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プロフィール
シアトル在住のAlexです。
ソフトウェアデベロッパーをやっていましたが現在は休憩中。日本にいるときには役者をやってたりしました。歌ったり踊ったり、食べたり飲んだりが大好きです。 ● 詳しいプロフィール ● 旅行記メニュー note: https://note.com/alexsea (個人的に連絡を取りたい方は、メールアドレスの入ったメッセージを非公開コメントとして残していただけると嬉しいです) カテゴリ
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日本2025: 桜吹雪と街歩き
6時半に起床。部屋が大通りに面しているので、乱暴な車が思いっきりエンジンをふかす音で一度目が覚めたけど、その他はぐっすりと眠れてよかった。7時からホテルで簡単な朝食が提供される。トースターに入れて焼くための食パン、コーヒーとジュースくらいしかないけど、何もないよりはマシだよな。2枚トーストを焼いて、コーヒーと一緒に食べた。今日のランチは12時の予定なので、それまでにお腹を持たせなきゃいけない。
![]() ホテルで無料の簡易朝食 今朝はまず仁和寺から観光していくことにする。ここは遅咲きの桜で有名な場所で、1999年にも来たことがあるけど、その時は他の桜は満開でも、遅咲きの御室桜はまだ固い蕾だった。今回はソメイヨシノがもう葉桜になっている頃なので、仁和寺の御室桜は見頃であることを祈ろう。 京都駅前から8時発のJRバス高雄京北線に乗って約40分弱、御室で下車する。仁和寺はここから歩いてすぐ。大きな門はすごく迫力があった。26年前に来た時にも見たはずなんだけど、もうすっかり忘れているみたいだ。オンラインで買っておいたチケット(¥1,100)は、御室花まつりと御所庭園に入れるらしい。何はともあれ花まつり! 入り口には桜の開花状況を示す表があったんだけど、ソメイヨシノは「落花盛ん」、御室桜とミツバツツジが「見頃」、石楠花が「3分咲」ということだった。 ![]() 仁和寺の門は迫力がある その表示の通り、御室桜は満開! 桜の木が植えてあるエリアはボードウォークが設置してあって歩けるようになっているんだけど、花びらがボードウォークの上を覆っていて、まるで桜の絨毯が敷いてあるようだ。御室桜は他の桜の木に比べると少し背が低く、ちょうど僕の頭の辺りに開花している。時々頭をかがめなきゃいけないけど、満開の桜のトンネルの中、桜吹雪のシャワーを浴びながら歩けるというのは、言葉にできないくらい感動。すごく自己満足的な考え方だとはわかっているけど、桜の木々に歓迎されているかのように思えてしまう。桜とか落ち葉とか雪とか、僕はそういう空から降ってくるものにとても弱い。 ![]() 御室桜が満開だー! ![]() 桜吹雪の中、花びらの絨毯の上を歩く 少し高くなった場所からは、全体の風景を見渡すことができる。桜の木々の向こうには五重塔も見えて、日本的な風景に感動のため息が出てしまった。桜の花と五重の塔…、まるで旅行パンフレットの写真じゃん! ああ神様、ありがとうございます。アメリカに住んではいるけれど、僕の心は日本ともちゃんと繋がっている。日本人として生まれてきて本当によかったと、心から思わせてくれるような景色だった。こんな満開の桜を青空の下で見ることができて、最高にラッキーだったと思う。 ![]() 自分のルーツを感じる景色 花まつりの順路を抜けた後は、五重塔や金堂、御影堂を見たり、水掛不動尊にもお参りしたりしたけど、まだ心の中で桜の花がざわついているみたい。御室桜の入り口の人に聞いてみると何度でも入っていいということだったので、2周目を歩くことにした。この素晴らしい景色を、しっかりと心に焼きつけておきたい。 ![]() 五重塔の周りにも花々が ![]() 御室桜を心に刻んでおきたくて、2周目 御所庭園の方も綺麗だったけど、あの満開の御室桜を見た後ではどうしても印象が霞んでしまう。でも一つの部屋の中には、畳の上に小さなアートがたくさん置かれていて、その部屋自体を別世界に変えていた。台湾生まれのPei-Hung Linというアーティストの、「光になる」というシリーズ作品らしい。一つひとつのアートも面白そうだけど、畳の上に直置きするっていう見せ方もいいと思う。でも近づいてじっくり見られないのが難点と言えば難点かな。 ![]() 御所庭園も静かな美しさ ![]() 小さなアートが畳の上に散りばめられている 桜の木々に後ろ髪を引かれる思いだったけど、次の場所に進まなければいけない。仁和寺のすぐ前のバス停から市バス59番に乗って、堀川今出川まで。一番後ろの方の席に座ったんだけど、途中で観光客がどんどん乗り込んできて満員電車なみの混雑になってしまった。降りる時には「すみませーん、降りまーす!」と叫びながら、大混雑の中を通り抜けるのがすごく大変だった。降りる前にドアが閉められてしまって、「降ります!」と行ってまた開けてもらわなきゃいけなかったほど。あんなに混雑するとは思わなかったよ! まぁ後で考えてみたら、仁和寺の近くには龍安寺や金閣寺があるから、観光客で激混みになるのは当然なのかもしれないな。 バスを降りた後は5分ほど歩いて、晴明神社へ。陰陽師の安倍晴明公を祀る神社で、映画やコミックなんかによって一躍有名になった場所らしい。ちょっと前から名前は耳にしていたんだけど、実はあまり行きたいとは思っていなかったんだよね。でも今回の旅程を立てている時に、仁和寺とランチのレストランの間でどこか観光できる場所は…と調べている時に、この神社がちょうどいい位置にあることがわかって旅程に組み込むことになったんだ。 人で溢れていたらイヤだなと思いながら到着すると、街の中のひっそりとした神社といった感じの場所。俗っぽい神社じゃなくてよかった。お参りした後は、すぐ横の厄除桃にタッチ。たくさんの人が触るものは普段は遠慮するんだけど、ここのにはちょっと触らせてもらった。厄年ではないけれど、ちょっと前の旅行で経験したようなチマチマとした不運が落ちてくれますように! ![]() 晴明神社は思ったより小規模だった ![]() 厄除桃に厄を落としてもらおう 『五行みくじ』なるものが売られていたので、思わず買ってしまった。五芒星はコミック『カルラ舞う!』を思い出してワクワクしちゃうんだよね(←自分も十分俗っぽい)。結果は大吉! 今回の旅行で初めてのおみくじだったので、これには興奮した。ただ旅行に関するお告げが、「各方面凶。当分控えて」だったのには苦笑。えーん、今現在、絶賛旅行中なんですけど…(笑)。そんな中で、素晴らしい旅を続けられていることには感謝しなきゃいけないな。 ![]() 五行みくじは大吉! おみくじを読みながら、境内の椅子に座って一休みしていたら、保母さんのような人に連れられて何人かの子供たちがお参りに来ていた。神社の前で手を合わせたり、桃を撫ぜている風景を見ていると、自然と笑顔になってしまう。優しい気持ちになれるのは、この神社のせいなのかな。背筋が伸びるような凛とした空気の神社もあるけど、ここの空気はもっと優しい印象を受けた。 この後は、12時に予約してあるランチのレストランまでずっと歩いて行こう。セブンイレブンでリポビタンDブレークをした後、裏通りをゆっくりと南下していく。裏通りには観光客らしい人は誰もいなくて、京都の人たちの生活感が伝わってくる感じ。歩いているうちに雨がポツポツと降ってきた。予報で雨になることは知っていたので、折り畳みの傘を出してひたすら歩く。今日は今まで降らなくて本当によかったなぁ。 途中で見かけたお寺の前に、「人は去っても、その人の温もりは去らない」という言葉が書いてあって、妙に心に残った。5年半前に去った母の顔が頭に浮かぶ。母に育てられ、教えられてきたことは、僕の中にちゃんと残っている。 ![]() 偶然通りかかったお寺の言葉が胸に残る 雨で気温が下がって寒いなと思い始めた頃、喫茶マドラグに到着。まだ開店までちょっと時間があったので、店の前で少し待たなきゃいけなかったけど、もう人が並んでいてビックリした。目の前に並んでいた人と店の人が会話するのを聞いていたら、予約でいっぱいなので13時からしか空きがないとのこと。その人は名前を言って予約してもらって、また13時に帰ってくるらしい。僕も旅行に来る直前までは予約なんて考えていなかったんだけど、口コミサイトを見ると予約しておいた方がいいとのアドバイスがあったので、国際電話をかけて予約しておいたんだ。そうしておいて本当によかった。 ![]() マドラグの店内は、なんだかジャズ喫茶のよう 昔ながらの喫茶店という感じの場所だけど、ここで有名なのは『コロナの玉子サンドイッチ』(¥990)と呼ばれるもの。もう閉店してしまったコロナという洋食屋から受け継いだ味らしい。大きさは写真で見て知っていたけど、やっぱり実際に出てくるとすごい迫力だ。この玉子焼きのぶ厚さは、他で見たことがないレベル。パンの片側にはデミグラスソース、もう片方にはマスタードが塗ってある。早速味わおうと思ったんだけど、大きすぎて口に入らない! なんとか一口食べたけど、玉子が逆方向に逃走してしまいそうになるので、このまま食べるのはちょっと無理かもしれない。仕方がないのでナイフを貰って、玉子を半分に切ってから食べることにした。でもそうするとデミグラスソースとマスタードを一緒に味わえないんだよなぁ…。 ![]() 大きいことはわかっていたけど、口に入らないくらい大きいとは… 玉子焼きはフワフワで風味も良く、とても美味しい。でもねー、食べ進めていると飽きてくるんだわ、これが。大きすぎるし多すぎるよ! 1つのサンドイッチに卵を1つ使っているらしいので、この皿には卵4つ分載っていることになる。厚さが半端ないので見目は確かにSNS受けするとは思うんだけど、あまりに奇をてらってバランスが二の次になっちゃった感じ? 玉子焼きが半分くらいの厚さだったらちょうどいいと思うけど、それだったらあまりにフツーで注目されないかもしれないし、難しいところだよね。結局僕は3つ食べてギブアップ。残したらテイクアウトもできるみたいだけど、今日はこの後食べる機会がないのでごめんなさいした。美味しかっただけに、とても残念に思った一品だった。 この後はまた雨がポツポツ降る中10分ほど歩いて、二条城の隣の神泉苑へ。綺麗な池の上には朱色の橋が架けられていて、とても目を引く。面白いなと思ったのが、その年の恵方を向く恵方社。年によって回転するお社なんて初めて見たよ。今年の恵方は西南西で、お参りするには池と恵方社の間に立たなきゃいけなくてちょっと窮屈だったけど、ちゃんとお参りしておいた。 ![]() 神泉苑の入り口 ![]() 恵方社は西南西を向いている ![]() 朱色の綺麗な橋が目を引く 北の方に通じる道があったので、何があるのかなと思って辿っていくと、「そっちに行くな!」とでも言うように大雨が降り始めた。よく見ると別方向に出る門があるだけみたいなので引き返すと、急に雨が上がって青空が見え始めた。引き留めてくれたのかな(笑)。 それにしてもここは気持ちのいい場所だ。青空になってからは特に、池に空の青が映ってとても綺麗。パワースポットと呼ばれているみたいだけど、それも納得できる気持ちの良さだった。境内にはいくつもお社があったので、全てにお参りしておいた。 ![]() すごく気持ちがいい場所で、離れる時には後ろ髪を引かれるようだった この時点で13時頃だけど、今日の観光予定はこれで終わり。大通りまで出て、バスでホテルまで戻る。お風呂でリラックスして、しばりのんびり。この後は1時間半のマッサージの後、祇園の料理屋で夕食の予定だ。 ホテルの近くから市バスに乗って、河原町三条を目指す…んだけど、あれ? なんか予想外の方向にバスが曲がっちゃったんですけど! 隣に座ったおばあさんに聞いてみると、「え! これは河原町三条には行かないわよ!」と言われてビックリ。すぐにバスを飛び降りた。えー、バスの番号が同じで終点が同じでも、違うルートを通ることがあるの?? 調べてみると、京都のバスでは「~経由」というのがとても重要で、それによってルートが全然違うらしい。それだったら205-Aとか205-Bとか、違う番号にしてよー! 京都のバス、恐ろしい子…。 タクシーを拾おうと思ったんだけど、なかなか来ない。Googleマップで調べてみると、目的地までかなりの距離だけど、歩いても時間的には大丈夫そうだ。それじゃ観光気分で歩いてみますか。かなり時間に余裕を持って出てきてよかった。結局、七条河原町から三条近くの寺町京極商店街まで、約30分歩いてマッサージの場所に到着できた。結構疲れたけど(笑)。 ![]() 寺町京極商店街も、時間があったらじっくり見てみたかったなぁ 1時間半のマッサージは¥9,000。日本にしてはちょっと高めかもしれないけど、アメリカと比較すると半額以下。アメリカではチップも払わなきゃいけないので、1時間半のマッサージだったら¥25,000くらいになってしまう。だからアメリカでは全然マッサージに行けないの! ここのマッサージセラピストは力も強く、ちゃんと凝っている場所を重点的にやってくれたので、すごく楽になった。彼によると肩の辺りがバキバキに凝っていたらしい。歩き回っていたので足が酷いかと思っていたんだけど、なんで肩なんだろう? あっ、そういえば、2年前に新宿のホテルでマッサージをお願いした時も、右肩の凝りが酷いって言われたなぁ。いつも手ぶらで歩いているのに、なんでなんだろう? それはともかく、旅行中にマッサージやっておいてよかった。全身が軽くなったように感じたもの。 この後は人混みをかき分けながら四条大橋を渡って、10年前にも行ったことのある、祇園なん波という料理屋さんへ。ここではフレンドリーな大将と女将さん、料理人のお兄さんたちと楽しく会話しながら、素晴らしい料理を満喫した。全てが輝くような美味しさで、日本料理の真髄を味わった感じ。ふぐの白子を炙ったものなんて、初めて食べたよ! しばらくすると隣にアメリカ人らしいカップルが座ってきたので、「どこから?」と聞いて会話を始めることができた。彼らはテキサス州のカップルで、新婚旅行で日本に来たとのこと。ホテルのコンセルジュにこの店のことを聞いてきたらしい。僕の料理とは違い、外国人には好まれないかもしれない素材を避けて、でもすごく美味しそうな料理をご主人は出していた。彼らも大満足だったらしい。美味しい料理と一緒に、会話も楽しくてよかった! ![]() 祇園なん波の入り口 ![]() 素晴らしい料理の数々!! 店を出ると、前に来た時と同じように、大将は僕が大通りを曲がるまでずっと見送っていてくれた。こういうおもてなしの心を感じる時、日本人として生まれて本当によかったと思う。 夜の花見小路は、しっとりと華やか。映画のセットみたいに美しい。今度また京都に来る時には、この通りにある店で食べるのもいいかもしれないな。 ![]() 花見小路は「まさに祇園!」って感じ 夜の鴨川もとても綺麗で、これぞ日本といった雰囲気だ。友達と一緒だったら、河原に座ってこの景色を見ながら、ビールか何かを飲んでしばらくお喋りしたい感じ。鴨川の納涼床も一度は体験してみたいんだけど、夏の京都は僕にとっては死に至る可能性があるからなぁ(笑)。と思って調べてみたら、今年の納涼床は5/1から10/15らしい。5月だったら暑くないし梅雨前だし、いいかも! 将来のために覚えておくことにしよう。 ![]() 夜の鴨川沿いは、夢の中の世界のよう この後はホテルに戻ろうかと思ったんだけど、近くのバーに入ってみることにした。隣に座った人と結構色々と話せて、カラオケも歌っちゃうくらい楽しい時間を過ごせた。僕が帰る時に彼も帰るというので、近くの地下鉄の駅まで地下道を通って道案内してくれた。四条通の下にあんな地下道があるなんて知らなかったよ! ![]() バーでソルティードッグを1杯 地下鉄で京都駅まで戻って、コンビニで朝ごはん用のパンを買ってからホテルに戻った。明日は早起きして鞍馬の方に遠出する予定。今日と同じような素晴らしい日になりますように。今日の歩数は26,054。ついに2万歩超えだ!
by alexsea
| 2025-04-15 00:00
| 旅行記
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