プロフィール
シアトル在住のAlexです。
ソフトウェアデベロッパーをやっていましたが現在は休憩中。日本にいるときには役者をやってたりしました。歌ったり踊ったり、食べたり飲んだりが大好きです。

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イギリス2025: 王道観光スポットめぐり

2025-12-02 (Tue)

今日も6時に起床。7時半頃、ホステルの1階のカフェテリアで朝食。この時間だと“Wee Breakfast”(£5.95)という、シリアル、トースト、ヨーグルト、フルーツなんかの簡易ビュッフェしかないらしい。パンを焼こうと思ったら、ベルトコンベアーみたいに、パンを載せると熱源の中を運ばれていくスタイルのトースターだった。スピードを変えるすることによって焼き加減を調整するみたいなんだけど、ある程度遅くするとベルトが止まって動かなくなってしまう。でも一番遅く動く限界のところでパンを通しても、全く焦げ目すらつかないという状況。その状態でパンを3回ほど通らせて、全体的に温かくて表面がパリッとするくらいにしか焼けなかった。でもなー、パンがちゃんと焼けたとしても、このセレクションで£5.95ってのは高い気がするなぁ…。量を食べる人じゃないと、ここでは元を取れないかも。

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なんだかちょっと貧弱な朝食

今日はエディンバラの王道観光スポット、エディンバラ城(Edinburgh Castle)やロイヤル・マイル(Royal Mile)をまわる予定。エディンバラ城には過去2回訪れているので、もういいかなとも思ったんだけど、前に来た時の記憶がほとんどないので、一応行ってみることにした。

10時にエディンバラ城を予約してあるので、それまでゆっくりしようかと思っていたんだけど、外はとてもいい天気! 明日以降はいつ雨が降ってもおかしくない予報なので、天気がいいうちにカルトン・ヒル(Calton Hill)に行っちゃおうかな。というわけで急に予定を変更して、8:45くらいにホステルを出てカルトン・ヒルに向かった。

“Calton Hill”の表記について: インターネットでも日本のガイドブックでも「カールトン・ヒル」と表記されているけど、綴りや現地の人の発音から絶対「カルトン・ヒル」表記の方が正しいと思うので、その表記で通そうと思う。「カールトン」だと、リッツ・カールトンの“Carlton”を想像しちゃうよ。14年前に来た時の旅行記ではガイドブックに従って「カールトン」表記を使ったんだけど、今こっそり直しておいた(笑)。

旅行とは全く関係ないけど、僕はこういう日本語表記の誤りや揺れがすごく嫌いな人間だ。“bullet”のことを「バレット」と表記しているのを見るとイライラするし(英語の発音通り「ブレット」と書こうよ)、”teaser”を「ティザー」と書いてある記事にも怒髪だし(発音通り「ティーザー」って書こうよ)。たぶん最初に表記した人が間違っちゃって、それがずっと受け継がれているんだと思う。でもこういうのは、いつかは直さなきゃいけないよ。ずっとずっと前に、シアトルの近郊にあるレブンワース(Leavenworth)という町の名前を「リーベンワース」と書いていたガイドブック(ウェブサイトだったかな?)があったけど、あれはちゃんと今では直っている。あ、今調べたら、映画“Bullet Train”はちゃんと『ブレット・トレイン』になってる。ありがとう!(笑)

だいぶ話が逸れてしまった。バック・トゥ・旅行記。

カルトン・ヒルはホステルから徒歩15分。途中から上り坂だったので少しゼーハーしたけど、丘の上からの景色が素晴らしすぎて、疲れを感じている暇なんてなかった。朝日に照らされたエディンバラの街は、本当にため息が出るくらい美しい。新旧がうまい具合に入り混じっていて、僕の心を鷲掴みしてくる。そういえば、エディンバラは京都、グラスゴーは大阪って比較されているのをどこかで読んだよな。すごく言い得て妙な表現だと思う。しっとりした古都という感じのエディンバラに、都会でお祭り好きな感じのグラスゴー。僕はどちらも大好きだ。

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この美しさは表現しがたい

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逆方向には海も見える。そっちの方へは明日行く予定

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またエディンバラに来れたら、ここでピクニックでもしたい

ここからエディンバラ城に行くには、一度丘を下りてからまた坂を上らなければいけない。エディンバラは坂が多いんだけど、歩いていてモームリになることがなかった。なんでだろうと考えてみたら、景色が綺麗すぎて、あちこちで止まって写真やビデオを撮っていたからかもしれない。そりゃ休憩を入れながら歩いていたら、疲れないのは当然か。

エディンバラ城では、10:15からのガイドツアーを予約してある。普通のチケットが£21.50で、ガイドツアーが£27。30分程度のツアーで£5.50かぁと思ったけど、前に来た時には自分でまわったので、ガイドツアーがどんなものなのかを経験してみたかった。

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やっぱりこの姿には圧倒される

ガイドはJaniceというおばさん。とてもわかりやすい英語を話す人で、城のあちこちで止まって説明をしてくれた。エディンバラ城に来るのはこれで3度目だけど、僕は歴史が本当に苦手、というか興味が全くない。でもこのガイドの話はとても面白く思えたし、エディンバラ城の歴史も浅い部分では学べたと思う。歴史をよく知っている人がこのツアーに参加したら、もっと楽しめたと思うけどね。このおばさん、結構ジョークにも長けていて、「城の入口にラテン語で何て書いてあるかわかる? No refunds(返金不可)って書いてあるのよ」とか言って、みんなを笑わせていた。ちなみにラテン語は“Nemo me impune lacessit”なので、正解は「誰も罰を受けずに私を攻撃することはできない」。スコットランドの国のモットーらしい。

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ガイドはジョークを交えながら城の説明をしてくれた

ツアーの最後にはグレート・ホール(The Great Hall)で、一般客が入れない2階のバルコニーからホールを眺めることができた。ここからだと、屋根の構造や支柱についている顔なんかをよく見ることができてよかった。それになんといっても、普通は入れない場所に入れたという特別感もあるし。

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通常は入れない場所にも行けた

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グレート・ホールの目玉は武器や甲冑ではなく屋根だと思う

ツアーが終わったのは10:50。それからは自分であちこちまわったけど、やっぱり僕はどうしても歴史に興味が持てない。僕にとってエディンバラ城での楽しみは雰囲気と景色だけになってしまうので、将来エディンバラを訪れることがあっても、たぶんここにはもう来ないだろうな。「ああ、歴史に興味があったら!」とか「ああ、ショッピングに興味があったら!」と思う時もあるけど、無理してまで旅行スタイルを変えることはないと思うので、それでいいんだと思う。

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兵士たちの犬の墓。彼らにとって犬は家族のようなものだったんだろう

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毎日13時に鳴らされる大砲、ワン・オクロック・ガン

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ギフトショップでウイスキーリキュールの試飲。すごく甘いので僕にはちょっと…

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牢獄を再現した場所。ハンモックだったのはなぜ? コスト?

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博物館には日本の「頑張レ!!」寄せ書きもあってビックリ

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エディンバラ城からの景色は本当に素晴らしい

ランチは、エディンバラ城近くのMakars Mash Barを12時に予約してある。最初はOinkというポークサンドイッチの店で食べようと計画していたんだけど、そこはテイクアウト専門の店なので、座って食べることができない。雨が降っていたら外で食べるのも大変だし、エディンバラ城観光で疲れているだろうと思ったので、急遽座って食べられる場所を探した結果がここだった。マッシュポテトと肉がメインの店で、口コミサイトでの評判も上々だったので予約しておいた。

開店の5分前くらいに到着すると、もう列ができていた。この店は予約している人と予約なしの人とで入口が違うので、ここに並んでいる人は全て予約済みな人だと思っていたら、結構予約なしの人も並んでいたみたいで笑った。「ここは予約済み専用の入口です」と大きなサインが出ているのに、みんな読まないんだなー(笑)。

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ここは予約者用の出入口

このレストランのメインコースは、肉(あるいは野菜かマッシュルーム)とマッシュポテトのコンビのみ。肉は仔羊肉、牛肩肉、ハギス、鴨肉、ソーセージ、チキンなどから選べて、それぞれに合ったソースがついてくる。マッシュポテトは9種類の味から選ぶことができるので、組み合わせとしては結構な数になる。

僕はイノシシ肉のソーセージと、熟成チェダーチーズのマッシュポテトを注文。メニューに「小盛りは2割引」と書いてあったので、それでお願いすることにした。サーバーによると、普通は2本ソーセージが来るところ、小盛りだと1本になるとのこと。今夜もレストランを予約してあるので、ランチは軽めがいい。

出てきた皿には、大きなマッシュポテトの上に大きなソーセージが乗っていて、たっぷりグレービーがかかっている。ソーセージは臭みゼロ、肉汁たっぷりでとても美味しいし、グレービーとの相性も抜群! マッシュポテトはチーズの風味が弱い気がしたけど、やっぱりこれもグレービーとのコンビが素晴らしくて、全体的にとても満足できる味だった。大根とニンジンの酢漬けで、時々舌をリセットできるのも嬉しい。小盛りを頼んで本当によかった! このソーセージを2本残さずに食べたら、夕食に差し支えると思う。正直言ってそれほど期待していなかったレストランだけど、どっしりと自信に溢れた味がとてもよかった。サービスもフレンドリーで文句なし! 人気がある場所なので、できれば予約して行くのがいいと思う。

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Wild Boar Sausages with Beef Dripping Dark Gravy (£20、小盛り£16)

この後はちょっと城の近くに戻って、グラッドストーンズ・ランド(Gladstone’s Land)という場所へ。ここは17世紀に裕福な商人が住んでいた建物で、その当時の生活を再現した博物館になっている。ここには僕は初めて来た。チケット(£11)を下のカフェで買った後、最上階まで階段で上がり、そこから見学しながら下りてくる。各フロアには係員がいて、色々なことを説明してくれた。

一番上のフロアは、若い出稼ぎ男たちの長期用の宿だったらしい。各フロアの天井には模様が描かれていて、これは当時の裕福層の流行だったとのこと。こういう天井は初めて見た気がする。

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長期滞在のための宿だったらしい

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天井のアートは当時の流行

当時の机も残っていて、鍵をかけられる部分がたくさんあり、その当時でも防犯が必要だったことがわかる。また置いてある家具には木で精巧な飾りをつけたものもあり、300年以上前にどうやってこんなものを作ったんだろうと不思議に思った。

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商人はここで帳簿をつけたり手紙を書いたりしていたんだろう

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素晴らしい作りのパネル。高かったんだろうなぁ

下の階には服の布地の店が再現されていて、すぐ横にはテーブルとティーセットが置いてあった。現代でも超高級な店ではシャンペンとかで客をもてなす場所もあるみたいだけど、昔の裕福層の店もそんな感じで、婦人たちの社交場のような感覚だったと説明員が教えてくれた。あまり期待せずに入った場所だけど、17世紀当時の生活を肌で感じることができて、とても面白かったな。

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店の中は社交場でもあった

この後はロイヤル・マイルを下って、セント・ジャイルズ大聖堂(St. Giles’ Cathedral)へ。ここは以前来た時に感動した覚えがあったんだけど、中に入ってすぐ「え、こんなだった?」と思った。確かに綺麗なんだけど、こんなにすっきりとした場所だったかなぁ?

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セント・ジャイルズ大聖堂は、ロイヤル・マイルのシンボル的存在

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綺麗な場所だけど、こんな感じだったっけ?

大聖堂の一角にあるシスル礼拝堂(Thistle Chapel)に入った瞬間に気づいた。前に来た時に感動したのはここだ! すごく古そうに見えるけど、実はここは20世紀に増築された場所らしい。天井の彫刻も、数々の尖塔も、全てが迫力。こりゃ記憶に刻まれるわけだ。

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シスルという名前の通り、天井にはアザミの精巧な彫刻が

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尖塔の上には色々なものが鎮座している

大聖堂の中で写真を撮っている時、奇妙な服を着た人がフレームに入ってきた。民族衣装のようなものに身を包み、頭にはたくさんの布や飾りをつけて、顔にはとても奇妙なメイクアップ。ただならぬオーラを放っているようで、不思議に思っていたんだよね。その後大聖堂の一角のディスプレイで、今夜のイベントのプロモーションビデオが流されていた。フルートとパイプオルガンの演奏の中、女性のアーティストがライブペインティングを披露するResonanceというイベント。フルートの奏者もリハーサルをしていたので、さっきのあの女性はアーティストのMaria Rudなのかも! 舞台衣装だとしたら納得がいくな。顔のメイクは怖かったけど(笑)。面白そうなイベントだけど、今夜は予定が詰まっているので参加は無理だ。プラニングの段階で知っていたら絶対に来ていたのに!

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彼女のオーラがその場を異世界に変えた

この後はまたロイヤル・マイルをずっと歩いて下っていく。エディンバラ城の近くは観光客で溢れていたけど、城から遠ざかるにつれてどんどん人も減っていく。店はたくさんあるけど、僕は買い物には興味がないので、ただロイヤル・マイルの雰囲気と、数々のクローズ(Close)と呼ばれる路地を見たりして楽しんでいた。

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市庁舎の近くにはハリポタの作者の手形が

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ロイヤル・マイルは混んでいないと気持ちがいい

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数々のクローズに入ってみたり

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この建物はユニークで大好きだ

ロイヤル・マイル沿いにあるエディンバラ博物館(Museum of Edinburgh)に入ろうと思ったら、10月から3月までは月・火が休みというサインが出ていてショック! ちゃんとウェブサイトを調べたはずなんだけどなぁ? まぁここは絶対来たいというほどの場所でもなかったからいいんだけど、後日時間が空いたら戻ってくることにしよう。

今日もう一つ行きたかった場所は、スコットランド議会議事堂(Scottish Parliament Building)。以前来た時、鉄骨の他に木の棒をたくさん使った外側を見て、とてもモダンな建物だなと思っていたんだ。議会自体にはあまり興味はないけど、建物の中が見てみたい。

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木の棒がたくさん使われていて面白いデザイン

中に入ると、すぐにフレンドリーな男性が近づいてきた。

「こんにちは! 旅行者?」
 「そうです。建物の中を見学させてもらいたくて…」
「議会も今やっていて見学できるよ。見ていけば?」
 「えっ、今やってるの? うーん、でもそれはいいかなぁ…」
「まぁ気が変わった時のために、これを持っておきなよ! 議会へはあっちから上がれるからね」

と、議会見学用の札を渡されてしまった。うーん、政治にはあまり興味ないし、だいたい議会の最中って、ちょっと入ってすぐ出てくるなんてことできないんじゃないかな? と色々と考えながら、まず建物を見てまわることにした。

入ってすぐのエントランスホールには、いくつものディスプレイが並んでいて、議会がどれだけ自分の生活に大切なものかを市民が語るビデオが流されていた。ある人は生活保護を受けて育った経験を、ある人は公共での喫煙をなくすことを、またある人はスコットランドのLGBTの権利なんかについて語っていた。僕は政治的なことには全く関わりたくないけど、何かを変えたいと思っている人が気軽に議会にアクセスできるというのは、とても大切なことだと思う。

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議事堂のエントランスホールにはディスプレイが並ぶ

エントランスホールの別のディスプレイでは、今やっている議会がライブで流されている。ちょっと見ていたんだけど、それほど重い感じはしなかったので、ちょっと実際に見てみたくなった。上の階に行き、議会のドアのところにいる警備員に見学札を見せ、ドアを開けてもらった。一番近い席に静かに座ったんだけど、下のフロアからは討論の声が聞こえていたので、とても緊張した。見学者は全部で15人くらいいたのかな。小さな子供連れもいてビックリしたけど、最後まで騒がずにいたのは偉かった。

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現在進行中の議会がライブで放送されている

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この階段を上って議会の見学席に行く

僕が見学席に座った時には、グラスゴー市の犯罪と安全性について質疑応答をしていたみたい。何人かが立ち上がって質問し、それに議員(もしかして市長?)のような人が答えていく。たくさんのディスプレイに質問者と回答者の顔がアップで映し出されて、声もちゃんとスピーカーで拡声されていた。双方ともとても落ち着いていて、特に回答者はすごく丁寧で腰の低い答え方をしていたのがとても印象的だった。いやー、でもあれは大変な仕事だわ。質問されたことにすぐに答えられるように、たくさんのデータを揃えておかなきゃいけないし。大学や会社時代の質疑応答セッションを思い出すな。あの当時は得意だったとはいえ、もう二度とやりたくない(笑)。

約15分くらいだったかな。このセッションが終わって、次の議題に移るタイミングで退出させてもらった。もちろん撮影禁止だったので写真はないけど、いい経験をしたと思う。

さて、時間は15時過ぎ。そろそろホステルに戻ることにしよう。議事堂からホステルまでは徒歩20分ちょっと。道沿いの公園からは、遊ぶ子供たちの声が聞こえてくる。観光客がほとんどいないローカルな道を歩くと、住んでいる人たちの生活リズムが感じられる気がしてとてもいい。

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地元民しか通らないような道を歩いて帰る

部屋に着いたら、すぐにシエスタタイム。今夜は夕食の後、ライブ演奏のあるバーに行く予定なので、しっかりと体力と気力を復活させておかないと!

部屋を18:30くらいに出て、今日のレストランNotoまで歩いて行く。ここはエディンバラ初日に行ったTipoと同じStuart Ralston氏がオーナー・シェフで、アジア系のフュージョン料理を出してくれる場所。ミシュランのビブ・グルマンを獲得している。僕は予約しておいたからよかったけど、火曜の夜だというのに満杯らしく、何人も断られていた。超人気レストランみたい。

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Notoはエディンバラで最もポピュラーな店の一つらしい

大皿料理にはあまり食指が動かなかったので、小皿料理を何品も頼むことにした。まず最初はここの名物らしい、カニのバター。カニをたっぷりのバターで調理したスープのようなものが甲羅に入ってきて、これにパンをディップして食べる。あちこちで絶賛されている料理なので楽しみにしていたんだ。カニとバターの香りのミックスがすごく食欲をそそるんだけど、一口食べると…、あれ、こんなもんなの? 確かに不味くはないんだけど、想像していた味と違うなぁ。奥行きがないというか、あまり面白みがないというか…。パンは2切れしかついてこないので、すぐに食べ終わってしまったんだけど、この料理をスプーンですくって食べるにはしょっぱすぎる。なんだか色々な面で肩透かしを食らった感じで、ちょっと残念だった。

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North sea crab, warm butter, sourdough (£14)

次はキングフィッシュの刺身。ポン酢がかかってきた。これはまぁ見た通りという感じで、ハマチを思わせる風味で美味しかった。でもこれメニューに書いてあるのとちょっと違う感じ? ワサビマヨネーズとか、スクワッシュのピクルスとか、どこに行っちゃったんだろう。しかもこの一品、出てくるのが遅かった! 前の料理を食べ終わってから20分待ったよ。これ、刺身だよ?(笑) レストランは満杯で忙しいのはわかるけど、あまり手がかかる料理でもないのに、こんなに待たされたのにはビックリした。

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Sashimi, ponzu, wasabi mayo, pickled squash (£15)

3品目はゴマとエビのトースト。上に鰹節がかかっている。これはなんか全ての味が尖っていて強すぎる感じ。重くてしょっぱくて、僕の好きな味ではなかった。ボールドな味が好みな人にはいいかもしれないけど、これは僕にはボールド過ぎる。半分は残してしまった。えー、なんかこの店、不満ばかりなんですけど。

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Sesame prawn toast, spring onion, katsuobushi (£17)

本当はここでストップしようと思っていたんだけど、隣の人が「茶碗蒸し」を頼んでいるのを聞いて、僕も食べたくなった。スモークされたハドックという魚を使っていて、「茶碗蒸し」という名前をつけてあるものの、これはかなりのアレンジバージョンだ。この料理で名誉挽回してくれることを期待していたんだけど、これも味がボールド過ぎる! 茶碗蒸しの優しい味つけからはほど遠い、全ての調味料を少しずつ入れ過ぎた感じの濃い味で、もうガッカリしてしまった。たとえ「茶碗蒸し」という名前がついていない料理だったとしても、これは僕には濃すぎる味だ。

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Arbroath smokie chawanmushi, brown butter miso, leek (£15)

えー、どうしちゃったの。4品頼んで、味的に不満がなかったのは刺身だけって、とても悲惨な結果なんですけど。Stuart Ralston氏のもう1つのレストランLYLAにも最終日に行くことになっているので、急に不安になってきちゃったな。今日のNotoのシェフの調子が悪かっただけだと思いたい。

この後は、21時からライブ演奏があるらしいパブThe White Hart Innに向かう。エディンバラ城の裏のグラスマーケット(Grassmarket)にあって、レストランからは徒歩約20分。途中で見えた、アセンブリー・ホール(Assembly Hall)と呼ばれるイベントホールの照明とクリスマスツリーがとても綺麗だった。

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アセンブリー・ホールの照明が青や赤に変化して綺麗

音楽と記憶と旅』で書いたように、旅を音楽と結びつけようと思っていたので、トルコではトルコ音楽を、スコットランドに来てからはスコットランド音楽をずっと聴いていた。そのスコットランド音楽に選んだのが、今夜The White Hart Innで演奏するらしいCiaran McGheeという人のアルバム。グラスゴーでもエディンバラでも街を歩く時には必ず聴いていて、結構いい曲ばかりだったので、今日彼の生演奏を聴けるのを楽しみにしていたんだ。

でも演奏が始まってみると…、あれ、違う人? もう一度Ciaran McGheeの顔を検索してみると、やっぱり全然違う人だ。パブのウェブサイトをもう一度チェックしても、火曜日は21時からCiaran McGheeと書いてある。もしかすると、急用とか急病で来られなくなっちゃったとかかな? えー、残念だー! ずっと彼のアルバムを聴いているうちに、ほとんどファンになってしまったので、会えるのを楽しみにしていたのに…。Frankっていう人の演奏も悪くはなかったけど、すごくいいってこともなかったので、30分ほどで出ることにした。

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このFrankさんの演奏も悪くはなかったけど

パブを出たところで、外のテーブルを片付けている店員に挨拶された。「今夜はCiaran McGheeが歌うはずじゃなかったの?」と聞いたら、彼は結婚して他のことをやったりしていて、長い間ここでは歌っていないと言われた。えー、それじゃパブのウェブサイトの情報が間違っていたわけ? 頼むよー、アップデートしておいてくれよ(笑)。そんなことを彼に言ってもしょうがないので、お礼だけ言ってその場を後にした。

この後はもう1軒、ライブ演奏をやっているらしいThe Royal Oakというバーに行ってみることにしよう。直通で歩けば10分ちょっとだけど、今日行かなかったヴィクトリア・ストリート(Victoria Street)を抜けて、ロイヤル・マイル経由で行くことにした。

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グラスマーケットにはクリスマスツリーが

グラスマーケットもヴィクトリア・ストリートも昼はたくさんの観光客で賑わっている場所だけど、夜はとても静かでひっそりしている。そういえば、卒業旅行で初めてエディンバラに来た時に、みんなでヴィクトリア・ストリートの坂を上ったことがあった。その時突然、どこか左側の店から小さな可愛い女の子が出てきて、思わず「うわっ、天使みたい!」と呟いたら、友達も「俺もそう思った!」と同意したことを今でもはっきり覚えている。本当にあの子は、絵画とかで見る天使にそっくりだったな。

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夜のヴィクトリア・ストリートほとんど人がいなくて、まるで映画のセットのよう

セント・ジャイルズ大聖堂の塔はライトアップされていて非現実的な感じだったし、ロイヤル・マイルは静かでとてもいい雰囲気だった。こういう夜の散歩も最高だな。

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ライトアップされたセント・ジャイルズ大聖堂は、ちょっとだけ悪の要塞感も(笑)

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静かなロイヤル・マイルもすごくいい

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月の光がよく似合う景色

The Royal Oakバーに着いて外から覗いたら、なんだか音楽をやってないような雰囲気? どうしようかとかなり悩んだけど、せっかくここまで来たんだからサイダーを1杯飲んでいくことにした。

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普段はビールよりもサイダーが好き

そしたら、バーの角にギターを持った人が2人座っていて、静かに歌いながら音楽を奏でている。あまりにも静かな歌い方だったので、最初は単に音合わせをしているだけなのかと思ったけど、どうも違うみたいだ。さっきのパブのように客のために歌うというよりも、自分たちで音楽をやりたいようにやってる感じ。こういうのもいいもんだな。後で調べたら左側の人は、Graeme Lairdという人だった。

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静かなライブセッション

音楽はなかなかよかったんだけど、どこの国にも酔っぱらいはいるもので、一人のおじさんがミュージシャンに話しかけたり、足が不自由な人に失礼なことを言ったりしているのが超ウザかった。僕を見て「ニーハオ」とか言ってきたんで、「違う、僕の国ではコンニチワだよ」と言ってあげた。話してみると全然悪い人じゃなさそうなんだけど、とにかくちょっと酒が入りすぎて、何が失礼かのラインがわからなくなっている感じ。こういうことは結構あるとみえて、ミュージシャンも彼のことを軽くあしらっていた。そのおじさんも途中から静かになったので、やっと音楽に集中することができてよかった。

すごく感動したわけじゃないけど、スコットランドの文化を楽しめた気がしたので、来てよかったと思う。現金が£1コインしかなかったので、「現金がこれだけしかなくてゴメンなさい!」と言いながらチップグラスに入れたら、笑いながら「いいよいいよ、ありがとう!」と言ってくれた。

なんだか色々と小さなガッカリもあったけど、楽しい一日だったとな。ゆっくりと景色を楽しみながらホステルに戻った。

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ウェイヴァリー駅の明かりがグリーンハウスみたい

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帰る途中にあったシャーロック・ホームズの彫像

今日の歩数: 27,403
by alexsea | 2025-12-02 00:00 | 旅行記 | Comments(0)
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