From Seattle, WA, USA
by Alex
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シアトル在住のAlexです。
ソフトウェアデベロッパーをやっていましたが現在は休憩中。日本にいるときには役者をやってたりしました。歌ったり踊ったり、食べたり飲んだりが大好きです。

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ヨルダン&エジプト2022: ルクソールに飛んでクルーズ船へ

朝2:15に起床。3:15にはロビーに降りてチェックアウトを済ませて3:45のピックアップを待っていた。手さげ袋に入った朝食を用意しておいてくれたので、バスに入ってすぐに食べることにした。ロールパンにハムやチーズが挟まったサンドイッチだった…と思う。いつもならこういうのはちゃんと写真に残しておくのに、何も撮ってないっていうのはやっぱり疲れていたんだなぁ(笑)。

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朝食の紙袋。
簡易朝食だとはいえ、食べられるのはありがたい

カイロの空港で何度もセキュリティチェックを通り抜け、ルクソール(Luxor)行きの国内便に乗り込む。席はランダムに振り分けられてしまっているようで、カップルで参加した人も別々の席になっていた。でもまあたった1時間のフライトだし、僕は窓側の席に座れたのでよかった。搭乗してからは安心したのか眠気が襲ってきて、6:30に飛行機が飛び立ってからもずっとウトウトしてた。途中で目が覚めて外を見ると、薄茶色の砂か岩でできた奇妙な渓谷の景色が広がっている。人が住んでいる気配は全くなく、まるで別の惑星の表面を見ているかのようで、ちょっと興奮して眠気が吹き飛んだ。

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地上にはとても奇妙な風景が広がっている

ルクソールが近づくとナイル川が見えて、その両岸だけ緑が広がっているのが見える。やっぱり水のある所には緑が広がるものなんだなぁ。ルクソールには7:30に到着。それからすぐにバスに乗って、今日の観光が始まる予定。

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ナイル川の両側だけが緑色

そうそう、一昨日ヨルダンからカイロに到着してバスに乗った時にも言われたんだけど、バスの最前列は警備員のために空けておかなければいけないことになっている。これはカイロだけじゃなくてルクソールでも一緒で、軽武装(上着の下に銃を持ってる)した警備員がバスに乗り込んで、僕らを警護しなければいけないらしい。紹介があるわけでもないく、気がついたらいつの間にか乗っていた感じだったんだけど、万が一何かが起こった時に僕らを守ってくれる人がいるのは嬉しい。それと同時に、いまだにそういうことを気にしなければいけない治安の悪さに、ちょっと悲しくなったりした。

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途中バスは水のない川のような場所を通過。
両側の台の上には、いくつかスフィンクスがあった

カルナック神殿(Temple of Karnak)に到着したのは9時頃。強い日差しが照りつける中、ガイドのMenaについてスフィンクス参道を抜けていく。このカルナック神殿は、エジプトでも最大級の神殿らしい。入口の前にスフィンクスがズラッと並ぶ姿は壮観そのもの。スフィンクス参道の後の門の壁は圧倒的な大きさと重量感で、いかにここが重要な場所だったかを物語っているようだった。

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カルナック神殿の入口にはスフィンクスがズラッと並ぶ

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とても大きな門を通り抜ける

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全てがデカい!

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ラムセス2世の巨像

カルナック神殿での目玉と言えるのは、大列柱室かもしれない。ヒエログリフや絵が刻み込まれた高さ15~21mにもなる巨大な柱が100本以上立ち並んでいるのを見ると、なんだか違う世界に入ってしまったかのように感じる。ここは当時は石の天井で覆われていたらしい。天井だった場所にもヒエログリフが刻み込まれているのがはっきりと見える。驚いたのは、昔の色が残っている箇所がたくさんあること。当時はもっと色鮮やかで綺麗だったに違いない。どんな感じだったんだろうなぁ。

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大列柱室の巨大な柱たち

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とにかくその迫力に圧倒されっぱなしだった

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天井だった場所にはヒエログリフが綺麗に残っている

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壁にもたくさんの物語が描かれている

一通りMenaから説明を聞いた後は、しばらく自由行動になった。雲一つない空からじりじりと熱い太陽が照りつけていて結構疲れてしまったので、聖なる池の前のレストハウスで飲み物を買ってちょっと休憩。やっぱりエジプトは11月でもかなり暑いや!

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強い日差しを逃れるためにレストハウスで一息

その後は近くのスカラベの大石像へ。さっきMenaから聞いたけど、ここで願い事を思い浮かべながら反時計回りに7周すると願いが叶うと言われているらしい。でもなんかこれ、昔からの言い伝えというよりも、後からとってつけたもののような気がするなぁ。みんな真剣に歩いているので、僕も7周歩いてみることにした。思い浮かべた願い事は、『世界平和』。なんかすごくベタな願い事だけど、あちこちで戦争やテロが起こっている今の時代、世界が平和でいてくれなきゃ僕の大好きな旅行ができなくなる。これは結構切実な願いだった。

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スカラベ大石像の周りを回る人たち。
どんな願いを思い浮かべているんだろう

遺跡で過ごした時間は約2時間ほど。素晴らしい神殿だったけど、かなり暑くなってきているので、冷房の効いているバスに戻った時にはホッとした。

この後はなぜか香水の店に連れていかれて、様々な香りを嗅がされた。香水は結構好きな方で、色々な種類があって面白かったんだけど、すぐに香りが褪せてしまいそうなクオリティだと感じたので、買おうとは微塵にも思わなかった。買っている人もいたみたいだけど、後で後悔しないといいんだけどな。まぁ記念っていうレベルで考えると、それでもいいのかもしれない。この香水の店の隣は肉屋らしく、皮をはいだ動物の肉が軒先に吊るされていた。こういう現地の生活に密着した店を見る方が、僕としては面白いんだけどなぁ。現地の人たちが実際に利用する市場のツアーとかがあったら最高だったと思う。

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香水の店で様々なサンプルを嗅いでみる

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肉屋の軒先に吊るされた…たぶん羊肉?

この時点で時間はもう12時過ぎ。これからNile Questというクルーズ船にチェックインして、船でランチを食べるらしい。

ルクソールはナイル川クルーズの開始地点または終了地点なので、本当にたくさんの船がルクソール神殿の近くにまとめて停泊している。面白かったのが、クルーズ船は縦一列に並んでいるだけじゃなくて、横にも二重三重になって泊まっていること。僕らの船は別の船Chateau Laffayetteの向こう側に泊まっていたので、Chateau Laffayetteのロビーを横切って行くことになる。こういうことができるように、どの船も出入口は同じような場所に設計されているんだろうな。

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僕らの乗るNile Questには、
この違う船の中を通り抜けていかなければいけない

Nile Questの船は想像していたよりも綺麗だったので安心した。ここがこれから僕らが4泊する場所になる。そのままレストランに向かってビュッフェ形式のランチを食べている間にMenaがチェックインを済ませてくれて、カードキーをテーブルまで持ってきてくれた。

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結構綺麗なフロントエリア

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昼食のビュッフェもなかなかのクオリティ

僕らの部屋は少しだけ古めかしい感じはするものの結構広く、僕が過去に経験した巨大クルーズ船と比べてもあまり大差ない感じ。……ただ、床が板張りなんだけど、なんだか濡れてるんだよね。掃除でモップがけして、まだ乾ききってないだけなのかと最初は思ったんだけど、靴で踏むと下の方から水がにじみ出してくるみたい。ずっと濡れたままの床の部屋で過ごすのもイヤなのでフロントに相談すると、すぐに見に来てくれた。最終的には3~4人見に来て調査してたんだけど、壁の中のエアコンの水滴を排除するホースが外れかけていたか何かで、それが壁を伝って床を濡らしていたらしい。直してくれたらしいんだけど、まだ床が乾くまでには時間がかかりそうなので、大きなタオルを何枚か床に敷いてもらった。

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綺麗な部屋だと思ったんだけど、色々な問題が…

この後は17時にルクソール神殿に行くまでフリーなので、僕は昼寝することにした。……んだけど、床の水のせいか、ベッドや布団までじっとりと湿っている気がして気持ちが悪い。それにさっきまではちゃんとエアコンが効いていたはずなのに、出てくる風はあまり冷たくない。さっきエアコンの問題を「直した」時に、エアコン自体が動作しなくなるようなことをしてくれちゃった?? 床の水はいまだにタオルを通して染み出してきてるし、エアコンは効かなくなってるしで、部屋はまるで湿地帯のような気持ち悪さになってしまった。これから4日間ゆっくりと快適な生活ができることを期待してたのに、こんなに場所で4泊もするなんて絶対に無理だ! またフロントに苦情を言ったんだけど、クルーズ船は満杯で他のキャビンに移ることは不可能だとのこと。エアコンも水漏れも直してくれるらしいけど、もう本当に今回のツアーは宿泊関係でアンラッキーなことが多すぎるよ…。

17時になったら、ルクソール神殿(Temple of Luxor)の観光に出発。ルクソール神殿は目の前だから歩いて行くのかと思いきや、ちゃんとバスに乗って行くらしい。後で誰かがそのことを聞いたら、やっぱり治安上の問題らしい。ルクソールの町は治安がすごく悪いということはないんだけど、警備員が見張れる分、近い場所でもバスで移動する方が安全だからとのこと。普通に観光しているだけでは治安やテロの問題は感じられないだけに、そういう話を聞くと現実に引き戻される感じがする。

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日が沈んだ後、ルクソール神殿に向かう

日が暮れた後、照明に浮かび上がるルクソール神殿はまるで別世界だ。昼間のカルナック神殿よりもミステリアスで、過去と現在を繋ぐ特別な空間のようにも感じられた。ラムセス2世像が並ぶ第1塔門の前には、豪華なオベリスクが立っている。以前は道を挟んだ向かい側にもう1本オベリスクが立っていたらしいけど、それはパリのコンコルド広場に移動させられたらしい。コンコルド広場には何度も行ったことがあるけど、まさかその相棒をここで見れるなんて思わなかった!

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このオベリスクの相棒をパリで見ていたとは!

門を抜けるとラムセス2世の中庭がある。ここには13世紀に建てられたモスクがあって、現在でも使われているらしい。そういえばエジプトに来る前に色々と関連する動画を見ていたんだけど、その一つにこのモスクを訪れて、モスク側からルクソール神殿を見ていたやつがあった。モスクから見下ろす神殿はとても綺麗だと言っていたなぁ。自分で来たんだったらそういうこともできるけど、今回は残念だけどちょっと無理だ。

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ルクソール神殿の中からはモスクのミナレットが見える

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ラムセス2世の中庭には巨大な像がいくつも

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ラムセス2世の座像

そこを抜けると、巨大な柱が道の両側に立ち並ぶ大列柱廊がある。今朝のカルナック神殿の列柱もすごかったけど、ここのもかなり迫力がある。そこを抜けると、アメンヘテプ3世の中庭。ここにも中庭を囲むようにして、64本の柱が立てられている。中庭の柱の一番上は花が閉じたつぼみの状態のデザインで、さっきの大列柱廊の柱は花が開いた状態。同じ神殿なのに、別のデザインの柱が立てられているっていうのは面白い。

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大列柱廊の柱の上は、花が開いた状態

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アメンヘテプ3世の中庭から振り返って大列柱廊を見るとこんな感じ

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アメンヘテプ3世の中庭の柱は、つぼみが閉じたデザイン

この奥はローマ皇帝を崇拝するためにローマ時代に改造された場所で、ローマ風の円形ドームやクリント様式の柱があって、すぐ前の列柱室とは対照的。ローマ時代の服を着た人々が描かれたフレスコ画も見つけることができた。

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ローマ風のドームと柱

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ローマ的な人々のフレスコ画も

一番奥からは神殿のすぐ外側に抜けることができて、ここから入口の方に向かうことができる。発掘された壁や柱の一部が、博物館の中みたいに置かれていた。神殿の中は人でいっぱいだったのに、すぐ外側はとても静か。喧騒を逃れてホッと一息って感じだった。

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神殿のすぐ外側はとても静か

でも本当に、照明があるのとないのとでは感じ方が全然違う。夜のルクソール神殿がとても綺麗だったので、夜のカルナック神殿も素晴らしいんだろうなぁ。この神殿が建てられた当時はロウソクや松明のようなもので照らしていたんだろうか、それとも神殿は主に昼間のためのものだったんだろうか。そう考えると、綺麗に照明を使ってある現代の遺跡を見られたというのが、とても特別なことのように感じた。

約2時間の観光の後は、クルーズ船に戻って夕食。明日もルクソールで観光があるので、ここに停泊したまま船の中に泊まることになる。船の食事はビュッフェだけどかなりのセレクションがあって、なかなか美味しかった。

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ビュッフェはなかなかのセレクションで美味しい

でも部屋に戻ると、床のタオルはぐしょぐしょに濡れているし、エアコンの風も冷たくないまま。これからここで4日間も過ごすなんて想像できない。落胆とストレスで、片頭痛が始まってしまったほど。普段はよほどのことがない限り苦情は言わない方なんだけど、今回は別。ガイドのMenaを探して、こんな部屋ではとても4日間も過ごせないと伝えた。なんで僕たちだけがこんな待遇を受けなきゃいけないんだ! 他に空き部屋は全くないけど、船のマネージャーが一人部屋を持っているから、そこと交換するのはどうかとMenaが提案してきた。その部屋を見に行ってみたんだけど、ベッドが一つしかない上に、なんだか変な匂いがした(禁煙のはずだけど、煙草の煙が染みついたような感じ?)ので、そこは却下。エアコンとびしょびしょの床をどうにかしてくれと強く言うと、すぐにクルーズ側に伝えて対処すると約束してくれた。

湿地帯のような部屋に一度戻って頭痛薬を飲んだ後は、エアコンを直してくれている間、船の階段の近くにあるソファに横になって片頭痛が治ることを祈っていた。しばらくするとMenaがエアコンは直ったことを伝えにきてくれた。濡れた床のことは今は対処できないので、床のタオルだけ替えて、明日僕らが観光に出ている間になんとかすると約束してくれた。部屋に戻ってみると、ちゃんとエアコンからは冷風が出ていて安心したけど、本当に明日にはこの床も直るんだろうかっていう疑問はあったけどね。

今朝空港からカルナック神殿に行くバスの中で、オプションで明日の朝に気球に乗るツアーがあることを知った。僕はトルコのカッパドキアで気球に乗って感動したけど、Koreyは気球を体験したことがないらしいので、参加することにした。フロントの所に貼りだされている明日の予定表を見ると、気球に行く人たちは朝4時にモーニングコールが来て、4:20にはピックアップされるらしい。朝が超早いのが毎日続くけど、このオプションは自分で選んだんだから仕方がない。

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フロントに貼りだされた明日の予定表。
4時起きはツライー!

船の一番上のデッキからルクソールの夜景をしばらく見た後は、部屋もいい具合に冷えてきたので寝ることにした。エアコンの冷気のせいで湿気はそれほど感じないけど、明日にはこれが全部解決しますように! 21時にはベッドに入ったんじゃないかな。

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ルクソールの夜景

by alexsea | 2022-11-07 00:00 | 旅行記 | Comments(0)
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