From Seattle, WA, USA
by Alex
プロフィール
シアトル在住のAlexです。
ソフトウェアデベロッパーをやっていましたが現在は休憩中。日本にいるときには役者をやってたりしました。歌ったり踊ったり、食べたり飲んだりが大好きです。

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カテゴリ:旅行記( 480 )
ドイツ&オーストリア2017: 100点満点の旅
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ホテルからの景色をもう一度

ホテルで朝食を食べた後は、9時過ぎに出発して空港へ向かう。電車はターミナル1で止まるので、そこからアイスランド航空のターミナル2まで移動しなきゃいけない。フランクフルトに到着したときにはバスに乗ったんだけど、「ターミナル2」の表示に従って歩いて行くと、今度は空港内の電車に乗ることになった。

定刻通り出発した飛行機は、レイキャビクに20分ほど遅れて到着。元々乗り継ぎが1時間の予定だったので、さらに時間が削られて焦った焦った! パスポートコントロールを通り抜けてからはゲートまで走ったんだけど、バスで飛行機までの往復をしていたので、それほど急ぐ必要もなかったかもしれない。

帰りの飛行機の中でもほとんど眠れなかったので、『最高の人生の見つけ方(The Bucket List)』、『キング・アーサー 聖剣無双(King Arthur: Legend of the Sword)』、『ラブ・アゲイン(Crazy, Stupid, Love)』なんかの映画をずっと観てた。寝ようと努力して眠れないよりも、映画を観てお尻の痛さを忘れる方がいい(笑)。

何事もなく、シアトルの自宅には18時半頃到着。いやー、疲れた! さっそくスーツケースからグリューワインのマグを取り出して、洗ってから記念撮影。7つも持って帰ることになるとは思ってなかったけど、これはいい思い出になるだろう。Koreyもマグを6つ持ち帰って来たんだけど、新聞紙で包んだマグを一緒にまとめて袋の中に入れていたので、2つ割れてしまっていて可哀想だった。服の間に分けて入れなきゃダメだよねー。

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持ち帰った7つのマグ。
これからはシアトルでもクリスマスの季節にはグリューワインが定番になりそう

いやいやいや、本当にいい旅だった。ほとんどプラン通りに行ったし、天気もものすごくラッキーだったし、最後には面白い出会いもあったし。これだから旅行はやめられない。トラブルがあったにはあったけど、最後には大丈夫だったんだから、あんなことで不満を言ったらバチが当たる。

さて、ひと段落したら、来年のパリ行きを煮詰めなければ!
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by alexsea | 2017-12-12 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(2)
ドイツ&オーストリア2017: トラブル続きの旅と、しゃっくりが止まらなかった男
明日の帰りのフライトはフランクフルトからなので、今日そこまで帰らなければいけない。駅で朝ごはんを食べる予定で7時過ぎにホテルを出ようと思ったんだけど、フロントに人がいない! 朝食の準備をしていたので聞いてみたら、フロントは7:30かららしい。「クレジットカードなんかの情報はすべて貰ってるよね? 鍵を机の上に置いて行くだけで大丈夫だよ」とのことだったので、鍵だけ置いて出てきた。

以前来たときには駅にマクドナルドがあったし、ネットで調べたときにもまだあるようだったんだけど、どこを探しても見つからない。まぁマクドナルドで食べる必要はないんで、構内のパン屋に入ってバゲットサンドイッチと飲み物を買った。でもそこには食べる場所がないんで、電車の中で食べようということになった。

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ひっそりとした朝のザルツブルク中央駅

ザルツブルク8時発の電車は、フランクフルトまで乗り換えはなく、13:40着の予定。5時間40分って長いけど、旅行記を書いたり、食堂車に行って飲み食いしてればすぐだなって思ってたんだ。ザルツブルクが始発の電車なので15分くらい前には入って来るはずなんだけど、いつまで経っても来ない。8時を過ぎると、表示板には「3分遅れ」、「5分遅れ」、「7分遅れ」…と、2分毎に遅延表示が加算されていく。「15分遅れ」まで表示された後は、いきなり“CANCELED”! えー、キャンセルって一体どういうこと?! どーすんだよ、これ。

その後アナウンスが入って、フランクフルト方面に行く人はミュンヘン行きが何番線に来るので、それに乗るのがいいかもとのこと。同じプラットフォームで電車を待っていた人々は、まるで民族大移動のようにそっちの方に移動して行った。僕らもミュンヘン行きに乗りこんで、席を取り次第ネットに繋げて、(1) この電車がミュンヘンにいつ着くか、(2) ミュンヘンからフランクフルト行きの電車はどのくらいの頻度であるか、を調べた。幸いフランクフルト行きは1時間に1本以上の頻度であるので問題ないとは思うんだけど、チケットとかどうするんだろう? 車掌が来たら予約を変えてもらえるのかな?

そんなことをKoreyと話していたら、4人掛けの席の向かいに座った、ドイツ人の30歳くらいの男性が話しかけてきた。フランクフルトまでのチケットを持っているんだったら、この後追加で何かを払うことはないだろうってこと。それと車掌は予約変更はできないだろうから、ミュンヘンの鉄道会社のオフィスに行く必要があるだろうってこと。オフィスではまず番号札を取らなきゃいけないこと、なんかを教えてくれた。彼のスマートフォンでフランクフルト行きの時刻表を調べてくれたり、車掌が来たらやっぱりオフィスに行く必要があることを確認してくれたりした。なんて親切な人なんだろう! ミュンヘンのレストランでもそうだったし、この旅では近くの人が助けの手を差し伸べてくれることが多い。ドイツ人に対する親近感がかなりアップした出来事だった。

なんとかちゃんとフランクフルトまで行けそうだということがわかったので、落ち着いてサンドイッチを食べることにした。ミュンヘンまでの1時間半の旅は、そんなこんなであっという間だったと思う。

電車がミュンヘンに着き次第、さっきの人にお礼を言って、オフィスの方に向かって早足で歩く。場所も教えてくれたので、探す必要もなかった。番号札を取ると30人待ちくらいだったのでゲンナリしたけど、かなり回転が速かったので15分くらい待つだけで僕らの番号が来たのはよかった。10分後くらいにフランクフルト行きの電車があるけど、それはもう発車直前なので席の予約はできないらしい。たくさん席が残っているので大丈夫ってことを聞いたんだけど、空いている席を探して歩くのが嫌だった。次の電車のことを聞くと、それは予約できるけど1時間後になってしまうらしい。1時間だったら駅でランチ食べてればすぐだと思うし、座席指定があった方が安心なので、それを取ってもらうことにした。

駅のフードコートにあるアジア料理店でしょっぱいタイカレーを食べた後、フランクフルト行きの電車を待っていると、アナウンスと同時に45分遅れとの表示が! またですかー?? 今までの旅行があまりにもスムーズだったので、最後の最後で一気にしわ寄せが来た気がするなぁ。この後、他のプラットフォームに移動しなきゃいけなかったり、指定の席にはカップルが座っていて「30分以上遅れたら座席指定は関係なくなるはずよ」とかわけのわからないことを言っていて、でも車掌に聞きに行ったらしく、その後は詫びの言葉もなく去って行ったり。なんかもう、これでもかと言うくらいの追い打ちにヘロヘロになってしまった。でもやっとこれでフランクフルトまでノンビリできる。……よね?

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ミュンヘンの駅で食べたタイカレー。しょっぱいよー

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雪景色が続いてたけど、フランクフルトが近づくにつれて緑の大地に

フランクフルト到着は当初の予定よりも2時間ほども遅れてしまったけど、この日はあまり予定を入れてなかったし、到着できただけでありがたいと思わなきゃ。旅の始まりに泊まったHotel Excelsiorにチェックインした後は、当初はマインタワーの展望台に行こうかとも考えていたんだけど、トラブル続きの旅に疲れたので、そのまま部屋で休むことにした。風呂に入ろうかと思ったんだけど、バスタブの水を止める栓が壊れていたので、それも叶わず。なんか不運続きもここまでくると、コメディって感じ? シャワーだけ浴びて、夕食の時間までゆっくりと昼寝した。

泣いても笑っても今日が最後なので、またクリスマスマーケットに繰り出すことにしよう。18時過ぎにホテルを出て、中央駅からトラムでレーマー広場に向かった。光り輝くクリスマスマーケットは人でいっぱい。以前からちょっと気になっていた、ポテトパンケーキ(Kartoffelpuffer)を食べてみることにしよう。3枚セットで€4.50。リンゴを使った甘いソースか、ニンニクを使ったドレッシングのようなソースを選ぶことができる。僕は甘くないポテトを味わいたかったので、ニンニクのソースを選択。一口食べると……、重いっ。重すぎる。使ってる油のせいなのかなぁ? とにかく軽さが全くなくて、気持ち悪くなってしまいそうな重さ。これは失敗したなぁ。一つだけ食べて、他はごめんなさいしてしまった。期待していただけに悲しかったな。

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このポテトパンケーキ、ずっと気になってたんだよね

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美味しそうなんだけど、重すぎるよー!

口直しのために、ずっとまた食べたかったラクレットを探すことにしよう。レーマー広場の中にやっと一軒だけ発見! 他の店はそれほど混んでないのに、ラクレットの店だけ長蛇の列ができてる。やっぱりこの美味しさは、みんな知ってるんだなぁ。トロトロのラクレットチーズがかかったパンは€4.50。所々焦げた場所が香ばしくて、今回のドイツ・オーストリア旅行を締めくくるにピッタリの、大満足の味だった。

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クリスマスマーケットも、これで見納め

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レーマー広場に立ち並ぶ、ババリア風の建物

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ラクレットを売ってる店には長蛇の列が!

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柔らかくなったラクレットチーズをパンに乗せてくれる

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これがもう美味しいのなんのって!

この後はグリューワインを飲んだり、マーケットを歩いてまたオーナメントを探したりして、最後のクリスマスマーケットを存分に楽しんだ。

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この美しい景色は一生涯忘れない

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グリューワインの飲み納め!

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クリスマスオーナメントのショッピングも

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ピンク・クリスマスにも人がいっぱい

まだ時間も早いので、バーで飲んでから帰ることにしよう。ツァイル(Zeil)と呼ばれるショッピングストリート近くのバーに入ると、まだ時間が早いからなのかあまり人がいない。カウンターでウォッカソーダや、アプフェルヴァインを飲んでいると、隣の席に座ってきた人がいた。クリスと名乗るイギリス人の彼となんとなく話し始めたんだけど、僕が日本人だと知ると、以前日本のテレビに出たことがあるという。なんでも2年以上もしゃっくりが止まらなくなってしまったことがあって、それで日本のテレビ局から取材を受けたんだって。地元で医者にかかったんだけど原因が全くわからず、サジを投げられていたらしい。テレビ局の取材を通して、日本の医者が彼の脳幹に腫瘍を発見。結果、手術で取り除くことができて、しゃっくりがやっと治まったんだそうな。今でも指先にちょっと痺れが残るらしいけど、手術によって人生がいい方向に変わったと言っていた。彼はアフリカの島でボランティア活動をやってたらしいんだけど、イギリスに戻る途中で、中継地点としてフランクフルトにいたんだって。

こんな苦難をくぐり抜けてきた人と偶然会えるって…

すごいー! なんという境遇をくぐり抜けてきた人なんだろう。こんな人に偶然に会えるって、一体何なの? 僕は偶然と必然って、人が理解できないレベルで繋がっているかもしれないと思っているので、こういうあまりにも想像からかけ離れた出会いをすると、彼に会ったことには何か意味があるように思えてならなかった。しゃっくりや脳腫瘍関連ではないことを祈るばかりだけど (笑)。22時近くまでずっと彼と話をしてた。旅の最後でこんな面白い出会いがあるなんて、本当に最高だと思った。彼にはこれからも元気で、人生を楽しんでほしいな。

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「しゃっくりが2年以上止まらなかった男」と記念撮影

地下鉄で中央駅まで戻って、今回の旅行最後の夜が終わった。
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by alexsea | 2017-12-11 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)
ドイツ&オーストリア2017: 素晴らしい景色と音楽の一日
ホテルで朝食を食べた後、出発前にザルツブルクカードに開始日と時間を書き込んだ。書き込んだ時間から24時間カードが有効になる。ザルツブルクの主要な観光スポットはこれでほとんど無料になるし、城塞へのケーブルカーや、メンヒスベルクのエレベーターもタダ。僕らは利用する予定はないけど、ザルツブルク内のバスなんかの公共交通機関も無料になる。こういう感じの観光カードって、割が合わないものもたくさんあるけど、このザルツブルクカードは簡単に元が取れてしまうので、以前来たときから重宝していた。今日行く予定の場所は、全部カードで無料になるところばかり。

ホテルを9時ちょっと前に出発。うっわー、寒い!! スマートフォンの天気予報を見てみると、現在摂氏マイナス7度で、体感温度はマイナス15度らしい。今回の旅行一番の寒さだ。ちなみに、寒さと乾燥のせいで僕の手指がザラザラになって、スマートフォンの指紋認識ができなくなってしまったのには笑った。新たにザラザラ指の指紋を登録することで事なきを得たけど、やっぱり寒いとこういうこともあるんだなぁ。

ホテルから真っすぐザルツァッハ川に出て、そこから川沿いに進んでいこう。あまりの寒さに川辺の土手は真っ白な霜が多い尽くしていて、川の端も凍ってる。でも天気が良いので素晴らしく気持ちがいい。やっぱり僕は暑いよりも寒い方が好きだ。のどかで綺麗な景色を見ながら、旧市街の方に歩いていった。

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キンと冷えた空気の中で、ザルツブルクの街はより輝くよう

まずはメンヒスベルク(Mönchsberg)の丘に上ることにしよう。これは旧市街のすぐ裏側にある絶壁の丘で、『サウンド・オブ・ミュージック』の一シーンで使われた場所としても知られている。ザルツブルクカードを使ってエレベーターで上がると、朝陽を浴びたザルツブルクの旧市街が眼下に広がっていた。なんて素晴らしい景色なんだろう。以前来たときは暑いくらいだった覚えがあるけど、こんなキンとした寒さの中で見るザルツブルクは、まるでクリスタルの中の物語の舞台みたいに感じられた。

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メンヒスベルクの丘からの素晴らしい景色!

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『馬洗い池』もカチカチに凍りついている

エレベーターで丘を降りた後は、ザンクト・ペーター墓地を昨日とは逆方向に通り抜けて、ホーエンザルツブルク城塞(Festung Hohensalzburg)に向かった。ケーブルカーの乗り場には既に団体客が来ていたけど、チケットを買うのを待っていたらしく、僕らは彼らの横を通って先にケーブルカーに乗りこんだ。満員電車のようになってしまったケーブルカーから降りた後は、どっちに行ったらいいのかわからなくて迷った。確か前に来たときも迷った覚えがあるなぁ。どうやら城塞の中を見るにはオーディオガイドツアーに参加するしかないみたいで、その入口に行くと、すでに前にはイタリア人観光客の団体が並んでいた。このツアーにはある一定間隔でしか客を入れないらしく、最初のツアーを逃してしまったので、15分くらいそこで待っていなければいけなかった。

この団体の後ろはイヤだなぁと思いながらオーディオガイドを受け取り、最初の部屋に入った。以前来たとき、この部屋でのオーディオガイドの説明が長くて飽きてしまった覚えがある。でもちゃんとオーディオガイドを聞き終えなければ先に進めないらしいので、ガイドが話し終えるとすぐに部屋を出て真っ先に次のポイントに進み、次のガイドのプレイボタンを押す。こうすることで、他の人たちよりも先に進むことができたのでよかった。

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オーディオガイドツアーで一番退屈なのが、この最初の部屋

このツアーでの個人的な目玉は、塔の一つ(レック塔)に上れること。一番上からはザルツブルクの景色が360度見回せる。今日は天気がいいので最高に気持ちがいい! 塔の上がたくさんの人で溢れる前に、四方の写真を撮ってしまった。この景色のためだけにでもホーエンザルツブルク城塞を訪れる価値があるかもしれない。

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レック塔からはザルツブルクを360度見回せる!

長い渡り廊下を歩いた後はオーディオツアーの終わり。この後は博物館に行った。『黄金の間』は普通なら少し高いチケットを買わなきゃ入れないんだけど、ザルツブルクカードでも11時前に入れば見学できるとカードの説明書に書いてあった。『黄金の間』の入口に行ってカードを見せると、ちゃんとそのまま入場できたのでよかった。ここには前も来たことがあるけど、壁や天井に金のリベットがたくさん打ち込まれている部屋。かなりの重鎮感がある。窓から見えるザルツブルクの景色もよかった。博物館の方は、歴史に興味がなかったらあまり面白くないかな。戦時中のユニフォームとかは、僕でも興味深く見れたけど。

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黄金のリベットがビッシリと打ち込まれた天井がすごい

また満杯のケーブルカーに乗って地上に降りた後は、ノンベルク修道院(Stift Nonnberg)に向かった。ケーブルカーを降りた場所から、なだらかな坂を上って行くだけ。『サウンド・オブ・ミュージック』でマリアがいた尼僧院がここ。子供たちがマリアを訪ねて行ったときも、ここの入口が出てきた。中は教会が見学できるようになってる。前にも入ったことがあったらしいんだけど全く覚えていなかった。とても小さくて静かな教会で、今でも使われているのかどうかはわからない。€1コインを投入すると、祭壇やフレスコ画を展示してあるエリアの照明が点くようになってる。

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ノンベルク修道院の入口。
『サウンド・オブ・ミュージック』で使われたこの構図、覚えてる?

お腹も空いたので、ランチを食べに行くことにしよう。ノンベルク修道院から坂道を少し下りて、住宅街のようなところの階段を下りて行く。ここら辺は、他のエリアの喧騒が嘘のような静けさ。旧市街に住んでいる人もいるんだなぁ。家賃はどのくらいなんだろう? ランチはTrattoria Domaniでピザ。とても美味しかったけど、大きすぎて残すことになってしまったのが残念。隣にドイツ人のおばあさん二人が座ってたんだけど、僕が料理の写真を撮ったりしてるのをにこやかに見てた。最後に店を出るときに挨拶すると、二人とも満面の笑顔で応えてくれた。こういうのっていいよね。

この後は、ゲトライデガッセにあるモーツァルトの生家(Mozarts Geburtshaus)を訪れた。ゲトライデガッセは昨日よりも随分空いてる。まだ時間が早いからなのか、ランチタイムだからみんなレストランにいるのかな。ここは写真撮影禁止なのが残念なんだけど、直筆の楽譜や彼の髪の毛なんかを見ると、モーツァルトをとても身近に感じてしまう。この窓から見える景色を、彼も眺めていたんだろうなぁ。建物を出るときにポケットをいじっていたら、中に入れていたザルツブルクカードを落としてしまったみたいで、階段に座って誰かを待っていたらしい女の人が大声で教えてくれた。落としたことに気づかなかったからビックリした。ありがとう!

Furstでモーツァルトクーゲルンというお菓子を一つだけ買って、食べながら歩いた。このお菓子はミラベル社も作ってるけど、本当はFurstが元祖らしい。ここのは結構シンプルな味わいで、個人的にはミラベル社のモーツァルトクーゲルンの方が好きかな。

祝祭劇場のツアーに参加しようと思ったけど、クリスマスのショーがあったのでツアーがなくて残念。ここは以前来たときにも中を見たかったんだけど、ガイドが病気とのことでダメだったんだ。よくよく僕には縁がないらしい。

この後はレジデンツ(Residenz)の建物に入って、博物館や美術館を含めたDomQuartierと呼ばれるエリアの観光をすることにした。オーディオガイドを使いながら進む、とても長いツアー。内部の撮影は禁止だったのが残念! レジデンツは豪華だけど実用的な感じだったし、大聖堂の二階のパイプオルガンを間近に見れたのも面白かった。一部バルコニーを通るんだけど、ここからはクリスマスマーケットのベストショットが撮影できる。結構早足で見たつもりだったんだけど、最終的にここで1時間半くらい使っていた。

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バルコニーから見たレジデンツ広場のクリスマスマーケット

かなり疲れたけど、どうせカードで無料なんだから、ザルツブルク博物館(Salzburg Museum)にも行ってみることにしよう。ここは展示の仕方がとても凝っていて面白い場所だった。特に昔の楽器をたくさん展示してある部屋は、個人的にとても興味深く見ることができた。セルフサービスのカフェで、しばらく座って休憩できたのもよかったし。

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ザルツブルク博物館の展示の一つ。怖いよ!

さて、観光はこのくらいにして、またクリスマスマーケットに行くことにしよう。旅も終わりに近づいているので、お土産を買うんだったら今日か明日しかない。売ってるオーナメントの種類は無限にあるようだし、ほとんどは量産されているっぽいものばかりだったので結構迷ったけど、結局レジデンツ広場で一つ、ドーム広場で一つオーナメントを買うことにした。買い物の途中にちょっとみぞれが降ってきたけど、傘を差すほどでもなかったからよかった。

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夜のクリスマスマーケットは一層輝きを増すよう

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買ったオーナメントの一つ

ドーム広場でグリューワインを飲んでいると、大聖堂の方から歌声が聞こえてきた。ライトに照らされて綺麗な大聖堂の前にグループがいて、彼らの歌を聴くためにたくさんの人が集まってる。僕らもちょっと聴いてたんだけど、こんな風に音楽がある街っていいよねぇ。

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大聖堂の前からは歌声が

さて17時になったので、城塞に上がるケーブルカーの方に行こう。今夜はホーエンザルツブルク城塞でディナーつきのコンサートを予約してある。予約のプリントアウトを見せると、ケーブルカーには無料で乗ることができる。レストランに行く前に、下界を見下ろせる場所に行ってみたんだけど、寒いながらにザルツブルクの夜景はとても綺麗だった。

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ザルツブルクの夜景も素晴らしい

コンサートと抱き合わせのディナーなのであまり期待はしてなかったんだけど、クリームスープも、コニャックソースの仔牛肉も、『モーツァルトのデザートバラエティ』と名付けられたデザートも、とても美味しかった。そりゃ星つきレストランのようにはいかないけど、不満を探そうと思ってもあまり見つからないレベル。サービスもとてもよかった。満足満足!

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予想以上に美味しかったディナー

VIPチケットなるものを取ったので(ディナーとコンサートで一人€81)、コンサートの方はまた最前列のど真ん中に座れた。でも演奏のレベルは昨日に比べると明らかに落ちる。それになぜか第一バイオリンが二人いて、気が散るったらありゃしない。どちらも上手いんだけど、二人で演奏してるもんだから他のパートよりも明らかに浮いていて、全体を聴くのが難しかった。まぁそれほどあら捜しをしなければ問題はないんだけどね。でも、ハープ奏者はもっと練習が必要! つっかえつっかえという感じで、聴いてるこっちがハラハラしてしまった。

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コンサート自体はまあまあだったかな

ケーブルカーで地上に下りると、さっきよりも少しだけ気温が上がって暖かくなった気がする。21時過ぎなのでクリスマスマーケットも全て閉まって、さっきまでの喧騒が嘘のよう。ひっそりと静まり返った旧市街は、映画のセットのような気すらしてくる。もう明日にはこの場所を離れてしまうので、ザルツブルクの街に別れを告げながらホテルに向かった。川にかかる橋の一つ(Makartsteg)が電飾で輝いていてとても綺麗だったのでそれを渡ることにしたら、橋には南京錠がビッシリ! 『愛の南京錠』と呼ばれるものだけど、これは個人的に大反対。見た目も悪いし、橋に負荷をかけるし(パリのポンデザール橋は南京錠の重さで破損したらしい)、錠をつけた後の鍵は水に投げ入れるらしいので川を汚染するし。僕にとっては、落書きと同じレベルで許せないことの一つだ。将来規制が進むことを祈るばかり。

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『愛の南京錠』がビッシリつけられた橋。個人的に大反対

ホテルに帰るまでの道で、指揮をしている姿の銅像が明かりで照らされているのを発見。変わってるなと思って写真を撮ってたんだけど、有名な指揮者カラヤンの銅像だと気づいてビックリ。小さい頃ヴィヴァルディの『四季』のレコードを持ってたんだけど、その指揮者がカラヤンだった。「カラヤンの四季」とジャケットにデカデカと書かれていたので、そういう名前だと思い込んでしまって、学校で『春』の楽譜を読んでその名前を答えるテストがあったときに、「カラヤンの四季」と書いてバツになったことがあった。納得できないものを感じたけど、今となってはいい思い出だ(笑)。昨夜のミラベル宮殿のコンサートでも『四季』を全部聴くことができたし、このカラヤンの銅像を偶然見つけたのも、何か意味があることにように思ってしまった。

ホテルに帰った後は、ちょっと荷物の整理をしてベッドに入った。いよいよ今回の旅は、明日一日を残すだけとなった。
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by alexsea | 2017-12-10 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)
ドイツ&オーストリア2017: ザルツブルクに雪が降る
朝8時頃ホテルで朝食を食べ、3泊したホテルをチェックアウト。ここは駅から本当にすぐだし、設備もなかなかだったし、フロントの対応もよかったし、とてもいいホテルだったと思う。

9:30発の電車に乗って、オーストリアのザルツブルク(Salzburg)に向かう。ミュンヘンからはすごく近いので、時間に余裕のない人は日帰り旅行もするらしい。ミュンヘンを出てすぐに、車窓からの景色は真っ白な雪景色に変わって、素晴らしく綺麗。Siaのアルバム“Everyday Is Christmas”を聴きながら、1時間半の間ずっと移りゆく景色を眺めていた。ザルツブルクにも雪が降っていたらしく、プラットフォームは真っ白な雪に覆われていて感動した。

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こんな感じのメルヘンな景色が延々と続く

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ザルツブルク駅のプラットフォームは雪で真っ白!

ザルツブルクには6年半前にも来たことがあったので土地勘はあると思ったんだけど、電車の方向と駅の位置関係を逆に覚えていたらしく、どっちの出口に行けばいいのかちょっと戸惑ってしまった。結局、ほとんどの人が流れていく方向が正解。駅を出る前に、観光案内所で明日使う予定のザルツブルクカード(24時間有効で€24)を買っておいた。

駅を出て歩き始めると、雪がちらほらと舞っていて綺麗! 一番雪が似合うと思っていたローテンブルクとザルツブルクで雪が降ってくれるなんて、本当にラッキーだと思う。ホテルは駅から歩いて10分ほどのUrban Stay Salzburg City。まだチェックインできなかったので、荷物だけ預かってもらってランチに行くことにした。

ランチのために調べておいたレストランは、ホテルから徒歩1分のAsia Kitchen。アジア料理のビュッフェで、€10.90で食べ放題と、とてもお得。開店直後だったんだけど、品揃えが豊富でクオリティもなかなか。調子に乗ってちょっと取り過ぎたけど、全部食べることができたからよかった。

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アジア料理のランチ。なかなか美味しかった

さて、エネルギーを充填した後は、パワー観光に出かけることにしよう。ミラベル庭園(Mirabellgarten)は普段は花が咲き乱れていて最高に美しい場所なんだけど、雪景色もまた静かな感じでいい。いつもは庭園の中を歩けるはずなんだけど、ロープで囲いがしてあって、ミラベル宮殿沿いの道しか歩けなくなってる。その分、積もった雪が蹴散らされないで美しいまま残ってるんだけど、行きたいと思っていたドワーフ像があるエリアにも行けなくて、ちょっと残念だった。よく見ると庭園には黄色と青のスイートピーらしき花が咲いていて、その上に雪が積もってしおれた感じになってたのが可哀想だった。あと、庭園の一部の雪の上にナチス紋章が描かれていたのも悲しい。こういうことをするバカは、どこの国にもいるんだなぁ。そういえばミラベル宮殿の近くにもクリスマスマーケットがあるってことだったんだけど、そんなのは見なかったぞ。どこにあるんだろう?

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雪景色のミラベル庭園

庭園を抜けた後は、ザルツァッハ川沿いを歩いてモーツァルト橋(Mozartsteg)を渡り、旧市街へと入っていく。モーツァルト広場(Mozartplats)には、グリューワインのスタンドと共にアイススケートリンクができていた。大人も子供も気持ちよさそうに滑っていて、僕も小さい頃毎日のようにスケートリンクに通ってた頃のことを思い出してしまった。アイススケート初心者のために、腰くらいまでの高さの白クマを押しながら滑ることのできる補助具が可愛すぎた。

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静かなザルツァッハ川沿いを歩く

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補助具の白クマが可愛すぎ

さらに旧市街を奥に進むと、レジデンツ広場(Residentzplatz)の大きなクリスマスマーケットで多くの人が賑わってるのが見える。とりあえずここでグリューワイン休憩。ここのは縦長のマグで、可愛かったのでキープすることにした。

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賑やかなクリスマスマーケット!

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このマグは結構気に入った

ここのクリスマスマーケットで人気があったのが、癌の研究・治療のために€2の寄付をすると、1回くじ引きができて賞品が貰えるというもの。下から風を吹きつけてパタパタと紙が舞う箱に手を突っ込んで、自分の賞品が書かれた紙をゲット。天使の格好をしたボランティアに渡すと、その賞品を取ってきてくれる。€5を払うと3回できるらしいので、僕が2回、Koreyが1回やってみることにした。Koreyはリンゴ、僕はリンゴとティーバッグを賞品として獲得。他にもCDとか色々あったみたいだけど、寄付をして楽しいくじ引きができるんだから、こういうのっていいよね。

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このくじ引きには長い列ができていた

隣のドーム広場(Domplatz)にも大きなクリスマスマーケットがあるけど、それはまた後で来ることにして、カピテル広場との間のトイレに入ってさっきのマグをすすいだ後は、大聖堂(Salzburger Dom)に入った。さすがにザルツブルクのメインの教会だけあって、すごく大きくて威厳がある。二階の後ろにあるパイプオルガンに加えて、祭壇の近くの4つの角にもそれぞれ別のパイプオルガンがあった。この角のパイプオルガンの一つでモーツァルトが演奏したこともあったらしい。

この後は、金の玉に乗った男のアートが目印のカピテル広場(Kapitelplatz)を通り抜けて、ザンクト・ペーター墓地(St. Peters Friedhof)へ。ここは『サウンド・オブ・ミュージック』で家族が隠れた墓地のインスピレーションとなった場所。実際にはスタジオで撮られたんだけど、確かにあのシーンを思い出させる鉄柵が続いている。雪が降ってとても滑りやすいんだけど、雪で薄化粧された墓地はとても綺麗だった。

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金の玉の向こうにはホーエンザルツブルク城塞が見える

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雪の積もったザンクト・ペーター墓地

ザンクト・ペーター教会(Stiftskirche St. Peter)に抜ける墓地を歩いていると、教会の裏の扉に“20 C+M+B 17”とチョークで書かれているのを発見。これ、今回の旅行で訪れた他の場所でも見たことがある。最初に見たときには拡張工事か何かのマーキングかなと思ったんだけど、これほどあちこちで見るってことはそうじゃなさそう。後でネットで調べてみると、これは“Epiphany House Blessing”と呼ばれるもので、公現祭日(1月6日)か元旦に家を祝福するものらしい。20と17はその年、CとMとBはキリストの誕生を祝った東方の賢者たちの頭文字、“+”は十字架を意味していて、チョークで玄関の扉に書きながら祈りを捧げることで、家が祝福されるというもの。こんなの初めて知ったよ! アメリカでは見たことがないなぁ。

ザンクト・ペーター教会は大聖堂よりももうちょっとエレガントな感じで、個人的にはこっちのインテリアの方が好き。この後はまた雪がちらほらと降る中、祝祭劇場の方に歩いていった。そこで焼き栗を見つけたので、買ってみることにした。ヨーロッパでは焼き栗は冬の風物詩らしいけど、僕は食べたことがなかったんだよね。栗には一つひとつ切り込みが入れてあって、そこから殻を割れるようになってる。でも日本で食べる甘栗よりも皮が厚く、渋皮も取りにくいので、食べられる状態になるまでが一苦労だった。身は結構ドライで、栗そのものの微かな甘味しか感じない。はっきり言って、あれだけの手間をかけて食べたいものじゃないなぁ(笑)。4つか5つ食べただけで、もったいないけど後は捨ててしまった。手間のかかる食べ物は嫌いなんだよぉ。

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初めて焼き栗に挑戦!

この後は馬洗い池(Pferdeschwemme)を見ながら、ザルツブルクで一番有名なショッピングストリートのゲトライデガッセ(Getreidegasse)へ。うひゃー、なにこれ! 新宿の繁華街の人ごみにも負けないほどの混雑ぶり! さすがにクリスマスマーケットのハイシーズンだけのことはある。以前来たことがあるSporerというシュナップスの店で一杯やろうかと思ってたんだけど、店の外まで人が溢れ出してる状況で、その光景にゲンナリ。諦めることにした。

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ゲトライデガッセはすごい人ごみ

ゲトライデガッセからちょっと横に入ったところにも別のクリスマスマーケット“Sternadvant”があったけど、ここもすごい混雑で身動きがとれない。足が疲れたので、どこかで座って休憩したいんだけど、どこのカフェやレストランも人で溢れかえっていてダメ。旧市場(Alter Markt)のエリアを抜けて、モーツァルト広場から来た道を戻りながら、休憩できるカフェを探そうということになった。ザッハートルテで有名なSacherのカフェも、超満杯で入れない。そういえば近くに高級ホテルBristolもあったなぁ。そっちに行ってみると、やっとゆったりとラウンジに座れることができた。モカ・マティーニで乾杯! やっぱり人が多いハイシーズンの旅行は自分には合わないかなぁ。でもクリスマスマーケットは、その苦手意識を押しのけて来る価値があったと思う。

ホテルに戻る途中に、ミラベル広場(Mirabellplatz)のクリスマスマーケットを道沿いに発見! そっか、ミラベル宮殿の逆側にあったんだね。今夜暗くなってからここに戻って来ることにしよう。

ホテルにチェックインした後は、18:45くらいまでの2時間ほど、昼寝したりネットを散策したりしてゆっくりと休んだ。今日はミラベル宮殿でのコンサートを予約してある。20時開演なので、19時半までに行ってチケットを貰わなきゃいけないらしい。それまでは宮殿の前のクリスマスマーケットで何か食べることにしよう。

ミラベル宮殿前のクリスマスマーケットは、旧市街に比べるととても小規模。でもかなりの人出で、一軒一軒見てまわるのもやっとという感じだった。食べ物を売ってる店は一軒だけみたいで、僕はオーソドックスにソーセージをパンに挟んだものを買った。ここのマスタードはエアフルトのものとは違い、ちゃんと辛くてソーセージにピッタリで美味しかった! グリューワインを飲みながら周りを見回すと、近くの人たちが同じ店で違う食べ物を買っていた。ジャガイモから作られた何かがメインで、スープやなんかの付け合わせを選べるらしい。えー、もうちょっと注意深くメニューを読むんだったなぁ…!

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美味しいソーセージ

ミラベル宮殿のコンサートホールには19:15頃到着。予約のプリントアウトを見せてチケットを貰うと、最前列のど真ん中の席を確保できていてラッキー! 最前列を含めた前の方の指定席が€38、その後ろの自由席が€32。違いはたった€6なんだから、指定席を買わなきゃ損だよね。かなり前に予約したからいい席を取れたのか、備考欄に「なるべく前の中央の席をお願いします」と書いておいたからいい席を取れたのか、どっちなんだろう?

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ミラベル宮殿のコンサートホールは、シックに豪華

今夜のコンサートは、モーツァルトのザルツブルク交響曲を皮切りに、ヴィヴァルディの『四季』から春と夏。休憩を挟んで、後半はコレッリのクリスマス協奏曲から始まって、ヴィヴァルディの秋と冬で終了。マイクもスピーカーもない部屋で、弦楽器とハープシコードの音色が部屋中に反射して、これ以上ないアコースティックを作り出してる。もちろん演奏レベルもピカイチで、途中から加わった韓国人バイオリニストWonji Kimのダイナミックな演奏が素晴らしかった。ヴィヴァルディの『四季』は超有名でみんなよく知っているからこそ、独自のアレンジが加えられるとすぐわかって面白い。『冬』のLargoは普通はゆったりと平和なメロディなんだけど、彼らのバージョンはチェロが元気なリズムを刻んでいて、すごく動きのある感じに仕上がっていて微笑んでしまった。平和ながらに、エキサイティングなクリスマスマーケットの情景でも見ているかのよう。あと、『秋』だったかな。曲がハープシコードのグリッサンドで終わった時には、面白くて笑ってしまった。いやー、本当にいいコンサートだった。あまり音楽に興味がなくても、ザルツブルクに来たら一回はコンサートに足を運ぶのがいいと思う。

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最高の演奏をありがとう!

とてもいい気持ちで興奮した後は、すぐにベッドに入っても眠れそうにない。近くのホテルIMLAUERの最上階にあるバーでジンのロックを頼んで、興奮を落ち着けてからホテルに戻った。
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by alexsea | 2017-12-09 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)
ドイツ&オーストリア2017: アウクスブルクとホイットニー・ヒューストン
ホテルで遅めの朝食をとった後、10時過ぎに出発。

今日は最初の予定ではノイシュバンシュタイン城にツアーで行く予定だったんだけど、(1) ツアーで行っても、ミュンヘンから電車でフュッセン、フュッセンからチケット売り場までバス、そこから城の入口までシャトルバスまたは馬車と、3つの乗り物を乗り継いで行くのが大変、(2) 内部の写真撮影はできない、(3) 僕は29年前に行ったし、なんだか今回は呼ばれてる気がしない、という理由で、申し込んだツアーをキャンセルしてしまった。なんだかしっくりこないなーと思うときには、必ず何か変更しなきゃいけない。シュトゥットガルトをやめてヴュルツブルクにした時もそんな感じだった。キャンセルしたらどこに行こうと考えたら、ミュンヘンから電車で45分ほどのアウクスブルク(Augsburg)がしっくりくる気がしたので、大幅な予定変更をすることにした。これはドイツに向けて出発する10日ほど前の話。

ミュンヘンを10:35に出発した電車は、アウクスブルクに11:19に到着。雨がパラパラと降っていて、今回の旅で初めて折り畳み傘を使った。暴風雨ってわけじゃないし、全然許せてしまう範囲のもの。今までずっと晴れや曇りの日が続いて、雪が似合う場所では雪が降ってくれたので、感謝しなくちゃ。

駅の周りは繁華街だけど、旧市街の中心の方に向かうにつれて可愛い建物が見えてきた。その前を走るトラムも、とてもいい味を出してる。市庁舎の建物が見えてきたと思ったら、そのすぐ前の広場がクリスマスマーケットだった。昼前で雨が降る中にも関わらず、結構な人がマーケットを散策してたな。

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雨の中のクリスマスマーケット

僕らはここをちょっと見てからレストランでランチしようと思ってたんだけど、ある店の前を通ったときの美味しい匂いが僕を捕らえてしまった。香ばしさと酸味の香り……すごく美味しそう! なんなんだろう? 足を止めてその店を見ると、何かを鉄板で炒めてる。Schupfnudelnというものらしい。店の前で食べていた大学生くらいの男の子が、「ここはマーケットで一番の店だよ!」と教えてくれた。美味しそうだけど、ランチ用に考えてあったレストランも興味あるし……。でもやっぱり実際の美味しそうな匂いには勝てない。レストランはパスして、クリスマスマーケットでランチすることにしてしまった。

Schupfnudelnは€4。もっちりしたパスタと、ザワークラウトを一緒に炒めたものだった。ザワークラウトはちょっと酸っぱいけど、モチモチのパスタの味がそれを中和する感じ。それにどちらもちょっと焦げたところが香ばしくて、個人的なツボにはまる。すごく美味しかった。この料理は他のクリスマスマーケットでは見たことがなかったから、ここで食べなかったら絶対後悔してたと思う。試してみてよかった! Koreyは小さめのソーセージ2本をパンに挟んだヤツを購入。雨を避けながらグリューワインと一緒に食事した。

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モチモチしたパスタが美味しい!

お腹が落ち着いた後は、目の前の市庁舎へ。1階の土産物屋でチケットを買ってから4階まで階段を上ると、『黄金のホール(Goldener Saal)』がある。それまでの質素さが嘘のように、天井に広がる金色に輝く装飾と豪華なフレスコ画。これには本当に息を呑んだ。天井の装飾から扉の上の彫像まで、合計2.6kgの金箔が使われているんだそうな。市庁舎は戦時中に破損したらしく、黄金のホールの修復・改装は1996年に完成したらしい。そのせいか、フレスコ画はとても生き生きした色使いだった。ここは黄金のホールがもちろん一番の見どころだけど、窓から見えるクリスマスマーケットの全貌もなかなか。暗くなった後は綺麗なんだろうなぁ。市庁舎から出ると、もう雨は止んでいた。

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『黄金のホール』の豪華な内装に息を呑む

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市庁舎の窓からはクリスマスマーケットの全貌が見える

この後は5分ほど歩いて、『フッゲライ(Fuggerei)』と呼ばれる場所へ。ここは16世紀に設立された世界最初の社会福祉住宅で、今でも人が住んでいるらしい。質素な作りの長屋がずっと続いていて、結構静かな雰囲気。たくさんの人が住んでるみたいだけど、そのうちの1軒が博物館になっていて、昔の部屋を再現していたのが面白かった。キッチンとリビングの間には小さな窓があって、母親が台所で仕事をしていても、その窓から赤ん坊や子供の様子を見ることができる。社会福祉住宅というから狭いのかと思いきや、全てのユニットがリビング、キッチン、ベッドルーム、バスルームの4つの部屋で構成されているみたいで、かなりゆったりとした造りになっていることに驚いた。最近のシアトルはアパートの家賃が高騰していて、マイクロハウジングと呼ばれる極小ユニットでも月12万円以上払わなければいけないみたいなので、フッゲライの造りが羨ましく感じた。

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フッゲライには質素な長屋が続く

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昔のベッドルーム。
ベッドの下には石炭を入れる鍋のようなものが置いてあって、それで暖を取っていたらしい

博物館の他にも、フッゲライの1ユニットがモデルルームになっていて見学できた。博物館と同じような造りだけど、現代の家具やフラットスクリーンTVが設置されているモデルルームは、僕も住んでみたい気にさせられた。家賃は今でも年間€0.88(約¥118)と破格の安さ。水道、下水、ごみ処理、ケーブルテレビの代金は、団体からまとめた額が別に請求されるらしいし、電話、電気、暖房の料金は、入居者が自分で払うみたい。それでも安いことには変わりないよね。これだけ安いと希望者が殺到するだろうけど、どうやって入居者を選んでいるんだろう?

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現在のモデルルームのキッチン。ゆったりしていていい感じ

フッゲライの敷地の中には戦時中のバンカーもあって、今では博物館みたいな感じになってる。それほど大きくはないけど、暗い地下防空壕には戦時中のアイテムが並んでいたり、ビデオ上映があったりして、戦争の暗さが体験できた。

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バンカーの中には戦時中のアイテムが

歩き疲れたのでフッゲライ入口のカフェでコーラ休憩した後は、大聖堂(Dom)に向かうことにした。入ってすぐカメラ禁止のマークを見つけたので、残念がりながら一周見てまわったんだけど、さて出ようというときにその表示をよく読んでみると、「個人使用以外の撮影は禁止」ということだった。なーんだ、だったら僕は大丈夫じゃん! ということで、今度は写真を撮りまくりながら二周目をまわった(笑)。それほどゴテゴテした感じはしなくて、でもシンプルなわけでもなく、なんとなく温かみのある内部だったな。様々な場所があるので、とても見応えがあった。僧侶学生みたいな人たちが何人も観光してたのも印象的。小さな礼拝堂の前では、ちゃんと跪いて短い祈りを捧げてたりした。どういう経路から僧侶の道を進もうと思ったんだろうか?

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大聖堂の中には僧侶学生が何人もいた

さて観光はこれくらいにして、クリスマスマーケットに戻って散策することにしよう。ちょっと小腹が空いたので、この旅行でまだ食べていなかったクレープに挑戦! たくさん種類があって迷ったけど、結局シンプルにバナナとヌテラのクレープにした。日本だったら三角に畳まれてるのが普通だけど、ここのは単に長方形に畳んだだけ。だから食べにくいし、しかも量が多い! とても美味しかったんだけど、半分くらい食べたところでギブアップしてしまった。食べ物を無駄にするのは大嫌いなんだけど、これはしょうがない。

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熱い! 美味しい! 大きすぎ!

グリューワインを買って飲んでいたら、みぞれのようなものが降ってきた。雨宿りができるところを探していたら、クリスマスツリーの下で雨宿りをしていた年配のカップルが、こっちに来いと誘ってくれた。最初はドイツ人かと思ったんだけど、実はイギリス人カップルだということが判明。アウクスブルクに移り住んで間もないらしい。どういう経路で引っ越したのか聞かなかったけど、この街が大好きだと言っていた。旅先で見知らぬ人たちと会話するのって、楽しいもんだね。僕は結構シャイな方なんで、自分から話しかけることはできないんだけど、こんな風なキッカケがあったときには会話を楽しみたい。しばらくツリーの下で話をしていたら雨も止んで、青空も見えてきた。

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クリスマスピラミッドが青空に映えて綺麗

カップルに別れを告げて、あちこちのクリスマスマーケットを通り抜けながら駅に向かう。ヴィースバーデンもそうだったけど、ここのショッピングストリートもすごく雰囲気がいい。たくさん店があって大勢の人がいるのに、せかせかしている感じがしない。こういう街だったら住んでも楽しいだろうなって思った。

駅に着くと、ミュンヘン行きの電車が2分後に発車予定だったので、ホームまで走って行った。電車に乗って席を確保してすぐ、大きな雷を聞いたと思ったら、窓の外はみぞれの嵐! 見る見る真っ白になっていくホームを見ながら、ここでも天気に関してラッキーだったことに感謝! ミュンヘンまでずっと窓の外に雪が降るのを見てたけど、到着直前には止んでくれた。

ホテルでゆっくり昼寝した後、18時過ぎに地下鉄に乗って、すぐ隣のSendlinger Torという駅へ。フランクフルトでもあった『ピンク・クリスマス』がここでも開催されているらしい。地下鉄の駅から出てからどっちの方向かちょっと迷ったけど、ピンク色の光が溢れる場所に難なく到着。結構小さな広場だったのでちょっと驚いた。もうかなりの人で賑わってるけど、ステージの真ん前が空いていたので、場所を取ってしまうことにする。19時からここでショーが始まることを調べておいてよかった。

綺麗なマグに注がれた白のグリューワインを飲みながら待っていると、19時ちょうどくらいにパフォーマーが登場。Ikenna Benéyという人で、英語もドイツ語もペラペラ。「ドイツ語を話せない人、どのくらいいる?」と手を挙げさせておいて、「そんなの知ったこっちゃないね」と笑いを取ってた。予定表には「ホイットニー・ヒューストンのダブル」と書かれていたんだけど、衣装もメイクも表情も、本当にホイットニー・ヒューストンそっくり。それに歌が始まってビックリ! 本当に歌ってる! 普通ドラッグクイーンのショーはほとんど口パクなんだけど、この人は素晴らしい歌唱力を持ってる。歌の間には観客を笑わせながら話を繋いだりして、とても楽しいショーだった。こんなのが無料で体験できるなんて、最高!

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グリューワインを飲みながらショーの開始を待つ

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Ikenna Benéyの歌唱力にビックリ! 楽しいショーだった!

ショーはまだ続いてるんだけど、30分くらい観た後、何かお腹に入れたいってことになった。クリスマスマーケットは人が満杯で身動きがとれるような状況じゃないので、調べておいた近くのレストランに行ってみることにしよう。シュニッツェルで有名なAndy’s Krablegartenという店は満杯でしかも予約でいっぱいでダメ、ベトナム料理のJack Glockenbachも同じ状況。他にも数軒回ってみたけど、みんな満杯だった。あちゃー、金曜の夜は予約なしじゃツラかったか!

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ピンク・クリスマスは動きがとれないくらい人でいっぱい

やっと別の通りにあったItxasoというタパス屋に入ることができてホッとした。すごく小さな場所で、隣のテーブルとの距離もないに等しい。何を注文しようか迷っていると、隣のドイツ人カップルが黒板に書かれたメニューを一つひとつ説明してくれた。なんていい人たちなんだろう。だいたい料理の内容はその前からわかっていたとはいえ、こういう親切心がすごく嬉しかった。タパスをいくつか注文して、ワインで乾杯。美味しかったけど、ちょっと重かったかな。それに後から考えたら勘定が間違っていたみたいで、結構余計に取られてしまった気がする。でもわざとじゃなくて、完全な計算ミスだと思う。

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ワインとタパスでディナー

なんかこの近所って、「ダウンタウンから少し離れた、美味しいレストランがたくさん集まっているエリア」という観点から、シアトルで僕が住むキャピトル・ヒルにそっくりな気がした。キャピトル・ヒルは週末はすごく混雑するので、金曜の夜に予約がないと入れないってのはよくわかる。この後は近くのバーに入って2杯ほど飲んだ。地元の人ばかりワイワイやってるような場所で、その雰囲気だけでも楽しかったな。

ホテルに戻ったのは22時を過ぎてからだったと思う。歩き回って疲れたので、結構よく眠れた。
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by alexsea | 2017-12-08 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)
ドイツ&オーストリア2017: BMWとミシュラン2つ星レストラン
8時半頃ホテルで遅めの朝食を食べ、9時半に出発。

今日は、ミュンヘンに本社があるBMWの工場ツアーを11時半に予約してある。地下鉄を2つ乗り継いでOlympiazentrum駅を出ると、すぐに近未来的なBMWの建物が見えた。右側にはBMW Welt、左側にはBMW博物館と、エンジンのシリンダーを4つ組み合わせたようなBMW本社ビルがある。

まずは開館直後のBMW博物館に入る。外観もカッコいいけど、内装もすごく凝ってる。僕は車にはあまり興味がないし、実はBMWよりはベンツ派なので、展示してある数々の車やエンジンはなんとなく見るだけの感じだったんだけど、この博物館自体のカッコよさにずっと目を奪われていた。多層構造の内部は照明も凝っていて、まるでSFの世界のよう。さすがBMWだなぁ。車好きBMW好きのKoreyは、まるで宝の山に紛れ込んだ子供のように写真を撮りまくってた。

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BMW博物館の中は、まるでSFの世界

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こういうインテリアがたまらなくいい

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面白い車の展示もあったけどね

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コロッとしたこの車、個人的に好きかも

1時間ほど博物館を見学した後は、橋を渡ってBMW Weltのビルに行く。ここは巨大なショールームのような感じ。受付で工場ツアーの予約チケットを受け取った後、コートや荷物をロッカーに入れて、ツアーの始まる時間までカフェで休憩した。なんだか今日は、体が疲労の膜で包まれているかのような感じで、だるくてしょうがない。そんなに無理して観光しているつもりはないんだけど、やっぱり歳を取った証拠なのかもしれないな。どれくらい効くかわからないけど、風邪のときとかに飲む鎮痛剤Ibuprofenを飲んでおくことにしよう。

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橋を渡ってBMW Weltへ

11:30から工場ツアー開始。ここから先はカメラもビデオも禁止。携帯やスマートフォンもツアーが終わるまで使うことはできない。企業秘密とかあるから仕方ないんだろうけど、撮影できないのは悲しかった。BMW Weltの建物を出て、道を隔てた工場へ歩いていく。最初に見たのはプレス工場。金属の板をプレスして形を作る場所なんだけど、機械が動いてない。ガイドによると、何か問題があったので生産を中断しているんじゃないかとのこと。ガイドが説明している間に動き始めてくれることを祈ってたけど、結局稼働中の姿を見ることはできなかった。このツアー、こんなのばっかりだったらどうしようと思ってたけど、次の組み立て工場ではちゃんと動いてるのが見れてよかった。部品がゆっくりと定位置に運ばれた後、その両脇にある数々のロボットの手がみんな一斉に伸びてきて仕事を始める姿には、機械好きの血が騒ぐと同時に、ちょっと恐怖も感じてしまう。ロボットが火花を出しながら溶接しているところなんかは、まるで映画の一シーンのようだった。ツアーは約2時間の長丁場。車に興味のない僕にはどうかなと事前には思ってたんだけど、予想以上に楽しめてよかった。やっぱり最新の技術ってスゴイよ。これだけ内容の濃いツアーが一人€9だなんて信じられない。必ず事前の予約が必要なので、ミュンヘンにお越しの際はお忘れなく。

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道路の向こう側がBMWの工場。
すぐ近くが住宅街なので防音設備もしっかりしてるらしい

ツアーの後は、BMW Weltの中にあるBiker’s Lodgeというレストランで美味しいパスタを食べてから、中を色々と見てまわることにした。広くて豪華で、ここは最高のショールームだなぁ。海外から車を買って、ここで受け取る人もたくさんいるみたい。新車を受け取った後は、自分の車でヨーロッパをあちこち旅してまわって、またここに返しにくれば自分の国まで発送してくれるらしい。お金と時間があったら、そういうのも楽しいかもしれないね。

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BMW Weltは巨大ショールーム

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BMW好きには堪えられないだろうなぁ

時間はもう14時。この後はまた地下鉄でホテルに戻って、夕食の時間までゆっくりと休むことにした。さっき飲んだIbuprofenが効いたみたいで、それほどだるさは感じなくなったけど、やっぱり疲れは取っておきたい。エネルギーの有り余っているKoreyは、またホテルの近くに飲みに行ってたらしい。

夕食の予約を19時に入れてあるので、18時半頃、駅前から19番のトラムでDallmayrへ向かった。新市庁舎の裏にあるDallmayrは、昔から高級デリの代表とされる場所らしい。トリュフやキャビア、フォアグラなんかの高級食材はもちろん、美味しそうなアペタイザーや肉料理、デザートなんかもたくさん売ってる。自社ブランドのコーヒーも有名らしく、店内には美味しそうなコーヒーの香りが漂っていた。ここでDallmayrブランドのクリスマスチョコレートを発見したので、お土産にたくさん買い込んでしまった。

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まるで宮殿のようなDallmayrの建物

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白トリュフやキャビアなんかの食材や

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美味しそうなアペタイザーなんかも売ってる

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自社ブランドのコーヒー売り場からはコーヒーのいい香りが!

さて、僕らが予約したDallmayrレストランの入口はどこだろう? 外に出て探してみたんだけど見つからず、デリの横のカフェの店員に聞くと、「こちらへどうぞ」と、カフェの一角にあるまるで隠されたようなエレベーターに通された。カフェはワイワイと結構カジュアルな雰囲気だったけど、エレベーターから出た瞬間、高級感ビシバシの静けさが身を包む。テーブルに通された後は、まずはシャンペンで一服。高級なんだけどちゃんとリラックスできる雰囲気なのがいい。さすがミシュラン2つ星レストランだけのことはあるなぁ。

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高級だけど、ゆったりとリラックスできる場所

注文もする前に、2種類のアミューズ・ブーシュが出てきた。どちらも非凡な組み合わせで素晴らしい美味しさだった。運ばれてきたメニューには、なんと封印がしてある。こういうのは映画でよく見るけど、実際にパリッと封印を破るのは生まれて初めてだ! しょっぱなからワクワクさせてくれるぜ。結局二人とも8コースのメニュー(€190)にワインペアリング(€128)をつけてもらうことにした。こんなに贅沢するのは久しぶりだし、今回の旅行ではクリスマスマーケットで食事したりして節約できてると思うから、これぞという時には奮発しなきゃ。

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封印のされたメニューなんて初めて!

結果、全ての料理も、ワインのペアリングも(最初のペアリングは日本酒だったけど)、本当に素晴らしいものだった。どの料理も少しのごまかしもなく、最高の体験をさせてあげたいというシェフの思いが伝わってくるようだったし、一杯一杯のワインもきちんと説明してくれて、料理との最高のマリアージュを楽しむことができた。このレストランの料理とサービスのクオリティは間違いなく3つ星レベルだと思うんだけど、なんで2つ星なんだろうなぁ。まあ以前にも2つ星のレストランで食べて、「これは3つ星レベルなのに!」と思ったら、次の年から3つ星に昇格したレストランとかもあったので(パリのLe Cinq)、この後の健闘を期待したい。ここで食べることにして、本当によかった!

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どの料理も最高の美味しさだった

3時間半にも渡るディナーの後は、いい気分のままホテルまで歩いて帰ることにしよう。幸せで火照った顔に当たる冷たい空気が、とても気持ちよかった。もう22時半過ぎなのでクリスマスマーケットは全部閉まってるけど、ノイハウザー通りにはまだある程度の人がいて、やっぱり都会だなって感じ。幸せな気分のままホテルに戻って、そのままベッドに入った。
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by alexsea | 2017-12-07 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)
ドイツ&オーストリア2017: ミュンヘンで至福のビール体験
ホテルで朝食をとり、ヴュルツブルク9:04発の電車に乗って、ミュンヘン(München)に11:07到着。駅からすぐのHotel Luitpoldにチェックインすると、部屋はもう用意できていたのでラッキー。まずは歩いて10分ほどのランドリーに洗濯物を出しに行ってから、駅前のイタリアンレストランCA`D`OROでランチを食べた。あまり期待してなかったんだけど、とても美味しくて満足のランチだった。

ミュンヘンはたくさん見どころがあるので、今日はたくさん歩くことになるぞ。まずはカールス広場(Karlsplatz)。ここには2階建てのクリスマス用バーがあって、グリューワインやクレープなんかを売ってた。昼間でも人が集まっているんだから、夜はかなり混雑する場所になるのかもしれないな。

ここからお城の門のようなカールス門(Karlstor)をくぐって、歩行者オンリーのノイハウザー通り(Neuhauser Strasse)へ。門を通り抜けてすぐに変な噴水を発見。男が水を口から吹きだして少年にかけてる?! あまりにもインパクトのある噴水で、しばし足を止めて見入ってしまった。後で調べてみると、これは“Brunnenbuberl”という有名な噴水で、設置されたのは1895年のことらしい。口から水を吹きだしているのは実はサテュロス(半人半獣の精霊)で、少年がサテュロスのおしっこを手で止めようとしたので、仕返しに唾を吐いている構図らしい。一体どーゆーストーリーだよ(笑)。

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お城の門のようなカールス門を通り過ぎると、歩行者天国のショッピングストリートが続いてる

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わけのわからないストーリーの噴水

ノイハウザー通りは普通でも賑やかなショッピングストリートだろうに、今はクリスマスマーケットの屋台がずらりと並んでいて、賑やかさに輪をかけている。この道沿いにあったのが、ミヒャエル教会(Michaelskirche)。白を基調にしたインテリアはすごく厳かな感じがする。こんな教会が賑やかなショッピングストリート沿いにあるなんて面白いなぁ。ここには「狂王」の異名でも知られ、ノイシュバンシュタイン城を建てたことでも有名なルートヴィッヒ2世の墓が地下にあるらしいんだけど、お金を払わなきゃいけないし、撮影禁止のサインが出ていたので行かなかった。こういうところでチープな僕。

ショッピングストリートをずっと歩いて行くと、新市庁舎のあるマリエン広場(Marienplatz)に辿り着く。ここはメインのクリスマスマーケットの場所だけあって、屋台がたくさん、人もたくさんだった。それに新市庁舎の建物がスゴイ! ネオ・ゴシック様式の装飾で、ものすごい威厳を放ってる。やっぱり歴史のある国は違うなぁ。29年前にも来たはずなんだけど、全く覚えてないや。

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新市庁舎前にはクリスマスマーケットがぎっしり!

さて、ちょっとトイレに行きたくなってしまった。今までのクリスマスマーケットには必ず有料トイレが設置されていて、グリューワインをたくさん飲んでも心配する必要はなかったんだけど、ここにはトイレのサインがどこにもない! やっとクリスマスマーケットの公式マップのようなものを見つけて、WCと書いてある場所に行ってみると、普通の飲み屋なんですけど…。ここのトイレを使えってことなのかな? でも中には人が一杯いて入りづらいし…。まぁあんまり切羽詰まってもいないので、マリエン広場のすぐ脇にあるGaleria Kaufhofというデパートに入って、そこのトイレを使わせてもらうことにした。その後はメンズアイテムを売ってるフロアで、ちょっといい感じのマフラーも購入しちゃった。僕もデパートも、Win-Win!

この後は、マリエン広場から南にあるペーター教会(Peterskirche)に立ち寄ったりしながら、ヴィクトアーリエンマルクト(Viktualienmarkt)という野外市場のエリアに行く。ここは普段でもチーズやなんかを売る店が並ぶ市場なんだけど、今の時期は地味だけどクリスマスマーケットも出てる。この広場にはマイバウム(「5月の木」という意味)と呼ばれるものがあって、普通は5月1日に街の中心に立てられるものらしい。今はかなりイルミネーションも付けられているみたいなので、夜は綺麗なんだろうなぁ。

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ヴィクトアーリエンマルクトにはマイバウムが立っている

ここを抜けてすぐ、Eatalyの建物を見つけた。ここは昔シュランネンハレ(Schrannenhalle)と呼ばれる市場だったらしい。Eatalyはニューヨークにあるのは知ってたけど、世界各地にあるんだなぁ。高級食料品のスーパーマーケットやレストランが入ってる場所で、地下のワイン売り場も品揃え豊富でスゴかった。ちょっと歩き疲れたので、この中のVenchiというジェラート屋で休憩。外は凍える寒さなのに、ジェラート休憩とはこれいかに。でもこれ、今までの人生で食べたジェラートの中で一番の美味しさなんですけど! くどい甘さじゃなくて、爽やかにサラサラと口の中を流れていく美味しさ。アメリカにもこの店があるかどうか、後で調べてみよう(残念! 東海岸とシカゴにしかない!)。

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Eatalyは食べ物好きが興奮する場所

この後は、まるで工事中みたいなモダンなデザインのシナゴーグを横目に見つつ、さっきのノイハウザー通りを横断して、フラウエン教会(Frauenkirche)の方まで歩いて行った。この教会は他のに比べると、ちょっとシンプルな感じ。塔にも上れるらしかったけど、僕たちはパスした。

そこからすぐ北には、高級ホテルのバイエリッシャー・ホーフが目の前のプロメナーデ広場(Promenadeplatz)がある。ここには4体の銅像が立っているんだけど、その一つ、作曲家オルランド・ディ・ラッソの銅像の周りがスゴイことになってる。この台座が、2009年に亡くなった歌手マイケル・ジャクソンの写真で埋め尽くされている。たくさんの花束や明かりの灯ったロウソク、クリスマスの飾りなんかもあって、とてもよく手入れされている感じ。なんでもマイケル・ジャクソンは生前、この目の前のバイエリッシャー・ホーフによく滞在していたらしい。他人の銅像のところになぜ?!と思うけど、マイケル・ジャクソンのファンにとっては、このメモリアルがあることが心の拠り所になるんだろう。

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他人の銅像のところにマイケル・ジャクソンのメモリアルが

歩き疲れたので、近くに見つけたSchumann's Tagesbarというバーでシャンペン休憩。この周りは高級ショッピングエリアな感じで、このバーも小さいけどとても雰囲気がいい。一杯のシャンペンで、一気に疲れが吹き飛んだ。

この後はバイエルン州立歌劇場(Bayerische Staatsoper)やレジデンツ(Residentz)のエリアへ。レジデンツはもう今日は閉まっちゃったから中には入れないけど、昨日ヴュルツブルクで素晴らしいレジデンツを見学したからいいや。

このすぐ先に、『卑怯者の小径(Drückebergergassl)』と呼ばれる通りがある。ナチスの時代、この先の将軍堂(Feldhernhalle)には警備兵が立っていて、そこを通る人は「ハイル・ヒットラー」のように手を上げなければいけなかった。それをやりたくなかった市民がこの道を通って将軍堂を避けたので、こういう通称がついたらしい。見づらいんだけど、石畳の地面にはブロンズで細い線が引いてある。これは1995年にBruno Wankというアーティストが作成した“Arguments”というアートインストレーションで、ミュンヘン市民の静かな反抗を称えたものらしい。将軍堂のあるオデオン広場(Odeonsplatz)には、クリスマスツリーのマーケットが出てた。今はこんなに平和な広場なのに、たった70年ちょっと前にはそんな市民の葛藤があったなんて信じられない感じだった。

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『卑怯者の小径』。ブロンズで描かれた線はアート

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将軍堂の前にはクリスマスツリーを売る場所が

将軍堂からすぐ横を見ると、緑色のライトで照らされているアーチがあった。あれがレジデンツの中のクリスマスマーケットの入口かな? アーチを通り抜けて中に入ると、レジデンツの中庭が緑や青に照らされていて、クリスマスマーケットがたくさん出てる。真ん中の建物には吹奏楽のバンドがいて、伝統的な音楽を奏でてくれていた。レジデンツの荘厳な雰囲気もあって、今まで訪れたクリスマスマーケットの中で一番高級な感じがするな。ここでゆっくりしたかったけど、音楽を少し聞いただけで次の場所に向かうことにした。

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レジデンツのクリスマスマーケットは美しい!

ミュンヘンには大きなクリスマスマーケットが4カ所にあるらしいんだけど、これから向かうのがその最後の場所。ここは他のクリスマスマーケットとテーマが違うらしいことを聞いていたので、ちょっと期待してたんだ。将軍堂から歩いてすぐのヴィッテルスバッハ広場(Wittelsbacherplatz)に入ると、木造の塔や家のような屋台が広場を埋め尽くしてる。ここのクリスマスマーケットは、『中世』がテーマ。全ての店の人は中世の衣装を着てるし、グリューワインも素焼きっぽいマグで供される。蒸留酒を売っているスタンドではガラスの容器に入れてくれるらしく、まるでロールプレイングゲームの中でポーションを売る店みたい。さっきのレジデンツの広場のようなきらびやかさはないけど、この一風変わったクリスマスマーケットがとても気に入ってしまった。

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中世がテーマのクリスマスマーケット。店の人はみんな中世風の格好をしてる

さて、もう17時になるので、マリエン広場に向かうことにしよう。実は今日12月6日は、ドイツで聖ニコラスの日。聖ニコラスはサンタクロースの起源らしく、ヨーロッパの国のあちこちでイベントが開かれるらしい。ミュンヘンでは新市庁舎で17:30からイベントがあることを事前に調べておいたんだ。イベントのことを知る人はあまりいないのか、新市庁舎の前は普通にクリスマスマーケットを行き来する人ばかり。僕らはバルコニーが見えるいい場所を見つけたので、グリューワインを飲みながらイベントが始まるのを待つことにした。

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新市庁舎の前でグリューワイン

17:30からバルコニーで音楽が奏で始められると、急に人が集まってきた。でもニュルンベルクの開会式に比べると全然軽い。吹奏楽のグループ、女性3人のコーラスグループ、弦楽器のグループと、3組の音楽が10分ちょっと続いた後、赤い衣装に身を纏った聖ニコラスに扮する人が登場。5分以上ドイツ語でスピーチをしてたけど、何を言ってるのかわからなかったのが悔しい! スピーチの後はまた音楽が始まって、それで終了らしい。あまりよくわからなかったけど、こういうイベントに参加できたことは嬉しかった。

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聖ニコラスに扮する人によるスピーチ

さて、今日の観光はほとんど終了。今日最後の観光と夕食を兼ねて、ドイツで一番有名なビアホール、ホーフブロイハウス(Hofbräuhaus)に向かうことにしよう。ここは約3000人を収容できる世界的にも有名な場所で、ミュンヘンに来たら絶対に行かなければならない場所の一つとされている。29年前にもここに来たかどうかは覚えてない。ただビヤホールのようなところに行って、空いたテーブルを片づけていたおばさんが、ジョッキに残った客のビールをグビグビ飲みながら仕事していたのを、みんなで目を丸くして見ていたことだけは覚えてる。あれは忘れようったって忘れられないよ(笑)。

18時頃入店したんだけど、さすがにすごい人! あちゃー、座れないかなぁなんて思ってたんだけど、聞いてみると空いている席に勝手に座っていいらしい。6人掛けのテーブルに一人で友達を待っているような人がいたので、端の2席を使わせてもらうことにした。1リットルのビールが€8.60って高い!と思ったんだけど、よく考えてみたら半リットルで$5以上のところはザラにあるので、結構普通な値段設定なのかもしれない。でも大きなガラスのマグに1リットルのビールが入ってると重いよ! 両手を使って安定させなきゃいけなかった感じ。ビールはあまり飲まないんだけど、雰囲気も手伝ってか、すごく美味しく感じた。

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ビールが美味いっ!

食べ物の方は、カリカリに調理された仔豚のローストと、ミュンヘンでは絶対に食べなきゃいけない白ソーセージ(Weisswurst)を注文。仔豚のローストはまあまあの美味しさだったけど、白ソーセージは有名なだけあってやっぱり美味しい! お湯に入って出てくるので、皿に載せて皮に切れ目を入れてクルンと剥き、甘いマスタードをつけて食べる。フワフワの身はそのままでも美味しいんだけど、甘いマスタードをつけると美味しさが一段と増幅されるよう。軽いし、あまりにも美味しかったので、追加注文することにした。ビールももう一杯!

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食べ物も美味いっ!

近くでは、伝統的な半ズボンの衣装を着たミュージシャンたちが陽気な音楽を奏でていてとても楽しい。店内を歩き回りながら巨大なプレッツェルを売ってるお姉さんたちがいるので、一つ買ってみることにした。普通僕はプレッツェルって好みじゃないんだけど、この巨大なプレッツェルは中がパンのようにフワフワで、しかも味わい深くてとても驚いた。もうここ、楽しすぎだよー! 2リットルのビールも手伝って、ものすごくいい気持ち。最後の方の写真がブレまくりだったので、いかに酔っぱらってたかってのがわかってしまう(笑)。

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お姉さんたちがプレッツェルを売り歩いてる

最高のビアホール体験をした後は、併設の土産物売り場に寄った後、帰途に就くことにする。マリエン広場のクリスマスマーケットも、ノイハウザー通りも、まだまだたくさんの人で賑わってる。カールス広場に行くと、昼間は気づかなかったスケートリンクがあってビックリ。青色のライトに照らされて楽しそうに滑る人たちを、しばらくの間見てた。

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カールス広場にはスケートリンクが!

ホテルに着いたのは、まだ20時半前。僕はいい気分で疲れたのでそのままベッドに入ったけど、Koreyはまだ飲み足りないらしく、近くのバーに繰り出していた。
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by alexsea | 2017-12-06 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)
ドイツ&オーストリア2017: ヴュルツブルクでフランケンワイン
まだ薄暗い7:30頃、ホテルをチェックアウト。昨日の女の子たちが、またロビーでWi-Fiを使っていた。値段の割にはいいホテルだったと思うけど、インターネットは今や必需品なんだから、部屋で使えなかったっていうのは大きなマイナスポイントだなぁ。

昨日のパン屋Brot & Zeitまで荷物を引きながら行って、そこで朝食。僕はフォカッチャにチーズと野菜を挟んだサンドイッチ。温めてくれるオプションがあったのでそれを頼んだら、パニーニ用の器具で温めてくれたのでペチャンコになってしまった。まぁそれでも美味しかったからいいんだけどね(笑)。

ローテンブルクの駅からは、たくさんの人が電車に乗りこんだ。中でも目を引いたのが高校生くらいの団体。引率している人が彼らに言っていることを聞くと、アンスバッハ経由でニュルンベルクに向かうらしい。学生たちはちょっとアクセントのある英語で喋ってる。オーストラリアからの修学旅行なのかな? 海外に修学旅行に行けるなんていいなぁ。違う文化をたっぷり体験して、視野を広げてきてくれ!

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ひっそりとした朝のローテンブルク駅。でもたくさんの人が電車に乗りこんだ

Steinach Rothenbuで乗り換え、さらに約45分電車に乗って、10:16にヴュルツブルク(Würzburg)に到着。実はプラニングの段階では、今日はシュトゥットガルト(Stuttgart)に行く予定だった。大きなクリスマスマーケットで有名な場所なんだけど、よくよく調べてみると、それ以外に観光できるものがあまりないらしい。なんとなくしっくりこなかったので、ヴュルツブルクに変更することにした。本当はフランクフルトの後に訪れたかった場所なんだけど、クリスマスマーケットが12月1日オープンとのことで、日程が合わなかったんだよね。

予約してあるHotel Poppularは駅から歩いて5分ほどの場所。まだチェックインはできなかったので、荷物だけ預かってもらった。ヴュルツブルクでの観光の目玉とも言われている、レジデンツ(Residenz)の英語ツアーが11時から始まる予定なので、そっちの方に向かうことにしよう。

レジデンツは世界遺産にも登録されている場所で、18世紀に大司教の宮殿として建てられたもの。外観はなぜかパリのルーブル美術館の建物を思い出させる。15人ほど全員アメリカ人のツアーに参加して、ガイドの説明を聞きながらあちこちの部屋を見てまわった。写真撮影禁止だったのが残念! 『階段の間』のフレスコ画は疑似3Dになっていて、端の方の人物や犬が飛び出しているように描かれていたのが面白かった。4方向に各大陸を象徴する絵が描かれてるんだけど、発見されたばかりのアメリカが野蛮な土地として描かれていたのが興味深かった。『白の間』の天井のスタッコで作られた「布」は見事だったし、『皇帝の間』の豪華さも素晴らしかった。一般人の僕でもこんなに楽しめたんだから、建築やデザインに興味のある人にはたまらない場所だろう。

1時間以上のツアーの後はお腹も空いたので、クリスマスマーケットの方向に行くことにしよう。大聖堂やノイミュンスター教会の前を通り過ぎて、マルクト広場(Marktplatz)の方に向かうと、その広場の前のOberer Marktと呼ばれる歩行者天国の広場の辺りから、マリエンカペレ(Marienkapelle)教会をぐるっと囲むような感じで、クリスマスマーケットの屋台がたくさん出ていた。まずは腹ごしらえ。常設スタンドで売られているソーセージの店の前には、かなりの長い行列ができていた。後でガイドブックにも載ってたのを見つけたんだけど、ここはBratwurst Knüpfingと呼ばれる店で、€2.20という破格の値段と美味しさで有名な場所だったらしい。僕らは長い列に並ぶのが嫌だったので、クリスマスマーケットの中を散策。すると、大きな豚肉をローストして、それを切ってパンに挟んで売っている店を発見。ポルケッタだ! 即決! 豚の脂の香りがして美味しいんだけど、ちょっとだけドライな気がするかな。シアトルのSalumiという店で、これ以上ないというくらい美味しいポルケッタを食べたことがあるので、どうしても辛口評価になってしまう。お腹がふくれた後は、近くにFeuerzangenbowleのスタンドがあったので、そこで一杯飲むことにした。これはフランクフルトでも飲んだけど、こっちの方が美味しく感じた。ラムのショットを追加したからかな?(笑)

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クリスマスマーケットの賑わい

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ポルケッタのサンドイッチはなかなか美味しかった

いつものごとく、クリスマスマーケットには夜帰って来る予定なので後回しにして、まずはアルテ・マイン橋(Alte Mainbrücke)まで行って、観光しながらホテルの方向に戻って行くことにしよう。橋に向かう途中には、小さな塔と時計や日時計のついた、可愛い市庁舎の建物があった。入口はRatskellerというレストランになってたんだけど、上の方は今でも市庁舎として機能しているんだろうか? この小さな広場からは大聖堂まで真っすぐ道が伸びていて、いかに政治と宗教が結びついていたかを物語っているかのようだった。

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市庁舎は昔ながらの可愛い建物

アルテ・マイン橋は、12体の聖人像が立ち並ぶ立派な橋。なんとなくプラハのカレル橋を連想してしまう。ここからは南にマリエンベルク要塞(Festung Marienberg)、北の丘には葡萄畑が見えて、とても気持ちのいい景色が楽しめた。マリエンベルク要塞は残念ながら冬は閉鎖中なので行くことはできないけど、あそこまで上らなくていいのかってちょっとホッとしたことも事実(笑)。

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ヴュルツブルクの守護聖人・聖キリアンの向こうにはマリエンベルク要塞が見える

さて、ここから来た道を引き返しながら観光していくことにしよう。まず最初はクリスマスマーケットの隣にある教会、マリエンカペレ。入口には、リーメンシュナイダー作のアダムとイブ像のコピーが飾ってある。それにしてもリーメンシュナイダーの作品は、ドイツのどこに行っても見れる気がするな。よほど売れっ子だったんだなぁ。教会の中はさっと見ただけだったんだけど、中にもリーメンシュナイダーの作品があったらしい。

次はノイミュンスター教会(Neumünster)。ここは入ってすぐに息を呑んだ。白を基調とした内部はエレガントな装飾がしてあって、夢の世界を描いたかのような色とりどりの絵が、アーチの上にいくつも埋め込まれている。シンプルすぎることもなく、ゴテゴテしているわけでもなく、本当に「エレガント」という言葉がピッタリ。教会の内装としては、個人的に今までのトップかもしれない。

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ノイミュンスター教会の内装は個人的に大好き!

ここにもやはり、リーメンシュナイダー作の『美しいマリア像(Schöne Madonna)』が飾ってある。これもエレガントで美しかったけど、赤ん坊のキリストの顔が白目を剥いた感じに見えてしまって、ちょっと怖かった(笑)。

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リーメンシュナイダーの『美しいマリア像』。
キリストの顔がちょっと怖い気がする

次はすぐ隣の大聖堂。こんなに小さいエリアに3つも教会があるなんて、どんだけ教会好きなの?!と言いたくなるくらい(シアトルだったら、その3カ所はスターバックスになってると思う)。内部はやはり大聖堂らしく豪華なんだけど、ここもゴテゴテした感じがなくて、重鎮ながらもシンプルな感じ。教会なのに大きなメノーラが置かれていてビックリした。ハヌカが近いせいなんだと思うけど、キリスト教の教会でユダヤ教のアイテムを見るのはこれが初めてだった。

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キリスト教の大聖堂にユダヤ教のメノーラが!

立て続けに3つも教会を見学した後は、近くのカフェで休憩した後、レントゲン記念館(Röntgen-Gedächtnisstätte)に向かう。ここはX線の発見者であるヴィルヘルム・レントゲンが研究をしていた大学の実験室で、彼の実験器具や昔の実験装置なんかを見ることができる。レントゲンはこの発見によって、物理学で初めてノーベル賞を受賞したらしい。大学の一部なので近くの教室から講義の声も聞こえてきたりして、なんだか大学を見学に来てる気にもなったな。科学には小さな頃から興味があって、レントゲンのことも『発明・発見のひみつ』というコミックで読んだことを覚えてた。子供の頃の科学に対するワクワク感が蘇った感じで、ちょっと興奮してしまった。

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昔の実験器具。こういうのを見ると胸がワクワクする

さあ、今日は朝から歩き回り続けて、よく観光しました。ホテルにチェックインした後は、シャワーを浴びて昼寝することにした。今夜は20時に夕食の予約を入れてあるんだけど、それまでは完全にフリーだ。

じっくりと休んで、19時ちょっと前にホテルを出発。夕食前に、夜のクリスマスマーケットを散策することにしよう。今夜行くレストランの近くから、マルクト広場の方まで歩行者専用の道が伸びてるんだけど、そこにもズラッと出店が立ち並んでいた。Koreyはその中で帽子屋を発見。気に入った帽子を買うことができて嬉しそうだった。

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光り輝く、夜のクリスマスマーケット

やっぱり夜のクリスマスマーケットは綺麗だー! グリューワインの匂いで溢れてる。人々が食べたり飲んだりワイワイやってる笑顔を見ると、世の中に起こっている暗い出来事も、遠い世界のことのように思えてしまう。

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美味しそうな食べ物やグリューワインの香りで溢れてる

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市庁舎前から大聖堂までの道も、色とりどりで綺麗

アルテ・マイン橋からは、ライトアップされたマリエンベルク要塞が見えてとても綺麗だった。要塞の向こうにライトアップされているのは、Wallfahrtskircheと呼ばれる教会らしい。

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アルテ・マイン橋から見た夜の景色

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小路がイルミネーションで華やかに

20時に予定していたレストランBürgerspital-Weinstubenに入店。ヴュルツブルクを代表するワイナリーが経営するレストランで、ものすごく忙しそうだ。フランケンワインで有名な場所なんだから、たくさんの種類のフランケンワインを飲みたい! ということで、6種類のワインをテイスティングすることができる€25のフライトを選択。食事はパンプキン・ジンジャースープに続いて、仔牛肉のミートボールを注文した。観光客がたくさん来るレストランみたいな感じがしたから、はっきり言って味はあまり期待してなかったんだけど、このスープが文句のつけどころのない味でビックリした。仔牛肉のミートボールもとても美味しかったけど、量が多すぎて半分でギブアップしてしまったのが残念。でもやっぱり、ここでのハイライトは6種類のワインだろうな。シンプルな味わいだけど、ミネラルが効いていてキリッと引き締まったワインが多く、食べ物によく合う感じ。一杯一杯性格が違うフランケンワインを楽しめたのはすごくよかった。テイスティングっていってもグラスに半分くらい注いでくれるから、6種類のワインを全部飲み切る頃には、結構いい気持になってしまっていた。うん、満足満足。ここのレストランに来てよかった!

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美味しいワインと美味しい食事!

いい気持ちになった後は、歩いて5分ほどの距離のホテルまで帰って、そのままベッドに倒れ込んで寝てしまった。いい一日だった!
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by alexsea | 2017-12-05 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)
ドイツ&オーストリア2017: ゆっくりしたローテンブルクの一日
ゆっくりと起きて、8時頃ホテルを出発。朝食は今までいつもホテルで食べていたんだけど、美味しいパン屋があるらしいので、今日はそこで食べてみる予定になってる。

ホテルを出てから北に向かってすぐ、クリンゲン門(Klingentor)がある。ここから城壁に上って、朝食前の散歩をしよう。昨日降った雪が積もってて滑りやすいから、慎重に歩かなきゃな。雪をキュッキュッと踏みしめながら城壁に上ると、雪の上に既にいくつかの足跡が見える。やっぱり同じことを考えた人が他にもいるんだな。すっかり雪に覆われたローテンブルクの町を右側に見ながら、城壁の上をゆっくりと歩いて行った。

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クリンゲン門のところから城壁に上る。滑りやすい!

この城壁の修復・維持にはお金がかかるので、それは寄付で賄われている。寄付をした人たちは、城壁に自分の名前を彫ったブロックが設置される。日本人の名前も見たし、ここで結婚する人もいるらしく、カップルの名前に指輪のマークが掘られているブロックもあったりした。以前ローテンブルクに来たときには、『世界まるごとHOWマッチ』のブロックも見つけたっけ。

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朝の静かな散歩にピッタリだ

昨日駅からの道で通り抜けたレーダー門までは、ゆっくり歩いて30分弱だった。ここで城壁を下りて、調べておいたパン屋のBrot & Zeitに入った。チェーン店らしいんだけど、パンはどれもみんな美味しそう! 僕はピザの味つけのパンとコーヒーで朝食。今まではパンにチーズとハムを挟んだものを朝食に食べていたので、このパンがとても新鮮に感じた。ここ、朝は早くから開いてるし、座って食べられるテーブルもたくさんあるし、朝食にはピッタリの場所だと思う。明日もローテンブルクを離れる前に、ここで食べることにしようかな。

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美味しいピザ味のパン

この後はマルクト広場から南に折れて、プレーンラインの向こうの方まで散歩してみることにした。プレーンラインの南を歩くのはこれが初めて。まだ10時くらいだとはいえ、このくらい中心から外れると、観光客はあまり来ないのかもしれない。雪の翌日の静かなローテンブルクを体験できてよかった。

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プレーンラインの南には観光客がほとんどいない

昨日は観光客でごった返してると思ったので入らなかった、ケーテ・ヴォールファールト(Käthe Wohlfahrt)のクリスマス博物館に行ってみよう。開いた直後だったので、僕らが最初の客だったらしい。Rick Stevesの本を持っているとハイシーズンでもローシーズンの値段で入れると書いてあったので、それを使うことにした。入口の女の子はそのことを知らなかったのでダメかなと思いきや、にこやかに「教えてくれてありがとう!」と、ちゃんとローシーズンの値段で通してくれた。あんな笑顔を見ると、こっちがエネルギーを貰える気がする。

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ケーテ・ヴォールファールトは一年中クリスマス

ここには以前も来たことがあるけど、クリスマスツリーやオーナメントの歴史を知ることができる、とてもいい博物館だと思う。戦時中はみんな小さなツリーを兵士に送ったんだとか、最初の頃のツリーにはお菓子や果物を飾っていたとか、ロウソクが一般市民が買えるような値段になるまではツリーの明かりはとても珍しいものだったとか、様々なツリーやオーナメントを見ながら勉強することができる。二度目だったけど、とても楽しめた。

博物館を一通り見た後は、ケーテ・ヴォールファールトのクリスマスショップを一通り見ることにした。さすがに超有名なクリスマス専門店だけあって、ここで手に入らないものはないんじゃないかというくらいの品揃え。欲しいものもいくつかあったけど、シアトルまで持って帰るには壊れてしまいそうなものばかりだったので、泣く泣く断念した。色々なオーナメントを見ながら出口に向かおうとしたんだけど……、どこが出口か全然わからない! 建物が多層構造になっていて、まるで迷路みたいな感じ。出口はこっちかなと歩いて行くと、そこは地下だったり。店員の人に聞いて、やっと出口に辿り着くことができた。

外に出ると、店のスピーカーからベートーベンの第九(『歓喜の歌』)が流れていた。外に立っていた観光客らしいドイツ人のおじさんがこの曲を好きらしく、ニコニコしながらメロディを口ずさんでる。ドイツ語はわからないけど、たぶん「これには歌詞があるんだよ」と僕に言って、第九の始めを音楽に合わせて歌ってくれた。高校の頃、新宿区の第九合唱に参加したことがあったので、その次のメロディをドイツ語で口ずさんだら、おじさんの驚いたこと! 満面の笑顔になって握手を求めてきた。しきりに「スゴイよ!」とでも言ってくれてるようだった。んー、こういう出会いっていい!第九の歌詞を覚えていて本当によかった!(笑)

この後は、僕も行ったことのない郷土博物館(Reichsstadtmuseum)に行くことにした。これはホテルや昨日行った日本食レストランのすぐ近く。入場料を払うと、撮影したければ€3でカメラの絵が描いてあるステッカーを買う必要があると教えてくれた。もちろん僕は撮影したかったのでそれを買って、上着に貼りつけておいた。

入ったときにはそれほど大きい博物館だと思わなかったんだけど、見始めると広い広い! 特に昔の武器や防具のコレクションがすごくて、ロールプレイングゲーム好きな僕としては興奮してしまった。これで魔法の杖やマジックアイテムなんかも飾ってあれば言うことないんだけど…(←違)。もちろん武器や防具だけじゃなくて、昔の雑貨屋や薬局の展示とか、アジアにも影響を受けたらしい陶器のコレクション、様々な絵の展示や、昔のキッチンなんかも見ることができて、とても充実した博物館だった。『地球の歩き方』には載ってないんだけど、ローテンブルクは日帰りか1泊で帰っちゃう人がほとんどだろうから、この博物館をゆっくりと見学する時間はないだろうとの判断なのかな。

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郷土博物館は想像よりも大きくて見応え抜群

さて、もうランチタイム。本当はちょっと変わったものということで、ドネルケバブの店をプランに入れておいたんだけど、昨日の日本料理屋のメニューで見たチャーハンと唐揚げがどうしても忘れられない…! ということで、博物館を出てすぐのレストランLouvreにまたお邪魔することにした。僕は単品でチャーハンと唐揚げを注文、それに餃子を二人でシェアすることにした。とても美味しかったんだけど、ちょっと量が多くて残すことになってしまったのが残念。ごめんなさい! 食べている間、BGMには渡辺美里やTM Networkがかかってて、店の人と音楽の趣味が合いそう!とか思ってしまった(笑)。

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またまた美味しい日本食でランチ

この後はホテルでちょっと昼寝した後、14時頃またホテルを出て、今度は中世犯罪博物館(Mittelalterliches Kriminalmuseum)へ。中世には拷問は合法な尋問方法だったので、拷問に使われた様々な器具や、『恥の刑』に使われた仮面なんかがたくさん展示してあって、見応え十分。いかに昔の文化が野蛮であったかを知ることができるけど、拷問は今でも僕らの知らないところで使われているんだろうなと考えると、背筋が寒くなってしまう。

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ホテルの部屋の窓から見える風景

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中世犯罪博物館には様々な拷問の道具が並んでる

博物館を出た後は、そういえばローテンブルク名物のシュネーバルを食べてなかったってことで、近くのDillerに入った。入口のところで、おじさんがシュネーバルを作る実演をしていて、ドイツ人観光客に説明しているところだった。説明が終わった後、作っているところを写真に撮っていいかと聞くと、「もちろん!」と頷いて、最初から英語で作る過程を説明しながら実演してみせてくれた。生地に切れ込みを入れてちょっとひっくり返して、丸い器具の中に入れて揚げるだけ。フニャフニャの生地が、揚げるとボールの形になるから面白い。チョコレートのついたシュネーバルとカプチーノを買って、ここで食べて行くことにした。美味しいんだけど、大きすぎて全部食べられない! そういえば前に来た時に食べたのは、半分くらいのミニサイズだったっけ…。

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おじさんがシュネーバル製作の実演をしてくれた

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普通サイズのシュネーバルは美味しいけど大きすぎ!

この後はまた教会の裏でグリューワインを飲んだり、マルクト広場で写真を撮りまくったり、また広場の脇のカフェに入ってコーヒー休憩したりして、ゆっくりとした時間を過ごした。昨日に比べると観光客も少ないみたい。週末と平日は、こんなに違うものなんだなぁ。

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黄昏時のローテンブルク

17時になったので、予定していたレストランZur Höllに向かった。プランを立てた時点では、夜警ウォークを昨日やるか今日やるか決めていなかったせいもあって、レストランには予約を入れなかったんだよね。ハイシーズンだと思ってなかったし、開店直後なら入れるだろうと思ってたんだ。それが災いして、開店直後の店に入って聞くと、今日は予約でいっぱいなんだという。ショック! それでも予約表を調べてくれて、18時に予約が入ってるからそれまでに出てくれれば大丈夫だけど…とのこと。もう首がちぎれるくらいに縦に振って、テーブルに通してもらった。ここは以前来てすごく美味しい体験をしたので、今回もぜひここで食べたかったんだ!

今日のスペシャルは野生のイノシシと鴨の二種類らしい。そういえばジビエの季節だね。僕はイノシシ、Koreyは鴨を注文。少し重かったし量も多かったので全部食べられなかったけど、とても美味しくて満足! 残したので心配されちゃった。ごめんなさい! またローテンブルクに来ることがあったら、今度はちゃんと予約して、たくさん飲みながら店の雰囲気を楽しみたいな。

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ディナーは野生のイノシシ。美味しかった!

クリスマスマーケットの辺りに戻って来ると、まだ18時過ぎだというのに結構閑散としていてビックリしたけど、もしかするとディナータイムだから、みんなレストランにいるのかな。まだホテルに戻るには早いので、教会の裏にあるホテルのバーでちょっと飲むことにした。ローテンブルクでのクリスマスを味わうのも、今回は今夜が最後。今度はいつまたここに来ることができるだろう?

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まだ18時過ぎなのに、町はこんなにヒッソリ

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ホテルがある裏通りも、とても静かでいい感じ

ホテルに戻ると、日本人の女の子二人がメインのドアを開けられなくて困っていた。このホテルは受付が閉まるのが早く、その後は脇にあるドアを鍵で開けて入らなきゃいけないんだけど、それが硬くて彼女たちには開けられなかったらしい。僕たちが開けてあげたら、しきりにお礼を言ってくれたのが可愛かった。相変わらず部屋でWi-Fiが使えないので、ロビーまで降りてFacebookに写真を投稿したりしていると、さっきの女の子たちが現れた。彼女たちもロビーのWi-Fiを使いに来たらしい。若い女の子の二人旅、道中気をつけてね!

ネットを使い終えた後は、部屋に戻って寝る準備。Koreyはまだ飲み足りないらしいので、昨日一人で行ったバーにまた行くらしい。鍵は一部屋に一つずつ。部屋の扉は古いので、外側からも内側からも鍵を使わなければロックできない。つまりKoreyが鍵を持って出て、防犯上部屋の扉をロックすると、僕は部屋に閉じ込められてしまうことになる。僕はもう寝るだけだからそれでもいいよと言ったので、彼は扉をロックして出て行った。

1時間くらい寝た後だったかな。ちょっと夢を見てから目が覚めて、夢の内容が不安を掻き立てる感じのものだったので、少しパニックアタックになりそうになった。たまにこういうことがあるんだけど、新鮮な空気にあたれば普通はすぐに回復する。だから部屋の窓を開けて、冷たい空気を顔に感じながら深呼吸することで落ち着いた……と思ったのも束の間。急に「鍵がかかっていて外に出られない」という事実が心にのしかかってきて、閉所恐怖症のようなパニック状態になってしまった。しかも部屋でWi-Fiが使えないから、誰に連絡することもできない。パニックの二乗! 部屋の窓を全開にしたり(暖房も全開に)、冷たい水で顔を洗ったりしたんだけど、ザワザワとした心はどうしても落ち着かない。深呼吸しながら、部屋の中を歩き回ってしまう。こんなパニックに陥ったのは生まれて初めてだ。テレビをONにして、唯一英語で放送している子供番組に意識を集中させた。まだ完全じゃないとはいえ、少しずつ心が落ち着いていくのがわかったのでホッとした。

そんなこんなで30分くらい自分自身と格闘していると、やっとKoreyが帰ってきた。いやー、本当に救われた気持ちだった! 彼は僕がまだ起きているのでビックリしたみたいだけど、事情を話すとしきりに謝ってきた。いやいや、僕だって自分がそういう状況に陥るなんて知らなかったんだから、誰のせいでもないよ。閉じ込められるような部屋の構造と、ネットが使えない状況が重なるなんてこと、滅多にないと思うし。でもシアトルに帰ったら、このことをドクターに話して精神安定剤でも貰っておいた方がいいかなぁ。特に旅行先でこういう状況になると、もうどうしようもないもんね。

自分の精神的な弱さを知った一夜だった。この後はちゃんと問題なく眠ることができた。
(後で言われて気がついたんだけど、携帯のローミングをONにすれば、お金はかかるけど連絡はできるようになるんだよね。非常事態のときのために、このことは覚えておこうと思います(笑))
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by alexsea | 2017-12-04 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)
ドイツ&オーストリア2017: 雪のローテンブルク
乗らなきゃいけない電車は10時過ぎなので、ゆっくりと起きてホテルで朝食。建物も部屋も豪華なだけあって、朝食もとても立派。スクランブルエッグのような温かいアイテムはないとはいえ、生ハムを自分でスライスできたり、様々な種類のサラダが小さな容器に入ってたり、たくさんの選択肢がある。僕は食べなかったけど、デザートもとても美味しそうだった。ホテルの朝食には普段あまり期待していないけど、こういう美味しい朝ごはんを食べることができると、一日の幸せが約束される感じ。

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このホテルでの朝食は最高だった

今日は僕の大好きなローテンブルク(Rothenburg ob der Tauber)に向かう日。ローテンブルクに行くのは、29年前にロマンチック街道バスで短期間停車したときと、6年半前に世界一周旅行の途中で立ち寄ったときに続いて、今回が3度目。観光客が多いとはいえ、これぞドイツ!という町並みを楽しむことができる場所なので、僕は大好きだ。

アンスバッハ10:10発予定の電車はまたちょっと遅れて出発。Steinach Rothenbuでの乗り換えがたった4分の予定だったので焦ったけど、結局大丈夫だった。この駅で乗り換えるのはみんなローテンブルクに行く人みたいなので、多少遅れても電車が待っていてくれるんだろう。最初の電車は20分ほど、乗り換えてからは15分ほどの距離。6年半前に来たときには、緑の草と黄色の花がたくさん咲いている風景に見とれたけど、今回の雪景色からも目が離せなかった。

ローテンブルクには10:50くらいに到着。電車に乗っていたほとんどの人が、大きな荷物をガラガラと引きながら町の方へと歩いて行く。レーダー門(Rödertor)の向こうに旧市街が見えたときには感動。ローテンブルク、また来れて嬉しいよ!

屋根に雪がうっすらと残る町並みを見ながら、ホテルへと向かう。石畳の上で荷物を引くのはとても大変。音もすごいし、車輪が壊れないかどうか心配になってくる。普通に歩いたらすぐの距離でも、かなり長く感じてしまった。旧市街の北西に位置するHotel & Gasthof Schwarzer Adlerに到着するも、まだチェックインできなかったので、荷物だけ置かせてもらってから観光に出かけることにした。

まずは腹ごしらえ。ホテルのはす向かいにあるLouvreという日本料理屋を調べておいたんだ。まだ閉まっているみたいだったので店の前で待っていると、ちょっと早目に開けてくれてよかった。中に入った途端、聞き覚えのある音楽が! 渡辺美里がかかってる~!(この時は『虹を見たかい』だったかな) これでこの店に対する親近感が一気にアップ。生姜焼き定食を頼んだんだけど、とても美味しくてホッとする味で大満足!若い頃はあまり食べる必要のなかった日本食も、歳を取るにつれて体が「ソウルフード」を望んでくる感じ。

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美味しい生姜焼き定食。心から満足!

すっかり満足した後は、町の中心に向かって歩いて行くことにしよう。最初に入ったのは、聖ヤコブ教会(St. Jakobskirche)。1階の美術品もステンドグラスも素晴らしいんだけど、この教会の目玉は2階にある、リーメンシュナイダー作の『聖血の祭壇』。精巧な木彫りで描かれた『最後の晩餐』のパネルの上には、天使たちが真ん中にクリスタルの入った十字架を掲げている。このクリスタルの中にキリストの血が入っているらしい。本当かどうかわからないけど、崇拝する人にとっては「信じること」が大切なんだろう。

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リーメンシュナイダー作の『聖血の祭壇』。
他の美術品とはオーラが違う気がする

教会の外に出ると、雪が降ってきた! 何日か前からスマートフォンで訪問先の天気予報をチェックしてたんだけど、ローテンブルクでは雪となっていたので興奮してたんだ。でもあまり期待しすぎると外れたときのガッカリも大きいので、あまり考えないようにしてた。だから実際に降ってるのを見たときの嬉しさときたら! 雪のローテンブルクって、これ以上パーフェクトなコンビネーションは考えられない。神様、ありがとう!!

聖ヤコブ教会の裏からマルクト広場(Marktplatz)に続く裏通りは、ずっとクリスマスマーケットになってた。グリューワインを売る店や、ソーセージを焼いてる店、オーナメントを売る店なんかが軒を並べていて、かなりの人で賑わっている。音楽が聴こえたので行ってみると、広場で5人の若者が管楽器で演奏してた。雪が降るほどだから寒いはずなんだけど、もうこのシチュエーションに興奮して、体がポカポカしてる感じ。あーもう最高。

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降り始めた雪の中、演奏してくれる若者たち

マルクト広場はクリスマスでなくてもチャーミングな場所なのに、今はクリスマスマーケットがぐるりと広場を囲んで、真ん中には大きなクリスマスツリーも立っていて、僕が思い描いていた小さな町のクリスマスの雰囲気そのもの。雪はクリスマスツリーの緑の枝に、白いアクセントをつけ始めている。興奮していて寒さはあまり感じないけど、一応ここで景色を見ながらグリューワインを飲んでおくことにしよう(笑)。

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マルクト広場はクリスマスマーケットの中心

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これ以上ないってくらいクリスマスを感じてた

この後は雪の降る中、ブルク公園(Burggarten)の方に向かってみることにした。雪が少し積もり始めた石畳はものすごく滑りやすいので、かなり注意して歩かなきゃいけない。僕も滑りそうになったし、他の人が滑りそうになってるところも何度も目撃した。雪の降るブルク公園はほとんどモノクロームの世界で、寂しい風景ながらも素晴らしく美しいと思った。

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雪で滑りそうな道を歩いて町を散策

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雪のブルク公園。映画にでも出てきそうな風景

マルクト広場近辺に帰ってきた後は、広場を眺めることのできるカフェで休憩。6年半前に来たときには、ここの外に座ってビールを飲んだっけ。今回はアイリッシュコーヒーと、いくつかのお菓子を注文。小さなシュトーレンがとても美味しかった。このカフェの目の前もそうだけど、警察の車が町中あちこちに止まって目を光らせてくれている。警察の車は景観にそぐわないけど、それで僕らの安心が買えるんだったらしょうがない。警察の人たち、寒い中ご苦労様です。

マルクト広場から音楽が聞こえ始めた。さっきよりも大勢のバンドが、クリスマスツリーの前で何曲も演奏してる。演奏自体はコミュニティバンドのレベルなので間違いもたくさんあるけど、『ホワイトクリスマス』を演奏してくれたときには、そのシチュエーションに涙が出そうになった。ヨーロッパの小さな町、クリスマスマーケット、ツリー、雪、音楽…。完璧すぎるよ。心の中は、感謝の気持ちでいっぱいだった。

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マルクト広場での音楽の演奏。涙が出そうだった

この後は市庁舎の博物館を見たり、プレーンライン(Plönlein)を見に行ったりした後、ホテルまで戻ってチェックインした。このホテル、結構古い建物で設備も古いけど、部屋はまあまあ。窓を開けると、雪がしんしんと降り積もるローテンブルクの町が見える。バスルームのシャワーのドアが完全に閉まらないとか、シャワーを引っかけるところが壊れててずっと手に持ってなきゃいけないとか、細かい不満は色々あるけど、一番の問題はWi-Fiが使えないこと! ネットワークには接続できるのに、その後IPアドレスが取得できない。後で聞いてみると、ロビーのエリアではインターネットに接続できるらしいので、Wi-Fiエクステンダーか何かの問題なんだろう。ここには2泊するのに、困ったなぁ。

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プレーンラインはこの町で有名な景色の場所なんだけど、
ど真ん中に白いテントがあって???な感じだった

ゆっくりと昼寝した後は、日もどっぶりと暮れた18時頃出発。まだ粉雪がパラパラと降り注いでいて、地面はサラサラの雪で覆われている。さっきまではすごく滑りやすかった石畳も、今は結構トラクションが効く感じになった。聖ヤコブ教会の辺りから、明かりの灯ったクリスマスマーケットの屋台が見え始める。色とりどりのオーナメントが光に照らされて、なんて綺麗なんだろう。

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夜のクリスマスマーケットは色とりどり!

近くから美味しい匂いが漂ってきたので、腹ごしらえをしてしまうことにしよう。ソーセージを売っている店では、普通のサイズの様々なソーセージの他に、“Fränkische Feuerwurst” と呼ばれる“1/2-meter”(50cm)の巨大ソーセージも売ってる。それを食べている人も周りに多かったので、僕もそれを注文。長いバゲットのようなパンに挟んでくれた。これがねー、ピリ辛で美味しいの! パンとの相性が抜群に良くて、こんなに大きなソーセージでもペロッと食べられてしまった。これを書いてたらまた食べたくなってきた。あんなのが毎日のように食べられるドイツの人が羨ましいー!

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こんなに巨大でもペロッと食べられるくらい美味しかった

雪の降る夜のマルクト広場は、まるで夢のよう。ローテンブルクの素晴らしさが、一点に凝縮された感じ。ちょっと歩くたびに違った美しさが見えて、シャッターチャンスばかりで動けやしない。今はしんしんと降っている雪も、明日までには止むらしいので、旅行に支障は出ないだろう。雪が一番相応しい場所で、雰囲気を盛り上げるために適量だけ降ってくれた感じ。どんなに感謝しても感謝しきれない。本当にありがとう。

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夜のマルクト広場に雪が降り注ぐ

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クリスマスマーケットからは暖かな光が

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本当に、なんて綺麗なんだろう…!

町の散策の合間には、グリューワインのスタンドでしばらく体を温めたり、マルクト広場脇のレストランに入って、アイリッシュコーヒーとアプフェルシュトゥルーデルで休憩したりした。

20時からは、もちろん夜警ウォーク。6年半前にもこのツアーに参加したけど、昔の夜警の格好をした人が、ローテンブルクの歴史を面白おかしく説明しながら町を連れ歩いてくれるというもの。ローテンブルクに来たら、このツアーは必須項目だ。普段は冬は休業中のこのツアーも、クリスマスマーケットの時期だけは復活。雪の降る中でのツアーは3年ぶりらしい。

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雪の中、夜警姿で案内してくれた

マルクト広場から歩き始めるこのツアーは、目抜き通りをゆっくりと西に進んで、ブルク門を抜けてブルク公園に達し、そこから南下してちょっと歩いて、また目抜き通りに戻ってマルクト広場まで帰ってくるというだけのもの。でもその間に、じっくりとローテンブルクの歴史を勉強することができる。寒かったけど、雪の降る中のウォーキングツアーはまた格別だった。

1時間のツアーが終わった後は、クリスマスマーケットはすっかり店じまいしてた。もうちょっと雪のローテンブルクを歩いていたい気もしたけど、おとなしくホテルに帰って寝床に入ることにした。本当に素晴らしい一日だった…!
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by alexsea | 2017-12-03 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)