![]() From Seattle, WA, USA
by Alex プロフィール
シアトル在住のAlexです。
ソフトウェアデベロッパーをやっていましたが現在は休憩中。日本にいるときには役者をやってたりしました。歌ったり踊ったり、食べたり飲んだりが大好きです。 ● 詳しいプロフィール ● 旅行記メニュー (個人的に連絡を取りたい方は、メールアドレスの入ったメッセージを非公開コメントとして残していただけると嬉しいです) カテゴリ
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ヨルダン&エジプト2022: リトル・ペトラからワディ・ラムへ
昨日と同じくアザーンの声で起床。6時に本格的に起き出す。今日はヨルダン南部の砂漠で有名なワディ・ラム(Wadi Rum)への移動日だ。
昨日マネージャーに言われた通り、温水の蛇口から長時間水を出し続けたら、シャワーからもお湯が出るようになってよかった! ものすごく暑い日でない限り、やっぱりシャワーから温水が出ないってのは困るよね。 朝食の後チェックアウトして、バスに乗り込む。またあちこちのホテルでツアー客をピックアップしていくんだけど、忘れ物やら何やらでかなり時間がかかった。こういう時間のロスは個人旅行ではないだけに、すごくイライラしてしまう。 ワディ・ラムに行く前に、ペトラ遺跡の北にあるリトル・ペトラ(Little Petra)での観光がある。ここはペトラ遺跡内からも約4時間のトレッキングで行けるみたいだけど、僕らはバスに乗っていくので楽だ。ロバや羊が飼育されているベドウィンの人々が住むエリアを抜けて、約20分のドライブでリトル・ペトラに到着。 ![]() リトル・ペトラへの入口 Fahadによると、ペトラ遺跡は宗教の、リトル・ペトラは商業の中心地だったらしい。まるで昨日のシークの縮小版のような幅2mほどの狭い場所を抜けると、峡谷の両側に様々な部屋が作られていて、階段で上れるようになっている場所もある。昨日のペトラ遺跡のファサードは美しいものばかりだったけど、ここリトル・ペトラは美しさよりも機能を考えて造られた場所のような感じだった。え、でもここって商業の中心地なんだよね? さっきの幅2mのところってキャラバンが通り抜けられたのかな?? ![]() 幅2mほどの狭い場所を通り抜ける ![]() ペトラ遺跡のような美しさはないけど ![]() たくさんの穴が階段で繋がっていて機能的 峡谷の終わりには長い階段があったけど、自由時間は30分ほどだけだったので上れなかったのが残念。あの向こうには一体何があるんだろう? ![]() 峡谷の終わりの長い階段の向こうには、一体何が? ![]() コンパクトだけど見応えがあった ![]() 糸紡ぐおばば リトル・ペトラを見た後はまたバスに乗って、ペトラ市街を抜ける。途中で酒屋に寄りたい人たちやATMに寄りたい人たちがいたので、それを待つのでまた時間のロス。酒屋やATMなんて昨日のうちに行っておけばいいのに! 大人数のツアーだからしょうがないけど、僕だったらそんなリクエストで他の人を待たせるなんて絶対にできないと思った。 この後バスはペトラ市街を見下ろせるパノラマポイントに止まってくれた。ここからはペトラの町が見えるのはもちろん、昨日歩いた峡谷のシークなんかも見ることができた。シークは上から見ると、まるで大地に亀裂が走ったような場所だったんだなぁ。最初は一つの大きな岩だったのが、地殻が動いてああいう峡谷になったんだろうか? ![]() パノラマポイントにはハッシュタグが… ![]() 中央の亀裂が、昨日歩いたシーク ![]() ツアー客一人ひとりの名前を、Fahadがアラビア文字で書いてくれた さて、またバスに乗り込んだ後は、ワディ・ラム(Wadi Rum)までノンストップで約2時間の旅。道中の景色はこれといって面白いものでもなかったんだけど、最初は砂利だらけの景色だったのが、ワディ・ラムに近づくにつれてだんだん砂が多くなってきたのがわかった。そしてワディ・ラムに着く直前には、道路をたくさんのラクダが歩いているのが見えてビックリ。Fahadによると、烙印が見えないので飼われていないラクダなのかもしれないとのことだった。野良ラクダ?! そんな存在があるなんて知らなかったぞ(笑)。ずっと昔オーストラリアに行った時に、野生のカンガルーを見て驚いたのと同じような新鮮なショックだった。 ![]() だんだん砂が多くなってきた! ![]() 野良ラクダ?! 砂漠の中に線路や小さな駅も発見。こんなところを鉄道が通ってるの? そういえば映画『アラビアのロレンス』で、砂漠の線路を爆破するシーンがあったなぁ。僕が撮った写真では線路は砂に埋もれかけてるみたいだし、本当に今もここを電車が走っているんだろうか? ![]() 線路が少し砂に埋もれてるけど… そうこうしているうちに、バスはワディ・ラムのビジターセンターに到着。Fahadがチケットを買ってくるから待ってて!と言ってバスを降りると、ツアー客の何人かがトイレに行きたいと言いだして、そうすると芋づる式に私も私もと大勢がトイレに行くのを待たなければいけなかった。あーん、なんか今日はツアーの悪い面ばかり見てる気がするなぁ。 Fahadによると、ここで僕らは3つのキャンプに分かれるらしい。ランチや4x4ツアーの起点らしいMazayen Rum Campにまずバスは直行。途中から舗装された道がなくなって、バスが砂の上を走りだしたので驚いた。えっ、こんなとこ走っちゃって大丈夫なの?!って感じ。砂の上とはいっても、たぶん砂丘のように軟らかい感じじゃないんだろうな。 Mazayen Rum Campはまさに砂漠の中のキャンプといった感じの場所。ここではまずランチ。どこでも似たような食事なので、はっきり言ってビュッフェ形式にはもう疲れてきた。それにどこのビュッフェも12JD(=$17)だし。これはみんな共通にしてあるんだろうか、それとも偶然なんだろうか。ここのダイニングホールではテーブルが低く、椅子に座って膝くらいの高さしかない。たぶん砂漠の民ベドウィンの感覚なんだろう。地面に座って地面に置いてあるものを食べる感じ? 面白いけど食べにくくてしょうがないので、僕は皿を手で持って食べていた。これはベドウィンのマナー的にどうなんだろう。 ![]() ビュッフェの食事はもう疲れた… ワディ・ラムの砂漠でのメイン・イベントは、四駆トラックに乗って砂漠を駆け巡るツアー。ランチを食べて一息ついた15時から開始らしい。ここのレストランの人に頼んでカフィーヤを頭に巻いてもらうことにした。もしかすると砂ぼこりがすごいことになるかもしれないと思ったので、口も覆うスタイルで。そしたらなんか銀行強盗でもやるような人相になってしまってちょっと笑った。ちなみにこのカフィーヤ、地域によって色が違うみたいで、ヨルダンは赤と白の格子模様、パレスチナ人は黒と白の格子柄らしい。 ![]() ちょっと人相が… みんな用意できた後は、一台のトラックに6人乗りこんで砂漠に出発する。他のトラックがどんどん出発して僕らの乗る車が一番最後になってしまったのでガッカリしたんだけど、僕らの後ろには誰もいない景色が広がっているので、このポジションでよかったと思った。同じトラックの女性の一人は帽子を被ってたんだけど、かなり早い時点で風に飛ばされてしまって可哀想。そりゃしっかり首に巻いておかなきゃ飛んでいっちゃうよ。後で帽子を落としたことをスタッフに伝えてたみたいだけど、たぶん戻ってこないだろうなぁ。 それにしても、この素晴らしい景色には感動してしまう! 青空の下、ゴツゴツとした岩山があちこちに突き出していて、その間を穴埋めするように赤茶色の砂漠が広がっている。昔アメリカで初めて国立公園を訪れた時、どこまでも赤茶色の大地が広がる景色を見て一目で恋に落ちてしまった。それ以来、緑で溢れる景色よりも、綺麗な海や湖の景色よりも、なんといっても赤茶色の大地の景色が僕の中ではNo.1。なんでこんなに心を動かされるのかわからないけど、赤い大地を見るといつも『赤い河の谷間』のメロディーが頭の中に流れる。このワディ・ラムの景色はアメリカの赤い大地とは趣が少し違う。傾いていく太陽の光に照らされた砂漠を見ていて後で思ったんだけど、ここの景色はあれだ、『月の沙漠』!アラビアの情景を思いながら作られた歌らしいから、当然といえば当然か(笑)。そう思いついてから、ずっと僕の頭の中には『月の沙漠』のメロディーが流れていた。 ここで数々の映画が撮影されるのもわかる気がする。『アラビアのロレンス』はもちろんのこと、『スターウォーズ』や『オデッセイ』、それに『アラジン』の実写版もここで撮影されたらしい。他の場所ではなかなか見られない景色だもんなぁ。僕の好みのど真ん中を突くような風景にずっと見とれてしまっていた。昨日のペトラ遺跡はもちろん感動したけど、ワディ・ラムの砂漠も最高だ! ![]() 四駆で砂漠を駆け抜ける トラックに乗る前から3つの場所でストップするよと言われてたんだけど、最初のストップは砂丘を上って岩の上に行ける場所。ここは本当に「砂丘」っぽい地面なので、足を踏み出すごとに靴が沈んでしまう。かなり体力を使うことになってしまって、途中でひと休憩入れなければいけなかったほど。岩の上からの景色は良かったけど、あれだけ体力を使って上ってくるだけの価値はあるかなぁ?と思った程度(笑)。 ![]() 砂に足を取られて上るのに一苦労 ![]() 上からの景色はまあまあ 同じツアーの何人かはなぜかスノーボードのようなものを持って来ていて、それで砂丘を滑り降りようとしていた。でも砂が相手だと抵抗が高くて滑らないらしく、何回か小刻みにジャンプして頑張っていた。結局最後の方で少しだけ滑り降りることができたんだけど、その時にはみんな拍手喝采! 僕の頭の中では、あんな大きなものをまさかこのためだけに持ってきたの?!っていう疑問が渦巻いていた。 ![]() スノーボードで滑り降りようと挑戦する人たち 2つめのストップ場所には輪をかけて大きな砂丘があって、僕は当然のようにパス! 中で休めるようになっている小屋もあって、そこではアクセサリーやお茶、それにフランキンセンスというお香も売っていた。フランキンセンスって、イエス・キリストが生まれた時に、東方の三博士が贈り物を届けにやってきたって話の贈り物の一つだ。シアトルのコーラスでクリスマスの歌を唄った時に、歌詞として出てきたから覚えてる。日本語では乳香とも呼ばれるらしいけど、今までこの香りを嗅いだことはなかった。Fahadが持ってきてみんなに嗅がせてくれたんだけど、ソフトで上品なお香のような感じで、僕はとても好きな香りだった。でもこれを生まれたばかりの赤子に捧げてどうする?って感じだったけど。 ![]() 小屋の中にはショップが この小屋の外でしばらく砂漠の景色を眺めてたんだけど、ずっと向こうにラクダの群れが砂漠を横切るのが見えた。これはまさにアラビアの砂漠というイメージそのものの景色だったもんで、大興奮してしまった。夜に月明かりの下でこれを見たら、まさに『月の沙漠』だよ! ![]() 砂漠の遥か向こうをラクダたちが横切っていく 3つめのストップでは、ペトラの方向を示すらしい壁画を見ることができた。たくさんのラクダが一つの方角を向いて旅している絵柄。大昔の交通標識といったところだろうか。この壁画の前にはラクダがたくさんいて、ラクダに乗っていくツアーもあるみたいだった。僕らはここで集合写真を撮ったんだけど、僕はカフィーヤを口元から外すのを忘れてしまって、どこにいるのかわからない写真になってしまった。トラックに乗っていても砂ぼこりなんて全然なかったし、カフィーヤを口元まで巻くのは太陽の光を遮るのが大きな目的らしいので、ここら辺で外しておけばよかったなぁ。 ![]() ペトラの方向を向いているらしい ![]() ラクダに乗るツアーもあるのかな ![]() ツアー客全員で記念撮影! Mazayen Rum Campに帰る道中では日が傾いてきて影が伸びて、またさっきとは別の趣の風景が見える。天気も良かったし、素晴らしい景色をとことん堪能できたし、この四駆ツアー、本当に最高だった! ![]() 本当に素晴らしい景色 ![]() 最高の四駆ツアーだった! トラックから降りてドライバーに一人$2のチップ(Fahadからこの金額を言われた)を渡した後は、バスに乗り込んでそれぞれのキャンプに向かう。Rum Oasis Luxury Campで何人か降ろした後は、僕らの泊まるHasan Zawaideh Campに到着。そびえ立つ岩山のすぐ脇にあって結構いい雰囲気なんだけど、僕らのキャビンに入って見るとなんかちょっと安っぽさが…。鍵をかけないとドアが閉まらないし、ベッドも柔らかすぎて微妙な感じだし。まぁここに泊まるのは一晩だけなので、細かいところは目をつむるとしよう。 ![]() 僕らのキャンプは岩山のすぐ横にある ![]() ちょっと安っぽい感じだけど、一晩だけだから… ディナーは19時から。その前にショーがあるというので15分ほど前に行ってみると、たき火の周りに座れるようになっていて、生演奏で歌ってくれている。ヨルダンの民族音楽をもっと今風にした感じの曲で、僕は結構好きだったな。歌のクオリティも文句なしだったし。しばらくそこで歌を聴いていたら、そのエリアの横の奥の方が騒がしい感じ? ちょっと行ってみると、地面を掘り起こして砂の中から調理された料理を運び出すところだった。あー、これが砂の中で蒸し焼きにするっていうベドウィン料理か! 来る前に見たヨルダンの動画でやってたなぁ。鉄の調理器具に鶏肉がたくさん置いてあって、こんがりと焼けていてとても美味しそう。でも、これをやるのに何のアナウンスもないってのがビックリした。気づかなかったら料理を取り出すところを見ることができなかったぞ。 ![]() 月を見ながらたき火の周りで音楽を楽しむ ![]() 歌も演奏もとても良かった ![]() 地面から掘り出されたばかりのチキン この後はいつものようにビュッフェ形式。さっき見た鶏肉は、目の前でカットして皿の上に置いてくれる。鶏肉とは別にポテトも砂の中で調理していたみたいで、チキンもポテトもとても軟らかくて美味しかった。他の料理はまあまあだったけど。 ![]() 長時間蒸し焼きにされたチキンはとても軟らかい 食事の後は、オプショナルツアーの“Wadi Rum Stargazing Experience”というものに申し込んである。これは砂漠で星を眺めるツアー。参加者は何台かの車に分かれて星を見る場所に向かうんだけど、これが僕らのキャンプのすぐそばだったのでちょっと拍子抜け。もっと砂漠のど真ん中で星を見るのを期待してたのにな。 まず最初にみんなプロジェクターのある部屋に入れられて、10分ほどの紹介ビデオを見る。星を見ながら解説してくれたり、5つの望遠鏡を使って実際の星を見ることができるらしい。20人以上と結構な人数だったので半分半分に分かれて、僕らは最初に星を見ながら解説を聞くグループ、もう一つは最初に望遠鏡を見るグループになった。 星を見るエリアには、キャンプから出ている地平線近くの光を防ぐための囲いがしてあった。ここから星は結構たくさん見えるけど、想像していたような満天の星空というわけじゃないな。解説員は緑色のレーザーを使って星を指しながら説明してくれるんだけど、レーザー光線がくっきりと空中で見えることに驚いた。普通不純物がない空気中では光線は見えないんだけど、ここでは緑色の線がはっきりと見える。砂漠ということもあって、空気中には目に見えない粒子が飛んでるんだろうな。クイズを交えながら、木星、土星、ベガ、デネブなんかを指して教えてくれた後は、カシオペアから北極星を見つける方法を話してくれたり、プレアデス星団の中にいくつ星が見えるかってのをみんなで競ったりした。僕は2つか3つはっきりと見えただけで、その他はボヤッとした雲のようにしか見えなかったけど、若い人たちはもっとちゃんと見えていたらしい。 ![]() スマホの写真ではこのくらいが限度 30分くらい夜空を見上げて星を見た後は別のグループと交代して、今度は望遠鏡のエリアに移動する。小さめだけど結構本格的な望遠鏡が5つあって、全部地球の自転による動きを補正するモーターがついている。それぞれの望遠鏡で見えたのは、木星、土星、月、何かの星団と、プレアデス星団。惑星はかなり小さくしか見えなかったけど、木星はうっすらと縞々が見えたし、土星のリングもはっきりと見えた。僕は初めてオーストラリアに行った時に大きな望遠鏡で星を見せてもらった経験があるけど、他の人たちは初めてだったみたいで、「土星のリングが見えるー!」とか感動の声を上げていた。 想像していたツアーとはちょっと違ったけど、他の人たちの反応も面白かったんで、結構よかったと思う。最後には集合写真を撮ってくれたんだけど、フラッシュを焚くもんだから目がチカチカになってしまった(笑)。 ![]() みんなで記念撮影 この後はまた何台かの車に分かれてキャンプに戻り、すぐにベッドに入った。今日も盛りだくさんの一日で楽しかった!
by alexsea
| 2022-11-02 00:00
| 旅行記
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