとずっと思ってた。それ以外はあまり文句はなかったんだけどなぁ。でも、ずっと頭の片隅で食べたいと思っていたナシゴレンが食べられてよかった。

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エビのナシゴレン。
美味しいんだけど、ご飯が柔らかい…

帰りに近くのパブでビールを一杯飲んでいこうかとも思ったんだけど、すごく飲みたいって感じでもないから、無理して飲まなくてもいいよなぁ…ってことで、アパートに直帰。ただいまー! やっぱり2週間もいる場所だと、帰るとホッとするね。

荷物を整理した後は、旅行記をアップしたり、ウェブサーフしたりしてまったりと過ごした。明日の最初の予定は10時だから、それほど早寝しなくてもいいけど、もう結構疲れたし、ベッドに入ってしまうことにしよう。ここも結構外の音が聞こえるから、ロンドンに来てすぐの頃には耳栓を使ったりしてたんだよね。今夜は使わずに眠れるかな?
by alexsea | 2022-11-30 00:00 | 旅行記 | Comments(0)
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