
11歳の時から友達だった、声優の松野太紀くんが亡くなったとの知らせを受けた。彼とは去年の8月に日本で会ったばかりで、いまだに信じられない。ただ茫然とする自分がいる。
彼と最初に会ったのは、映画『ダウンタウン物語』の吹き替え。確か、今はもうない東京タワーのすぐ近くのシネビームというスタジオだった。キャストがほとんど子供ということで、スタジオがとても騒がしかったことをはっきりと覚えてる。彼は違う劇団だったけど、同年代ということもあったし、彼の持ち前のフレンドリーな明るさですぐに仲良くなった。時々電話で話したりしたよなぁ。
アニメ『十五少年漂流記』でも久しぶりに共演。その後は三ツ矢雄二さんの劇団プロジェクト・レヴューのミュージカルで、彼とは別グループキャストの同じ役を演らせてもらった。役の方向性がなかなか見つからなかった僕にとって、彼の自信に溢れた演技は本当に勉強になった。
ラジオ番組『アニメトピア』では同時期にセミレギュラーをやって、その番組の大阪のイベントで一緒にセーラー服を着させられたりした。僕はメイクのやり方は全然わからなかったんだけど、たっちゃんが慣れた手つきで全部やってくれて嬉しかったなぁ。僕は初めてのイベントという仕事で緊張していたんだけど、たっちゃんが「大丈夫だよー!」とリードしてくれたお陰で、楽しみながら舞台に立つことができた。
その後は僕は就職してアメリカに来てしまったのでなかなか会う機会がなかったんだけど、日本に行くときには連絡を取るようにしてた。5年前に行った時には2人でじっくり飲めて話せてすごく嬉しかったし、
去年の8月にも忙しいのに会ってくれて、おまけに三ツ矢さんにも連絡を取ってくれて、3人で笑い転げながら楽しく飲んだことは記憶に新しい。その後にもらった、「また遭えるのを楽しみにしています!! 気をつけて帰ってね~!!」というラインが最後になってしまった。
たっちゃんの明るさと優しさが本当に好きで、僕も彼のようになれたらいいなぁといつも思っていた。
たっちゃん、今まで本当にありがとう。仲良くしてくれてありがとう。心から冥福を祈っています。