
Nik Kershawは80年代に僕が大好きだったアーティスト。彼のヒット曲 "The Riddle" を聴くと、大学受験の頃のことを思い出させてくれる。
彼のベストアルバムを2年前に買ったんだけど、そのCDを掘り起こしてじっくりと聴き始めたのはつい一月前ほどのこと。CDの最後の方に新しい曲が入ってるなんて思いもよらなかった。
一番最後に "What It Is" という新曲(といっても2年前の)が入ってるんだけど、これが個人的ツボにストライク。曲の良さもさることながら、詩が素晴らしい。槇原敬之の詩のように、人生について考えさせてくれるもの。
What It Is
計画通りに行かなかったからってどうだっていうんだ
人生は他の人たちのように素晴らしいものじゃない
近所の人が四駆に乗っていく
君のよりも大きいし、エルビスよりも大きいんだ
そんなもの、人生なんてそんな感じで進んでいくものなんだ
人生は人生
君が思い描いた通りのものじゃない
歌でも詩でもないし
願いや望みでもない
君は君
なりたいと思っていたものじゃないし
夢でも映画でもない
人生は人生、君は君、それはそれなんだ
みんなはリムジンの後ろに座ってるのに君は運転手
奴らはろくに仕事もしてないくせに楽しんでる
何もわかってないんだ
後ろに座るのは君のはずだったのに
君は有名になるはずだったのに
それが何だっていうんだ
君の人生を羨む人は大勢いる
君は有名になるはずだったのに
そんなの大したことじゃない
嘘っぱちだ
今の人生が真実なんだ
何が欲しいかもわからないくせに
それを持ってないことだけは知っている
特に最後の2行にグッときた。本当に、他の人を羨むばかりではなにも始まらない。まず何が欲しいかをはっきりさせて、それを手に入れるために頑張らなければ。