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プロフィール
シアトル在住のAlexです。
ソフトウェアデベロッパーをやっていましたが現在は休憩中。日本にいるときには役者をやってたりしました。歌ったり踊ったり、食べたり飲んだりが大好きです。 ● 詳しいプロフィール ● 旅行記メニュー note: https://note.com/alexsea (個人的に連絡を取りたい方は、メールアドレスの入ったメッセージを非公開コメントとして残していただけると嬉しいです) カテゴリ
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スペイン2024: 感動のパラドール・デ・トレドからの日没
8時半頃、ホテルで朝食。窓からは旧市街とは反対方向の景色が見えて、とても綺麗だ。天気もいいし、この分だと午後にはパラドールからちゃんと日没が見れそうだな。朝食の後は、荷造りをしてチェックアウト。荷物を車に乗せて、駐車料金を17時くらいまで払っておくことにした。€4.20なり。
![]() いい景色を見ながらの朝食 今日はトレドの全開観光をする予定。運悪く月曜日なので、ほとんどの美術館や博物館は閉まっている。プランを立てている段階で、なんとか月曜以外にずらせないか考えてみたんだけど、そうするとかなり大きなスケジュールの変更をしなければならないので、諦めるしかなかった。スペインでは月曜日が休みなことが多いんだよね。まぁ閉まっている観光スポットで「絶対行きたかった!」って場所はないし、トレドには他にも見どころがたくさんあるのでよしとした。 まずはホテルから5分ほど歩いて、太陽の門(Puerta del Sol)を見た。これは13世紀に、城郭都市の入り口として建設されたものらしい。まるで鍵穴のように見える門は、強固なだけではなく、美術的にも素晴らしいと思う。 ![]() 太陽の門はとても綺麗 次はそこからすぐのクリスト・デ・ラ・ルス回教寺院(Mezquita del Cristo de la Luz)。実はトレドの観光スポットをリサーチしている時に、7つの教会や修道院に入れる腕輪のことを知った。全部月曜日でも開いているので今日の観光にピッタリだし、値段も3つ行けば元が取れてしまうのでかなりお得。ウェブサイトから買っておいたので、クリスト・デ・ラ・ルス回教寺院の入り口でそのコードを見せて、実際の腕輪に交換してもらった。この腕輪は7日間有効。何日にもまたがって使うことができるし、防水仕様になっているので着けたままシャワーにも入れる。まぁ僕らは今日1日で使い切ってしまう予定だけどね。一緒に貰った地図には腕輪で入れる場所が書いてあって、お勧めルートも記してあった。この道順って、今日僕が回ろうと思っていたルートと全く同じだ(笑)。 ![]() この腕輪で7つの教会や修道院に入れる ![]() 腕輪と一緒に貰える地図には、お勧めルートが 999年に建設されたクリスト・デ・ラ・ルス回教寺院は、トレドで一番古く、スペインでも一番古い建物の一つらしい。元々モスクとして建てられたものが、12世紀に教会になったとのこと。ヨーロッパあるあるな話だ。結構小さな建物で、あちこち修復された跡がある。上を向くと建物の構造が見えるけど、建築か歴史に興味がないとあまり面白い場所ではないかもしれない。 ![]() 歴史的、建築学的には面白いかな? ![]() 朝の旧市街 次はちょっと腕輪のルートから外れて、サンタ・クルス美術館(Museo de Santa Cruz)に向かうことにしよう。でもここでちょっと問題が発生。Google Mapsが示す道順で行こうと思ったら、道路が工事中で通れない! ここは昨日見た、世界一小さな窓とかに繋がる道だ。あの辺りも工事中だったけど、ここら辺は完全に通行不可能になってしまっているみたいだ。その向こうの道を行こうとするとかなりな大回りになってしまうので、ホテルの近くまで戻ってエスカレーターを使い、ソコドベール広場(Plaza de Zocodover)経由で行くしかなさそうだ。 ![]() 工事中で通れない! そんなこんなでサンタ・クルス美術館に到着したんだけど、入場料を払おうとしたら無料だとのこと。え、それは嬉しいけど、なんで? 回廊みたいなところや、昔のアズレージョや陶器なんかのコレクションが見れたけど、ここってエル・グレコとかの絵画もあるところじゃなかったっけ? 美術館を出る時に気がついた。本館への入り口が閉鎖されてるんだ。どうやら本館がリノベーション中で入れないので無料だったらしい。月曜日で他の美術館が開いていないので、これはちょっと痛かったな。 ![]() 回廊はとても綺麗 ![]() 数々のアズレージョも迫力があるけど ![]() 絵画はどこにあるの?? 次は昨日ライトアップされた外観を見ただけの、カテドラル(Santa Iglesia Catedral Primada de Toledo)へ。ここはトレドで必見らしいけど、なるほど、この豪華さは素晴らしい。そのスケールのデカさに、もしかしてこれってスペイン最大?と思いGoogleのAIに尋ねたら、他にもっと大きなカテドラルがあるみたい。祭壇や装飾も桁違いに綺麗だけど、ここには美術館のような場所もあって、エル・グレコやゴヤの作品も見ることができたのが嬉しかった。 ![]() カテドラルの高い高い天井 ![]() 美しさにため息が出る ![]() 何もかもスケールが大きい ![]() たくさんのアートも見れるので、まるで美術館のよう ![]() エル・グレコの絵が見れてよかった この後は、ロス・ヘスイタス教会(Iglesia de Los Jesuitas)。この教会はカテドラルに比べると質素で、その後だとちょっとつまらなく感じたけど、この教会の鐘楼には上ることができるらしい。Koreyは挑戦せずに待っているというので、僕だけ行ってきた。一番上まで到達して、塔の中から外を眺められるだけなのかなと思いきや、すぐ外の通路を伝って別の鐘楼にも行けることを発見。渡り通路からは何の障害もなく下界を眺められるので、すごく開放感があってよかった。 ![]() カテドラルを見た後だと質素に感じてしまう ![]() 鐘楼を繋ぐ通路から見えるトレドの景色 サルバドール教会(Iglesia del Salvador)は、ロス・ヘスイタス教会よりも小ぶり。でもこの教会の下と奥には遺跡のような場所が残っていて、発掘調査の場所みたいな感じだった。後で調べてみると、ここにはキリストの姿が彫られた、世界最古レベルの石碑のようなものがあったらしい。しまった、見逃した! ![]() まるでまだ発掘調査が進んでいるような感じの場所だった この時点でもう13時近かったので、近くのEl Café de las Monjasに入ってランチすることにしよう。ここでは簡単にサンドイッチとコーラを注文。団体ツアーのご用達の場所みたいで、僕らが席に着いてすぐ後に団体客でいっぱいになってしまった。タイミングがずれたら危なかったな。この店は尼僧が作るお菓子でも有名らしく(っていうか名前からして『尼僧のカフェ』だし)、ショーウィンドウには可愛い尼僧姿の人形がお菓子を作っていた。 ![]() お昼は簡単にサンドイッチで ![]() 尼僧が作るお菓子を売る場所でもある すぐ近くにあったのが、トレド名物のマザパン(Mazapan)の店、Obrador Santo Tomé。アーモンドから作られるお菓子は、特別な行事にも使われるらしい。ハロウィン翌日の諸聖人の日が近いので、その季節にしか食べられない『聖人の指』というお菓子を売っていたので買ってみた。まぁ美味しかったけど、甘い~! 典型的なマザパンで一番人気のヤツも食べてみたけど、そっちの方はアーモンドの香りがして、甘さも控えめで美味しかった。これはいいお茶うけになるだろうな。 ![]() 「聖人の指」は、この季節にしか食べられない ![]() これが一番人気のマザパンらしい。美味しかった! 観光再開。次のサント・トメ教会(Iglesia de Santo Tomé)では、入り口にあるエル・グレコの『オルガス伯の埋葬』(“El entierro del Conde de Orgaz”)という絵画が有名。さすがにこれは綺麗だったー。エル・グレコの絵画の特徴は縦長にデフォルメされた顔と人体だけど、個人的には彼の色使いや光の反射具合だと思ってる。10年前にニューヨークのメトロポリタン美術館でエル・グレコの作品を見た時に、初めて彼の絵画の特徴をじっくりと観察できた。彼のデフォルメが嫌いだという人もいるけど、僕はエル・グレコの色の使い方が大好きだ。 ![]() 『オルガス伯の埋葬』はとても綺麗 ![]() 腕輪で行ける観光スポットには、 地図に浮き彫り押印できるスタンプが置いてある 次はトレドのユダヤ人エリアの坂をずっと下って、サンタ・マリア・ラ・ブランカ教会(Sinagoga de Santa María La Blanca)へ。ここはコルドバのメスキータのようなアーチが並んでいる場所で、小さいながらに「おおっ」と思わせてくれる場所だった。 ![]() ユダヤ人エリアを示すプレートが地面に ![]() アーチがたくさん並んでいて壮観! サン・フアン・デ・ロス・レイエス修道院(San Juan de los Reyes)は回廊がとても綺麗な場所。最後にあった壁画は損傷が激しいけど、もしこれが修復されたらかなりの見所になると思うな。 ![]() 回廊は個人的に大好きだ ![]() 素晴らしい壁画は損傷が激しい 最後のレアル・コレヒオ・デ・ドンセラス・ノブレス(Real Colegio Doncellas Nobles)は昔の少女専用の学校で、「良き母になる」ことを重点に置いた場所だったらしい。教会も中にあるけど、それ以外にも学校らしい部屋もあって、今日訪れた他の場所とは一線を画する感じだった。 ![]() 他の観光スポットとはちょっと違う雰囲気 さて、これで7か所全てまわったぞ! ちょっとオーバーフロー気味だけど、トレドの町を歩きながら色々なことを学べたのがよかった。かなり疲れてしまったので、すぐ近くにあったCaqui's Barで休憩。地元の人しか来ないようなバルって感じで、飲み物を注文するだけで簡単なタパもついてきた。静かな通りでコーラ休憩っていうのは、とても癒される。 ![]() 地元の人しかいないような場所でコーラ休憩 この時点で15時近く。車に戻って、いよいよ次の宿に向かうことにしよう。 パラドール・デ・トレド(Parador de Toledo)までは車で10分ほど。パラドールはスペイン政府が経営している高級ホテルで、11年前にロンダに行った時にはそこのバーとレストランを利用した経験があるけど、泊まるのは今回が初めて。すごく高いことは知ってたんだけど、今回の旅を計画している時にちょっと調べてみると、トレドのパラドールには1泊€188.10で泊れてしまうことが判明した(もっと安い部屋もあるけど、そこからはトレドの景色が見えない)。€300以上はするんだと思ってたので、これにはとても驚いた。素晴らしい景色を楽しめるんだったら、この値段でもいいかも! ということで、トレドでは一晩だけパラドールに泊まることになったわけ。 チェックインして部屋に行って、まずしたことはバルコニーのチェック。うっわー、これはスゴイ! トレドのパラドールは「へ」の字型の建物なんだけど(「へ」の上側にトレド旧市街が見える)、「へ」の頂点の角部屋を貰えたので、バルコニーが他の部屋の倍以上ある。ここから見る景色がまた最高! トレドの旧市街を全て見渡せる感じで、想像以上に美しい。刻々と変わっていくトレドの日没時の風景を見ながらワインを飲んでリラックスっていう計画は、想像通り遂行できそうだ。 ![]() 部屋は普通に綺麗だけど… ![]() 大きなバルコニーからトレドの町が一望できる! 実はこの角部屋を貰えたのは運だけではない。トレドのパラドールのことを調べている時に、誰かのブログで「417号室の角部屋がベスト!」ということを読んだ。だから予約の時にダメ元でリクエストしておいたんだけど、それを聞き入れてくれて本当によかった。部屋は普通っぽいけど、バルコニーのことを考えたら本当にこの部屋がベストだと思う。もしトレドのパラドールに泊まることがあったら、417号室をリクエストするってのは絶対アリ。もしかすると将来、Superior Roomの中でこの部屋だけ別料金を設定してくるかもしれないな。それほどこの部屋のバルコニーはチートだと思った。 日没までにはまだまだ時間があるので、まずお風呂! せっかく大きなバスタブがあるんだから、のんびりすることにしよう。ここのお風呂にはジャクジーのようなジェット噴射がついていて、旅の疲れを癒すことができた。 ![]() ジェットのついたお風呂でリラックス。 気持ちよかったー! 17時くらいから外に出て、ワイン作戦開始。パラドールのバーで昨日買ったワインを開けてもらって、ワイングラスも借りてきた。Hipperiaというこのワイン、かなりどっしりしていて、味が開くまでにちょっと時間がかかる感じ。重鎮かつ複雑な味わいで、これはヘビーな肉料理に合いそう。でもワインだけで楽しむには、ちょっと重すぎるかなー。 ![]() ワインを飲みながら、夕陽に照らされたトレドの風景を楽しむ。 自分の部屋のすぐ外から、っていうのが嬉しすぎる 小腹も空いたので、バーでハモン・イベリコを買ってきて、それと一緒に飲むことにした。ハモン・イベリコは今回の旅で初めてだ。ん-これこれ、この肉と脂の味わいがもう最高! ハモン・イベリコの味がワインの印象を和らげてくれて、パーフェクトとは言えないまでも、なかなかのコンビネーションだ。 ![]() ハモン・イベリコはやっぱり最高だー! 刻々と変わっていく光と空、そしてその下のトレド旧市街の風景、美味しいワインとハモン・イベリコ。これは最高に幸せだ。僕の旅行はいつも行け行けゴーゴー(笑)な感じだけど、こんな風にリラックスできる時間も必要だね。天気が悪かったらこのワイン作戦の良さも半減してしまうから、今日の天気にも感謝。全ての要素がカチッと合った感じで、心の底から「ありがとう!」と叫んでいた。 ![]() 夕焼けもとても綺麗 ![]() トレドの町に灯がともり始めた せっかく落ち着いた後にまた夕食で外に出るのがイヤだったので、今夜はパラドールのレストランを20時半に予約していた。味に感動はなかったとはいえ、ブラータチーズとトマトは美味しかったし、トレド風ヤマウズラもなかなかだった。でもサービスには難あり。ロンダでもそうだったけど、パラドールのレストランは、味もサービスも改善の余地がかなりあると思う。 ![]() Pink tomato, burrata, basil vinaigrette, pine nuts and arugula (€17) Stewed partridge Toledo style (€25) 部屋に戻ってからは、またバルコニーに出てトレドの夜景を見た。いくつもの建物が照らし出されていて、夢のように綺麗だ。寝るのが惜しい。気温が下がって寒くなっちゃったけど、ずっとこの景色を見ていたい感じだった。 ![]() いつまでもこの景色を見ていたい…
by alexsea
| 2024-10-28 00:00
| 旅行記
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