![]() From Seattle, WA, USA
by Alex プロフィール
シアトル在住のAlexです。
ソフトウェアデベロッパーをやっていましたが現在は休憩中。日本にいるときには役者をやってたりしました。歌ったり踊ったり、食べたり飲んだりが大好きです。 ● 詳しいプロフィール ● 旅行記メニュー (個人的に連絡を取りたい方は、メールアドレスの入ったメッセージを非公開コメントとして残していただけると嬉しいです) カテゴリ
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ヨルダン&エジプト2022: ヨルダンのクナーフェ、エジプトのコシャリ
今日はヨルダン最終日で、エジプトへの移動日。14:30の空港へのピックアップまでフリーなので、それまでダウンタウンの観光をしようと決めていた。
ちょっとゆっくりと起きて、9時ごろ軽い朝食を済ませた後、荷造りをしてチェックアウト。フロントに荷物を預かっておいてもらう。荷造りをしている最中に気づいたんだけど、部屋に何かの方向を示すようなステッカーが貼ってあるんだよね。イスラム教のお祈りの時にはメッカの方向を向かなきゃいけないので、そのためのものなんだろう。やっぱりイスラム圏だなぁ。逆にイスラム圏にいない敬虔なイスラム信者は、どうやってお祈りの方向を割り出しているんだろう? 今だったらそういうアプリとかもあるのかもしれないな。 ![]() 遅めなので軽めの朝食 ![]() 部屋に貼ってあった祈る方向を示すステッカー 11時くらいにUberで車を呼んで、アル・フセイニ・モスク(Al-Husseiny Mosque)まで行ってもらう。ダウンタウンに入ると同時にかなり渋滞していたので、途中で車を降りて歩いた方が早かった。モスクを見学しに入ろうと思ったんだけど、入口のところで大掛かりな改修工事をやっているみたいで、なんだか入れないような雰囲気? 仕方ないので、残念だけどここはパスすることにした。 ![]() アル・フセイニ・モスクには入れないような? ![]() 結構雑多なアンマンのダウンタウン。 雑多なところがいい感じ 次は、僕らの今日のメインイベントとも言っていいくらいの場所、ハビーバ(Habibah)まで歩いていく。ハビーバは、ヨルダンで国民的に愛されているらしいデザート、『クナーフェ(Knafeh) 』で有名な店。クナーフェとは、チーズをローズウォーターで香りづけして溶かしたものを、セモリナ粉の生地の上にかけ、シロップをかけて加熱したものとのこと。ヨルダンにいる間に絶対に食べてみたかったんだけど、最終日までチャンスがなかったんだよな。車がバンバン通るのに信号があまりないので道を渡るのに一苦労だったけど、地元の人が渡っているのを見つけてその後をついていくことでなんとか渡れた。 ![]() ハビーバのマークは特徴があるのですぐ見つけられる 店の中に入ってすぐのところに、大きな丸い皿に茶色いものが乗っているのが見えた。あれがクナーフェなんだな! レジのところで注文している人がいたので、その人の後に「ここで食べられる?」と英語で聞いたら、2階を指差して「ここで食べるんだったら上で注文して」と言われた。どういうシステムかわからなかったから、ちょっと安心した。 ![]() あれがクナーフェなのかな? 2階に行くと、なんとなくマクドナルドの2階席みたいに、たくさんテーブルが並んでる。そのうちの一つに座ると、サーバーが注文を取りにきてくれた。クナーフェを食べたいと言うと、スムーズとクランチーと2種類あるけどどちらにするか聞かれたので、僕は両方貰うことにした。クナーフェに種類があるなんて、ガイドブックにも書いてなかったな。 発泡スチロールのような皿に乗って、色の薄いクランチーと、色の濃いスムーズのクナーフェが出てきた。プラスチックのスプーンで下のチーズごとすくって口に入れる。シロップがかかっているせいですごく甘いんだけど、チーズの味と微妙によく合ってとてもいい感じ。クランチーは上の黄色い場所がカリカリしているけど、スムーズの方はもうちょっとしっとりしている感じ。風味も少しだけ違うみたいで、スムーズの方は生地にシロップがたくさん染みこんでいるせいか、クランチーよりも甘く感じた。どちらもとても美味しかったけど、これは全部食べられないよ! カロリーが高いだけじゃなくて結構どっしりとした味なので、お腹にたまる感じがする。この後はFahadが勧めていたHashemという近くのレストランでフムスかファラフェルでも食べようかと思ってたんだけど、クナーフェだけでお腹いっぱいになってしまったのでパスすることにした。でもクナーフェを体験できてよかった! ![]() 色の薄いのがクランチー、色の濃いのがスムーズのクナーフェ ![]() すごく甘いけど、とろりとしたチーズの味と合って美味しい! この後はまた大通りを走る車を避けるようにして渡って、裏通りの長い階段を上り、おしゃれなカフェやレストランがあるらしいレインボー通り(Rainbow Street)に向かう。でもレインボー通りが高台にあるとは知らなかった! このことを知っていたら、Uberでレインボー通りの端で降ろしてもらって、通りを観光した後、階段を下りてハビーバに行っていたのにな。その方がずっと楽だ。でもまぁクナーフェで取り入れたカロリーを消費するのにピッタリだ!と自分に言い聞かせながら、長い階段を上った。 ![]() レインボー通りへの長い階段 レインボー通りは高級住宅街的な静かな雰囲気で、確かに「絵になる」レストランやカフェはいくつかある。でも、なーんか物足りないんだよなぁ。地のアンマンを感じたいんだったら、ダウンタウンの喧騒の中を歩きまわっていた方がよかったかもしれない。途中でアザーンの声が近くのモスクから流れてきてとてもいい雰囲気だったんだけど、ここレインボー通りは来なくてもよかったんじゃないかと思った。 ![]() 確かに綺麗なんだけど ![]() なんかちょっと落ち着きすぎてる感じ ![]() こういう「映える」場所もあるけど、 個人的にはダウンタウンの方が好きだったかな レインボー通りの逆の端でUberを呼んでホテルに戻り、少しロビーで時間つぶしをして、空港へ向かうバンに乗り込んだ。 ここまでは順調だったんだけど、空港に着いてバンを降りた時、他の車に乗っていた別グループのツアー客が倒れてしまったらしい。線の細い50台くらいのアジア人の女性。あれ、あの人、シアトルからロンドンへの便で、僕の列の窓際に座ってた人じゃないかな? 僕は通路側の席だったんだけど、彼女が何度も何度もトイレに行くのでその度に通してあげなきゃいけなくて、でも全然悪びれた様子も“Thanks”の一言もなかったので、なんだかなぁって思ってたんだ。なんでも彼女はアンマンに到着した時にロストバッゲージになってしまった人の一人で、その心労からホテルから一歩も出られなかったということを聞いた。可哀想だとは思ったけど、ロストバッゲージになったくらいでそこまでなる?? 海外旅行が初めての人だったんだろうか? 運よくツアー客の一人に医者がいたらしく、彼女の面倒を見てあげていた。僕らは何もすることがなく、その場でウロウロするばかり。ツアー会社の世話係に、僕らにはやることがないから自分たちでチェックインしていいか聞くと、彼が全員の面倒を見るから待っていてほしいと言われた。Koreyはこの空港のラウンジを使えるクレジットカードを持っているので、何もすることができない僕らがここで待っているよりも先に進ませてくれた方がいいのに…。 結局誰かが空港の中から荷物のカートを持ってきて、それに荷物を乗せで彼女をその上に座らせることで、即席車椅子を作ったみたい。僕らはその間20分ほど、何もできずに待つことになってしまった。 みんなで空港の中に入ったのはいいんだけど、チェックインには結構人が並んでる。Koreyはマイレージのステータスで別の列からチェックインができるので、それを世話係に言うと明らかにウザそうに「じゃあそっち行っていいよ!」と応えられた。あのさー、ツアーには旅慣れていない人もいるから世話係の重要性はわかるけど、旅に慣れている人や列をスキップできる人まで一緒に行動する必要はないでしょ? もしかしたら彼は最後にチップを貰えることを期待していて、だからみんなをひとくくりにして行動させたかったのかもしれないけど、なんだかこれでヨルダンの旅行会社の印象が一気に悪くなった気がした。 この後僕らは、Koreyのステータスのお陰で全く並んでいない場所でチェックインできて、全く並んでいない別のセキュリティを通り抜けて、ラウンジで出発まで過ごすことにした。最初からそれを許してくれていればもっとラウンジで時間があったんだろうけど、この時点で搭乗時間までは30分ちょっとしかなかったので、ラウンジでは無料の食事をして一息つくだけの時間しかなかった。この食事が結構美味しかったからよかった。 飛行機は予定通り17:55に出発。エジプトのカイロまではたった1時間35分の旅だったんだけど、飛行機の中で無料のサンドイッチが配られたのには驚いた。ロンドンからアンマンまでのブリティッシュ・エアウェイズの5時間の旅は、食事はお金を出して買う必要があったのに。ロイヤル・ヨルダン航空、サービスがいいかも! カイロの空港に着いたら、パスポートコントロールを抜ける前に、ツアー会社の世話係の人Minaが出迎えてくれた。エジプトのビザを買うのに$25の現金が必要だというのはツアーの旅程表に書いてあったので、ちゃんとお釣りがいらないように現金で$25を用意しておいたんだ。でもそういうのを読んでいない人がたくさんいるみたいで、その人たちはクレジットカードも使える列に並ばなきゃいけなくて、結構時間がかかってたみたいだった。ビザを買ってからはパスポートコントロールに並んで、すんなりと入国できた。僕の係の人は女性だったんだけど、すっごく面倒そうに仕事をしていたので、心の中で苦笑してしまった。 ![]() 窓口で$25を払うとビザのシールをくれる 空港からは大型バスに乗って、カイロ中心部のホテルに向かう。カイロは交通渋滞が激しいと聞いていたので覚悟してたんだけど、40分ほどですんなりホテルに到着して驚いた。あ、今日は土曜だからまだ週末か! ![]() 初めて見るカイロの風景 ホテルRamses Hiltonに到着したのは20時半頃なんだけど、実はこれからが大変で、いくつものツアーグループが同時刻に到着したらしくロビーは満員電車状態! ツアー会社の世話係の人がチェックインしてくれるんだけど、あまりにも混雑していて、5分間隔くらいに1人か2人のチェックインができるってレベル。僕らはリストの最後の方らしく、かなり待たなきゃいけなかった。その間にエレベーターの列もどんどん長くなっていって、このままではいつ部屋に入れるのかわからない雰囲気になっていたので、チェックインを待たずにエレベーターの列に並んでしまうことにした。運が良ければエレベーターに到達する前に僕らのチェックインが完了するだろう。 ![]() こんなにごった返しているホテルのフロントは見たことない 予想は的中。エレベーターまであと10人ほどくらいのところで、僕らの名前が呼ばれてカードキーを渡された。結局部屋に入ることができたのは21:45。ホテルに到着してから1時間以上もかかったことになる。これはかなり頭に来た。ホテル側としてはどれくらいの客がいつ到着するかわかってるはずなので、それに対処できないわけがない。後で聞いてみると、世話係の人もこんな状況は初めてで、彼自身もこのホテルのフロントで働いていたことがあるので、なぜこんなことになったのかわからないと嘆いていた。 ![]() 古めだけど、なかなの部屋 でもまぁ悪いこともあれば良いこともある。このホテルは結構年季が入っていてあまり綺麗ではないんだけど、僕らの部屋からはナイル川と夜景が見えてすごく綺麗! 今まで結構宿泊関係は外れくじを引いてきた感じだったんで、この部屋からの眺めには感動した。 ![]() バルコニーからの景色がスゴイ! ![]() でもすぐ横は工事現場だったりするんだけど でもゆっくりしてはいられない。今夜はまだやることがあるんだ。エジプトのことを調べているうちに、国民食とも言えるらしい『コシャリ(Koshary)』のことを学んだ。米、パスタ、ヒヨコ豆、レンズ豆をミックスして、揚げた玉ねぎとトマトソースをかけた料理。エジプトのファーストフードの一つで、とても人気があるとのこと。これをエジプトにいるうちに、ぜひ食べておきたかった。でも旅程を見ると、確実にレストランに行って食べることができるのは今夜しかない。23:45まで開いているので、今から行けばまだ間に合う! レストランまでは歩いても15分ほどの距離だけど、ホテルの周りは大通りばかりで、ものすごい量の車が走ってるし歩行者用の信号もない。そういう場所を歩く自信がなかったので、確実に行けるUberに頼ることにした。 レストランAbou Tarekは、コシャリではとても有名な店。この辺りの道は結構複雑そうで、車でも15分くらいはかかった気がする。きらびやかなネオンの店に入ると、結構空いていてちょっとビックリ。外国人観光客には慣れているみたいで、すぐに席に通されてコシャリを注文した。ほとんどすぐにコシャリの皿が運ばれてきて、別の皿にヒヨコ豆と揚げた玉ねぎ、トマトソースの器が乗ってきた。サーバーはそのトマトソースに酢らしくものを入れて、「スパイシー?」と聞かれたので頷くと赤いソースを入れ、その後トマトソースの器にレモンを絞って入れ……ようとしてたんだけど、手が器に当たってトマトソースがテーブルの上にこぼれてしまう。サーバーはひたすら謝って別のトマトソースを持ってきて同じことを繰り返したんだけど、今度はレモンが滑ってどこかに飛んで行ってしまった。彼は「ごめんなさい、疲れてるから…」と言いながら謝って、トマトソースを僕のコシャリの上にかけ、最後には揚げた玉ねぎを塩振りおじさん(Salt Bae)のようにかけてくれて(笑)、ようやく出来上がり! ![]() Abou Tarekの建物はギラギラしてる ![]() 塩振りおじさんを真似して玉ねぎをかけてくれた ![]() 個人的なツボにはまる味! とにかく色々なものが入っているけど、かき混ぜて口の中に入れると……美味しい! こりゃいいや! 揚げた玉ねぎの香ばしい匂いにシャリシャリする食感、それとピリ辛のトマトソースが食材に絡んで、今まで経験したことがないような味と食感が口の中に広がる。決して洗練された味ではないけど、日本のラーメンとか、アメリカのハンバーガーとか、そういう親しみやすさを感じる味だった。コシャリの店だけでもかなりの数があると聞いているし、それぞれの店にはそれぞれの流儀や味付けがあるらしい。なるほど、これがエジプトの国民食か。毎日とは言わないけど、一週間に一度は食べたくなる感じの味だな。食べているうちに空いていた席がどんどん埋まってきて、店を出る頃には地元の人でいっぱいになっていた。 ![]() 材料を混ぜ合わせていくのが見えて楽しい いやー、結構疲れてたけど、これを食べに出てきてよかった。今日はヨルダンの国民食とエジプトの国民食、2つとも味わえたことになるので、すごくハッピーだ。店の前でまたUberを使って車を呼んで、ホテルに帰ってすぐにベッドに入った。明日はいよいよピラミッドの観光。7:30にはピックアップなので、早起きして朝食もしっかり食べておかないと!
by alexsea
| 2022-11-05 00:00
| 旅行記
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