From Seattle, WA, USA
by Alex
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シアトル在住のAlexです。
ソフトウェアデベロッパーをやっていましたが現在は休憩中。日本にいるときには役者をやってたりしました。歌ったり踊ったり、食べたり飲んだりが大好きです。

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2002/11 - 1

■2002/11/10 (日) だぁぁぁぁっ

(タイトルなしでは日記を書けないことが判明。もしかすると設定で変わるかもしれないから後で見てみよう)

Lampreiaはやっぱりド最高だった!! 本当に幸せなひとときを過ごせた。一緒に行った人達のお陰ですごく高価なワインまで飲ませてもらっちゃったし。最後にはシェフと結構ゆっくり話ができたし。あ~もう言うことないです。やっぱりLampreiaはダウンタウンで僕が一番好きなレストラン! レストラン訪問記はできるだけ早く書いてアップロードする予定。

昨日見た夢はなんだか変だった。遊園地みたいなところで始めに銃を自分で選んでから乗り物に乗って、それからずっと屋外みたいなところで遠くに見える敵を撃ちまくるってなストーリー。なんか遊園地とフォトンとゲーム「No One Lives Forever 2」がゴチャゴチャになったような夢。まったく僕の脳はどんな記憶の整理の仕方をしてるんだか(笑)。

今日会社に来てみたらビルドに失敗してた…。ぐー、チェックインしようと思ってたのにー! またビルドをスタートさせて、明日の朝早く来てチェックインしようかな。調査しなきゃいけないバグがたくさんあるっていうのに。しょうがないから今日はこのまま帰ってX-Filesシーズン6のDVDの残りでも観ますか…。

■2002/11/09 (土) 「タイトル」

日記の「タイトル」ってなんかおかしい。毎日のことなので考えるのも面倒になってしまう。というわけでこれからはタイトルなしで行きたいと思う。

今日はシアトルのダウンタウンで僕が一番好きなレストランLampreiaに行く予定。ここで以前食べたパスタと白トリュフの前菜と、フォンテナチーズソースをかけた子牛が今でも忘れられない。子牛は一口一口食べる度にじ~んとなって涙が出そうな美味しさだったもん。人によってこの場所の好き嫌いは分かれるみたいだけど、僕はこんなに相性ピッタリのレストランを見つけられて本当によかった。ダウンタウン以外で最高に好きなレストランThe HerbfarmのシェフJerry Traunfeldが、あるインタビューで「これから死ぬまで一つのレストランでしか食事しちゃいけないとしたらどこを選ぶ?」っていう質問にLampreiaって答えてたのは嬉しかった。やっぱりわかる人にはわかるんだ!

近々Essay Diaryに書こうと思ってるけど、足掛け3年遊び続けてきたオンラインゲームのEverQuestを止めようと思ってる。ついこないだ拡張キットが発売になったばかりで僕も買ってインストールしたんだけど、どうもやる気が起きない。以前は会社から帰るとすぐにコンピュータの電源を入れてEverQuestの世界にログオンしてたんだけどねぇ。一度ログインすると最低でも3~4時間はゲームの世界に拘束されちゃう。シングルプレイヤーのゲームならいつでもゲームを中断できるんだけど、生身の人間たちが画面の向こう側にいるもんだから、トイレにもそこそこ行けやしない。ましてやギルド全員でドラゴン退治の旅なんかに出かけちゃうと、ただでさえ少ないクレリック(味方の健康状態を回復できる僧侶)をプレイしてる僕としては、「疲れたから今日はここで抜けるね」とはなかなか言えない。今までプレイに費やしてきた時間を考えると気が遠くなってしまう。あの時間をもっと他のことに使ってたら…。

でもオンラインゲームって絶対これから大きくなると思う。パワーゲーマーとカジュアルゲーマーのプレイスタイルの差をどうしていくかが今後の課題だな。

■2002/11/08 (金) Ya-Ya Sisterhood

昨日の夜はDVDでThe Divine Secrets of Ya-Ya Sisterhoodを観た。いやー、面白かった! ストーリーも良かったしSandra Bullockも大好きだし。Harry PotterでProfessor McGonagall役をやってた人のアメリカ南部アクセントは強烈に楽しかった。イギリスの俳優がアメリカ人の役をやるのって面白おかしくて好きだな。

この映画でもそうなんだけど、仲のいい友達って4人のことが多いよね。Sex And The Cityでも4人だし、Queer As Folkも4人。僕もアメリカに来てからの親友は「四銃士」の4人。大学のときの仲の良かった友達も4人だし。4人って、友達付き合いするのにバランスの取れたいい人数なんだろうか?

Ya-Ya SisterhoodのDVDと一緒に買ってきたX-Filesのシーズン6も毎晩観てる。やっぱX-Filesは面白い。メインテーマになってる宇宙人と政府の陰謀(Conspiracyの日本語が出てこなくて辞書を引いてしまった(笑))の話はあまり好きじゃないんだけど、それ以外のいろんなストーリーが大好き。ホントに力入れまくりって感じで、一話一話がまるで映画みたいな出来ばえで感心してしまう。一つだけX-Filesでどうしても納得いかないこと。日本じゃなんでMulderがモルダーになっちゃうの?? Mulderは絶対マルダーだよぉ。Mulderの「u」の発音はSkullyの「u」と同じなんだよ? Mulderをモルダーと呼ぶなら、Skullyはスコリーぢゃないか。これってSteveをスチーブって呼ぶのと同じくらい恥ずかしいぞ。うー、担当者出てこーい!!

■2002/11/07 (木) しとしとぴっちゃん

一昨日までは晴天が続いてたのに、昨日からはずっと雨。まぁ今までシアトルの秋としてはドライ過ぎたらしいから、これからはずっとこんな天気が続くんだろうな。僕は雨は大丈夫な方なんだけど、人によってはこの天気が耐え切れずに、もっと南の雨の少ない場所に引っ越したりするらしい。雨とこのグレーな天気で鬱になるって「病気」もあるそうな。自分がそうでなくて本当によかった。シアトルは確かに曇りの日が多いけど、雨がまとまってザーザー降ることは少ないし、いつも灰色な天気だからこそ太陽が出たときはみんなそれを150%楽しんでるし。結構そういう前向きな姿勢って好きだな。

最近車の中で聴くお気に入り音楽は渡辺美里のCafe mocha。「翼をください」なんかは元々好きな曲だったので大声で歌っちゃう。彼女の英語の発音はお世辞にもいい方じゃなかったんだけど、今回のCDでは英語の曲がかなりあるから猛特訓したみたいで、かなりいい発音になってる。頑張ったんだろうなぁ。家で聴いてたら、母が知ってる曲ばかり流れるからビックリしてた。「蘇州夜曲」とか「恋のバカンス」、「悲しくてやりきれない」などなど。「あら~いい曲ばっかりじゃない!」とか喜んでた(笑)。僕はちょっとしか聴いたことがない曲ばかりだったんだけど、かなり好きになっちゃった。昔のいい曲を再発見するって、いいよね。

■2002/11/06 (水) ため息

今日のWorkaholic Wednesdayはかなり遅くまで帰れそうにない…。いくらつぶしても出てくるバグとか、昔のバージョンから引き継がれたバグとか、ホントに毎日毎日のプレッシャーでかなり落ち込み気味。ストレスたまると食べ過ぎて太る性質だから困ってしまう。早くこの窮地を抜け出したい。

今日の昼はBBSで知り合った同じ会社の日本人たちと外に食べに行った。やっぱり誰かと一緒に食べるのっていいな。すごく楽しかった。会社に戻りたくなかった感じ(笑)。

そうそう、昨日ネットでラップトップを注文してしまった。ラップトップを買うのは286時代のダイナブック以来なんと12年以上ぶり。薄くて軽くて旅行に気軽に持って行けるようにってことで、SONYのSRX99ってヤツを注文した。実際に触ったことはないんだけど、写真を見る限りでは、他のラップトップとちょっと違うデザインでなかなか良さそげ。とても軽いみたいだし、約6時間もバッテリーが持つらしいし。これで年末のパリとか来年のニュージーランド/オーストラリアにも持って行って、現地で旅行記が書けるぞ! 注文してから品物が到着するまでの間って、子供のようにワクワクしてカタログを穴が開くほど眺めちゃう感じで、結構好き。

■2002/11/05 (火) コーラスの練習

昨日の夜もコーラスの練習だったんだけど、やっぱ会社の後の3時間歌練習は疲れるわ…。でもコンサートの形がだいぶ見えてきて嬉しい。今年のコンサートは最後泣かせるぜ~。前に書いた「Christmas in the Trenches」に始まって、そこからセグエ(次の曲にすぐ繋げること)で「Still Still Still」。この辺から舞台に雪が降り始めて、またそれからセグエで「Silent Night」。Silent Nightは全員手話つきで歌って、繰り返しはハミング+手話、そして最後に完全な沈黙の中で手話だけ。ホントにウチのコーラスの指揮者兼Artistic DirectorのDennis Colemanのプログラム作りには頭が下がる。客の心をどうやったら捕らえられるかってのをよく知ってる。Silent Nightの手話ってのはコーラスの定番になってて、僕が初めてコンサートを観たときにはやっぱり涙ボロボロだったもん。耳の聴こえない人はこんな風に音楽を感じてるんだなって。

クリスマスは僕が一年で一番好きな時。その素晴らしい時に、思い切り舞台で歌って観客と笑いと涙を共有できるってのは本当に幸せだと思う。あの舞台で感じる一体感をこの地球に住む全ての人が感じられたらなぁ…。

■2002/11/04 (月) カサブランカ

昨日はDVDで「カサブランカ」を観た。お恥ずかしいことに生まれて初めて。有名な作品だってことは知ってたんだけど、今まで観る機会がなかったんだよね。感想は…ふ~ん、こんなものかなぁって感じ。イングリッド・バーグマンはとてもキレイでいい味出してたけど、ハンフリー・ボガートの演技が僕は好きじゃなかった。なーんか苛立たせる声だし(笑)。僕は「ローマの休日」の方が断然好きだな。「ローマの休日」、DVDで出してくれ~!

パリ行きまで二ヶ月を切ったワケだけど、ムーラン・ルージュの予約をネットでしてしまった。ディナーつきのショーで130ユーロ。ムーラン・ルージュといえばフレンチ・カンカンで有名になったところだけど、どんなショーを観れるか今からとても楽しみ。最初はムーラン・ルージュにしようかLidoにしようか迷ったんだけど、Lidoは次に行くときのお楽しみということで。く~、着々と準備が進んでいくぞ! 冬のパリって寒いんだろうなぁ。正装する機会も何度かあることだし、新しいコートも買わなきゃな。なんだかんだいって、この旅行、出費がかさみそうでコワイっす…。

■2002/11/03 (日) ダウンタウンでお買い物

今日もいい天気。家と会社ばかり往復してるのもイヤだったので、今日はダウンタウンにある僕のお気に入りのビストロ、Le Pichetでブランチ。寒くなってきたからか、オニオンスープ($8)がメニューに復活してて大喜び! どこをとっても文句のつけどころのない味。たまらなく幸せ。これにチーズのバゲットサンドイッチ($6)を1/3だけ食べて、残りは会社に持って行っておやつにすることにした。

大満足のブランチの後は、ウェストレイクセンターのコンピュータゲームショップに寄って、エバークエストの新しいエクスパンション・パックを買ってしまう。もう熱がかなり冷めてるから買おうかどうしようかずっと悩んでたんだけど、一応買ってちょこっとだけは遊んでみようと思う。その後は僕の大好きな店Kenneth Coleに行って、冬物のセーターを一着買ってしまう。Banana RepublicやEddie Bauerとかのスタンダードものと違って、Kenneth Coleのデザインには一ひねり入ってるから好き。どうも今年の冬は黒・赤・グレーの3色のアレンジがテーマになってるらしくて、とても良い感じ。安いし。

昨日の夜はDVDでSum Of All Fearsを観た。最初は、単なる戦争ものかー、失敗したなぁとか思ってたんだけど、半分を超えたあたりから急に面白くなってきた。だいたいBen Affleckってあまり好きじゃなかったんだけど、なかなかいい味出してた。うん、面白かった。だいたい僕はレンタルはあまりしない方で、興味のあるDVDが出るとすぐ買っちゃうから(アメリカではだいたい1タイトル$20くらいで日本よりもずっと安い)失敗することも多々ある。もうDVDラックの2つ目も一杯になってきたから、今度そういう失敗したDVDを集めて安い値段で売りさばこうと思ってる。

■2002/11/02 (土) 天気のいい週末

なのに、会社で仕事しなきゃいけない僕って一体…。会社の中の紅葉があまりにもキレイだったから、駐車場に車を止めた後、道まで歩いて出て写真を撮っちゃった。デジカメ車に置いといて本当によかった。それにしても今年の秋は雨が少ない。ずっと日本の秋晴れみたいな天気が続いてる。その分、放射冷却現象で朝はすごく寒いけど。

毎週金曜の夜はカントリーウェスタンバーに行くんだけど、昨日は随分会ってなかった友達が来ててビックリ。その友達は同い年くらいなんだけど、9月に心臓発作を起こしたらしい。「ほらここ、触ってみなよ」って僕の手を胸に持ってくと、直径10センチくらいの丸いものがその友達の胸に埋め込まれていた。なんでもペースメーカーの働きと、鼓動がすごくおかしくなったときには電気ショックを与えて心臓を復活させるっていう働きもするらしい。どひゃー、ビビリまくり。聞くと生まれつき心臓には問題があったらしい。それにしても同年代の友達が死にかけたって話を聞くと、自分にもこういうことがいつか起こるんだろうかって不安になってしまう。

自分にもし死の影が訪れるとき、それは突然やってきた方がいいんだろうか? それとも予測できた方がいいんだろうか? 癌であと二ヶ月しか生きられないって宣告された夢を見たことがあるけど、そのときはかなり冷静に、これから二ヶ月どうやって生きよう?ってまず考えた。でもやっぱり死が近づくと怖くて怖くてどうしょうもなくなるんだろうな。それだったら予期しない突然の死の方がいいのかもしれない。でもそれだと心残りなことがたくさんできると思うし。やっぱり遺言って書いておいた方がいいんだろうな。以前ファイナンシャル・アドバイザーの人からも言われたもんなぁ。

うー、こんな天気のいい日に暗くなっちゃいけないな。
あ、そうそう。昨日「スパイダーマン」をDVDで観た。面白かった!

■2002/11/01 (金) パーティー

…は、本当に楽しかった! いやー、最初は仮装なんて二の次に考えてたんだけど、仮装して行って本当によかった! 仮装度まさに100%。コスチュームを着けてない人なんて一人も見なかった。天使、悪魔、魔女、宇宙人、中世の舞踏会、消防士、化け物…。まさにありとあらゆる仮装でパーティー会場は溢れかえってた。他にもハリー・ポッターの登場人物がいることを期待してたんだけど、驚くことに僕一人だけだった。「ハリー! 大好きだよ~。来月の映画の二作目期待してるよ」とか言われることしきり(笑)。このパーティーについてはEssay Diaryの方に近々書くつもりなので、詳しくはそちらを参照のこと。

ちょっとだけ二日酔い気味で頭が重い…。カフェテリアにラッテを買いに行って、バグ直しにとりかかるとしますか。
# by alexsea | 2002-11-01 00:00 | 過去日記

2002/10

■2002/10/31 (木) Happy Halloween!!

…って何が「ハッピー」なのかわからないけど(笑)。

今日は会社に来る前にNordstromに寄って、ハリー・ポッターの仮装に使う赤とオレンジ(Gryffindorの色)のネクタイを買って、Toys'R'usでマジック・ワンドを探したんだけど…。やっぱりワンドみたいな尖ったものって、子供が使うのは危ないからなのかなぁ、全然見つからない。仕方がないので、ピンク色でリボンとかがついてて、中にファイバーが入ってて電池を入れたら光るような、プリンセス・マジック・ワンドなるものを買ってしまった(笑)。ほら、よく魔女ものアニメでよく主人公が持ってるような女の子女の子したヤツ。あんまりハリー・ポッターを忠実に仮装しても面白みがないかもしれないんで、このピンク色のワンドで笑いを取ろうかと思ってる。まー思ってたワンドが見つからなかったってだけなんだけど、こういうのも面白いと思う。

毎年ハロウィンの日には会社で子供たちのためのパーティーが開かれる。みんな子供を仮装させて会社に連れて来てて、オフィスを練り歩いてお菓子を貰ってる。カフェテリアでは大人もみんな仮装してて、Witch's Brewなる煙のモクモク出てるフルーツパンチとかも売ってたし。なんか大人も子供も関係なく楽しんでる感じ。いいよね、こういうのって。

今晩のパーティーが楽しみだぞっ!

■2002/10/30 (水) Workaholic Wednesday

毎週水曜日はWorkaholic Wednesdayといって、仕事がゴールに達するまでチーム全員帰れない日。いつもはかなり時間がかかって、夜12時を過ぎることがかなりあるんだけど、今日は6時の時点でもう終わってしまっていた。かなりラクなWorkaholic Wednesdayだった。でも僕はまだちょっと直したいバグがあったので、現在夜8時の時点でも働いてたりして。んでもって日記なんか書いてたりして。

明日はハロウィン。シアトルセンターにあるExperience Music Projectっていう場所でかなり大きなダンスパーティーがあるので、友達みんなと一緒に行く予定。僕は仮装なんて今までやったことないんだけど、パーティーに行くからには仮装しなきゃ場違いになってしまう。仕方がないので簡単なやつをやりましょうってことで、友達にケープとメガネを借りて、どこかのおもちゃ屋でマジックワンドを買ってきて、ハリー・ポッターもどきをやる予定。額に赤いペンで傷跡を書くのも忘れずに。っだー、いい大人がハリポタなんてやって本当に大丈夫なのかっ?? 大丈夫だったかどうかは明後日の日記を参照のこと(笑)。むー、しかしマジックワンドなんてどこで買えばいいんだ? Toys'R'usあたりにでも行ってみるか…。

■2002/10/29 (火) あいかわらず

バグは一向に消える気配なし。それに会社に来たらビルドに失敗してて再シンク&ビルドしなきゃいけなかったし…。ついてないなぁ。明日はWorkaholic Wednesdayだから頑張ってバグを減らさなきゃならないってのに。

昨日はリハーサルから帰ってから、ずっとStargate:SG-1のシーズン2DVDを見てた。5枚組みセットの3枚は見終えたぞ。このSG-1、最初はなんだかちょっと安っぽい設定だなぁなんて思ってたんだけど、見てるうちに病みつきになってしまった。なんてったって僕はメインのRichard Dean Andersonが好きなんだよなぁ。彼がMacGyverを演ってた頃から好きだったんだけど、このSG-1ではちょっと違う役を演じててなかなか面白い。でもMacGyverの設定の方がよかったけどね。MacGyverもDVDで出てくれないかなぁ。

■2002/10/28 (月) Christmas in the Trenches

毎週月曜の夜はコーラスの練習日。9月の頭からクリスマスの歌を練習するって、なかなかシュールで僕は好きだな(笑)。今回のクリスマスコンサートは全部で8回。いつもクタクタになるほど疲れちゃうけど、観客の方々の笑いや拍手を聞くと本当に幸せになれる。ウチのコンサートは、いつも伝統的なクリスマスの合唱曲から始まって、人を大爆笑させるようなナンバーも取り入れながら、最後にはちょっとしんみり涙を誘うような曲も歌う。

今回の僕の一番のお気に入りはChristmas in the Trenchesという曲。これは1914年のクリスマスに、フランスで本当にあったといわれる出来事を歌ったもの。戦線の塹壕でのクリスマスの夜、耳を澄ますと敵国の兵士が歌っていた。それに応えるように英国軍の兵士たちはGod Rest Ye Merry Gentlemenを歌う。その後敵国はStille Nacht、応えて英国軍はSilent Night(「きよしこの夜」のドイツ語版、英語版)を歌った。大砲は静まりかえり、両軍の歌声が空を満たした。

「誰かが来るぞ!」 見ると停戦協定の旗を掲げた兵士が、武器も持たずにやってきた。一人ずつ武装を解除して、相手国の兵士と握手する。秘密のブランデーを一緒に飲みあい、サッカーで遊び、国から送られてきた家族の写真を見せ合った。夜が明けた。悲しい別れの挨拶と共にお互いの陣地に戻らなければならない。戦争に戻ってもこの夜を経験した者たちにとっては「今、目の前で誰の家族を殺してしまったんだろう?」という疑問がずっと消えなかった。

…というようなお話(Paul McCartneyのPipes of Peaceっていう曲のビデオがこの物語をベースに作られてます)。今でも歌っていると自然に涙が出てきてしまう。人、一人一人はこんなにも平和を望んでいるのに、どうして世の中には争いが絶えないんだろう。小さい頃から「平和」を題材にした曲ではいつも泣いてしまっていた。もしかすると前世は平和を願いながら死んだ戦士だったのかもしれない。

■2002/10/27 (日) いやいやいや

昨日のるんさんとの飲み会は本当に楽しかった。ダウンタウンの寿司屋Shiro'sで会って日本酒飲みまくり。会うのはほとんど20年近くぶりだけど、お互い全然変わってなかったみたい。るんさんと会ったのは16のときだから、「二人で一緒に飲んでる」っていう状況は初めてだから、なんか面白かったな。いろんな声優さんの近況とか聞けて楽しかった。今度何人かに声をかけてシアトルで盛り上がろうという話。るんさん、また飲みに行こうね。

今日は宇和島屋の中にある紀伊国屋で日本のCDを買いまくり。
 ・Cafe mocha (渡辺美里)
 ・Soleil (渡辺美里)
 ・Sincerely (竹内まりや)
 ・Bon Appetit! (竹内まりや)
 ・Cicada (槇原敬之)
 ・雨ニモ負ケズ (槇原敬之)
 ・Pure Best (坂本龍一)
まだ全部聞いてないけど、久しぶりのニューCDだからこれからじっくり楽しむことにしよう。特にCafe mochaとSincerelyは今まで知ってる曲のニューバージョンが多いからかなり楽しみ。ずっと昔から大好きだったアーティスト達がまだ現役で活躍していて嬉しい限り! 渡辺美里と槇原敬之にはいつか絶対会ってみたいなぁ。夢では何度も何度も会ってるんだけどね(笑)。

今日から夏時間(Daylight Savings Time)が終わって、日が暮れるのが1時間早くなった。今日のシアトルはどんよりした鉛色の空。赤や黄色の枯葉はすっきりした青空よりも、こんな灰色の空の下の方が映える感じ。こんな日は家で景色を見ながら音楽を聴いてゆっくりしたいところだけど、仕事があるんでそうも言ってられないのが残念無念。調査中のバグが今日中に直ればいいんだけど…。

■2002/10/26 (土) 金曜日

…は、新しく買ったゲームNo One Lives Forever 2尽くしだった。1960年代のスパイ物ゲームで、スーパースパイCate Archerとして悪の組織を壊滅するというもの。「バイオニック・ジェミー」が大好きだった僕は、こういうスパイ物にとても弱い。お陰で昨日夜中までプレイしてて、今朝起きてゲームクリアしちゃったよ(笑)。うーん、エバークエストといい、このゲームといい、のめりこんじゃうと際限がないなー。エバークエストの常習性はもう薄れてきてて、完全に止めちゃおうかとまで思ってるからいいんだけどね。やっぱりゲームに時間使うのって、後から考えてみるととても勿体ないことかも。昨日日本の兄の家に頼んでおいた学研電子ブロック復刻版が届いた。あとで遊んでみよう。楽しみ~!(こんなんばっかし)

今晩はなんと『バイファム』で一緒だったマルロ役の佐々木るんさんと飲みに行く予定。るんさんがシアトルに住んでたなんて、つい最近まで知らなかった! もう20年近く会ってないけど、あの頃の話ができると思うと、今から楽しみで楽しみでたまりませーん。

■2002/10/25 (金) まさに

一日坊主とはこのことだ(笑)。

いやーミニ日記作ったのはいいけど、毎日書くことがホントにあるのか?って考えちゃって、そうこうしているうちにズルズルと…。でもEssay Diaryに書くほどでもないけどちょっと書いておきたいってことって、結構あるもんだね。てなわけでこれから書き始めようと思います。

今日母が日本から帰ってきた。母がいない間は、柴犬のFoxは僕が会社にいる間ずっと小屋に閉じ込められていたので、これで昼間遊ぶ人ができてよかった。ずっと可哀想だと思ってたんだけど、どうしようもないもんね。会社には犬や猫は連れてきちゃいけない規則だし(動物にアレルギーの人もいるので)。

会社の周りは紅葉真っ盛りといった感じ。キレイ~。
# by alexsea | 2002-10-25 00:00 | 過去日記

 四季にはそれぞれいい面があるけど、僕がダントツに好きなのは、なんといっても秋。なぜか昔から秋は僕の心を捉えて離さなかった。秋の音楽、秋の風景、秋の香り、秋の味覚…。自分でも、なぜこんなに秋という季節が特別なんだろうと不思議に思うことがある。秋が本当に好きだから、季節のない国には絶対に住めない。

 一番古い秋の思い出は、小さい頃NHKの「みんなのうた」かなんかで流れていた「小さい秋みつけた」。哀愁を帯びたメロディーと、まるでその風景が目の前に浮かび上がってくるような詩は、まだ子供だった僕に初めて音楽での感動を与えてくれたと思う。今でも秋になると、ピアノでこの曲を弾いたりしてるし。今まで出会った音楽の中でも、5本の指に入るほど素晴らしいものだと思う。なんとなく鉛色のメロディーと、ちょっとの物悲しさ。これほど秋の情景を上手く捉えた曲は他にはないんじゃないかな。

 秋の風景で忘れられないのが、小学校のときに行った秋の遠足。高尾山だったかな、みんなで登ったのは。色とりどりの落ち葉が敷き詰められた山道。風が吹くたびにカサカサと音を立てながら落ちてきた葉っぱ。あちこちに落ちている大小様々のドングリ。土の匂いに混じった枯葉の匂い。日が傾いて金色の光が木々の間から差していた。その時はキレイだなくらいにしか思わなかったけど、あれから25年ほど経った今でも、あの時の情景や色と香りは忘れられない。まるで写真に撮ったかのように、僕の頭に深く刻まれた秋の風景。

 秋の香りといえば金木犀。トイレの匂いとかいう人もいるけど、これをなくしては僕の秋は語れない。槇原敬之の唄の歌詞にも「くたびれた僕に金木犀が遠くを見ろと教える」とあるけど、下を向いて歩いていても、金木犀の香りがフッとすると顔を上げて花を探してしまう。ウチの庭の手入れをしてもらってる日本人の植木屋さんに聞いてみたんだけど、残念ながらシアトルでは気候のため、金木犀は育たないらしい。だからもう10年近く金木犀の香りをかいだことがない。あのなんともいえない高貴な香りと金色の光、今度それを体験できるのはいつになるんだろうか。

 秋の味覚といえばマツタケ。しいたけは大嫌いなんだけど(笑)、他のキノコ類は大好き。小さい頃はマツタケご飯くらいしか食べたことがなかったんだけど、それでもマツタケの独特な香りと味わいは、僕の秋の思い出と強く結びついている。あの香りをかぐと、肌寒くなってきた頃の気温まで思い出される。一番好きなマツタケ料理は、やっぱり土瓶蒸しかな。マツタケの香りと味を凝縮したようなあの味わいは、日本料理の頂点といってもいいものだと思う。他の国の人であの味に感動できる人って、どのくらいいるんだろう? 銀杏も好きだなぁ。エメラルド色の銀杏、食べてしまうのがもったいないくらい美しい秋の宝石。収穫の秋というだけあって、美味しい食べ物が山積みの秋。

 中学や高校の頃、秋の晴れた日曜日の午後に、自転車に乗って遠出するのが好きだった。通ったことのない道を、行ったことのない遠くまで、秋の陽射しを浴びながらどんどん進んでいく。僕にとってはちょっとした冒険だった。日が傾くにつれ、世界がどんどん金色の光で満たされていく。初めて来た町からは、金木犀の香りと、どこからともなく夕げの匂い。見知らぬ商店街を通り抜けるとき、顔に当たる冷たい秋の風が本当に心地よかった。

 アメリカに来る直前、新宿に住んでいたときに、ある秋の夕方道を歩いていたら、上の方でカサカサという音が聞こえて思わず立ち止まった。見上げてみると、道のワキの木に残っている枯葉がこすれて音を出しているらしい。枯葉は落ちてくるようでもなく、動いてる気配もない。まるで自然が僕に何か言いたがっているような気がして、しばしその場でずっとその音に聞き入っていた。風もない夕暮れに、カサカサ、コソコソとあちこちの木から静かな合唱が聞こえてくる。特にロマンチストというわけでもないし、ニューエイジ物に凝ってるワケでもなかったけど、なんだか目をつぶると、本当に自然と一体になれるような気がした。こういう体験をすると、心が充電される感じがする。

 落ち葉の絨毯の上を歩くのも大好き。上からカサカサと降ってくる枯葉はまるで色とりどりの雪のようだし、時々の突風で舞い上がった枯葉は、なんだか一緒に遊ぼうと言って走ってくる子供たちのような気さえしてくる。歩きながら舞い上がる枯葉の群れを見ると、自分が風を生んでいるような気になって、なんだか楽しいし。こんな風に心の中で色々なことを思いながら遊べるってのも、秋ならではのこと。

 秋って物悲しい雰囲気がするけど、一人で物思いにふけるのに一番いい季節。町を歩きながらとか、公園とかでベンチに座って、じっくりといろんなことを考えるのにピッタリ。悲しいことがあったときには、どこまでも落ち込んでみることのできる季節。いつでも時が同じ速さで流れている他の季節たちと違って、ちょっと足を止めて時間をゆっくり進ませることのできる季節。

 秋という季節がある世界に生まれて、本当によかった。
# by alexsea | 2002-10-16 00:00 | エッセイ | Comments(0)

フランス語

 9月からフランス語を習い始めた。今年の年末にパリに行くので、その時までに最低限のフランス語を学んでおきたいというのが理由。以前パリに行ったときに、レストランでメニューが読めなかったりして悔しい思いをしたしね。もちろんレストランのメニューに書いてあるような単語は日常会話で使うようなものじゃないのでクラスで学ぶことはないんだけど、基本的会話くらいはできるようになっておきたいじゃん。

 習っている場所はBellevue Community College(以下BCC)という、会社から車で10分くらいの所にある学校。Seattle Community Collegeと同じく、日本からもよく語学研修とかで来る人も多いみたい。僕が取ったコースは学校の単位とは全く関係のない、”Continuing Education Class”と言われるもの。週1回2時間、全10回のコースで、お値段は$129なり。これにウチの会社の人には10%の割引がきくみたいなので、なんと一回$10ちょっとというとてもお得なコース。日本だったら1回のクラスにつき2千円以上はするよね。インターネットで即決して申し込んでしまった。

 クラス自体は9/17の火曜日に始まったんだけど、やっぱり最初は緊張したね~。だって学校のような場所で何かを学ぶのって、大学を出て以来やったことなかったもん。会社で英会話のクラスとかあったりしたけど、クラスには同じ会社の日本人しかいなかったしね。BCCの駐車場に車を止めて教室に向かうまでの間は、まさにちっちゃなハートがドキドキ状態だった(笑)。

 教室に入ってみると、ほとんど僕よりも年配の人ばかり。夫婦で一緒に来てるっぽい人達もいれば、40代くらいのキャリアウーマンっぽい人もいる。アジア人は僕の他にもう一人中国人っぽい男がいたな。全部で20人くらいのクラス。テレビや映画で見たことのある手のところに小さな机がついた椅子に、「おー、これこれ。アメリカの学校なんだねぇ」とか感動しながら、先生が入ってくるのを待っていた。でもこの椅子、日本人の僕でさえ小さいと思ったのに、デカいアメリカ人はどうすりゃいいんだ。

 女の先生だってことはわかってたんだけど、なぜか頭の中では40~50代の先生を想像してたから、いきなり”Bonjour~!!”と元気よく20代の先生が入ってきたときにはちょっとビックリした。すごく可愛くてチャーミングなNatalieというアメリカ人の先生。最初から全ての会話をバリバリのフランス語で話してたから、はっきり言ってビビってしまった。うーらーらーって感じ。初級コースだとはいえ、先生の言っていることになんとなく頷いたりしてる人もいたし。でも途中で英語で「今わからなくても全然平気。ジェスチャーや身振り手振りをたくさん使って話をするから。このコースが進むにつれて慣れてくるわよ」とのお言葉。少しはホッとしたけど、本当かよ?っていう気持ちもあった。

 問題のフランス語。うーん、やっぱり難しい。まず発音から入りたい僕は、多くのアルファベットを無視するフランス語独特の発音に混乱しまくり。一番最後の文字はほとんど無視するんだけど、C、R、F、L(CaReFuLって覚えればいいんだって)の4文字は、例外はあるけどちゃんと発音するとか。”old”の意味のvieux(女性形はvieille)なんて、未だにパッと見てすぐ発音できないしなぁ。”What's this?”の意味のQu'est-ce que c'est?も、なんでこれが「ケセクセ」になっちゃうの?ってまだ疑問だし。

 あと数字の数え方がまた凄まじい。0から69まではなんとなく法則に基づいてるからいいんだけど、70以降は70=60+10(soixante-dix)、71=60+11(soixante et onze)…と数える。しかも80以降99までは輪をかけてややこしくなって、80=4×20(quatre-vingts)、81=4×20+1(quatre-vingt-un)…、99=4×20+19(quatre-vingt-dix-neuf)になる。まさに、なんでやねん?の世界。

 男性形・女性形の違いによってスペルや発音も違ってくるし(「白」は男性形ではblanc、女性系ではblanche)、でも時たまどっちも同じ言葉とかがあったりして(「赤」のrougeとか)。うー、どうしてそんなに男と女で区別するんだー!今はPolitically Correctnessの時代だぞー!って頭をかきむしりたくなることしきり。もうこれは慣れで憶えるしかないって感じだなぁ。

 結構こういうところで人見知りな僕は、途中ペアを組まされて会話の練習をする時間がすごく嫌い。いつも斜め後ろに座るMichaelって人(んー30代後半くらいかなぁ)と練習をするんだけど、4回のレッスンの後でもまだちょっとしか慣れない。とてもいい人なんだけど、学生時代にちょっとはフランス語を習ってたらしくて、僕よりもたくさんの言葉を知ってる。それが引け目に感じちゃってるのかな。なんか人と会話の練習をしてるって思うと異常にあせっちゃって、落ち着いて考えれば出てくるような言葉も出てこなくなる。時計の針を読む練習のときにはもうトータルパニックで、「あーもうこのクラス止めちゃおうかな」って真剣に考えてしまうくらいだった。止めないけどね(笑)。でも最初は20人くらいだったクラスが今は10人ちょっとになってしまったってのは、やっぱりみんな思ってることは同じなのかもしれない。時々「それじゃいつもと違う人をパートナーにして練習!」とか言うのも止めてほしい…。せっかくMichaelに慣れてきたのに、他の人だとまた緊張しちゃうじゃないか! こういうとき、人と気軽に話せるような性格だったらなってホトホト思う。酒を飲むとOKだけど、まさか酒飲んでクラスに出るわけにもいかないし。

 難しいフランス語なんだけど、やっぱりクラスが進むにつれて、先生の言っていることがなんとなく、少しずつわかるようになってきたってのは本当に嬉しいこと。Je suis …(I am)とか、J’ai …(I have)とか、本当にまだ簡単なことしかわからないんだけど、「43ページを開いて」なんてことを言われたときにも、「は??」なんてパニックにならずにちゃんとそれを聞くことができるようになったし。なかなか感動っす。リンクも貼ってる「注文のできないカタログショップ」のyukayukaさんも、「自分の口から変な音が出るのもなかなか楽しいもんです」って言ってたけど、まさにその通り!って感じ。会話練習とかしてるときに「うっわー、自分ったらフランス語発音しちゃってるよー」とか思って、なんか楽しいし。

 僕が小さい頃から興味のあった英語もそうなんだけど、やっぱり言葉ってのは習うのが大変だけど、使う機会ができると本当に嬉しいよね。言葉を知らなかったら全く意思の疎通が取れなかっただろう人達と、カタコトながらも自分の言いたいことを伝えられて、こっちも相手の言っていることが理解できるってのは、本当に素晴らしいことだと思う。意思の疎通ができるってことは、それだけ世界が広がるってこと。初めての海外旅行に行ったときに、飛行機で隣に座った韓国人の人と英語を使って会話ができたときの感動は今でも忘れない。年末にパリに行ったときにはどれくらいフランス語を使う機会ができるのか全然わからないけど、ぜひカフェあたりではフランス語でちゃんと注文して、周りの人達の会話にも耳を傾けてみたい。でもまだ全然わからないんだろうな(笑)。目指せ!Trilingual!!
# by alexsea | 2002-10-14 00:00 | エッセイ | Comments(0)

Fox

 僕はFoxという名の柴犬を飼っている。オス。1998年6月19日生まれ。ちょうど3ヶ月目の9月19日に僕の家にやってきた。

 家を買ってから、なんとなく犬を飼いたいという気になっていた。子供の頃には犬を飼ったことがあったので、大人になってから「犬のいる生活」にずっと憧れていたのかもしれない。僕が幼稚園の時には雑種のコロ、小学校のときには柴犬のS(エス)。Sは交通事故で死んでしまって悲しい思いをしたけれど、だからといって「死ぬと可哀想だからもう犬を飼うのはいやだ」とはならなかった。

 Redmondにある柴犬のブリーダーの所から買ってきたんだけど、Foxはなんとなく最初に見たときから気の弱そうな犬だなと思ってた。オス2匹とメス1匹を見せられたんだけど、もうそのうちの2匹は行き先が決まっていたので、選ぶ余地はなかった。以前飼ったことのある茶色の柴犬と違って、今回はゴマ色。茶色の毛並みに黒い毛がうっすらと混じってる感じ。最初はなんか変な色だなって思った。今は黒が混じってないとノッペリしてて物足りないとか思うくらいになっちゃったけどね(←親バカ)。その3匹が遊んでるときに、Fox(となる子犬)が何かのオモチャかなんかで遊んでたら、隣にいたメス犬が「あら、それ面白そうね。あたしが貰うわ」とでも言うように、横からサッとそれを取り上げてしまう。Foxはそれを追いかけるでもなく他のオモチャを探しに行ってた。「気が弱い~!」って思わず言っちゃった(笑)。メスは従順だと思ってたんだけど、ブリーダーに言わせるとメスの方が気の強いのが多いそうな。それにオスは去勢すればそんなに攻撃的にならないってこと。これ以上大きくなってから飼い始めるのもいやだったので、サクッと買ってしまった。ネーミングは迷ったんだけど、キツネになんとなく似てるってことと、その当時放送されていたX-Filesが好きだったので、Fox Mulderからとって「Fox」と命名する。

 家に連れて帰るときもキャンキャン鳴く鳴く。車の中ではブルブル震えながら、緊張してヨダレを垂れ流してるし。玄関を開けてカーペットの上に降ろしてやると、四肢を硬直させたままピクリとも動かない。なんだか可哀想だったけど、あの格好は本当におかしくて笑っちゃった。少ししたら慣れたみたいで、家の中をしきりにチェックしてた。このFox、すぐにとんでもない小便タレ小僧だということが判明。かなり大きくなるまで家の中でオシッコしまくっていたので、ペーパータオルは必需品だった。

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家に来たばかりのFox
情けな~い顔

 Obedience School(しつけの学校)に入れることが買った時の条件だったので、ブリーダーに紹介されたDianeという人に頼むことにする。この人はシアトルに来る前はビバリーヒルズあたりのスターの犬とかを調教してたんだって。週に一度家に来てもらって、色々なしつけを教わった。さすがプロだけあって、犬の扱い方が慣れてるなんてモンじゃない。愛情をたっぷり注ぎながら、テキパキと教育していく様は本当に鮮やかだと思った。犬が教育されるのはもちろんなんだけど、犬の教育の仕方を僕たちも教わった感じ。レッスンの様子をビデオに撮ったりして、Dianeがいないときにも教わった通りに調教してた。その結果、リビングルームには入らない、2階には上がらないっていう、行動場所をキチッと教えることができて本当に良かったと思う。

 このFox、上にも書いたけど、どうしようもないほどの小心者。ある時、投げてやったボールが部屋の隅のライトが置いてある所に入ってしまって、それを取りに入ったFoxの足にライトの電線が絡まってしまってもう大パニック。オシッコを垂れ流しながら一目散に逃げ出してきた。今でもFoxがのんびりしてるときに、ゴミをゴミ箱に投げ入れたりしてちょっと音が出ると、全身が感電したようにビクッとして驚いたりするし。以前散歩の時に猫と鉢合わせしちゃって、その猫にお尻を噛みつかれたりしたもんだから(血が出るほどじゃなかったけど)、それ以来猫は大の苦手。その猫に遭遇した道は、ちょっとの間絶対に通りたがらなかった。でもね、その小心者なところが結構カワイかったりするんだよね(笑)。

 可哀想なことに、Foxは小さい頃に大手術を経験しなければならなかった。散歩していて(大の方の)用を足すときにキャンキャン言ってるから、何事かと思って獣医に連れて行くと、レントゲンを撮った結果、左の後ろ足の関節が生まれつき外れているということが判明してしまった。それも膝と腰の両方。そのままだと大きくなってから関節炎になってしまうので、手術して対処した方がいいとのことだった。ブリーダーの所のご主人がペットの外科医をやっているとのことなので、その人に手術してもらう。手術後のFoxは、今から思い出しても本当に痛々しい姿だった。腰から下の左足の毛は全て剃られてしまって、足全体にはめられたギブス。首のまわりには傷を舐めないようにということでコーンが装着されてるし(これは去勢手術のときに経験済みだけどね)。あんな姿は二度と見たくないなぁ。今はもちろん回復したんだけど、やっぱり時たま左の後ろ足をかばいながら歩いてる所を見るし。完璧に良くなることはたぶんないんだろうけど、関節炎のヒドイのになって痛い思いをするよりもいいよね。

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ああ無残…手術後

 この大手術を除くと、今の今まで病気らしい病気をしたことはなかった。
 …先週までは。

 先週、母に呼ばれて1階に下りてみると、Foxが挙動不審だという。いつもは絶対に行かないようなガレージに続く地下の部屋で暗い中ジッとしてたりするし、上がってはいけないとされている2階にも上がったりしてたという。様子を見てみると、ハァハァ言いながら尻尾を垂らし、なんとなく腰の辺りが震えているみたい。しばらくするとその状態も治まったらしく、いつものFoxが戻ってきた。その時はとても不思議に思ったんだけど、裏に猫でもいたか、怖い夢でも見たのかなっていうことで片付けてた。

 ところがそれから一週間注意深く観察していると、どうもまだ様子がおかしい。いつも食事をしているとその横に来ておこぼれを待っているのに、来ないことが多い。食欲もあまりないみたいだし、テレビ部屋にみんなで入っていると、いつもだったら来るのに、玄関のあたりでじっとしているし。母が連れて行く散歩の時はあまり変わった様子はないというので、そんなに差し迫ったことでもないとは思ったんだけど、後で後悔するのもイヤだったので、昨日念のために獣医に連れて行って血液・尿検査をしてもらった。

 今日その血液検査の結果が来たんだけど、どうも赤血球の数が減っているらしく、貧血状態らしいということがわかった。すい臓の炎症を起こしているかもしれないとのこと。母と、ちょうど今日足の調子が悪くて会社を休んでいたルームメイトのKoreyにもう一度獣医に連れて行ってもらい、脱水症状にならないように皮膚の下に水を注射して、抗生物質も貰ってきた。しばらくこの抗生物質をやってみて、来週レントゲンを撮ってみようということになったらしい。

 ニュースを聞いた時、胸がしめつけられるような気がした。まだ重病だとわかったわけでもないけど、Foxと永遠に一緒にいられるわけではないということが急に現実感を帯びて目の前に現れた感じ。命あるものはいつかは死ぬ。Foxも母も、僕も例外じゃない。以前可愛がっていたペットの死を経験していたので、Foxがこういう状態になる前から、Foxが幸せな一生を送れるように最善の努力をしたいとずっと思っていた。死の影を垣間見た今、本当に僕はその努力をしていただろうか疑問に思った。Foxを連れて行きたいと思っていたピクニックも、なんだかんだと理由をつけて延ばし延ばしにしていたし、仕事から帰ったら僕はすぐ2階に上がってしまって、Foxと遊んでやる時間も本当に少なかったような気がする。頭の中では格好のいいことを思っておいて、それを実際に行動で示していなかった自分がとても恥ずかしい。「喉元過ぎれば~」っていうけど、本当に人間って学ばない生き物なのかもしれない。いや、もしかしたら学ぶんだけど、「死」に関してはそのトピックを無意識に避けようとしているのかな。

 Foxが家に来てからもうすぐ丸4年。
 10年後、Foxはまだ僕と一緒に居てくれるんだろうか?
 10年後、僕はまだFoxと一緒に居れるんだろうか?

 Fox、頼むから元気になるんだよ。

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Fox

# by alexsea | 2002-09-05 00:00 | エッセイ | Comments(0)