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シアトル在住のAlexです。
ソフトウェアデベロッパーをやっていましたが現在は休憩中。日本にいるときには役者をやってたりしました。歌ったり踊ったり、食べたり飲んだりが大好きです。

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イギリス2025: キャッスル・オブ・ライトと、感動のディナー

2025-12-05 (Fri)

6時に目覚ましで起きて、まず洗濯。地下のランドリールームに行くと、まだ誰もいなかったのでよかった。洗濯機と乾燥機は2セットあるんだけど、そのうちの1セットが壊れている。もし誰かが使っていたらアウトだったので、早起きしてよかった!

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ホステルのランドリールームを独り占め

フロントで聞いた話によると、洗濯も乾燥も約30分ずつくらいらしい。洗濯機を動かしている間に、カフェテリアに行ってサンドイッチとラテを買って朝食。でもサンドイッチはドライで不味かったので、1つ捨てることになってしまった。こういうパックのサンドイッチの味が賭けっていうのは、日本以外のどの国でも一緒なんだなぁ。日本のコンビニが最強すぎるんだよ。

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サンドイッチがドライで不味い!

結局洗濯と乾燥が終わったのは7時半頃だった。これでシアトルに帰るまで、洗濯物の心配をしなくて済む。

今日はエディンバラの最終観光日。明日はロンドンに移動することになっている。エディンバラ初日にスコット・モニュメントに行けなかったとしたら、今日の午前中に行く予定だったし、カルトン・ヒルにもランチの後行こうと思っていたけど、どちらにももう行ってしまったので予定が空いた。午前中は部屋でゆっくり過ごすとして、ランチの後にはこの間閉まっていて行けなかったエディンバラ博物館に行ってみようかな。天気予報を調べると、夕食の時間あたりに雨が降りそうなので、傘が必要かもしれない。

部屋を12時ちょっと前に出て、ランチのためにエディンバラ・ストリート・フード(Edinburgh Street Food)に向かう。ここは10軒ちょっとのレストランが入ったフードコートで、屋台が並ぶ雰囲気を目指している感じ。今日の夜はエディンバラ最後のディナーが待っているので、ランチは軽く済ませなければならない。もし夜までに消化されなくて、夕食に少しでも差し支えたら泣いちゃうよ…。

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路上でハトのアートを見つけたけど、何羽か盗まれてる??

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こういう新旧の融合が素晴らしい

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エディンバラ・ストリート・フードは、なんだかワクワクさせてくれる

最初はHarajukuという日本料理の店でスシ・ブリトーなるものを食べようと思っていたんだけど、インド料理のHaldiでビリヤニを売っているのが目に入って、もう完全に心がそっちに行ってしまった。ビリヤニとかチャーハンとか、そういう系統が僕は本当に大好き! 僕は店頭で注文したけど、テーブル上のQRコードからスマホでも頼めるし、店内にはサーバーがいるので彼らに頼んでもいいらしい。Haldiのビリヤニは、グラスゴーで食べたのよりももっとシンプル(まぁ値段も半分だし)。でも不満はほとんどなかったし、スパイスの味が染みこんだチキンはとても美味しかった。

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Chicken Biryani (£11.50) @ Haldi

軽いランチの後は、エディンバラ博物館まで歩いて行こう。

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こういう感じの道、好きだ

途中のトンネルを通った時に、壁のネオンアートが目に入った。これはリサーチ中に見たことがあるぞ。Graham Fagenというアーティストによる“A Drama in Time”という作品。2016年のアートフェスティバルの時に作られたものなので、もうなくなってるんじゃないかと思って予定に入れてなかったんだけど、偶然に出会えてよかった!

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こういう異質なアートは大好き

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アートの横からはジェイコブス・ラダー(Jacob’s Ladder)と呼ばれる階段が

エディンバラ博物館は開いていてよかった! 外から見ただけだと小さな場所に思えるけど、実は隣の石造りの建物と繋がっていて、かなり大きな場所だった。エディンバラの昔の街並みのジオラマや、陶器やガラス製品などの展示に加えて、忠犬ボビーのコーナーもあった。エディンバラの歴史について興味のある人には面白い博物館だと思うけど、僕の感想としては「時間が余ったらどうぞ」くらいな感じかな。

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博物館は右隣の大きな建物と繋がっている

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ロイヤル・マイルの昔の姿

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陶器を作るスタジオ(の再現?)

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昔のガラス・クリスタル製品もたくさん

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その当時の雰囲気が感じられる、こういう写真は好きだ

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もちろんボビーに関する展示も

次の予定は、エディンバラ・ジン(Edinburgh Gin)で、“Aroma Alchemy: Gin Tasting Masterclass”(£68.25=$91.81)というツアーを14時から予約してある。ジンのテイスティングだけではなく、香りに関する勉強もできるツアーらしい。

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エディンバラ・ジンは2010年に創業

参加者は僕を含めて6人。Gregorというガイドに連れられて、まずジントニックを飲みながら説明を受け、その後は別の部屋でジュニパーなんかの様々な香りを嗅がせてくれた。ここでルバーブ&ジンジャー(Rhubarb & Ginger)リキュールの試飲をしたけど、思わず「甘っっ!」と顔をしかめてGregorに笑われてしまった。エディンバラ・ジンがこういうリキュールを出してたなんて知らなかったよ。ちゃんとしたジンを味わえるのか、ちょっとだけ不安になった。

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ジントニックを飲みながら、ガイドのGregorの話を聞く

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ルバーブ&ジンジャーのリキュール。甘っっ!

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ジンの製造方法を説明してくれている

一通りの説明が済んだ後は、会議室のような場所に連れて行かれて、ガイドはSinranという女性にバトンタッチ。目の前には様々なガラス瓶が並んでいて、それを嗅いで何の香りかを当ててくださいとのこと。これが超難しい! ずっと前にワインの香り成分をたくさん試せるキットを持っていたけど、あれとは全く香りの方向性が違う。結局7問中2問しか正解できなくて落ち込んだ。レモングラスとかって、香りだけ切り離されるとわからないよ! この後、Alpha Pinene、Linalool、Limonene、Citronellolという4種類の香りの基本成分についても教わった。針葉樹の香りのするAlpha Pineneは洗浄剤にも使われるせいか、ほとんどの人が「クリーン」と結びつけるらしい。

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香りのテストは難しい!

この後はエディンバラ・ジンが作っている4種類のジンのテイスティング。とはいっても、ただ飲むだけではなくて、味や香りのペアリングがある。

Seasideは名前の通り潮の香りがするジンで、これにはクラッカーの上に玉ねぎの酢漬けが乗ったものがペアリング。Cannonballはアルコール度52.5%と高く、これにはヒヨコマメとマッシュルームのクラッカー。Old Tomはカクテルとペアリングして、しかもカクテルを氷で冷やす前と後とで香りがどう変わるかを確認。Rhubarb & Ginger Ginは、ボタニカル・ガーデンの香りを上にスプレーして飲んだ。こういう香りのスプレーは、『インフュージョン・ガーニッシュ(Infusion Garnish)』と呼ばれているらしい。

どのジンも、ペアリングがあるのとないのでは驚くほど印象が違う。これは面白かったなぁ。ワインと食べ物のペアリングはいつも楽しんでいるけど、そりゃ考えてみたら他のお酒だってペアリングできるよな。今度自分の好きなジンやお酒に、どんなものが合うのか試してみることにしよう。

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各ジンとのペアリングを体験する

次に出てきたのは、5種類の試験管。それぞれに香り成分が入っていて、好きな割合で混ぜ合わせて、自分なりのインフュージョン・ガーニッシュを作れるらしい。これがまた難しかったけど、もう直感だけで混ぜ合わせたら、オレンジピール25%、ライムリーフ25%、レモンバービーナ15%、カルダモン25%、シナモン10%くらいの割合になった。これをスプレーの瓶に詰めて、僕だけのインフュージョンの完成! これはお土産として持ち帰ることができる。シアトルに戻ったら、早速マティーニに使ってみることにしよう。

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それぞれの香りを自分なりにブレンド

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スプレーボトルに詰めて、僕だけのインフュージョンが完成!

いやー、面白かった! ワインの香りについては結構勉強していたけど、ジンの香りの方向性って結構違うものなんだなぁ。ほとんど2時間にも渡るツアー、心から堪能した。

エディンバラ・ジンを出たのは16時近くになってから。次は20分ほど歩いてエディンバラ城に行き、ライトショー『キャッスル・オブ・ライト(Castle of Light)』(£21.60=$29.06)に参加する。一番初めのエントリー16:30のチケットを買っておいたんだけど、15分前くらいに着いたらもう結構人が並んでいた。入場を待つ間も、エディンバラ城が様々な光に包まれているのを見ることができた。プロジェクションマッピングも多用していて、思っていたよりもずっとスケールが大きい。もうこの入口を見ているだけでドキドキするのに、中に入ったらどんなライトショーが見られるんだろう?


入場を待つ間に撮影

もうゲートから何から、光の当たらない建物がないくらいで、終始圧倒されまくりだった。建物によってはストーリー仕立てで、氷の女王の魔法から動物が生まれたり、また別の建物ではポップミュージックに合わせて壁のアニメーションが動いたり、城壁を漂う龍が火を吐いたり…。単なる「ライトショー」に留まらない、とても楽しい体験で、£21.60という入場料が安く感じたくらいだもん。この間の昼間のエディンバラ城訪問はいらない感じで、このキャッスル・オブ・ライトに参加するだけでよかったかも(笑)。クリエイティブな人たちが頑張ってデザインしたんだろうな。人を感動させる仕事をしている人たちを、心から尊敬してしまう。

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光が飛び交うエディンバラ城に入っていく

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どこもかしこも光に包まれている

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氷の女王が魔法を使う

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龍が本物の炎を吐く!

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場所によって雰囲気が全く違う

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音楽に合わせて踊りだす人たちもいた

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建物に合わせて、よくライティングを設計してある

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ああ、本当にこのイベントに来ることができてよかった!

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グレート・ホールには氷の女王も!

18過ぎに城を後にする頃になって、雨がポツポツ降ってきた。時間もまだあるので、Grand Caféという場所に飛び込んでマティーニ休憩することにしよう。メインフロアは満杯だったけど、Hide Barという隠れ家のようなバーに通された。なんとここでは僕一人だけ! のんびりと静かに一人でリラックスできたのが嬉しかった。

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まるで貸し切りのような場所でマティーニ休憩

外に出ると、時々ポツッと雨粒を感じることはあるけど、傘を差すほどではない。カルトン・ヒルの脇の道を通って、今夜のレストランに向かう。人がほとんどいなくて寂しい道だけど、危険な感じが全くしないのがエディンバラらしい。

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カルトン・ヒルの横の道を通ってレストランへ

エディンバラ最後のディナーの場所はLYLA。今回の旅で訪れたTipoとNotoと同じStuart Ralston氏がオーナー・シェフのレストランで、ミシュラン1つ星を獲得している。

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LYLAの入口はまるでホテルのよう

まるで高級ホテルのような入口を抜けると、まず2階のバーに通された。もういくつかのソファには他の客が座っている。僕はバーのカウンターに座って、「澄んだピニャ・コラーダ(Clarified Piña Colada)」というカクテルを注文。確かに透き通っているけど、ピニャ・コラーダの味がする!

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Clarified Piña Colada (£18) Doorly’s 3yrs Rum, Pineapple, Coconut, Kombu, Milk Whey

天井から吊り下がったライトが個人的なツボにハマって、何枚も写真を撮ってしまった。サーバーによると、LYLAというのはアラビア語で「夜」という意味なので、星のようなライトを採用したとのこと。規則的な形ではなく、ちょっとカオスな作りなところも気に入った。

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ツボにハマったライト

サーバーと話をしながらカクテルを飲んでいる間に、3種類のスナックを次々と出してくれた。どれも一口サイズで、ウットリするくらい綺麗にアレンジされている。食べてしまうのが惜しいくらい! 味の方はどれも文句のつけどころがなく、これからのディナーへの期待で胸がいっぱいになった。

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Alp blossom cheese, onion, quince
Lobster, trout roe, sake
Loch etive trout, golden beetroot, caviar

階下のダイニングルームも、シンプルながらに高級感ビシバシ。でも従業員はみんなフレンドリーだし、緊張する要素は一切ない。おひとり様ということで変に周りの目を気にしたこともずっと前はあったけど、今ではこのダイニングルームの雰囲気を一人でも楽しんでしまう。まぁアルコールがちょっと助けてくれてはいるんだけど。

ここのメニューにアラカルトはなく、10コースのテイスティングメニューのみ(£165)。ワインペアリングは£125からだそうなので、それもつけてもらうことにした。こういうところで奮発するために飛行機代もホテル代もケチってきたんだ!

最初のコースは、なんだか昨日のディナーの1品に似てるかな? これもハリバットで、昆布のスライスやキャビアが上に乗っている。これもどこまでも優しくて、すごくホッとする味。今夜の料理はこの感じだと、Notoのように味が濃すぎるなんてことはなさそうだな。この料理には、いきなり日本酒がペアリングされてきた。出羽桜の純米吟醸は、ハリバットの旨味を最大限に引き立ててくれて最高! 最近では当然のように日本酒がワインペアリングに使われることが多いので、個人的にはとても嬉しい。一番合う飲み物がいいのは当然だし、それで日本酒のことを知ってもらう機会も増えるし。

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Cured halibut, candied kelp, umai caviar
Sake: Dewazakura, Junmai ginjo omachi, Yamagata, Japan

次はエビを揚げたもの。まるでトルコ料理かのように、カダイフに包まれて揚げられている。手づかみで食べると、フワフワのエビの風味が口の中に広がって感動! ストリートフードみたいな感じだけど、全て選りすぐった材料で作ってあるせいか、全然重く感じなかった。油のついた指は、一緒に出されたローズウォーターで洗ってサッパリ。食べている最中に手が汚れるのがとても嫌いな僕としては、こういう配慮がとても嬉しい。

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Scottish langoustine, burnt apple, sorrel
Wine: Willi Schafer, graacher feinherb, Mosel, Germany 2022

次の料理は、Notoで食べたクラブバターと茶碗蒸しを合体させたようなもの。茶碗蒸しといっても、グラタンと茶碗蒸しの中間くらいの感じかな。Notoの味の濃さが頭にあったからちょっと心配だったんだけど、これは最高に美味しかった。カニの旨味が引き出されていて、文句なしの味。

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Chawanmushi, north sea crab, kombu
Wine: Pichler-kreutzler, klostersatz, Wachau, Austria 2022

パンのコース。今回はブリオッシュだけで、2種類のバターがついてきた。薄く削ったバターには麹が使ってあって、深い味が素晴らしくパンに合った。食べようと思えば全部食べられたけど、やっぱりここでもお腹の空き容量を考慮して、一切れずつバターの味を確かめるくらいに留めておいた。

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Laminated brioche, ampersand / koji & wild garlic butter

次のコースはイカ。イカを薄く麺のように切ってあって、LYLA版イカそうめんといった感じの一品。これがねー、「洋風麺つゆ」みたいなものの中に入っていて、もう踊りだしたくなるくらい美味しい! 一口一口食べるごとに、感動のため息が出るくらい。今回の旅の中で、一番感動した料理なことは間違いない。ほんの一口、二口くらいしかなかったけど、だからこそこんなにも楽しめたのかもしれないな。

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Squid, onion, pepper dulse
Wine: Sijnn, Malgas, South Africa 2017

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メインに使う鹿肉を調理前に見せてくれた

貝柱のコースは、キャビアとタピオカと一緒に出てきた。キャビアとタピオカを組み合わせる料理は、ニューヨークのper seで食べた『牡蠣と真珠(Oysters and Pearls)』というコースを思い出す。もちろん全然違う味だけど、オマージュなのかなと思ってみたり。僕は貝柱が大好きなので、これも当然のように美味しかった。味噌の風味が素晴らしい。

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Hand dived scallop, N25 caviar, sauce choron
Wine: Ray-Jane, bandol rosé, France 2023

メインコースの前には、箱の中にたくさん入った色々なステーキナイフの中から、好きなものを選ばせてくれた。面白い趣向だけど、なんで?(笑) 僕の選んだものは直線の部分がナイフなので、サーバーに「普通とは逆なので注意してくださいね」と警告された。

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僕の選んだステーキナイフ

メインコースは、なんとなく鹿肉のビーフ・ウェリントンのような感じに見える一品。トリュフスライスの乗ったパリパリの容器にも、別の調理法の鹿肉が入っていたと思う。どちらも最高! この頃になるともうお腹はいっぱいになりかけていたんだけど、それでも全て残さずに食べてしまった。グラスゴーのCail Bruichで食べた鹿肉と違って、ここのメインコースはとても非凡で、僕を飽きさせることなく楽しませてくれた。

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Venison, salsify, truffle
Wine: Mullineux, syrah, Swartland, South Africa 2022

チーズコースは、ラガノリー(Laganory)というチーズ。本来は硬いチーズのはずなんだけど、軟らかいフレッシュチーズのような感じになっていて、フルーツベースのゼリーっぽいものでコーティングされている。小さな花をまとったチーズは、まるで小さなウサギのように思えて、もう見るだけで笑顔になってしまう。ラボッシュに乗せて食べると、チーズの複雑な塩味にフルーティーな甘みが加わっていて、これも感動の一品だった。

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Laganory, hibiscus & flowered lavosh
Wine: Domaine la luminaille, rasteau grenat, Rhône, France 2023

デザートコースの1品目は、レモンとヨーグルトベースの一品。アイスクリームのような冷たさで、口の中をリセットしてくれる感じ。デザートとパレットクレンザーの中間みたいな位置づけなのかな。

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Amalfi lemon, yoghurt, bronze fennel
Wine: Mximin grünhaus, abtsberg spätlese, Mosel, Germany 2018

2品目は、チョコレートの上にアイスクリームが乗ったもの。それだけでもとても綺麗なのに、目の前で上にハチミツのようなソースをかけてくれる。甘すぎることなく、深いチョコレートの味を楽しめて、僕が大好きなタイプのデザートだった。

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Chocolate, hazelnut, Jerusalem artichoke
Wine: Donnafugata, Ben Ryé, Passito di Pantelleria, Italy 2022

プチ・フールの段階になると、もう今までの料理の美味しさオーバーロードやワインのせいで、ぼんやりとしか覚えていない。確か四角いチョコレートとカヌレは食べた気がするけど、あまりにもお腹がいっぱいだった覚えがあるので、他のものは食べたかどうか記憶にない。

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プチ・フールの頃には記憶があやふや…

ほとんど全てのテーブルからキッチンが見えるようにデザインされていて、オーナー・シェフのStuart Ralston氏も調理しているのが見えた。TipoやNotoで食事した時に彼の料理本があることは知っていたので、ここで買ってシェフにサインを入れてもらった。僕は本当にミーハーで、感動したレストランでシェフのサイン入りの料理本を買うことが趣味のような感じにななっちゃってるんだ。帰る時に、キッチンの横でシェフとちょっと話せたのも最高に嬉しかった! 今から考えると一緒にセルフィーでも撮ってもらったらよかったけど、もうその時は舞い上がってしまって「最高のディナーでした!」くらいしか言えなかったのが残念。TipoとNotoにも行ったことも伝えられたらよかったのになぁ。

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料理本を買ってシェフのサインをもらった!

エディンバラの最後のディナー、もう文句なしに最高だった! このレベルのレストランがミシュラン1つ星というのは考えられない。明らかに2つ星以上の実力があることは明白だ。僕が行く直前に、近々LYLAがレストランだけではなく、泊まれる部屋を提供するというニュースを見た。これはミシュランの星狙いという面もあるんじゃないかな。とにかくこのレストランとStuart Ralston氏は、エディンバラの宝物だと思う。値段は高かったけど、近い将来に2つ星・3つ星を獲得して、今の2倍・3倍の値段になるのは確実なので、そう考えると得をした気分にもなる。エディンバラの最後の夜に、こんなに素晴らしい体験ができてよかった。

LYLAからホステルまでは徒歩5分ちょっと。満足感と興奮で火照った頬を冷ますのには、ちょっと短かった気がする。部屋に戻ったのは22時半ちょっと前。最高の気分がまだ続いていたので、二日酔い防止のためにアスピリンと一緒に水をガブ飲みした後は、すぐに寝てしまった。

今日の歩数: 16,146
by alexsea | 2025-12-05 00:00 | 旅行記 | Comments(0)
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