From Seattle, WA, USA
by Alex
プロフィール
シアトル在住のAlexです。
ソフトウェアデベロッパーをやっていましたが現在は休憩中。日本にいるときには役者をやってたりしました。歌ったり踊ったり、食べたり飲んだりが大好きです。

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カテゴリ:パリ生活2018( 57 )
4月25日(水) : Day 57
朝7時に起床。シャワーを浴びてから、荷造りを終える。ワインテイスティングの会場で買ったワインがもう1本残っていて、それは持って帰ろうと思ってたんだけど、このパンパンで超重たい旅行カバンには入れるスペースはない。仕方がないので、Airbnbのオーナーへの置き土産にすることにした。

8時頃アパートを出て、ノートルダムの方に向かう。橋の上からは昨日ピクニックした場所が見える。たった昨日のことなのに、すごく昔のことのように感じてしまうのはなぜだろう?

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中央が昨日ピクニックした場所

ノートルダムはいつも人でごった返しているけど、朝早いうちはほとんど人がいないので、とても静かな中、荘厳な雰囲気を楽しむことができる。前の方では小さなミサが行われているみたいだけど、僕はずっと後ろの方に腰かけて、この旅行が安全で素晴らしく楽しいものになったことをもう一度感謝した。その後中を一周したんだけど、歩いているうちにミサをやっている人たちが歌い始めた。教会で音楽を聴くと、本当に心が洗われるような気がする。

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早朝のノートルダムは本当に静かで気持ちがいい

帰り道に、いつも学校に行く途中に寄り道していたパン屋に寄って、クロワッサンとチョコレートパンを一つずつ買った。アパートに帰ってから食べ納め。シアトルでも美味しい店は何軒かあるけど、フランスにいるときほど気軽に買えはしないだろう。

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毎日通ったこのアパートの前の道とも今日でお別れ

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クロワッサンとチョコレートパンの食べ納め

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2カ月間、本当にありがとう!

9時になったら忘れ物がないかもう一度チェックして、アパートにも2カ月間のお礼を言った後、鍵を中に残して外に出た。道でタクシーが捕まえられるかどうか心配だったんだけど、大通りに出た瞬間に空車が来てビックリ。ドライバーのおじさんもフレンドリーでよかった。30分くらいで空港に着くかなと思ってたんだけど、途中で事故があったらしく道は大渋滞。まぁ早目に出てきたので焦らなくていい。事故現場のすぐ脇を通ったんだけど、小さなトラックが丸焦げになっていた。みんな無事だといいんだけど…。結局空港には丸1時間後に到着した。

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丸焦げのトラック

チェックインの時にやっぱり荷物が重かったらしく、でも1kgだけ減らしてくれと言われたので、何冊かの本をバックパックに移動するだけでよかったのはラッキー。パスポートチェックやセキュリティを通過した後は、暑かったのでフランスで初めてスターバックスに入ってフラプチーノで体を冷やした。

搭乗もシアトルまでの飛行もスムーズそのもの。やっぱり15分くらいしか眠れなかったので、映画『The Greatest Showman』、『Jumanji: Welcome to the Jungle』、『Loving Vincent』、『Murder on the Orient Express』、あと『The Hitman’s Bodyguard』を途中まで観ているうちに到着してしまった。特に『The Greatest Showman』と『Jumanji: Welcome to the Jungle』は面白かったなぁ。『Loving Vincent』は行きの飛行機でも観たけど、オーヴェル・シュル・オワーズに行った後観ると、また感慨も一際だった。

シアトルは快晴の天気とレーニア山が出迎えてくれた。家に帰ったのは午後3時ちょっと前。パリも素晴らしかったけど、やっぱり自分の家は居心地がいい。帰ってこれて心からホッとした。

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素晴らしい天気とレーニア山が出迎えてくれた

パリでの8週間の経験。これからの人生にどう生かせるかはまだわからない。でもパリでは学ぶことの面白さと、人との出会いの妙を再発見した感じなので、少しでもこれからの生活をいい方向に変えていければいいなと思ってる。いつも一筋縄ではいかないパリだけど、やっぱり僕はあの街が大好きだ。

Merci beaucoup, Paris!

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by alexsea | 2018-04-25 00:00 | パリ生活2018 | Trackback | Comments(0)
4月24日(火) : Day 56
ついに来てしまった最終日。明日の朝アパートを発つので、実質的に今日が最後の日になる。今日はあくせく動きまわることはしないで、ゆっくりとパリの一日を楽しみたいと思う。

11:15頃アパートを出て、75番のバスに乗ってビュット・ショーモン公園まで。この近くにこの間行き忘れた場所があったので、帰るまでに行ってみたかったんだ。まず公園の中のレストランでランチにすることにしよう。

快晴の太陽の下、花々が咲き乱れていて天国のようなビュット・ショーモン公園に入り、レストランLe Pavillon du Lacに行く。ちょうど外の席が空いていたのでよかった。今日のお勧めアペタイザーとメインコース、それに白ワインを一杯頼んだ。アペタイザーはバターナットスクアッシュのスープに半熟卵が入ってるもので、メインは白身魚がニンジンのペーストの中に置かれているもの。どちらもなかなか美味しかった。素晴らしい天気の日に、公園の景色を眺めながら食べるランチは最高だよー。

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花が咲き乱れる公園はまるで天国のよう

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素晴らしい景色を見ながらのランチも最高!

ランチの後はすぐ公園を出て、閑静な住宅街の中の方に10分ほど歩いていく。高台の曲がり角に下に続く小径があって、ずっと向こうにはサクレ・クール聖堂が見える。ここがLa Butte Bergeyre。残念ながらこの小径は私有地の中らしく、鍵がかけられていて入ることはできなかったんだけど、ここからの景色は抜群だった。景色が見える場所の前にはベンチが置かれていて、地元の人らしき人がそこでランチを食べてた。あーん、僕もしばらくそこに座ってゆっくりと景色を見ていきたかったなぁ。

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ずっと向こうにサクレ・クール聖堂が見える

この後はどうしようか迷ったんだけど、さっき見たサクレ・クール聖堂にパリでの楽しい生活のお礼を言いに行くことにしよう。ここから10分ほど歩いた場所からメトロに乗って、モンマルトルの下で下車。そこからサクレ・クール聖堂前の階段をどんどん上っていく。いい天気だからかなりな人出だけど、週末ほどじゃなかったので安心した。階段の途中のベンチに座って15分くらいパリのいい景色を眺めた後は、聖堂の中に入ることにしよう。

平日なので中に入る列はとても短かった。中はもっと涼しいかなと思ったんだけど、結構外の気温とあまり変わらなかったかも。前来たときに座ったあたりの椅子に座って、たいしたトラブルもなく2カ月間を過ごせたことを感謝! 僕はキリスト教じゃないし、どの宗教にも属してないけど、教会や神社なんかのあの清浄な空気には絶対何かあると思う。結局ここでも20分くらい「何もしない時間」を過ごした。パリに来てから、それをするのが上手くなった気がする。

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この階段、いつもツライ想いをする

サクレ・クール聖堂を出た後には、ヴァラス給水泉のところまで歩いて、そこでもベンチに腰かけて15分くらい景色を見てた。あー、シアトルに帰ってもこういう時間を送れるだろうか?

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階段があると、モンマルトル!って感じ

メトロでアパートまで帰ったら、即行で昼寝。今夜は学校の友達AngelikaとGrisildaに会うことになってるんだけど、その前にある程度荷造りをしておかなきゃ。

荷造りを始めて気がついたんだけど、本も何冊か買ったので、荷物がスゴイことになりそう! 僕の旅行カバンは拡張できるようにはなってるんだけど、重量制限にひっかからないかなぁ? まぁひっかかったら、持ってきたフランスのガイドブックを捨てることにしよう。今度必要なときに新しいのをまた買えばいいし。

さて、AngelikaとGrisildaとはメッセンジャーで話をしていて、最初はどこかのレストランに行くって言ってたんだけど、途中でセーヌ川沿いでピクニックは?って話になって、僕も激しく同意した。彼女たちは「Alexの最後の日だから」ってことで、食べ物や飲み物は全て彼女たちが買ってくるみたいで、僕はただワイングラスやナイフとフォークなんかを持っていくだけでよかった。19時過ぎに家を出た。

場所選びも彼女たちがやってくれて、指定されて向かった場所はサン・ルイ島の北西の端。セーヌ川が前にも横にも見えて、しかも隣にはギターなんかを弾いている人たちがいて、これ以上ないロケーション。彼女たちが買ってきたバゲット、チーズ、プロシュート、サラミなんかを石のベンチの上に広げて、白ワインを開けて乾杯! セーヌ川沿いで、こんなピクニックをやってみたかったんだよーー!!

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 まさかセーヌ川沿いでピクニックできるなんて!

彼女たちと色々な話をしながら、ワインを飲みながら、バゲットにチーズやプロシュートを載せて口に運ぶ。沈んでいく夕陽がパリの街を照らし出して、セーヌ川には時々ボートが行き交っていて、パリという街のエッセンスを凝縮したようなものがそこにあった。美味しいワインに美味しい食べ物、素晴らしい景色にすぐ隣から聞こえてくる静かな音楽、そしてなにより素晴らしい友達! もう本当にこれ以上何が必要だろうかって感じ。パリの街に、ぎゅっと優しく抱きしめてもらった気がした。本当に僕は、この街が大好きだ。

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素晴らしいクラスメイト。会えてよかった!

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パリの夕暮れにはため息が出る

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すぐ隣では、ギタープレイヤーたちが音楽を奏でていてくれた

学校に行き始めた頃は友達ができるか本当に不安だった。今だって、彼女たちの親の年代の僕とどうしてそんなに仲良くできるの?って感じだけど、でも年齢を越えて分かり合える何かがあったんだと思う。こういう出会いって本当に貴重だなぁ。彼女たちが将来何をするにせよ、それが彼女たちを幸せにしてくれることを心から願ってやまない。最後は痛いくらいのハグをして別れた。

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素晴らしいひと時を本当にありがとう!!

出会いがあるだけ別れがあるのはわかってるけど、やっぱり寂しいよね。でも今はFacebookとかで繋がっていられる時代だから、それを僕も最大限に活用して、たくさんの友達とコンタクトを取り続けていたいと思う。

さあ、明日は早起きして荷造り。そして、時間があったらノートルダムに挨拶に行きたいな。

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by alexsea | 2018-04-24 00:00 | パリ生活2018 | Trackback | Comments(0)
4月23日(月) : Day 55
パリに居られるのも、あと2日だけ。今日は少し涼しくなるらしいので、パリを歩き回ることができるのが嬉しい。

11:30頃アパートを出てグランドモスクの方に向かう。午後は暖かくなるはずなので半袖のシャツ一枚だけだったんだけど、午前中はやっぱり寒い! アパートに戻って長袖に着替えようかと思ったほど。早足で歩いているうちに、寒さもあまり気にならなくなったけどね。

グランドモスクのレストランRestaurant la Mosquéeは、以前ここに来たときから行ってみたいと思っていた場所。ヒロラくんに、タジンだったら404のよりも美味しいかもと言われていたので、すごく興味があった。中はかなり大きなレストランでビックリした。

あまり面白くないミックスサラダの後、ケフタ(ミートボール)のクスクスを注文。この間404でタジンを食べたので、いつも行くチュニジア料理の店のクスクスと味を比べてみたかったんだよね。出てきたクスクスは、優に2人分はある感じ! ケフタも大きいのが3つもあるし。クスクスにかけるスープは、チュニジア料理の店ととても似てるんだけど、こっちの方が少しだけ味が深い感じがするな。それにケフタのこんがり焼けた香ばしさが最高! とても美味しかったけど、やっぱり全部は食べきれなかったので、半分は残してしまった。デザートはミントティー。この甘いミントティーを飲むと、異文化を体験していることを実感してしまう。こういう感覚が大好きだ。

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ケフタのクスクス。香ばしくて美味しかった

満足のランチの後は、目の前の植物園(Jardin des Plantes)を通り抜けることにしよう。以前来たときにはまだ寒かったので、木々に葉もついてなかったんだけど、今回は緑の並木が出迎えてくれた。それにたくさんの花も咲いていて本当に気持ちいい。気温も上がってきて、ちょうどいい感じ!

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植物園は天国のよう

ピンクの桜の木もいくつかあって、その近くに行くと急に風が吹いて、ピンクの花吹雪が降り注ぐ。なんだかパリの街が僕にお別れのプレゼントをくれた気になって、感動で鳥肌が立ってしまった。こういう花吹雪や、雪、枯れ葉なんかの降りもの系には、僕すごく弱いんだ。この素晴らしい体験をして、自分はなんて幸せなんだろうと実感してしまう。離れるときには後ろ髪を引かれる思いだったなぁ。

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花吹雪をくれた桜の木

植物園を出た後は、セーヌ川の河畔を歩くことにしよう。パリには何度も来てるけど、なんと僕は河畔を歩いたことが一度もなかった。よかったという話はよく聞いていたんだけど、今までなぜかチャンスがなかったんだよな。やっぱり水辺を歩くのは気持ちいい。普通の道路とはテンポが全然違う感じで、時間がゆっくり流れているような気すらしてくる。本当にパリの喧騒が嘘のようだ。もっと早くやるべきだったけど、この気持ちのいい天気を待っていたのかもしれない。

トイレに行きたくなったので、近くの公衆トイレをGoogleマップで調べて行ってみたんだけど、2つ行った場所が2つとも故障中。昨日バーの近くにあった公衆トイレも故障中だったし。すごくいい設備だけど、故障が多いのが玉に瑕だなぁ。近くだったので、一度アパートに戻って用を足すことにした。

この後はまたルイ・フィリップ橋(Pont Louis Philippe)から河畔に下りて、パリの右岸をセーヌ川沿いに歩く。あちこちに子供が遊べるような施設やゆっくりできるベンチも置いてあって、こんな近くにリラックスできる場所があったことに驚いてしまう。いい景色、暖かい太陽の光、気持ちのいい風、もう本当に天国だ。今までセーヌ川河畔を歩いたことがなかったのが悔やまれた。

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気持ちのいいセーヌ川河畔をテクテク

河畔をずっとアレクサンドル3世橋(Pont Alexandre III)まで歩いた後は、一度地上に出て橋を渡って、また河畔に戻ってそこにあったカフェに入った。豪華なアレクサンドル3世橋を見ながら、白ワイン休憩。なんて素晴らしいんだろう。こんな贅沢な時間がたった€6で買えてしまうなんて、パリってやっぱりスゴイ場所だ。

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セーヌ川を見ながらワイン休憩

かなり長い時間をかけてワインを飲んだ後は、コンコルド橋(Pont de la Concorde)で地上に戻り、マイヨール美術館(Musée Maillol)を目指した。ここはThierryさんに教えてもらった場所で、パリに住んだ日本人アーティストFoujita(藤田 嗣治)の期間限定展示をやっているらしい。

美術館に着くと、外まで人が並んでいてビックリ! 平日でしかも16時近いのに、こんなに人気があるとは。テレビなんかでもFoujitaの展示会のことをバンバン宣伝しているらしいので、それで人が集まっているんだろう。

僕はFoujitaという人のことは知らなかったんだけど、今年彼が亡くなってから50年が経つらしい。僕が生まれる前に活躍していた人なのに、おかっぱ頭に丸眼鏡、チョビ髭にイヤリングという、とても斬新な姿の写真に驚いた。こんなにインパクトのある人のこと、なんで今まで知らなかったんだろう?

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Foujita氏の特別展示

彼の作品も、日本の繊細さとフランスの大胆さを合わせたような作品が多く、とても興味深く観ることができた。犬や猫なんかの動物もよく登場して、彼が動物好きだったことを思わせた。彼が若いときに海辺でフランス人女性たちと撮ったビデオがあったけど、女性たちと一緒にはしゃぐ彼を見ていると、そのまま今の時代に生きていてもおかしくないような感じ。それだけ彼のセンスは、時代の先を行っていたのかな。

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これはとても日本画っぽいけど、違う性格の作品もたくさん

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すごくたくさんの人賑わってた

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このスタイル。時代の先を行っていたとしか思えない

さあ、アパートの方に向かって帰ることにしよう。最初はこの近くからバスに乗ろうかとも思ったんだけど、パリを歩くことができるのももう少しだけだし、途中でCelioに寄ってまたシャツを何枚か買いたかったので(笑)、サン・ジェルマン大通り(Bd. St-Germain)を歩いて帰ることにした。Celioでは2枚のシャツを購入。アメリカにはないから買いだめしたかったんだよね。

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またシャツを購入~!

人の多さを避けるためにシャンジュ橋(Pont au Change)からまた河畔に下りて、ルイ・フィリップ橋までゆったりとした散歩を楽しんだ。シャトレ辺りからアパート近辺まで帰るときに、いつも人の多さにウンザリしてたんだけど、こうやって河畔を歩けばよかったんだね。次回来たときには、もっと河畔を使いこなしたい。

もう18時近いし、よく歩いたのでお腹が空いた。今日の夕食は、今までずっと気になっていたLa Droguerieというクレープ屋さんで買うことにしよう。ここは学校から帰ってくるときに、いつもたくさんの人が行列を作っていた場所。ネットでの評判もいいらしいので、ずっと行きたかったんだ。時間が時間だけに行列はなし。僕はReineと呼ばれる、チーズ、ハム、マッシュルーム、オリーブのクレープを注文。€5.50なり。ここから徒歩3分のアパートに戻ってから食べたんだけど、これが激ウマ! 焼けたチーズは香ばしく、ハムとマッシュルームのまろやかな味を包み込んで、そこにオリーブの塩気がスパイス感を与える。なるほど、これは人気があるわけだ。明日もし時間があったら、今度は甘いクレープを頼んでみようかな。

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美味しいクレープ! (ガレットなのかな?)

シャワーを浴びて、19時半頃いつものバーでユージくんとヒロラくんと待ち合わせ。明日はもしかすると学校の連中とどこかに行くかもしれないので、彼らと会えるのは今日が最後。いやいやいや、2か月の間本当にお世話になりました。パリに来るまでは、週末とかもずっと一人でいることになったらどうしようとか思ってたんだけど、この2人に遊んでもらったり、色々な人に紹介してもらったりしたお蔭で、パリ生活が最高に楽しいものになった。どんなにお礼を言っても足りない感じ。本当に本当にありがとね!

僕とユージくんは別のバーに移動、ヒロラくんは仕事のミーティングがあるらしいので、そっち方向に歩いていたら、途中に新しい店があるのを彼らが発見。コロンとか売ってるみたい? 外でシャンペンを飲んでる人たちが「入っていきなよ!」と言うので、ちょっと入ってみることにした。

ここはMade in Pigalleというポップアップショップで、コロン、石鹸、キャンドルを売ってるらしい。面白いのが、色々ある香りにバックグラウンドストーリーがついていること。例えばNo.6はサン・ジャルマンのシモーン。彼女はシックなファッショニスタで、香りはスタイリッシュでエレガントな木の香りもするフローラル。No.18はアベスに住むアベルで、彫刻のアーティスト。香りは木の香りや煙草の葉の香りが混ざった、落ち着いたボヘミアンな感じ。こんな感じにキャラクターを香りに結びつけられると、とても親近感がわいてしまう。僕はコロンはもうあるので、「あ、この香りはキャンドルにいいかも!」と瞬間的に思った、No.18のアベルのキャンドルを買うことにした。ちょっと高かったけど、いい思い出だ。シアトルに帰ったら、お風呂に入るときにこれを使うことにしよう。シャンパーニュをもらったり、ポラロイドで写真を撮ってもらったりして、すごく楽しかった。

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Made in Pigalleでの香りテイスティング。
一つひとつにキャラクターがついている

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シャンパーニュもサービスされたし、楽しかった!

ヒロラくんと別れた後は、ユージくんと僕は2軒バーをまわった後、また最初のバーに戻ってきた。アメリカ人のフライトアテンダントのGlennや、ドイツ人のHelmudとも知り合うことができて楽しかったなぁ。23時頃ユージくんと別れて帰宅した。

僕は結構一人でも寂しくはない方だけど、気の合う人と一緒だと楽しさが倍増するのは事実。ユージくん、ヒロラくん、パリでは本当にありがとう。またパリに来たら遊ぼうね!

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by alexsea | 2018-04-23 00:00 | パリ生活2018 | Trackback | Comments(0)
4月22日(日) : Day 54
今日は13:30からブランチの予定が入ってる他は全く何もない。朝は日記を書いたりネットサーフしたりして過ごして、12:40頃アパートを出た。76番のバスが行ったばかりだったので間に合うかどうか焦ったけど、13:30ちょうどくらいに到着。他の人たちも遅れてたので、僕が一番最初だったってのは笑えた。

Mama Shelterは同名のホテル付属のレストラン。ホテルもレストランも、僕が大好きなデザイナーPhilippe Starck氏によるもの。パリだけじゃなくて、フランスのあちこちにあるらしい。来る前に色々とネットで調べていてこの場所のことは知ってたけど、ヒロラくんのブランチのお勧めの場所だってことを聞いてビックリした。僕はたぶん行けないだろうなと思って、マークしてなかった場所なんだよね。

ここはホテルのロビーからして非凡。いきなりホテルのグッズを色々と売ってるんだけど、すごく斬新なデザインのオリーブオイルの缶があったり、いきなりバイブレーターまで並べてあったりして、普通じゃない感が満載。レストランはとてもカジュアルで、でも色々なところに遊び心を取り入れてあって、なるほどPhilippe Starck氏だなぁと思わせるところが沢山ある。

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斬新というか奇抜というか…のオリーブオイルの缶

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レストランもカジュアルで面白い雰囲気

ここの週末のブランチは€44で食べ放題のビュッフェ。パルマンティエやラザニア、パスタなんかはもちろんのこと、様々な肉やキッシュ、野菜なんかもかなり種類があって、どれを取ろうか目移りしてしまう。クオリティも結構高くて、ほんの気持ちだけ味が濃すぎるかなって感じるだけで、その他には不満は見つからなかった。ユージくん、ヒロラくん、ヒロオくんと4人でワイワイやりながら食べると、もういくらでも食べられそうな感じ。雰囲気がとてもパーティー感覚なせいか、誕生日を祝うグループが僕の周りに2つもいた。実際ここはそういうイベントにピッタリだと思う。僕らもすごく楽しむことができた。

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ビュッフェにはハイクオリティの料理が並ぶ

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最初のプレート。取り過ぎたかと思ったけど美味しかった!

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日本人4人で食べながら話す話す

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ホテルの横には廃止された線路が。
こういうの大好き!

かなりここに長居した後は一度みんな家に帰って、19:30頃バーに集まることに。今夜はユージくんとヒロラくんと僕の3人で、パリのポンピエ(消防士)のユニフォームを着ようということになった。ユージくんが日本で手に入れたユニフォーム(っていってもポロシャツだけなんだけど)が何着かあって、僕もデザインがいいなと思ってたら、ユージくんがプレゼントしてくれたんだ。さすがにそれを着て街を闊歩するのはためらわれたので、その上にシャツを羽織ってバーに繰り出した。

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日本人3人の消防士

やっぱり3人の日本人が消防士のポロシャツを着てるってことで、何人かに面白がられたけど、僕らも楽しかった! それに偶然にも、今夜はこのいつものバーの19周年記念ということで、みんなパーティーの帽子をかぶったり、ピエロっぽい鼻をつけたりしてたので、ちょうどよかったかも。ドラッグクイーンのお姉さんとかもいて、一緒に写真を撮ってくれて嬉しかった!

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ドラッグクイーンの人は強烈なキャラクターで笑わせてくれる

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ケーキも振舞われてた

この後はまた違うバーにハシゴして飲んでたけど、僕は23時前には隣のホットドッグ屋でホットドッグを買って、アパートに持って帰って食べた。ユージくんとヒロラくんは、また別のバーに行ってたらしいけど、僕は結構疲れていたので帰って正解だったと思う。

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ホットドッグは家で食べた。これが今夜の夕食

いやはや、最近の毎日の暴飲暴食には自分でも呆れてしまうけど、もうすぐパリを発たなきゃいけないんだから仕方ないじゃん! 明日は少し気温が下がるらしいので、パリをあちこち歩くことができるぞ。

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by alexsea | 2018-04-22 00:00 | パリ生活2018 | Trackback | Comments(0)
4月21日(土) : Day 53
8時過ぎに起きてから、今日何をしようか地図を見ながら考えてた。今日も30℃近くまで上がるらしいので、暑い時間に外を出歩くことは難しい。朝の涼しいうちに行けるところってあったかな?と思ってたら、ずっと行きたかったサンドイッチ屋のことを思い出した。アンファン・ルージュ市場の中にあって、いつも行列ができている店。土曜日は9時から開いているらしいので、早速行ってみよう!

朝とはいえ、もう20℃くらいの気温。半袖でも全然寒くなくて、とても気持ちいい。このくらいの気温が一日続いてくれればいいのに…。アパートから10分ほど歩いて、アンファン・ルージュの市場に到着。Chez Alain Miam Miamはこの中にある。

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Chez Alain Miam Miamは市場の中にある

パンを売る側とサンドイッチを売る側があって、サンドイッチの方には誰もいなかったので、パンを売っている人に聞くと、「やってるよ。シェフが今どこかに行ってるだけ」とのこと。その会話が終わった頃、シェフが戻ってきた。彼がアランさんなのかな。気難しそうな感じなんだけど、話してみると全然いい人。ちょっと眠たそうな感じだったけどね(笑)。

チキンとチーズとマッシュルームのサンドイッチを頼むと、「ウチの野菜は全部オーガニックだよ。レタスは? トマトは?」とか聞いてきてくれたので、レタスとトマトを入れることにした。チーズは2種類あって、スライスを試食させてくれて、どっちがいいか聞いてくれたし。

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シェフが材料を載せてくれてる

すごい量の材料をパンに載せた後は、鉄板の上で焼いてくれた。チーズが溶けてジュージュー言って美味しそう! 約10分ほどで、どでかいサンドイッチの出来上がり。これが€9.50だったら安いかな。完全に2人分くらいはありそうだし。それに小さなパンもおまけにつけてくれた。ここの市場にはChez Alain Miam Miam用のテーブルはないので、近くの公園に行って食べることにしよう。

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アンファン・ルージュ市場の近くの公園は小さめだけど綺麗

ベンチに座って巨大なサンドイッチにかぶりつく。最初に口に入ってきたのは、流れだして固まったチーズ。香ばしくて美味しー! かなりの厚さなのでかぶりつくのも大変だったけど、チーズとチキン、野菜のコンビネーションがなかなか絶妙で、それに焼けた香ばしい匂いもついてきて、とても美味しかった。最初は半分くらいしか食べられないと思ってたんだけど、気づいたら3/4以上食べてた。

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美味しい~!!

この後はゆっくり歩いてアパートに戻って、部屋の窓を全開にしてから洗濯と日記書き。まだ朝のうちの涼しい空気で、部屋の換気をしなきゃ!

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窓を開けてアパートの換気

やっぱり今日の午後は出歩くには暑すぎるので、アパートの中でネットサーフしたり、昼寝したり、とてもゆっくりとした午後を送った。こんな感じの「何もしない日」ってもいいかも。

19時に近くのVingt Vins d’Artというレストランに夕食に行った。ここはヒロラくんの友達の店らしい。あちこちから日本語が聞こえてきて、メニューも日本語で書いてあるものがあってビックリした。前菜に鯖の炙り、メインは鶏のカッチャトーラを注文。鯖の炙りは、本当に鯖の一面だけを炙ってあって、他は生。日本的な味のソースで、鯖の美味しさと香ばしさを増幅してくれる。これは本当に美味しい一品だった。メインのカッチャトーラはパスタが出てくるものと思いきや、なんとご飯と一緒! なんだか大阪で食べた『ペペ飯』にちょっと似てると思った。でも味は全然違っていて、もっとソフトな感じ。もう少しだけ塩分が欲しい気もしたけど、これくらいの方が素材の味を楽しめていいのかもしれない。なんにせよ、ここのレストランは個人的な好みにピッタリ。もっと早くに来るべきだった!

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Vingt Vins d'Artの料理のクオリティは、かなり高かった

この後はいつものバーでユージくんと待ち合わせ。一杯飲んだ後は別のバーに移動。ここで日本人のアキコさんと知り合った。彼女は家が近いらしいので、暇があるとビールが安いこのバーに来て飲んでるらしい。すごく気さくで楽しい人だった!

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アキコさん、面白いです

ここで飲んでるときにヒロラくんとメッセージのやり取りをしてたんだけど、彼は今友達と一緒で、これからその友達が勧める餃子屋に食べに行くらしい。ユージくんと僕も、そこで合流することにした。

ヒロラくんの友達のユミちゃんは台湾人なんだけど、日本語、英語、フランス語ともちろん中国語もペラペラ。4か国語を自由に使いこなせるってスゴイよ! 彼女ウミのお勧めの餃子屋はRaviolis Nord-Est。道に出てるテーブルに空きがあったので、そこに4人で座った。ユミちゃんにみんな中国語でオーダーしてもらって、いくつかの前菜と、焼き餃子に蒸し餃子が出てきた。お腹がいっぱいで食べられないと思ってたのに、餃子が美味しすぎていくつも食べてしまった。ニラの風味が効いていてもう最高! うわー、この店ももっと早く知りたかったー!

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皮から何から手作りの餃子は最高に美味しい

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日中は暑かったけど、
夜は外で食べるのにピッタリの気温

この店では最後の客になるまで長居しちゃったんだけど、この後はまた別のバーに行って飲むことに。シアトルではこんなにハシゴすることはほとんどないんだけど、楽しいと疲れも忘れて騒げちゃうよね。ビールを飲みながら、ユージくん、ヒロラくん、ユミちゃんとワイワイやっていると、自分が20代くらいに戻ったような気分になってしまう。精神年齢はそのくらいで止まってるような気がするんだけどね。

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今夜最後の一杯を乾杯!

もう真夜中過ぎなので、最後のバーではビール一杯だけにして、お開きにすることにした。今日は美味しいものをたくさん食べられたってのもよかったけど、アキコさんやユミちゃんと知り合えたのも楽しかったなぁ。こういう縁って大切にしなきゃね。

明日は日本人4人でブランチの予定。楽しみだー!

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by alexsea | 2018-04-21 00:00 | パリ生活2018 | Trackback | Comments(0)
4月20日(金) : Day 52
7時に起床して電車のウェブサイトを見てみると、今日はちゃんと電車が動いてる! やったー! どこで切符を買うか知らないので、ちょっと早くアパートを出てみることにした。

メトロ4番線の北駅ホームが改装中らしく北駅には止まらないので、アパートから北駅に行くには、メトロ7番線で東駅まで行ってそこから歩かなきゃいけない。以前北駅周辺のホテルに泊まったことがあったので、その辺りがちょっと懐かしく感じた。

近郊電車Transilienは北駅を入って右の方だと書いてあったので、そっちの方に行ってみると、掲示板に僕が乗るH線の情報が書いてあった。脇にあった切符売り場でオーヴェル・シュル・オワーズ(Auvers-sur-Oise)までの往復切符(un billet aller-retour)を購入。€12.30だった。安い!

予定では9:11発の電車に乗って10:14到着のはずだったんだけど、掲示板を見てみると8:40発の電車があるみたい。これに乗ると9:39に着けるし、オーヴェル・シュル・オワーズの観光案内所は9:30から開いているので、ちょうどいいや。なるべく人のいない時間に行きたかったんだ。

8:40発の電車に乗ってPersan Beaumontで乗り換え。6分間しかない上に、電車の一番後ろに乗っていて、別のホームに行くには一番前に行かなきゃいけないので、ホームを走った走った! たぶん止まってる電車がそうなんだろうと思ったけど、なんか掲示板には違うことが書いてあったので、駅員に尋ねると電車まで行って確かめてくれて、この電車でいいと親切に教えてくれた。乗り換えてからは15分くらいでオーヴェル・シュル・オワーズに到着。この電車から降りる観光客は僕一人みたいだった。

田舎!って感じの駅を出て、歩いて5分ほどで観光案内所に到着。そこで地図を貰ってから、さあゴッホの足跡を辿ってみよう!

まず最初はゴッホの家(Maison Van Gogh)。これは映画『Loving Vincent』の舞台と言ってもいい場所。10時開館なのでちょっと待たなきゃいけなかったし、部屋を見るのは10:15からだと言われたのでギフトショップで時間を潰さなきゃいけなかった。ゴッホが実際に住んでいた部屋は、ガイドに案内してもらってのみ見学できるらしい。そのとき客は僕一人だったので、プライベートツアーのようになってしまった。

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ゴッホが最後の2か月を過ごした家

ゴッホが寝泊まりしていた部屋はとても狭く、ちょっと上の方に一つ小さな窓があるだけ。その頃の家具は全部失われていて、部屋には椅子が一つ置いてあるだけ。それと、壁をガラスでカバーしてある。これはなぜかと尋ねると、ゴッホの夢はカフェで展示会を開くことだったので、ゴッホの絵をいつか買い戻して、そこに展示するためとのこと。果たして実現できるんだろうか?

いやー、でもこの部屋にゴッホが寝泊まりしていて、この場所で亡くなったってことを考えると、本当に不思議な気分。今では世界的に有名な画家が最後に息を引き取った場所にいるってことが、なんだか信じられない気分だった。映画『Loving Vincent』を観てから、ゴッホという人がとても身近に感じられるようになった感じ。写真撮影が禁止だったのが残念だったなぁ。でもメールアドレスを登録すれば、後で画像ファイルを送ってくれるらしい。

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椅子のある部屋にゴッホがいた

ゴッホはこのオーヴェル・シュル・オワーズで2カ月間過ごす間に、実に80近い作品を描きあげたらしい。でも絵は外で描いてきて、部屋では寝るだけだったらしい。

その頃オーヴェル・シュル・オワーズは画家にとても人気のある場所で、セザンヌやピッサロ、ドービニーや、僕の大好きなコローもここで作品を残している。ゴッホの部屋の隣にも若い画家が泊まっていたらしいけど、彼は26歳でゴッホは37歳ということで、あまり親交はなかったらしい。ちなみにその当時、この宿屋の値段は一晩1フラン、食事つきだと3.5フランだったらしい。その当時でも、結構安い場所だったのかな?

ゴッホの家の一階はラヴー亭(Auberge Ravoux)。ここは昔から宿屋と一緒の飲み屋&レストランだったみたい。ここにはお昼に帰ってきてランチを食べることにしよう。

この後は豪華なオーヴェル城(Château Auvers)を通り過ぎて、ガシェ医師の家(Maison du Dr Gachet)に行ってみることにしよう。外は真夏の日差しという感じで、気温もどんどん上がってるみたい。この暑い中、田舎の町をどんどん歩いていると、なぜかどこか懐かしい気分になるから不思議だ。子供の頃、田舎に行ったときのことを思い出してるのかな?

ガシェ医師はゴッホのいい友人で、ゴッホの最期を看取った人でもある。彼の家でもゴッホはいくつか作品を描いていて、庭には彼の作品の半透明プレートがいくつか立っていて、作品と現実の風景を見比べることができる。家自体は博物館のようになっていて、ガシェ医師自身が描いた絵や、他の画家の作品なんかが展示されていた。

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ガシェ医師の家の庭は緑でいっぱい!

お昼になったらさっきのラヴ―亭に戻って、ランチを食べることにした。僕が最初の客。ワインを飲みながら、スープ、鴨肉、ガトーショコラを食べた。ゴッホもここで飲んで食べていたかと思うと、やっぱり不思議な気がしてしまう。こんな風に彼の足跡を追うと、ゴッホにどんどん近づけるような気にさえなってくる。

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ラヴ―亭でのランチ。ゴッホもここで飲み食いしたんだろうな

美味しいランチの後は、ゴッホの家の裏側から町を一周してみよう。同じ道をゴッホも通り、いくつか作品を描いていた。坂道は結構キツかったけど、草原と田舎道だけの風景が見えたときにはもう感動! 建物は一つもなく、ゴッホが生きていた時代からあまり変わっていないような景色が広がっている。『カラスのいる麦畑』が描かれた場所の近くには黄色い花(菜の花かな?)一面に咲いている区画があって、息を呑む美しさだった。

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『オーヴェルの階段(L’escalier d’Auvers)』

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見渡す限りの草原。当時からあまり変わってないんじゃないかな

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『カラスのいる麦畑(Le champ de blé aux corbeaux)』

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黄色い花が一面に咲いていて、天国のよう

この近くにはかなり大きな墓場があって、ゴッホと彼の弟テオが並んで眠っている。彼の墓には誰が供えたのかヒマワリが一輪あって、なぜかそれが彼の人生を物語っているかのように思えて仕方がなかった。

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ゴッホにはヒマワリがよく似合う

この後は彼の作品そっくりの教会の中でちょっと休んだり、オワーズ川の方まで行って風景を楽しんだ後、14:15発の電車に乗ってパリに戻った。真夏のような日差しの下をずっと歩いてたから、かなりへとへとになってしまった。でもどこの観光場所でも僕一人だけでゆっくりと見ることができたし、ゴッホにもまた少し近づけた気がしたので、最高の一日だった!

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『オーヴェルの教会(Église d’Auvers)』

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『オワーズ川の岸辺(L’Oise)』

アパートに帰り着いたのは16時になってから。すぐにシャワーを浴びて汗を洗い流して、ちょっとだけ昼寝をしたりした。

今夜はサント・シャペル(Sainte-Chappelle)にコンサートを聴きに行くことになってる。20時からのコンサートで、19:15くらいにサント・シャペルに着くと、もうかなりの人が並んでいてビックリ。厳重なセキュリティをくぐり抜けて、サント・シャペル2階の会場に入ったのは19:45くらいになってから。VIPチケット(3列目から10列目)を買っておいたお蔭で、3列目の真ん中に座れてよかった。

しっかしサント・シャペルはいつ来ても感動! 光が弱くなってきている夕方とはいえ、何百ものステンドグラスから差し込む光が、この空間を現実離れしたものに変えてくれる。他の人たちも写真を撮りまくってたもの。ここはミュージアムパスを持っていても列をスキップできないから、いつ来ても並ばなきゃいけないのが残念。

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サント・シャペル内部は光の洪水!

コンサートはパッヘルベルのカノンとヘンデルのサラバンドから始まった。音がサント・シャペルの内部に反響して、素晴らしい音響効果を作り出してる。こういう観光名所でのコンサートはクオリティが怖いことが多いけど、彼らの演奏は艶があって強弱もはっきりしていて、かなりのレベルだったので安心した。

メインのヴィヴァルディに入ってからは、これって速すぎない?みたいな場所がいくつか出て来てヒヤッとしたけど、それは彼らの演出に過ぎなかったらしい。リーダーらしい第一バイオリンの彼は、とにかく表現力豊かでとても演技がかった弾き方。変なところでピチカートを入れたり、長い音をずーっと弾いた後には寝てしまうようなふりをしてみたり、結構予測がつかない。でも基本のクオリティはしっかりしているので、この新しい演出が新鮮でたまらなかった。ヴィヴァルディって、こういうクラシックのコンサートではどこでも定番なだけに、他の人とは違うことをして観客を楽しませようっていう意気込みが感じられるみたいな演奏で、最後までとても楽しめた。彼は時々サント・シャペルのステンドグラスを見上げるような仕草をして、その度に僕もちょっと見上げて、すごい場所でコンサートを聴いているんだなっていうことを実感したりした。

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素晴らしいコンサートだった!

素晴らしいコンサートの後は、いつものバーでユージくんとヒロラくんと待ち合わせて飲み。今日は新たにムネさんという日本人に紹介してもらった。彼はかなり長くパリに住んでいるらしく、彼が来た当時、彼の住む通りはまだガス灯だったらしい。

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21時過ぎてもまだまだ暑いくらい。
若者たちはセーヌ川沿いにたむろしてる

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新たな友達とセルフィー

楽しい飲み会の後は別れて、僕はいつものチュニジア料理の店でケバブのサンドイッチをアンポルテ(テイクアウト)。アパートに帰ってから食べた。ここの料理を食べるのも、今回の旅ではこれが食べ収めだなぁ。

しかし盛りだくさんの一日だった! 明日も暑くなるみたいだから外は出歩けないなぁ。何しよう?

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by alexsea | 2018-04-20 00:00 | パリ生活2018 | Trackback | Comments(0)
4月19日(木) : Day 51
8時頃起きたけど、今日は何も予定が入っていない。来週の水曜にはパリを離れなきゃいけないので、もう残り時間も一週間もなくなってしまった。かなり精力的にあちこち行ったけど、この旅行に悔いが残らないように、残り時間を有効に使いたい。でも今日は暑くなるらしいから、歩き回るのは至難の業なんだよなぁ…。

11:15頃アパートを出て、ヒロラくんの働くPontochouxにまたカレーを食べに行く。最初の客だったみたいで、ヒロラくんは「もう来たの?!」って驚いてた(笑)。カツカレーを注文したんだけど、また色々載せてくれて、たくさんの味が爆発したみたいだった。カツも美味しいし、鶏の唐揚げも美味しいし、カレー自体も深い味で言うことなし! このクオリティのカレーがシアトルでも食べたいよう!

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ヒロラくんとオーナーのPhilippeさんと記念セルフィー!

この後は暖かな空気の中、北マレからシャトレの辺りまで散歩した。巨大な天使が見守る建物も見たし、パリで最古の建物も見たし、アンネ・フランク庭園に行ってみたりした。庭園は結構小さいけど、とても居心地がいい。すぐ外はポンピドゥーの近くなので人でごった返してるのに、ここはそれが嘘のような静けさ。公園の向こう側半分には桜が植えられていて、少し葉桜になってしまっている気がするけど、まだまだ見頃の満開でビックリ! 家族連れが木の下に座ってランチを食べてた。ここはパリの中心部にある、隠れた桜の名所かもしれないな。

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こういう隠れたアートがあちこちにあるパリは、やっぱりスゴイ
(57 Rue de Turbigo)

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パリで一番古い建物らしい
(51 Rue de Montmorency)

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アンネ・フランク公園はとても静かで気持ちいい

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桜の隠れた名所でもあるみたい!

この後は僕のお気に入りのCelioに寄って、半袖の服を2着買ってきた。明日はオーヴェル・シュル・オワーズに行くのに(行けますように!)、夏の気温の中、長袖じゃ歩けないよ。

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Celioで半袖をゲット

アパートに戻る直前には、近くの店でジェラートをゲット。いつものようにバニラとチョコレートだったんだけど、なかなか美味しかった! やっぱりこのコンビネーションは僕にとっては最強だ。サン・ルイ島のベルティヨンの方がやっぱり味的には美味しかったけど、あそこのは高くて量も少ないからなぁ。

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暑い日にはやっぱりアイスクリーム!

アパートに帰ってからは、ちょっとベッドで昼寝。その後、学校の友達Angelikaから電話がかかってきた。なんだろうと思ったら、アパートの中に鍵を忘れて入れなくなってしまったらしい。それだけならともかく、洗濯物を入れた旅行カバンを持っているので、どこにも行けないらしい。僕が近くに住んでいたことを思い出して電話したんだそう。ちょっとの間旅行カバンを置かせて~!と懇願されたので、ウチに招くことにした(ちょっと掃除しなきゃいけなかったけど(笑))。

初めて僕のアパートに来たAngelikaは、大きさにビックリしてた。確かにAngelikaのアパートに比べると2倍くらいの広さかもしれない。Angelikaが大家さんと連絡をつける間に、少し座って色々な話をした。今の先生が好きじゃない上に、クラスメイトも面白くないので、学校があまり楽しくないらしい。「AlexやMostafaやMirandaがいた3月が一番良かったわ~」だって。確かにあのクラスは個性があって楽しかったもんなぁ。素晴らしい友達と知り合えて、僕もとてもラッキーだったと思う。Angelikaは明日から週末だけドイツに旅行に行くらしいけど、「来週の火曜日あたりにAlexの送別会を企画するわよ!」と息巻いていた。僕もそんなに言ってもらえて嬉しいです!

結局Angelikaは大家と連絡がついて、鍵をもらいに行く1時間くらいの間だけ旅行カバンを預かってればいいだけだった。よかった。今夜はユージくんの家の近くで食べる予定なので、ちょっとだけ時間が心配だったんだよね。

18時半過ぎにアパートを出て、ユージくんの家の近くのカフェでThierryさんとも待ち合わせ。ワインを一杯だけ飲んだ後は、近くのレストランへ。ここはユージくんが秘密にしたい場所で、最近ではかなりの人気が出ている場所らしい。メニューは黒板に書いてあるだけなんだけど、かなりたくさんの種類がある。僕はアペタイザーはラビオリ、メインはポークのフィレミニオンで行ってみることにした。

ラビオリはホワイトソースにチョリソーが入ったものがかかっていてよかったし、ポークもかなりのサイズで、付け合わせのポテトにトリュフオイルが使ってあったりして、どちらもとても美味しかった。量がかなり多かったのでポークは半分以上残すことになったのが残念だったなぁ。最後にはサービスらしい食後酒が3種類出てきて、この中から一つ選ぶことができるらしい。フランスといったらカルヴァドス!ということで、みんなでカルヴァドスのショットで乾杯! とても楽しい夜だった。Thierryさんは明日からバケーションに行ってしまうので、僕と会うのは今日で最後。フランス語の発音のこととか、言い回しとか、色々と教えてもらって感謝感激!

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どちらもドッシリした味で、とても美味しかった

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食後酒をかんぱーい!

帰りにユージくんと、近くのカフェでアイスクリームを食べて帰ろうって言ってたんだけど、サーバーが出てきてくれないので諦めて帰ることにした。アイスクリーム食べたいときって結構一瞬で、それを逃すとどうでもよくなっちゃうよね?

メトロでアパートに帰ったんだけど、少し涼しくなった風がとても気持ちいい。夏の夜風って感じで、懐かしい気すらしてくる。明日はいよいよオーヴェル・シュル・オワーズだ! 電車が動いてますように!!

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by alexsea | 2018-04-19 00:00 | パリ生活2018 | Trackback | Comments(2)
4月18日(水) : Day 50
朝7:20に起床。今日はホットチョコレートやモンブランで有名なAngelinaで8:30に朝食の予約を入れてある。

メトロで行けばすぐなので8時ちょっと過ぎにアパートを出て駅に向かった。改札を入ってホームに行くと、次の電車が14分後との表示が…。えー! どこかで事故があって止まっているのか、それとも今日はストだから本数が少なくなってるのか。とにかくそれじゃ間に合わないかもしれない! Googleマップで調べると、ここから歩くと30分かかるとのこと。あと20分くらいしかないけど、早歩きで行けば間に合うかも!

というわけで駅を出て、そっちの方向に早歩きで進んでいった。ジャケットを着てたんだけど、汗ばんできたので途中で脱がなきゃいけなかったほど。ここら辺通ってるバスなかったっけ?とGoogleマップで調べながら歩くと、シャトレの辺りからバスを捕まえられることが判明。しかも、バス停を見てみるとあと1分でバスが到着とのこと。これはラッキー! そこからバスに飛び乗って、結局Angelinaには8:30ちょうどに着くことができた。あー、ドキドキした。

名前を言って席に通されたんだけど、結構この時間だとガラガラ。予約の必要はなかったかもしれないなぁ。店内は確かに高級感があるんだけど、ちょっと古びた感じもして、ひと昔前までの高級ホテルのダイニングといった感じ。朝食セットを頼んだんだけど、有名なホットチョコレート以外はあまり美味しいとは感じなかったのが残念。クロワッサンもチョコレートパンも、僕の家の近くのパン屋で買った方が美味しいし、目玉焼きもフルーツサラダも全然普通の味。期待が高すぎたのかな? これで€29.50ってのは暴利だと思う。確かにホットチョコレートは濃厚で美味しかったけど、濃厚で甘いので全部は飲めなかった。

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Angelinaでの朝食。うーん、まあまあとしか言えない

ちょっとガッカリの朝食の後は、家まで歩いて帰ることにした。30分近くかかったけど、天気がいいし暖かいので気持ちがよかったー! 昨日もそうだったけど、この日差しと気温ときたら、もう初夏のような気候。パリにいる間に、冬・春・夏と3シーズンを体験してしまった感じだ。

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馬に乗った警官を見たのは今回初めて

アパートに戻ったらちょっと休んで、もっとカジュアルな服に着替えてからマジック博物館(Musée de la Magie)に行くことにした。ここはアパートの結構近くなんだけど、本来なら水曜と土・日の午後しか開いていないという変な場所。今は春休み期間中らしく、4月の終わりまでの2週間ほどは毎日営業しているらしい。

€14を払って(高い!)中に入ると、洞窟のような場所に色々とマジック関連のアイテムが並べられている。さあこれから見て行こうと思った矢先に、太ったおじさんに「ムッシュー!」と呼び止められて、これからマジックショーが始まるといわれた。小さな劇場に無理やり通されたら、なんとなくダリを連想させる面白いマジシャンが登場。紐を切っても切っても繋がっちゃうマジックとか、コップの下にボールを隠してそれが他のコップに移動しちゃうヤツとか、小さな男の子を客席から呼んで彼の手の中にフワフワのボールを隠して、その数が増えちゃうヤツとか、基本的なマジックを見せてくれた。

普通こういうショーは観客参加が基本なので、引っ張り出されたらイヤだなぁと思っていたら、案の定途中でお呼びがかかってしまった。フランス語が話せないと言ったんだけど(ここまで全てフランス語だったから20%くらいしかわからなかった)、3つのコップの中からどれかを選べとそのままフランス語で聞かれた。さっきの小さい男の子がTrois!(3)と言ったので、その通りTroisと言ったら、君には独自の発想はないのか!みたいなことをフランス語で言われてしまったり(笑)。その後、「じゃあ1と2だったらどっち?」とか言われて選ばされたんだけどね。

このおじさん、とても演技がかった人で、結構面白かった。あ、今別の手で隠したなとか、タネがわかっちゃうところもあったけど、全体的にはアットホームな雰囲気で楽しかった。マジックショーなんかを見たの、ラスベガス以来だなぁ。

ショーが終わって劇場から出ると、またさっきの太ったおじさんが人を集めて、この博物館の説明らしきものをし始めた。でもこの人のフランス語はさっきよりも難しくて、ほとんどわからなかった。最後に子供たちは日本の折り紙を貰えて嬉しそうだった。

博物館自体は、それほど個人的に面白くはなかった。昔の有名なマジシャンがどんなトリックをやったかみたいなのが小さなビデオと一緒に紹介されてたり、その時使われたアイテムが展示してあったり、また別の部屋には曲がった鏡や錯視の装置がいくつか置いてあって、子供たちが喜んでいたみたい。

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マジック博物館は展示物よりもパフォーマンスが面白かった

この博物館の隣には、機械仕掛け博物館(Musée des Automates)が併設されていて、そこにはたくさんの機械仕掛けが置いてある。ボタンを押すことで動き出すので、こっちの方が僕には面白かったな。今のような集積回路がない時代に、複雑な動きを機械仕掛けで作り出すのはとても大変だっただろうな。

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機械仕掛け博物館では、ボタンを押すと動くものばかり

博物館を出たら、12:30頃になっていた。これからどこに行こう? 近くに面白い噴水(Fontaine de Jarente)があるらしいのでそれを見に行ったり、天気がすごくいいので近くのヴォージュ広場でちょっと休憩したりした。

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Fontaine de Jarenteは小さな路地の突き当りにある

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ヴォージュ広場も初夏の陽気。
かなりの人で賑わっていた

この後は色々と歩き回ろうかとも思ったんだけど、今夜のディナー前に疲れてしまっては困るので、今晩使うためのネクタイをHMV Hommeというデパートに買いに行った。…でも、高い! 高いよっ! いいと思ったネクタイは€98、一番安いのでも€55ときた。今晩使うだけのものにそんなに払えないよー。本当にドレスコードってあるのか?と思ってその場でレストラン情報を調べると、今夜行くレストランにはドレスコードは存在しないらしい。なーんだ、それならネクタイなんか買うことないじゃん! ジャケットは着ていくつもりでいたので、それで十分だろう。

どこかで何か食べようかとも思ったけど、朝食がまだ胃に残ってる感じで、これ以上食べて夕食に触りが出ても困る。ってなわけでパスしてアパートに戻ることにした。

アパートに戻ってからは日記を書いたり昼寝したり、ノンビリした時間を過ごした。外は27℃くらいまで上がるらしいから、そんな中歩き回れないもん。

18時過ぎにアパートを出て、バスの69番に乗ってレストランの近くまで。最初バスがなかなか来なくて焦ったけど、結局レストランには10分前くらいに着いてしまったので、開店まで周りを歩き回ってた。

19時と同時にL’Arpègeに入店、一人席に通される。20年前に来たときには写真を撮らなかったので詳細は覚えてなかったんだけど、レストランの中に入ってみると見覚えがある気がする。20年前はまだデジタルカメラじゃなかったし、それにカメラもフラッシュを使わないと真っ暗になってしまうので、使うのをためらわれたんだよね。今回はフラッシュを使わなくてもいい写真が撮れるので、たくさん撮ってきた。

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アールデコ調の店内。
夢の時間の始まり始まり

コースは2種類。野菜中心のコースと、魚介類も入ったコース。ここのシェフAlain Passard氏は、2000年の頭辺りから野菜の王様として知られているらしいので、僕は野菜中心のコースを頼んでみた。9コース+デザート2コースなので、各コースにワインペアリングをしていたらバカ高くなるし、酔っぱらって料理のことを忘れてしまうかもしれない。最初にシャンパーニュでスタートした後は、9コースの中で2杯だけ白ワインを持ってきてもらうことにした。自分は甘いのや酸味が強いのはあまり好みじゃないことを伝えると、とても美味しいワインを持ってきてくれた。さすが有名レストランのソムリエだけあるなぁ。

頼んだコースメニュー:
Le Printemps des jardins (320€)

Sushi de betterave fleuri au géranium nouveau, olive noire de Kalamata
Mesclun de Sylvain au pralin de noisette à l’ancienne, ail frais thermidrome
Fines ravioles potagères multicolores, consommé ambré
Poireau Saint Victor à l’angélique officinale, émulsion céladon
Asperge blanche du domaine d’Uza enrhubarbée, poivre timut
Epinards Palco au sésame torréfié, mousseline de navet à l’orange
Belle de Fontenay nouvelles au Côtes du Jura, céleri perpétuel
Fricassé pourpre printanière à l’estragon, oseille cardinale
Couscous Arlequin à l’huile d’argon, merguez végétale
Millefeuille croustillant « caprice d’enfant », gourmandise
Tarte à la rhubarbe Bouquet de Roses®, éclats de dragées
Sucreries, tuile, macaron, caramiel, nougat…

もう料理はとにかく感動の一言! 最初のビート寿司も面白かったけど、次のコースのサラダが一番印象に残ったかな。もうね、ドレッシングが美味しすぎる! どことなく醤油の風味も感じて、それにヘーゼルナッツの香ばしい香りもして、野菜の美味しさを最大限に引き立ててくれる感じ。野菜だから軽いかと思いきや、ディナーが終わる頃にはお腹は爆発寸前。一番最後のデザートは残してしまったほど。いやー、様々な野菜の美味しさがこれでもかってくらい味わえて、他の客が頼んでた肉料理が下品なものに見えたほど。野菜料理の王様ってのはダテじゃない。

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超・超・超・美味しかったー!

料理の間には一人でスマートフォンでニュースなんかを読んでいたんだけど、それを見たホステスが、もしよかったらこちらもご覧になりませんか?とシェフの料理本と、シェフが主人公の漫画つき料理本の2冊を差し出してくれた。漫画の方も結構面白そうだけど、料理本は比較的簡単そうな料理ばかりなので、これだったら家でもやってみることができるかも。後でこの2冊、買うことにしよう。

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シェフが主人公の漫画レシピ本と、シェフの料理本

デザートを食べていると、なんとシェフのAlain Passard氏が出てきて、いくつかのテーブルをまわってた。うわー、シェフがいる日だったんだー! もう彼を近くのテーブルで見ただけでも感動だったのに、なんと僕のところにも来て挨拶してくれたときには「これは夢?」状態。素晴らしい料理を堪能したと言うと、“I love my job!”(この仕事が好きだよ)と言ってたのが印象的。東京にもちょっと前に行ってたらしく、その時の話もしてくれた。とにかく舞い上がっちゃって、何を話したのかあまり覚えてないんだけど、写真も一緒に撮ってもらえてもう最高だった。こんな素晴らしいアーティストと会える機会なんて、なかなかないよ。料理本にもサインを入れてくれたし。あー、もう本当に最高の夜だった!

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スーパースターシェフAlain Passard氏と!

レストランを出る頃にはもう夢見心地。近くからまたバスをつかまえてアパートに戻った後は、いい気持ちのまますぐに寝てしまった。

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by alexsea | 2018-04-18 00:00 | パリ生活2018 | Trackback | Comments(0)
4月17日(火) : Day 49
8時頃起床。今日のジヴェルニーのツアーは13:45発なので、それまでは何もない。明日いいレストランを予約してあるので、そのためのネクタイを買いに行こうかとも思ったんだけど、明日でいいじゃんってことで朝はノンビリしてた。

11時半頃アパートを出て、ルーブルの辺りまで歩いていった。今日のランチはどうしようと思ったら、ツアーの集合場所が日本食レストランが密集しているエリアに近いので、和食が食べたくなった。変な場所に行って失敗するよりも、前に行ったZenという店に行くことにしよう。ここは姉妹店のSanukiyaも大人気なので、クオリティは間違いない。

ほとんど開店と同時に入って、今日のお勧めランチセットを注文。メインはメンチカツ、串カツ、鮭フライで、揚げ物尽くし! 赤味噌のソースがちょっと僕には甘かったので、普通のとんかつソースを持ってきてもらった。美味しかったー! デザートにはそば粉のロールケーキも注文して、これもまたまた美味しくて大満足だった。

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Zenの今日のお勧めランチは揚げ物セット。
美味しかった!

まだ集合時間には間があるので、ルーブル美術館のピラミッドの脇のベンチに腰かけて日向ぼっこ。ピラミッドの周りは人が溢れてるけど、ベンチの辺りは人がいなくていい気持ち。ここで15分ほど時間をつぶした後、近くの集合場所に向かった。

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ここって、結構好きな場所かもしれない

集合場所はジャンヌダルク像の目の前のツアー会社。チェックインしてトイレを済ませて外に出ると、僕が乗るバスの番号を持ったおじさんが他の人たちを連れてバス停に向かっているところだったので、僕もその流れに乗ってバス停に行った。運よく前から3番目だったので、バスの中ではガイドが座るすぐ後ろの2列目に座ることができた。隣に座ってきたのはBobというおじいさん。フロリダから来た人で、伝染病とかのコンファレンスに参加するためにビジネスでパリに来たらしい。ジヴェルニーまでの1時間ちょっとは、Bobと話したり、少しウトウトしたり、景色を見たりして過ごした。やっぱり電車からバスの乗り換えがない分、ツアーだと楽だ。

ジヴェルニー到着後は、ガイドに連れられてモネの家のゲートを抜け、そこからは2時間ほどの自由行動。Bobやたくさんの人たちはオーディオガイド付きで、ガイドも少し案内したりするらしいので、僕とは別行動だった。

まずゲートを抜けて最初に行ったのは、モネが『睡蓮』を描いた家。結構細長い池で、色とりどりの花々が咲き乱れていて気持ちのいいこと! 人が多くても、なんとなくゆったりとした空気が流れていて、素晴らしく気持ちがいい。池の所々にはベンチがあって、僕は池の端で太鼓橋が見えるベンチに座って、15分くらい景色を眺めていた。睡蓮は咲いてないけど、静かな水面の上には柳が枝垂れかかっていて、本当にモネの作品そのままという感じ。この同じ景色を見てモネが『睡蓮』を描いたんだと思うと、ちょっと感動してしまう。この池をまわる時間は、心が充電され続けてた。ここに来ることにして本当によかった。

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池の周りには花々が咲き誇っていて綺麗!

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モネと一緒の風景を眺めていると思うと感動

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赤い花が緑によく映える

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この人は池の藻か何かを取ってたんだけど、
これだけで印象派の絵になる感じ

池を見た後は、花々が咲き誇る庭を抜けて、モネが住んでいた家へ。ここにはたくさんの日本の浮世絵が飾られていてビックリした。モネが浮世絵を好きだったのかな? かなりの人だったから早足で見て回っただけなんだけど、モネが生活して、そして亡くなった家の中を歩いているってのは、なぜかちょっとシュールな感じだった。

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モネの家の前には、いやってほど花が咲いている庭園が

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家の中にはたくさんの浮世絵コレクション。
モネが好きだったのかな

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この部屋だけ仕切りがしてあったので、
ここがモネの寝室だったのかな?

元アトリエだった場所は、今は土産物売り場になってる。ここで『睡蓮』が描かれているキーホルダーが青くてとても綺麗だったので、一つ買ってしまった。その後はここを出て教会の方向へ歩いていった。

この辺は本当にのどかで、観光地なのにとても和やかな空気が流れている。なんとなく京都の哲学の道の雰囲気に似通うものがあるかも。そんな道を10分ほど歩くと、小さな教会が現れた。ここにはモネの墓がある。彼だけの墓かと思ってたんだけど、他の人の名前もたくさん書いてあったので、彼の家族の墓ということなんだろう。なんだかお墓を「観光」していることにちょっと罪悪感を抱きながらも、今回の旅行でずっと見てきたモネの作品の最終地点という意味で、静かに見させてもらった。

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モネが眠る小さな教会

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クロード・モネだけじゃなくて、モネ家の墓みたい

教会の内部も、小さいながらに素晴らしかった。青いステンドグラスからは青い光が入ってきて、キリストの像をミステリアスに染めていたし、とても小さな祭壇もいい感じ。それに外は暑いくらいだったのに、中はまるで冷房が効いているかのように涼しくて、汗を乾かしてくれた感じ。5分ほど椅子に座って、教会の中を見せてもらっていた。

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教会の中も、とても気持ちがいい

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この辺りは景色だらけ。
画家が筆を執りたくなるのもわかる気がする

いやー、ジヴェルニー堪能した! またさっきの道を戻って駐車場まで行き、バスに乗り込んだのは集合時間の15分ほど前。それでもかなりの人が帰ってきてた。帰りはパリ市内に入ってから渋滞に巻き込まれたりしたけど、ずっとBobと色々な話をしていたから苦にならなかった。やっぱり医者のような仕事をしているだけあってとても頭がいい人みたいで、AIに関する話なんかはとても興味深く聞けた。最後にはDan Brownの小説の話にもなったし。僕もKindleの中に入ってるから読み始めなきゃ! 最後にはバスの中でセルフィーを記念に撮って、握手でお別れした。

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Bobと記念撮影

メトロでアパートに戻ったときには、もう時間は19時。本当にちょっとだけ昼寝した後は、今日あった感動を忘れないうちに日記書き。

21時過ぎに家を出て、メトロでルーブル美術館の近くへ。そこから徒歩10分ほどで、レストランVerjusに到着。細い路地の途中にあってちょっとわかりづらいけど、ちゃんと標識が出ていたので助かった。

ここではコースメニュー一種類(€78)のみ。好みでワインペアリング(€56)をつけることができる。初めての場所だし、ペアリングがどんなものか興味があったので、ワインもつけてもらうことにした。

頼んだコースメニュー:
Tasting Menu (€78)
- Purple potato, herbs de Provence
Chickpea socca, wild herbs
Sweet peas, mint
Green asparagus, brown butter, almonds
Artichoke, egg yolk, saffron
- House sourdough & butter
- White asparagus, green garlic, brillat savarin
- Morels, celeriac, wild sorrel
- Romaine, lamb, parsley, garlic, snails
- Almond milk, buckwheat, blood orange
- Clementine

Wine Pairing (€56)
- Domaine de la Garrelière, VDF, Milliard Étoiles, NM
- Domaine des Huards, Cour-Cheverny, François 1er, 2012
- Foradori, IGT Vigneti delle Dolomiti, Fontanasanta Manzoni Bianco, 2016
- Château de Fosse-Sèche Saumur, Gondawana, 2016
- Domaine Schlumberger, Alsace, Gewurztraminer Princes Abbes, 2014

アペタイザーはいきなり5種類のフィンガーフードが出てきてビックリ。ナイフとフォークがなかったから、てっきり忘れられたものだと思いきや、全部指でつまんで食べられるから出さなかったとのこと。それから出してくれたけど使わなかったな。

ほとんどが旬の野菜を使ったもので、肉類は途中でエスカルゴが出たのと、メインの仔羊のタルタルだけ。味つけも上品ながらにトレンディな感じで、素材の味をよく引き出していた。中でもモレルマッシュルーム、セロリアック、それにソレルの葉を使ったコースは、軽いながらも深い味わいがあって素晴らしかった。メインが生肉っていうのも意表をついてたな。

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Verjusでのディナー。美味しかった!

途中でパンとバターが出てきたんだけど、このバターが超塩辛くて何か意味があるのかと尋ねたら、サーバーも試してみたらしく、普通はこんなに塩辛くないと平謝りだった。仔羊のタルタルも、気持ち塩が強いような気もしたんだけど、これは許容範囲内。今日のラインシェフの中に、塩を使いすぎる傾向の人がいるんだろうか。

場所はとてもカジュアルでロマンティック。デートにピッタリの場所かもしれない。あちこちからアメリカ英語が聞こえてきたので、アメリカ人ご用達なのかな?(笑) でも料理もペアリングも素晴らしくて、来た甲斐があった。

ディナーの後はすぐにメトロに飛び乗って、真夜中頃アパートに戻ってきた。明日は朝食の予約を入れてあるので、久々に学校に行ってた時と同じ時刻に起きなきゃ!

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by alexsea | 2018-04-17 00:00 | パリ生活2018 | Trackback | Comments(0)
4月16日(月) : Day 48
朝は8時過ぎに起床。明日はジヴェルニーに再挑戦するつもりなので、ウェブサイトで電車をチェックすると、乗ろうと思っていた朝の電車がキャンセル…。えー、またですか?? 結構遅くの電車はあるんだけど、それを使うと向こうに着くのがお昼過ぎになってしまって、帰ってくるのも遅くなる。もう電車は信用できないので、僕が以前使ったことのあるViatorというツアー会社のウェブサイトを調べてみたら、パリから往復のバス+庭園への入場料込みで€49というツアーがあったので、さくっと申し込んでしまった。自力で行ったとしても€40近くかかるし、電車のことを気にしなくて済むのは本当に助かる。朝の出発の便はなくて13:45発だけど、明日のレストランの予約は21:45なので、時間は気にしなくても大丈夫。これでジヴェルニーは安泰だ。残るはオーヴェル・シュル・オワーズ。あっちはやっぱり個人でノンビリ行きたいので、金曜に電車が動いていてくれることを祈るばかり。

今日はヒロラくんとソー公園(Parc de Sceaux)に花見に行こうという話になっているけど、彼は13時過ぎにならないと出かけられないというので、朝はゆっくりできる。近くのパン屋でサンドイッチを買ってきて食べた後は、出発までずっと部屋でノンビリしてた。

13時半頃サンポールの駅前で待ち合わせ。ヒロラくんは色々とピクニックセットを持ってきてくれたしワインも買ってきてくれたので、僕らは一緒にパン屋に寄って、サンドイッチとデザートのエクレアをゲット。シャトレ=レ・アールの駅からRER B線に乗り込んで、Sceaux駅で下車。ヒロラくんはこっちの方から公園に入ったことはないらしいんだけど、閑静な住宅街が続いていて、綺麗な花も植えられていて、すごくいい雰囲気だった。

駅から10分くらい歩くと公園に到着。ここはものすごく巨大な公園で、まるでヴェルサイユ宮殿の庭園みたい。前からヴェルサイユの庭園だけみたいなところでピクニックしたいなと思っていたので、今回そのまんまじゃないですか!っていう驚きでいっぱいだった。まるでゴルフ場のような巨大なオープンスペースにも驚いたけど、やっぱり綺麗だったのは細長い池の横の並木道。ここだったら、物思いにふけりながらずっと歩いてられそうな感じがする。こんな綺麗な公園が無料で使えちゃうなんて、なんてパリの人たちは恵まれているんだろう。

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綺麗に整備された庭の向こうには、
今は博物館として使われているらしい城が見える

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あちこちにこんな並木道が

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本当にヴェルサイユ宮殿の庭の豪華さを思い出す

桜は公園全体に植えられているわけではなく、一部に桜エリアがあるらしい。そこに着くと、目の前にはピンク色の八重桜がたくさん! 家の近くの八重桜は満開だったので、今日は見頃だろうと思ってたんだけど、ここのはだいたい5~7分咲きくらいで、まだちょっと早いかなといった感じ。でもこれでも全然綺麗! 週末は激混みらしいこの場所も、平日はとても空いていて、自分たちで好きな木を選んでその下を陣取ることにした。

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八重桜が植えられている一角

敷物を広げて、ピクニックセットとワイングラスを準備。ヒロラくんのバッグはドラえもんのポケットみたいだ(笑)。サンドイッチを皿に並べて赤ワインを注ぐと、素晴らしい花見ピクニックの時間がスタート。ちょっと曇っていた空にも日が出てきて、青空にピンク色の花がよく映えること! こんな感じで桜の木の下で花見をするのは、日本にいた時以来なので、実に25年ぶり。美味しいサンドイッチと美味しいワインも手伝って、心の底から幸せになれた。あー、パリに来てよかった。あー、花見に来れてよかった!

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サンドイッチにワイン。なんてパリジャンな花見なんだろう!

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太陽も出てきて、桜はますます輝きを増す

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桜の下でエクレアを食べることができるなんて、
想像もしなかったよ

やっぱり日本人は花見が好きらしく、僕らの周りのあちこちから日本語が聞こえてきた。ヒロラくんと色々な話をしながら、桜の下で飲み食いする時間はもう本当に天国。あぐらには慣れていないので股関節と腰が痛くなっちゃったけど、ちょっと酔ってからは敷物の上に寝転がって空を見てた。青空とピンクの花の対比が綺麗すぎて、夢のように思えてしまう。

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寝転がって見た空と桜。
なんだか心が満タンに充電された気持ち

名残惜しかったけど、16時半頃には片付けをして電車の駅に向かった。その途中にも綺麗な景色がたくさんあって、もうなんかずっとアパートに着くまで夢心地でいることができた。

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池の前で記念撮影!

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白い小さな花が満開。これも桜?

さてアパートに着いて昼寝しようかと思っていると、今夜会う予定だった学校の友達Angelikaが、これから会えないかとメッセージを送ってきた。彼女は仕事のミーティングがあるので2時間後くらいに会うはずだったんだけど、時差を間違えたので1時間空きができてしまったらしい。急いで着替えて出かけた。

Angelikaのアパートの前で落ち合って、以前シアトルの友達Aurelioに連れていってもらったLes Marroniersのテラス席が運よく開いていたので、そこに座ることにした。ワインを飲みながら、ステーキを食べながら、学校の話や人生の話を語り合う。彼女はまだ20代前半だけど、もう自分のビジネスを持っていて、グローバルに活躍している人。彼女の親と同世代の僕が、彼女とこんな風に楽しく話し合えるなんて、ちょっと不思議な気はしたけど、とてもしっくりくる感じもあった。僕がシアトルに帰ってしまうまでにまた会わなきゃね!と約束して別れた。

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若いけどとてもエネルギッシュに活動しているAngelika

この後はいつものバーで一杯だけビールを飲んでから帰ることにしたんだけど、何人か知っている人が来ていて嬉しかった。バングラデシュ人のSamって人とも、初めて会って話ができてよかったし。普通ならシャイな僕はあまり話さない方なんだけど、ちょっとお酒が入って、しかも友人繋がりだったりすると、少し話しやすくなる気がする。新しい人と知り合えるのは嬉しい。

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バングラデシュ人のSamとは初めて出会った

今日は本当にいいことづくしの日だったな。本当に自分は恵まれていると思う。その気持ちを引きずりながら、22時半にはベッドに入って寝てしまった。

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by alexsea | 2018-04-16 00:00 | パリ生活2018 | Trackback | Comments(0)