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プロフィール
シアトル在住のAlexです。
ソフトウェアデベロッパーをやっていましたが現在は休憩中。日本にいるときには役者をやってたりしました。歌ったり踊ったり、食べたり飲んだりが大好きです。 ● 詳しいプロフィール ● 旅行記メニュー note: https://note.com/alexsea (個人的に連絡を取りたい方は、メールアドレスの入ったメッセージを非公開コメントとして残していただけると嬉しいです) カテゴリ
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イギリス2025: サンデーローストやらネオンサインやら
2025-12-07 (Sun)
7時頃起床。ちゃんと快適に寝られたのでよかった。でもこの部屋、シャワーの温度が不安定で、すごく熱くなったり急に冷えたりする。3年前にロンドンでAirbnbに泊まった時にも温水が不安定だったよな。安ホテルだし、古い建物だからしょうがないかな。完全にお湯が出ないよりはいいや。 今日はランチの予約があるので朝食はスキップしようと思っていたんだけど、行きたいベーカリーが見つかってしまったので、そこで軽く食べることにした。8時半ちょっと前にホテルを出て、地下鉄でBond Street駅に向かう。 地下鉄のホームでふと見た広告に、クスッと笑ってしまった。ロンドンで地下鉄に乗っていると、「不審なことがあったら知らせてください、対処します」という意味で、“See it. Say it. Sorted.”と頻繁にアナウンスされる。地下鉄に乗る度に聞くフレーズなのですごく頭に残っているんだけど、このリップステインの広告ではそれをもじって、“See it. Stain it. Sorted. (見て、染めて、対処できました)”だって。ロンドンの鉄道に特化した広告で、こういうユーモアがとてもいい。僕のようにこれを見てクスッとなる人、たくさんいるんじゃないかな。 ![]() キャッチフレーズが素晴らしい 駅を出て歩いている間に雨がパラパラ降ってきたけど、予報を見てちゃんと折り畳み傘を持ってきているので大丈夫。5分ちょっと歩いて、朝食の場所Arôme Bakeryに到着。人気店でかなり並ぶことを聞いていたので不安だったんだけど、開店15分前には店の前に3人いるだけだったのでホッとした。 どこが最後尾かを聞こうとした時に、「中で食べる人はこちら」というサインがあるのに気がついた。3人はそこに並んでいなかったので、僕がそのサインの列に並び始めると、彼らもそれに気づいたみたいで僕の後ろに並び始めた。あー、気づいてなかっただけなのか。悪い気がしたので僕の前にどうぞと言ったんだけど、固辞されてしまった。まぁ全部で4人だから、みんなちゃんと入れるよね。でもそれからあれよあれよという間に人が並び始めて、開店時には30人近くになっていた。こんなに人気のある場所だったのか! 早く来てよかった。 ![]() 開店後はすぐにいっぱいになってしまう 9時にドアが開いて、最初の客として入店。カウンター席に傘を置いてから、ここの名物らしいハニーバタートースト(Honey Butter Toast)と、オーツミルクのカプチーノを注文。トーストは外はカリッと、中はフワフワで、上品で軽いハチミツの甘さとバターの香りが最高! これがここの名物だというのも、なるほどって感じ。でも並んで買うほどのものじゃないかも(笑)。 ![]() 上品な店内には美味しそうなパンがたくさん ![]() Honey Butter Toast (£5.20) 次の目的地が開く時間が10時で、それまでここでゆっくりしようと計画していたんだけど、かなり混雑しているので席を空けてあげなきゃいけないな。今は雨は降っていないようなので、10時までこの辺を散歩することにしよう。 のんびりとその辺りを散歩していると、WA Caféという場所が目に入った。ジャパニーズ・パティスリーと書いてある。おー、日本のお菓子屋さんだ。入ってみると、ケーキの他にも菓子パンやハニートーストも売ってる! しかもハニートーストは半分の大きさで、ちょうどいい感じ。しまったー、ここで食べればよかったかな。もう何もお腹には入れたくないので、抹茶ラテを頼んで店内で時間をつぶしていた。店員の方と日本語でちょっと話して、WA Caféはロンドンに4軒あると聞いた。シアトルに帰るまでにまた来たいけど、スケジュールがキツキツだからなぁ…。 ![]() 偶然発見したWA Café ![]() 美味しそうなケーキや日本の菓子パンが山ほど! ![]() 抹茶ラテ(£4.90)は美味しくて綺麗 この後行きたかった場所は、ウォレス・コレクション(The Wallace Collection)。以前から気になっていた博物館・美術館で、個人が所有した絵画や家具なんかを展示してある。 ![]() 昔、ここは侯爵邸だったらしい 1階は昔の芸術的なアイテム、皿やグラスなんかが並んでいてそれほど興味をそそられなかったけど、階段で2階に上がると絵画がたくさんあって僕好み。特にグレート・ギャラリーには息を呑んだ。細長く大きな部屋の壁は、たくさんの絵画で埋め尽くされている。僕はこういうサロンスタイルの絵画展示が大好きだ。ここは侯爵邸だったらしいけど、このグレート・ギャラリーはどんな用途に使われていたんだろうか? ![]() 可視光によるダメージを防ぐためにカバーが被せてあるアイテムも ![]() グレート・ギャラリーの雰囲気が素晴らしい! 美術館に来ると必ず探す、大好きなコローの絵も見つかった。『マクベスと魔女たち』というタイトルなので、シェイクスピアの物語を題材にした絵らしい。コローの絵で、他にもそういうのあったかな? ![]() 光と影の使い方がすごく好き たくさんの絵画も見応えがあるけど、ウォレス・コレクションで目玉なのは、様々な家具の展示と各部屋のデコレーション。部屋によって雰囲気が全く違っていて、とても面白い。絵画の目玉としては、この部屋の家具と一緒に展示してあるフラゴナールの『ぶらんこ(The Swing)』がある。優雅で可愛い絵に見えるけど、ブランコに乗る婦人が隠れた愛人に靴を投げているシーンで、愛人はドレスの「中」を見つめているようで、その目つきが…! 当時は賛否両論だったらしいけど、かなり評判になって版画となって出回ったとのこと。こんな微細なエロティシズムでも、当時の人々は惹きつけられたんだねぇ。 ![]() 家具とデコレーションの展示もウォレス・コレクションの目玉 ![]() フラゴナールの『ぶらんこ』は結構スキャンダラス ![]() 拡大図。おわかりいただけるだろうか… 特別展の中で、カラヴァッジオの『愛の勝利(Victorious Cupid)』も見ることができた。倒れた楽器や楽譜の上で、いたずらっ子のように笑うキューピッドを見た時には、KANの『愛は勝つ』が頭の中で鳴り響いた(笑)。 ![]() カラヴァッジオの『愛の勝利』 ちょっと駆け足になってしまったけど様々なアートを楽しんだ後は、11:45に予約してあるランチに向かうことにしよう。SOHOにあるBlacklock Sohoに到着すると、開店前だというのに15人くらい並んでいてビックリした。仕方なく列の最後尾で待っていると、開店と同時に店の人が「予約の人―!」と呼ぶのが聞こえたので、列を抜けて先に入店することができた。 ![]() 開店前なのに行列のあるBlacklock Soho イギリスで日曜日といったらサンデーロースト! サンデーローストの美味しい店をオンラインで探していて、ここBlacklockに行き当たった。普段はステーキ屋らしいので、肉の扱いには慣れているんだろう。ローストのメニューは、55日間熟成したビーフランプ、28日間熟成した仔羊の足肉、21日間熟成したポークロインの3種類。2人以上だと全てが乗った“All In”が選べるとメニューには書いてあったんだけど、サーバーが言うには1人でも大丈夫とのこと。色々な肉を味わわなきゃ損だということで、それをお願いした。 出てきた皿は、ヨークシャー・プディングはもちろんのこと、焦げ目のついた野菜の上に、これでもかというくらいの肉が乗っている。「山盛り」って、こういうのを言うんだね。見た瞬間目が丸くなったよ(笑)。ついてきたグレイビーをドボドボと下品にかけてから、肉を一種類ずつ試していく。どれも絶妙な調理具合でとても瑞々しくて、グレイビーとの相性が最高! どの肉もとても美味しかったけど、僕が一番好きだったのはやっぱりビーフかな。グレイビーとの相乗効果で、肉の赤身の旨味が口の中で爆発する感じ。あと、一番上に置いてあった豚の皮を揚げたやつも最高! カリカリで香ばしくて、これだけをスナックとしてたくさん食べたい感じ。ずっと前に食べた時に「これ、味あるの?」と思ったヨークシャー・プディングも、グレイビーを吸って最高の味わいになっている。かなり残すことになってしまったけど、とても満足できたランチだった。 ![]() 牛肉、仔羊肉、豚肉が全て乗った“All In” (£28) Breakfast Martini (£9) さて、午後はロンドンの郊外のウォルサムストウ(Walthamstow)という町に向かう。Oxford Circus駅からVictoraラインで一本だ。Walthamstow Central駅から15分ほど歩いたところにあるのが、God’s Own Junkyard。ネオンサインを山ほど展示してある場所で、ずっと前から来てみたかったんだ。 ![]() 左端の入口がGod’s Own Junkyard 中に入った瞬間に、様々な色の洪水に圧倒された。写真で見てどんな場所かは知っていたけど、実際に体験するともう圧巻以外の何物でもない。新しいものや古いもの、修理されたものや、捨てられる直前に救われたものなど、とにかく各地から集められたネオンサインがひしめき合っている。あちこちにソファが置いてあるし、一角にはバーもあって、ちょっとした食べ物も売っているみたい。僕はそこでビールを買って、あちこちの椅子やソファに座ってネオンサインを眺めて楽しんでいた。いやー、これは体験できてよかった! ![]() 入った瞬間から圧倒される ![]() 色どりどりのネオンサインがいっぱい! ![]() 「ネオンサインといったらアダルト店」みたいな一角も ![]() ネオンを組み合わせたアート(?)展示。怖いよ ![]() ネオンに囲まれてビールを飲む ![]() 鋭角には曲げられないので工夫してある。へー!って感じ ![]() うん❤️ う…? 1時間以上ゆっくりと楽しんだ後は、ロンドンに戻ることにしよう。 Wood Street駅からWeaverラインに乗ってLiverpool Street駅で乗り換え、Tower Hill駅まで。タワーブリッジの辺りは当然のように大混雑! 最初のうちは写真を撮っている人たちを避けて歩くようにしていたんだけど、こう混雑していてはそんなことをしていられない。他の人達がやっているように、カメラの射線に入っても平気で通り過ぎることにした。そうしないと動けないよ(笑)。 ![]() 大混雑のタワーブリッジを渡る シャッド・テムズ(Shad Thames)には前に来たことがあるけど、ここはロンドンで僕が大好きな場所の一つ。昔倉庫街だった場所で、建物を繋ぐ橋がいくつもあって、その風景が僕の心を揺さぶってくる。今はアパートになっているらしい。あー、こんな場所に住んでみたい! ![]() シャッド・テムズのこの雰囲気が大好き! これからテムズ川南岸のクリスマスマーケットなんかを見ながら夕食の場所に向かう予定だけど、ちょっと時間が早すぎる。シャッド・テムズにあるWatchHouse Tower Bridgeというカフェで時間をつぶそうと思ったら、行列ができるくらい人気の場所だったので、さっくりと諦めた。近くのスターバックスに入って、チャイラテを飲みながら時間つぶしをしよう。今日は写真を撮りまくっていたんで、モバイルバッテリーをスマホに繋げて充電しなければ! ![]() スタバでチャイラテを飲みながら時間調整 17時くらいにスタバを出て、テムズ川南岸をゆっくりと西へ向かう。タワーブリッジの辺りにはクリスマスマーケットの店がたくさん出ていて、店を見る人たちやタワーブリッジの写真を撮ろうとしている人たちで混みあっていた。でもクリスマスマーケットは、このくらい活気があった方がいいよな。混み過ぎて動けないのはイヤだけど、あまりスカスカだとなんだか寂しい気持ちになってしまう。僕はMichael Bubléのクリスマスアルバムをリピートしながら、バラ・マーケット(Borough Market)の方にゆっくりと歩いて行った。後日またそのクリスマスアルバムを聴く時には、このロンドンでの情景を思い出すといいな。 ![]() テムズ川南岸はクリスマスマーケットだらけ ![]() ![]() 川沿いにはカーリングで遊べる場所も 今日のディナーは、バラ・マーケットの裏にあるKolaeというタイ料理屋。ミシュランのビブ・グルマンを取得している。昨日タイ料理を食べたのに今日もかよって感じだけど、好きなんだからいいんだ(笑)。でも最初はこの近くにあるミシュラン1つ星のOMAというギリシャ料理の店を考えていたんだけど、両方のメニューを見てみるとKolaeの方に惹かれたので、こっちに決めたという経緯がある。 ![]() Kolaeのタイ語発音は「コーレイ」らしい ここにはアラカルトの他に、£45で食べられるセットメニューもある。1人でも頼めるらしいので、それを注文することにした。大きな皿を頼むよりも、小皿で色々な味を楽しめる方が僕は好きだ。 ![]() 目の前のキッチンで時々大きな火が上がる。野菜炒めを作っているみたい 最初のコースはビリヤニのライスクラッカー。カリカリでシャリシャリのライスクラッカーは最高に好みの味だけど、こんなに食べられないよ! 夕食の前にお菓子を食べてはいけないと親に言われて育ったので、1つ食べるだけに留めておいた(笑)。あぁ、持ち帰ることができればよかったんだけど…。 ![]() Biryani rice crackers with pickled ginger and green nahm jim (£6) (アラカルトは量が違うと思うけど、値段表示はアラカルトで頼んだ時のもの) マンゴーとキュウリのサラダには、乾燥したエビが振りかけてある。カリカリ・コリコリとした爽やかな味に加えて、エビの香ばしさが鼻に抜けて、これもなかなかの美味しさ。 ![]() Mango and cucumber salad with toasted coconut and dried shrimp (£10.50) このレストランの名前となったKolae(またはKawlae)はタイ南部とマレー地域の調理法で、串につけた食材に何度もソースをつけながらグリルするものらしい。今回出てきたのは、チキンをその方法で調理したもの。見るからに楽しそうな感じだけど、残念ながら僕の好みの味ではなかった。なーんかソースが平凡なんだよなぁ。メリハリがなくて鈍重で、何口か食べたら飽きてしまう感じ。店の名前になるくらいだから自信作なんだろうけど、僕の好みとは明らかに方向性が違う料理だった。 ![]() Kolae grilled chicken skewer (£8 each) 次は豚バラ肉の煮込み。醤油ベースらしく結構どっしりした味で、なかなか美味しい。ご飯をソースに浸して食べると、またいい感じ。感動するほどじゃないけど満足した。 ![]() Phuket style soy-braised middlewhite pork belly and ribs (£15) Paddi new season hom mali rice (£4) 次は南部スタイルのグリーンカレーで、エビが一匹入ってきた。見るからに美味しそうなんだけど、食べてビックリ。これもかなり平凡な味だ。なんだか焦点が定まらない感じ? 「カレー」ってことで辛いかと思っていたんだけど、全くと言っていいほど辛くない。そういえば、今までに出てきた料理って辛くないものばかりだ。タイ南部の料理は辛くないのかなと思ってネットで調べてみると、南部は辛い料理が多いとのこと。えー、じゃあどうしてだろう? 今日の料理がたまたま辛くないものばかりのセレクションだったのか、辛さが苦手な人のためにマイルドなものばかりを出しているのか…。辛くなきゃダメだってわけでは全くないけど、これは輪郭がぼやけた感じの料理だった。 ![]() Southern style green curry of tiger prawns (£??) 最後に出てきたのは野菜の炒め物。さっきから度々キッチンで見る大きな炎は、これを作っている時のものみたいだな。美味しいことは美味しいけどこれも辛くなくて、オイスターソースを使った感じの、なんだか中華料理の炒め物を思わせる味だった。 ![]() Stir fry of flourish farm greens, Thai garlic and fermented soy beans (£9.50) うーん、ちょっと残念な結果になってしまったわけだけど、クオリティーは悪くない店。たぶん僕が求める味の方向性とは違うんだろうな。 店を出た後は、またMichael Bubléを聴きながら、サウスバンク(テムズ川南岸)をゆっくりと西に歩いていく。週末の昼間は身動きできないくらい人がたくさんいるバラ・マーケットも、店が閉まっている夜は信じられないほどひっそりと静かだ。サウスバンクを歩くのは大好きだけど、夜はまた格別で、クリスマスシーズンの夜は格別の2乗! イルミネーションやクリスマスマーケットに彩られた街は、非現実的に思えるほど綺麗な景色を提供してくれる。 ![]() 夜のバラ・マーケットはすごくひっそり ![]() 綺麗な建物に遭遇 ![]() ミレニアム・ブリッジはSF映画な感じ ![]() サウスバンクからは素晴らしい景色がたくさん見える ![]() ここら辺のクリスマスマーケットはちょっと寂しいな ![]() ビッグ・ベン(エリザベス・タワー)をちゃんと見るのは久しぶりだ ロンドンの夜の風景を満喫した後は、Westminster駅から地下鉄に乗ってホテルに帰ろう。今日は本当によく歩いたけど、たくさんいい経験ができてよかった。やっぱりロンドンは面白い。 今日の歩数: 25,509 #
by alexsea
| 2025-12-07 00:00
| 旅行記
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Comments(4)
イギリス2025: 人混みに揉まれるロンドンへ
2025-12-06 (Sat)
6時に起床して荷造り。今日はエディンバラを離れてロンドン(London)に向かう。 スコットランド、やっぱり好きだなぁ。エディンバラやグラスゴーのような都会も僕に馴染む気がするし、ハイランドで見た景色も、ただ綺麗というだけじゃなくて、心に訴えかけてくるような感じだった。スコットランド音楽も、スッと心に入ってきたし。今まではスコットランドの他の町を訪れたいとは思っていなかったけど、今回の旅行で何かが変わって、もっとスコットランドを見てみたいという気になった。今度は天気のいい季節に、ハイランドの各地をまわってみたいな(虫はイヤだけど)。 スコットランドは、なぜかどこかで僕と繋がりがあるような気がしてならない。 そうだ、ちょっと英語的に気づいたことが一つ。スコットランド独自のものなのかイギリス全土のものなのかわからないけど、“Thank you”と言った時に、“No worries(気にしないで)”で返されることがとても多かった。アメリカでは、“No worries”は謝罪の返しに使われることが普通。最初に言われた時にはちょっと違和感があったけど、考えてみたらなるほど意味は通ってるよな。アメリカ英語とイギリス英語の違いって、単語や言い回しだけじゃなく、こういう返信の仕方にもあるんだなと気づかされた。っていうかイギリスには何度も来ているのに、なんで今まで気づかなかったんだろう?(笑) 7:45くらいにホステルをチェックアウト。ホテルじゃなくてホステルだとわかった時には心配だったけど、とても快適に過ごせたのでよかった。 今朝はまたインド料理屋Dishoomで朝食にしようと、8時に予約を入れておいた。外は雨が降っているので、トラムを使ってレストランまで行く。大きな荷物と一緒に食事しなきゃいけないけど、他にもそういう人は見たので大丈夫だろう。 今日は初めてロンドンでDishoomに行った時に食べたケジリワル(Kejriwal)を、ポークソーセージと一緒に注文。このピリ辛のチーズトーストと目玉焼きのコンビネーションが最高! Dishoomでの朝食、やっぱり大好きだ。ディナーもいつか食べてみたいけど、18時以降は6人以上じゃないと予約できないのが悲しい…。 ![]() Kejriwal (£12.20) Two pork sausages (£5.20) レストランから駅までは徒歩たった5分。9:30出発の電車のプラットフォームは、15分前に表示された。ロンドンまでは4時間19分の旅。3か月以上前にチケットを買ったせいか、片道£61.60(=$83.46)とお得だった。 ![]() この電車でロンドンに向かう ラップトップを出して旅行記のメモを取りながら乗っていたんだけど、窓の外には草原が広がっていたり、海のすぐ脇を走ったりして、目を奪われてしまうことが多かった。途中の駅からヨーク(York)までは激混みになって、立ち乗りをしている人たちもたくさんいてビックリした。 ![]() 海沿いを走る時には景色に見とれてしまう ロンドンのKing’s Cross駅には予定通り14時ちょっと前に到着。地下鉄でホテルまで行くとすると、乗り換えをしなきゃいけなくて面倒だ。タクシーを使ってしまおうかと思ったんだけど、乗り場には長蛇の列が見えたので、その案は速攻で却下。しょうがない、地下鉄を使って、Oxford Circus乗り換えでQueenswayまで。 ![]() ちょっとだけハリポタっぽい 今回5泊するTroy Hotel (£461.48=$610.35)までは、駅から徒歩5分以内。チェックインして部屋に入れたのは14:30頃だった。シングルで小さな部屋だけど、結構快適そう。Queensway駅とかBayswater駅の周りには安ホテルが密集しているので、ロンドンに来る時にはこの辺に泊まることばかりだ。最寄り駅が2つあるし、ちょっと歩けばRoyal Oak駅やPaddington駅にも行けるので、すごく便利なエリアだと思う。 ![]() シンプルだけどいい感じ 1時間ほど休んだ後は、15:30にホテルを出発する。 最初の目的地は、ザ・コノート(The Connaught)というホテル内にある、ザ・コノート・バー(The Connaught Bar)。ここは『世界の50ベストバー』の2025年度のリストで、6位に輝いている。ここの『コノート・マティーニ(Cannaught Martini)』はテーブルサイドで作ってくれるらしく、とても美味しいと評判。マティーニ好きの僕としては、行くしかないじゃありませんか。 ![]() ザ・コノートは高級感溢れるホテル 16時ちょっと前にザ・コノート・バーに着いて入口に並んでいると、バーはいっぱいで立ち席しかないとのこと。え? 16時オープンじゃなかったの? あー、もしかしてホテルの宿泊客だったら早く入れるのかな。立ち席でもいいんだけど、別の小さなバーが隣にあって同じメニューを楽しめるということだったので、そっちに行くことにした。 ![]() ノンアルコールのウェルカムドリンク 席に着いてウェルカムドリンクを飲み、マティーニを頼むと、テーブルサイドでのサービスはできないと言われた。ええっ、それは話が違う! 「さっきこっちでも同じだと聞いたから来ることにしたんです。テーブルサイドでのサービスがここでできないなら、向こうのバーに戻れませんか?」と詰め寄ると、「ちょっと同僚と話してきます」と言われた。隣のテーブルのグループが僕らのやりとりに聞き耳を立てているようだったけど、フル体験ができないようならここにいてもしょうがないので、僕も強く出なきゃいけなかった。数分後にそのサーバーが帰ってきて、「立ち席でよければ向こうにお通しします」と言われたので心からホッとした。 ザ・コノート・バーの「立ち席」というのは、バーカウンターの真ん前の場所。カクテルを作っているところが見えるので、テーブル席に座るよりもこっちの方が断然いいや! 混みあっているのでマティーニは時間がかかると言われたけど、喜んで水を飲みながら待っていた。 10分くらい待っただけで、マティーニのカートが僕の後ろに運ばれてきた。Andreaというバーテンダーは、「お待たせして申し訳ありません!」と平謝り。彼はまず僕に、ジン・マティーニかウォッカ・マティーニか聞いた後(僕はマティーニはジン一択)、使うビターについて説明してくれた。5種類あるビター(Ginseng & Bergamot, Lavender, Coriander, Tonka, Cardamom)を一つひとつ紙の上に垂らしてくれて、僕が香りを嗅いでどれがいいか選ぶらしい。どれも魅力的だったけど、僕はちょっとスパイシーな香りがしたカルダモンを選んだ。彼はそのビターをグラスの内側に塗り、氷で冷やしたジンを高い位置から注ぎながら、レモンツイストからのオイルを周りに散らして出来上がり! とてもショー的な要素が強くて、周りにいる人たちも注目していたみたい。もちろんマティーニ自体の味が一番大切だけど、これを見られたのは大きなボーナスだと思う。 完成したマティーニは、僕がいつも飲むドライマティーニに比べて黄色味が強い。たっぷりベルモットを使ってあるんだろうな。甘すぎることを危惧していたんだけど、なんのなんの! ベルモットによって滑らかになった口当たりの後に、ジン本来のジュニパーの香りや味が立ち昇って、素晴らしく上品な美味しさ! なるほどー、これは有名なわけだ。ジンって、ものによっては荒々しい印象を受けるものがあるけど、ここのマティーニはその本質の味を失うことなく、とても上品に仕上げられている。£30もするので気軽に手は出せないけど、たまに飲んで気分を上げるのにはピッタリのマティーニだと思う。 ![]() The Connaught Martini (Tanqueray 10) (£30) ![]() GiorgioとAndreaがカクテルを作っているところを見るのは楽しい 次はKyuzuと呼ばれるカクテルを注文した。メニューには日本の茶道のことが書いてあって、どんな味かとても気になったんだ。このバーのために作られたという急須でグラスに注がれたカクテルは、なんと真っ黒! 柔らかな黒砂糖のような甘みがあって、すごく美味しい。柚子の香りが時おり鼻に抜けて、落ち着いた和風の味を演出している。これもさすがとしか言いようがない。 ![]() Kyuzu (£27) Suntory Hibiki Harmony, Black yuzu cordial, Japanese rice orgeat, Tonka bitter Kyuzuを飲んでいると、もう一人のバーテンダーGiorgioが2層に分かれたカクテルを作っているのが見えた。「それは何?」と聞くと、Magnetumという名前のカクテルらしく、何が入っているかも詳しく教えてくれた。「綺麗なカクテルだね!」とだけ言って僕は自分のカクテルをちびちび飲んでいたんだけど、その後お勘定を頼んだ時に、Giorgioが「よかったらこれをどうぞ。小さいサイズですが、お店のおごりです」と言って、少し小さめのグラスに入ったMagnetumを出してくれた。えー! もう感動レベルのサービスなんですけど!! Magnetumは層によって味の違いを楽しめたし、またミックスした時にはまるで別の飲み物になったような感じで、1杯で3回楽しめるカクテル。どの味も最高! 小さめのサイズとはいえ、結構飲みごたえがあった。 ![]() Magnetum (£28) The Macallan Double cask 12 yo, lemon verbena, fresh fennel, Galliano L’Autentico, milk, fresh pineapple, Noe Pedro Ximenez Sherry, lavender bitters 最初につまずきはあったけど、その後は雰囲気も味もサービスも最高で、このバーに来て本当によかったと思った。ロンドンに来る度に、このバーを絶対に訪れようと心に誓ったくらい。お勘定は全部で£77.62と、カクテルを飲んだだけにしてはとても高価だけど、心から満足させてくれたので後悔はない。でもこの勘定のうち、75mlの水が£10.50ってのにはちょっと笑った。小さな瓶の水が2千円って…(笑)。 帰りには、このバーがお勧めするロンドンの他のバーのリストと、今日飲んだ3杯のカクテルのレシピカードまでくれた。無料で飲めたMagnetumのレシピまで! こういうどこまでも行き届いたサービス、本当に脱帽です。 ![]() ザ・コノート・バーがお勧めするロンドンのバー ![]() 今日飲んだ3杯のカクテルのレシピ すっかり気持ちよくなった後は、ロンドンの街のクリスマスの雰囲気を楽しむことにしよう。まずピカデリーサーカスの方に歩いて行ったんだけど…、なにこれ、人が多すぎて車道にはみ出ないと歩けないくらいなんですけど。そっか、今日は土曜日。ロンドンのクリスマスシーズンの週末を完全に舐めてた! フォートナム&メイソンの前ではたくさんの人が立ち止まって写真を撮っているし、ピカデリーサーカスはまるで満員電車のような混み合いで動きがとれない感じだし…。Michael Bubléのクリスマスアルバムを聴きながら歩いていたので、まだちょっとフェスティブな気持ちになれたけど、音楽がなかったらダークモードの僕になっていたかも。 ![]() ザ・コノートの前はハイクラスな週末感が ![]() とにかく人が多いー! ![]() 0.5秒で撮ったフォートナム&メイソンの建物はアドベントカレンダーになっていて綺麗 でもRegent Street Saint James’sの通りでは、道で歌うキャロルシンガーに出会って笑顔にしてくれたし、悪いことばかりじゃなかった。 ![]() 都会の道で歌うキャロルシンガー達 でもねー、やっぱり人が多すぎる。レスター・スクエア(Leicester Square)の周りも身動きがとれないくらいだったし、セブン・ダイアルズ(Seven Dials)でも歌のパフォーマンスをやっていたので、(あくまでも礼儀正しく)人々を押しのけるようにして進まなきゃいけなかった。この頃になるとトイレにも行きたくなっていたので、行く手を阻まれると困っちゃうんだよな。 ![]() レスター・スクエアの辺りの混雑は最悪 ![]() セブン・ダイアルズではみんな止まって歌を聞いていた どうしよう、どこかトイレこの辺にあったっけ? そういえば前に回転チーズ食べ放題の店に行った時に、セブン・ダイアルズ・マーケットには公衆トイレがあったよな。ということで、そこに向かうことにした。マーケットの中も最高に混んでいたけど(土曜日だもんなぁ…)、トイレにはちゃんと行けたのでよかった。 ![]() セブン・ダイアルズ・マーケットの中も激混み この後向かったのは、Outernet Londonという場所。ここはメディア会社で、建物の中にはイベントスペースもあるみたいなんだけど、1階のホールの壁と天井が巨大ディスプレイになっていて、迫力のある映像を無料で観ることができる。4面をディスプレイに囲まれているし解像度もすごいので、没入感が半端ない。いくつかのショートプログラムを流していて、観客は歓声を上げながら楽しんでいた。こんな面白い場所が無料だなんて、なんて太っ腹なんだろう。 ![]() 『かくれんぼ』では2つのキャラクターが追いかけっこ ![]() 天井からクリスマス版の絵文字が降り注ぐ ![]() 暖かいリビングルームのような情景も さてそろそろ時間なので、19時に予約していたレストランPlaza Khao Gaengに行くことにする。ここはミシュランのビブ・グルマンを獲得したタイ料理の店。モダンな建物の中にあるにも関わらず、あえて蛍光灯を使ってアジア的な雰囲気を演出していたのが面白い。 ![]() 蛍光灯が照明のレストランなんて、逆に珍しい メニューにはたくさん選択肢があったけど、サーバーの女性が丁寧に説明してくれたし、それぞれのアイテムに辛さマークをつけてくれたので嬉しかった。僕はアペタイザーとしてフライドチキン、メインにはクア・クリン・ムー(Khua Kling Muu)という豚肉の炒め物を注文。どちらも全く文句のない美味しさ! でもやっぱり僕が感動したのは、豚肉の料理だな。スパイスのせいでむちゃくちゃ辛いんだけど、豚肉のいい味が出ていて、口の中の全ての味覚を刺激してくれる。これはご飯にピッタリだ! フライドチキンは残してしまったけど、クア・クリン・ムーの方はご飯と一緒にほとんど完食した。ミシュランのビブ・グルマンに選ばれるってのは伊達じゃないな。ダイニングルームは満杯だったし、入口で待っている人たちも大勢いた。 ![]() Gai Tord Hat Yai (£9) Friend chicken with sweet chilli sauce and crispy shallots Khua Kling Muu (£14) Dry wok fried pork with chillies, long pepper and wild galangal Khao Hom Mali Mai (£4) New season jasmine rice この後は裏通りを歩いて、コヴェント・ガーデン(Covent Garden)から、トラファルガー・スクエア(Trafalgar Square)の方に抜ける。大通りにはもちろんイルミネーションが輝いていてクリスマス感満載だけど、裏通りも場所によってはイルミネーションがあって、街全体でクリスマスを歓迎しているみたいだ。Michael Bubléのクリスマスアルバムを聴きながら街をのんびり歩いて、クリスマス気分を心から満喫していた。やっぱりロンドンはいい! ![]() とても綺麗な裏通り ![]() コヴェント・ガーデンは人が多いけど、やっぱり綺麗 ![]() トラファルガー・スクエアのクリスマスマーケット ![]() サンタの群れが! 何のイベントだったんだろう? クリスマスの雰囲気をとことん味わったことだし、オクスフォード・ストリート(Oxford Street)まで出て地下鉄でホテルに戻ることにしよう。チャイナタウンはすごい人出でお祭り気分だったけど、少し脇道に逸れると急に静かになったりする。どこに急いでいるわけでもないので、人混みに揉まれながらゆっくりと歩いた。 ![]() チャイナタウンもお祭り気分 ![]() オクスフォード・ストリートはロンドンの顔の一つだと思う ホテルに帰り着いたのは21時半ちょっと前。人混みの中を歩き回って疲れたけど、ザ・コノート・バーは素晴らしかったし、タイ料理は美味しかったし、そして何よりクリスマスの雰囲気を心ゆくまで感じられたのが嬉しかった。大満足の一日! 今日の歩数: 18,878 #
by alexsea
| 2025-12-06 00:00
| 旅行記
|
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イギリス2025: キャッスル・オブ・ライトと、感動のディナー
2025-12-05 (Fri)
6時に目覚ましで起きて、まず洗濯。地下のランドリールームに行くと、まだ誰もいなかったのでよかった。洗濯機と乾燥機は2セットあるんだけど、そのうちの1セットが壊れている。もし誰かが使っていたらアウトだったので、早起きしてよかった! ![]() ホステルのランドリールームを独り占め フロントで聞いた話によると、洗濯も乾燥も約30分ずつくらいらしい。洗濯機を動かしている間に、カフェテリアに行ってサンドイッチとラテを買って朝食。でもサンドイッチはドライで不味かったので、1つ捨てることになってしまった。こういうパックのサンドイッチの味が賭けっていうのは、日本以外のどの国でも一緒なんだなぁ。日本のコンビニが最強すぎるんだよ。 ![]() サンドイッチがドライで不味い! 結局洗濯と乾燥が終わったのは7時半頃だった。これでシアトルに帰るまで、洗濯物の心配をしなくて済む。 今日はエディンバラの最終観光日。明日はロンドンに移動することになっている。エディンバラ初日にスコット・モニュメントに行けなかったとしたら、今日の午前中に行く予定だったし、カルトン・ヒルにもランチの後行こうと思っていたけど、どちらにももう行ってしまったので予定が空いた。午前中は部屋でゆっくり過ごすとして、ランチの後にはこの間閉まっていて行けなかったエディンバラ博物館に行ってみようかな。天気予報を調べると、夕食の時間あたりに雨が降りそうなので、傘が必要かもしれない。 部屋を12時ちょっと前に出て、ランチのためにエディンバラ・ストリート・フード(Edinburgh Street Food)に向かう。ここは10軒ちょっとのレストランが入ったフードコートで、屋台が並ぶ雰囲気を目指している感じ。今日の夜はエディンバラ最後のディナーが待っているので、ランチは軽く済ませなければならない。もし夜までに消化されなくて、夕食に少しでも差し支えたら泣いちゃうよ…。 ![]() 路上でハトのアートを見つけたけど、何羽か盗まれてる?? ![]() こういう新旧の融合が素晴らしい ![]() エディンバラ・ストリート・フードは、なんだかワクワクさせてくれる 最初はHarajukuという日本料理の店でスシ・ブリトーなるものを食べようと思っていたんだけど、インド料理のHaldiでビリヤニを売っているのが目に入って、もう完全に心がそっちに行ってしまった。ビリヤニとかチャーハンとか、そういう系統が僕は本当に大好き! 僕は店頭で注文したけど、テーブル上のQRコードからスマホでも頼めるし、店内にはサーバーがいるので彼らに頼んでもいいらしい。Haldiのビリヤニは、グラスゴーで食べたのよりももっとシンプル(まぁ値段も半分だし)。でも不満はほとんどなかったし、スパイスの味が染みこんだチキンはとても美味しかった。 ![]() Chicken Biryani (£11.50) @ Haldi 軽いランチの後は、エディンバラ博物館まで歩いて行こう。 ![]() こういう感じの道、好きだ 途中のトンネルを通った時に、壁のネオンアートが目に入った。これはリサーチ中に見たことがあるぞ。Graham Fagenというアーティストによる“A Drama in Time”という作品。2016年のアートフェスティバルの時に作られたものなので、もうなくなってるんじゃないかと思って予定に入れてなかったんだけど、偶然に出会えてよかった! ![]() こういう異質なアートは大好き ![]() アートの横からはジェイコブス・ラダー(Jacob’s Ladder)と呼ばれる階段が エディンバラ博物館は開いていてよかった! 外から見ただけだと小さな場所に思えるけど、実は隣の石造りの建物と繋がっていて、かなり大きな場所だった。エディンバラの昔の街並みのジオラマや、陶器やガラス製品などの展示に加えて、忠犬ボビーのコーナーもあった。エディンバラの歴史について興味のある人には面白い博物館だと思うけど、僕の感想としては「時間が余ったらどうぞ」くらいな感じかな。 ![]() 博物館は右隣の大きな建物と繋がっている ![]() ロイヤル・マイルの昔の姿 ![]() 陶器を作るスタジオ(の再現?) ![]() 昔のガラス・クリスタル製品もたくさん ![]() その当時の雰囲気が感じられる、こういう写真は好きだ ![]() もちろんボビーに関する展示も 次の予定は、エディンバラ・ジン(Edinburgh Gin)で、“Aroma Alchemy: Gin Tasting Masterclass”(£68.25=$91.81)というツアーを14時から予約してある。ジンのテイスティングだけではなく、香りに関する勉強もできるツアーらしい。 ![]() エディンバラ・ジンは2010年に創業 参加者は僕を含めて6人。Gregorというガイドに連れられて、まずジントニックを飲みながら説明を受け、その後は別の部屋でジュニパーなんかの様々な香りを嗅がせてくれた。ここでルバーブ&ジンジャー(Rhubarb & Ginger)リキュールの試飲をしたけど、思わず「甘っっ!」と顔をしかめてGregorに笑われてしまった。エディンバラ・ジンがこういうリキュールを出してたなんて知らなかったよ。ちゃんとしたジンを味わえるのか、ちょっとだけ不安になった。 ![]() ジントニックを飲みながら、ガイドのGregorの話を聞く ![]() ルバーブ&ジンジャーのリキュール。甘っっ! ![]() ジンの製造方法を説明してくれている 一通りの説明が済んだ後は、会議室のような場所に連れて行かれて、ガイドはSinranという女性にバトンタッチ。目の前には様々なガラス瓶が並んでいて、それを嗅いで何の香りかを当ててくださいとのこと。これが超難しい! ずっと前にワインの香り成分をたくさん試せるキットを持っていたけど、あれとは全く香りの方向性が違う。結局7問中2問しか正解できなくて落ち込んだ。レモングラスとかって、香りだけ切り離されるとわからないよ! この後、Alpha Pinene、Linalool、Limonene、Citronellolという4種類の香りの基本成分についても教わった。針葉樹の香りのするAlpha Pineneは洗浄剤にも使われるせいか、ほとんどの人が「クリーン」と結びつけるらしい。 ![]() 香りのテストは難しい! この後はエディンバラ・ジンが作っている4種類のジンのテイスティング。とはいっても、ただ飲むだけではなくて、味や香りのペアリングがある。 Seasideは名前の通り潮の香りがするジンで、これにはクラッカーの上に玉ねぎの酢漬けが乗ったものがペアリング。Cannonballはアルコール度52.5%と高く、これにはヒヨコマメとマッシュルームのクラッカー。Old Tomはカクテルとペアリングして、しかもカクテルを氷で冷やす前と後とで香りがどう変わるかを確認。Rhubarb & Ginger Ginは、ボタニカル・ガーデンの香りを上にスプレーして飲んだ。こういう香りのスプレーは、『インフュージョン・ガーニッシュ(Infusion Garnish)』と呼ばれているらしい。 どのジンも、ペアリングがあるのとないのでは驚くほど印象が違う。これは面白かったなぁ。ワインと食べ物のペアリングはいつも楽しんでいるけど、そりゃ考えてみたら他のお酒だってペアリングできるよな。今度自分の好きなジンやお酒に、どんなものが合うのか試してみることにしよう。 ![]() 各ジンとのペアリングを体験する 次に出てきたのは、5種類の試験管。それぞれに香り成分が入っていて、好きな割合で混ぜ合わせて、自分なりのインフュージョン・ガーニッシュを作れるらしい。これがまた難しかったけど、もう直感だけで混ぜ合わせたら、オレンジピール25%、ライムリーフ25%、レモンバービーナ15%、カルダモン25%、シナモン10%くらいの割合になった。これをスプレーの瓶に詰めて、僕だけのインフュージョンの完成! これはお土産として持ち帰ることができる。シアトルに戻ったら、早速マティーニに使ってみることにしよう。 ![]() それぞれの香りを自分なりにブレンド ![]() スプレーボトルに詰めて、僕だけのインフュージョンが完成! いやー、面白かった! ワインの香りについては結構勉強していたけど、ジンの香りの方向性って結構違うものなんだなぁ。ほとんど2時間にも渡るツアー、心から堪能した。 エディンバラ・ジンを出たのは16時近くになってから。次は20分ほど歩いてエディンバラ城に行き、ライトショー『キャッスル・オブ・ライト(Castle of Light)』(£21.60=$29.06)に参加する。一番初めのエントリー16:30のチケットを買っておいたんだけど、15分前くらいに着いたらもう結構人が並んでいた。入場を待つ間も、エディンバラ城が様々な光に包まれているのを見ることができた。プロジェクションマッピングも多用していて、思っていたよりもずっとスケールが大きい。もうこの入口を見ているだけでドキドキするのに、中に入ったらどんなライトショーが見られるんだろう? 入場を待つ間に撮影 もうゲートから何から、光の当たらない建物がないくらいで、終始圧倒されまくりだった。建物によってはストーリー仕立てで、氷の女王の魔法から動物が生まれたり、また別の建物ではポップミュージックに合わせて壁のアニメーションが動いたり、城壁を漂う龍が火を吐いたり…。単なる「ライトショー」に留まらない、とても楽しい体験で、£21.60という入場料が安く感じたくらいだもん。この間の昼間のエディンバラ城訪問はいらない感じで、このキャッスル・オブ・ライトに参加するだけでよかったかも(笑)。クリエイティブな人たちが頑張ってデザインしたんだろうな。人を感動させる仕事をしている人たちを、心から尊敬してしまう。 ![]() 光が飛び交うエディンバラ城に入っていく ![]() どこもかしこも光に包まれている ![]() 氷の女王が魔法を使う ![]() 龍が本物の炎を吐く! ![]() 場所によって雰囲気が全く違う ![]() 音楽に合わせて踊りだす人たちもいた ![]() 建物に合わせて、よくライティングを設計してある ![]() ああ、本当にこのイベントに来ることができてよかった! ![]() グレート・ホールには氷の女王も! 18過ぎに城を後にする頃になって、雨がポツポツ降ってきた。時間もまだあるので、Grand Caféという場所に飛び込んでマティーニ休憩することにしよう。メインフロアは満杯だったけど、Hide Barという隠れ家のようなバーに通された。なんとここでは僕一人だけ! のんびりと静かに一人でリラックスできたのが嬉しかった。 ![]() まるで貸し切りのような場所でマティーニ休憩 外に出ると、時々ポツッと雨粒を感じることはあるけど、傘を差すほどではない。カルトン・ヒルの脇の道を通って、今夜のレストランに向かう。人がほとんどいなくて寂しい道だけど、危険な感じが全くしないのがエディンバラらしい。 ![]() カルトン・ヒルの横の道を通ってレストランへ エディンバラ最後のディナーの場所はLYLA。今回の旅で訪れたTipoとNotoと同じStuart Ralston氏がオーナー・シェフのレストランで、ミシュラン1つ星を獲得している。 ![]() LYLAの入口はまるでホテルのよう まるで高級ホテルのような入口を抜けると、まず2階のバーに通された。もういくつかのソファには他の客が座っている。僕はバーのカウンターに座って、「澄んだピニャ・コラーダ(Clarified Piña Colada)」というカクテルを注文。確かに透き通っているけど、ピニャ・コラーダの味がする! ![]() Clarified Piña Colada (£18) Doorly’s 3yrs Rum, Pineapple, Coconut, Kombu, Milk Whey 天井から吊り下がったライトが個人的なツボにハマって、何枚も写真を撮ってしまった。サーバーによると、LYLAというのはアラビア語で「夜」という意味なので、星のようなライトを採用したとのこと。規則的な形ではなく、ちょっとカオスな作りなところも気に入った。 ![]() ツボにハマったライト サーバーと話をしながらカクテルを飲んでいる間に、3種類のスナックを次々と出してくれた。どれも一口サイズで、ウットリするくらい綺麗にアレンジされている。食べてしまうのが惜しいくらい! 味の方はどれも文句のつけどころがなく、これからのディナーへの期待で胸がいっぱいになった。 ![]() Alp blossom cheese, onion, quince Lobster, trout roe, sake Loch etive trout, golden beetroot, caviar 階下のダイニングルームも、シンプルながらに高級感ビシバシ。でも従業員はみんなフレンドリーだし、緊張する要素は一切ない。おひとり様ということで変に周りの目を気にしたこともずっと前はあったけど、今ではこのダイニングルームの雰囲気を一人でも楽しんでしまう。まぁアルコールがちょっと助けてくれてはいるんだけど。 ここのメニューにアラカルトはなく、10コースのテイスティングメニューのみ(£165)。ワインペアリングは£125からだそうなので、それもつけてもらうことにした。こういうところで奮発するために飛行機代もホテル代もケチってきたんだ! 最初のコースは、なんだか昨日のディナーの1品に似てるかな? これもハリバットで、昆布のスライスやキャビアが上に乗っている。これもどこまでも優しくて、すごくホッとする味。今夜の料理はこの感じだと、Notoのように味が濃すぎるなんてことはなさそうだな。この料理には、いきなり日本酒がペアリングされてきた。出羽桜の純米吟醸は、ハリバットの旨味を最大限に引き立ててくれて最高! 最近では当然のように日本酒がワインペアリングに使われることが多いので、個人的にはとても嬉しい。一番合う飲み物がいいのは当然だし、それで日本酒のことを知ってもらう機会も増えるし。 ![]() Cured halibut, candied kelp, umai caviar Sake: Dewazakura, Junmai ginjo omachi, Yamagata, Japan 次はエビを揚げたもの。まるでトルコ料理かのように、カダイフに包まれて揚げられている。手づかみで食べると、フワフワのエビの風味が口の中に広がって感動! ストリートフードみたいな感じだけど、全て選りすぐった材料で作ってあるせいか、全然重く感じなかった。油のついた指は、一緒に出されたローズウォーターで洗ってサッパリ。食べている最中に手が汚れるのがとても嫌いな僕としては、こういう配慮がとても嬉しい。 ![]() Scottish langoustine, burnt apple, sorrel Wine: Willi Schafer, graacher feinherb, Mosel, Germany 2022 次の料理は、Notoで食べたクラブバターと茶碗蒸しを合体させたようなもの。茶碗蒸しといっても、グラタンと茶碗蒸しの中間くらいの感じかな。Notoの味の濃さが頭にあったからちょっと心配だったんだけど、これは最高に美味しかった。カニの旨味が引き出されていて、文句なしの味。 ![]() Chawanmushi, north sea crab, kombu Wine: Pichler-kreutzler, klostersatz, Wachau, Austria 2022 パンのコース。今回はブリオッシュだけで、2種類のバターがついてきた。薄く削ったバターには麹が使ってあって、深い味が素晴らしくパンに合った。食べようと思えば全部食べられたけど、やっぱりここでもお腹の空き容量を考慮して、一切れずつバターの味を確かめるくらいに留めておいた。 ![]() Laminated brioche, ampersand / koji & wild garlic butter 次のコースはイカ。イカを薄く麺のように切ってあって、LYLA版イカそうめんといった感じの一品。これがねー、「洋風麺つゆ」みたいなものの中に入っていて、もう踊りだしたくなるくらい美味しい! 一口一口食べるごとに、感動のため息が出るくらい。今回の旅の中で、一番感動した料理なことは間違いない。ほんの一口、二口くらいしかなかったけど、だからこそこんなにも楽しめたのかもしれないな。 ![]() Squid, onion, pepper dulse Wine: Sijnn, Malgas, South Africa 2017 ![]() メインに使う鹿肉を調理前に見せてくれた 貝柱のコースは、キャビアとタピオカと一緒に出てきた。キャビアとタピオカを組み合わせる料理は、ニューヨークのper seで食べた『牡蠣と真珠(Oysters and Pearls)』というコースを思い出す。もちろん全然違う味だけど、オマージュなのかなと思ってみたり。僕は貝柱が大好きなので、これも当然のように美味しかった。味噌の風味が素晴らしい。 ![]() Hand dived scallop, N25 caviar, sauce choron Wine: Ray-Jane, bandol rosé, France 2023 メインコースの前には、箱の中にたくさん入った色々なステーキナイフの中から、好きなものを選ばせてくれた。面白い趣向だけど、なんで?(笑) 僕の選んだものは直線の部分がナイフなので、サーバーに「普通とは逆なので注意してくださいね」と警告された。 ![]() 僕の選んだステーキナイフ メインコースは、なんとなく鹿肉のビーフ・ウェリントンのような感じに見える一品。トリュフスライスの乗ったパリパリの容器にも、別の調理法の鹿肉が入っていたと思う。どちらも最高! この頃になるともうお腹はいっぱいになりかけていたんだけど、それでも全て残さずに食べてしまった。グラスゴーのCail Bruichで食べた鹿肉と違って、ここのメインコースはとても非凡で、僕を飽きさせることなく楽しませてくれた。 ![]() Venison, salsify, truffle Wine: Mullineux, syrah, Swartland, South Africa 2022 チーズコースは、ラガノリー(Laganory)というチーズ。本来は硬いチーズのはずなんだけど、軟らかいフレッシュチーズのような感じになっていて、フルーツベースのゼリーっぽいものでコーティングされている。小さな花をまとったチーズは、まるで小さなウサギのように思えて、もう見るだけで笑顔になってしまう。ラボッシュに乗せて食べると、チーズの複雑な塩味にフルーティーな甘みが加わっていて、これも感動の一品だった。 ![]() Laganory, hibiscus & flowered lavosh Wine: Domaine la luminaille, rasteau grenat, Rhône, France 2023 デザートコースの1品目は、レモンとヨーグルトベースの一品。アイスクリームのような冷たさで、口の中をリセットしてくれる感じ。デザートとパレットクレンザーの中間みたいな位置づけなのかな。 ![]() Amalfi lemon, yoghurt, bronze fennel Wine: Mximin grünhaus, abtsberg spätlese, Mosel, Germany 2018 2品目は、チョコレートの上にアイスクリームが乗ったもの。それだけでもとても綺麗なのに、目の前で上にハチミツのようなソースをかけてくれる。甘すぎることなく、深いチョコレートの味を楽しめて、僕が大好きなタイプのデザートだった。 ![]() Chocolate, hazelnut, Jerusalem artichoke Wine: Donnafugata, Ben Ryé, Passito di Pantelleria, Italy 2022 プチ・フールの段階になると、もう今までの料理の美味しさオーバーロードやワインのせいで、ぼんやりとしか覚えていない。確か四角いチョコレートとカヌレは食べた気がするけど、あまりにもお腹がいっぱいだった覚えがあるので、他のものは食べたかどうか記憶にない。 ![]() プチ・フールの頃には記憶があやふや… ほとんど全てのテーブルからキッチンが見えるようにデザインされていて、オーナー・シェフのStuart Ralston氏も調理しているのが見えた。TipoやNotoで食事した時に彼の料理本があることは知っていたので、ここで買ってシェフにサインを入れてもらった。僕は本当にミーハーで、感動したレストランでシェフのサイン入りの料理本を買うことが趣味のような感じにななっちゃってるんだ。帰る時に、キッチンの横でシェフとちょっと話せたのも最高に嬉しかった! 今から考えると一緒にセルフィーでも撮ってもらったらよかったけど、もうその時は舞い上がってしまって「最高のディナーでした!」くらいしか言えなかったのが残念。TipoとNotoにも行ったことも伝えられたらよかったのになぁ。 ![]() 料理本を買ってシェフのサインをもらった! エディンバラの最後のディナー、もう文句なしに最高だった! このレベルのレストランがミシュラン1つ星というのは考えられない。明らかに2つ星以上の実力があることは明白だ。僕が行く直前に、近々LYLAがレストランだけではなく、泊まれる部屋を提供するというニュースを見た。これはミシュランの星狙いという面もあるんじゃないかな。とにかくこのレストランとStuart Ralston氏は、エディンバラの宝物だと思う。値段は高かったけど、近い将来に2つ星・3つ星を獲得して、今の2倍・3倍の値段になるのは確実なので、そう考えると得をした気分にもなる。エディンバラの最後の夜に、こんなに素晴らしい体験ができてよかった。 LYLAからホステルまでは徒歩5分ちょっと。満足感と興奮で火照った頬を冷ますのには、ちょっと短かった気がする。部屋に戻ったのは22時半ちょっと前。最高の気分がまだ続いていたので、二日酔い防止のためにアスピリンと一緒に水をガブ飲みした後は、すぐに寝てしまった。 今日の歩数: 16,146 #
by alexsea
| 2025-12-05 00:00
| 旅行記
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イギリス2025: バスツアーでセント・アンドリュースまで
2025-12-04 (Thu)
7時に起床。 今日はエディンバラから抜け出して、セント・アンドリュース(St Andrews)や近郊の町を巡るバスツアーに参加する。グラスゴーで使ったRabbie’sという会社の、“St Andrews & the Fishing Villages of Fife”(£51.30=$69.33)というツアー。今日巡る場所がどんなところか全く予備知識がなかったけど、せっかくスコットランドにいるんだからエディンバラ以外の町も見てみたいと思ったんだ。 7:50くらいに部屋を出て、トラムでセント・アンドリュース・スクエア(St Andrews Square)駅まで行く。今度はちゃんと降りた後にもタップすることを忘れない! ![]() セント・アンドリュース・スクエア・ガーデンのライトアップが綺麗 集合場所のバスステーションの近くにインド料理レストランDishoom Edinburghがあったので、そこで朝食にしようと8:15に予約しておいた。Dishoomは何度もロンドンで朝食に行った店で、僕の大好きなレストランの一つだ。 ![]() ロンドンで何度も行ったDishoom 今回はインド風スクランブルエッグとも言えるアクリ(Akuri)と、サイドでベーコンもオーダーした。スパイスの香りがしてピリ辛なスクランブルエッグは、パンに挟んで食べるともう最高! 以前ロンドンで食べて大好きになった一品を、また食べることができてすごく嬉しい。 ![]() Akuri (£11.90) + Four rashers of bacon (£5.20) オーツミルクのチャイのお代わりをお願いしたら、黒っぽい色な上にすごく粉っぽい。これ、うまくフィルターされてないよ! サーバーに言って取り換えてもらったんだけど、新たに来たものも全く同じ状況。最初の1杯は大丈夫だったのに、一体どうしちゃったんだろう? これも飲めないけどもういらないとサーバーには伝えたら、お勘定を頼んだ時にチャイの料金を差し引いてくれていた。チャイは残念だったけど、サービスは二重丸! ![]() 飲んだところが粉だらけだし、下にも沈殿している ここからエディンバラ・バスステーション(Edinburgh Bus Station)までは徒歩3分。9時半にミニバンでピックアップしてくれたのは、ドライバー兼ガイドのCraig。長い髪をポニーテールにした大きな人で、なんだかハーレーダビッドソンとかに乗ってそうな感じ。 彼はまず僕たちをフォース橋(Forth Bridges)へと運んで行く。3つの橋が架かっている場所で、そのうちの1つ、一番古い鉄道用のフォース橋は、世界遺産にも登録されているらしい。ウェブサイトの旅程にはビューポイントに停まるようなことが書いてあったんだけど、真ん中のフォース・ロード橋(Forth Road Bridge)の上を走るだけだったので残念。隣のすごく綺麗なクイーンズフェリー・クロッシング(Queensferry Crossing)という橋は、2017年にオープンしたばかりらしい。 ![]() フォース・ロード橋を渡る ![]() 隣のクイーンズフェリー・クロッシングは開通してから10年も経っていない グラスゴーからのバスツアーほど景色には感動しないけど、窓からは牧歌的な風景がずっと見えていてとてもいい。石造りの塔のようなものが突然現れるのは、歴史が長いイギリスらしいなと思った。地図で調べると、この時に見えた塔はLundin Tower。塔大好き人間の僕としては、こういうのを見るとすごくドキドキする。 ![]() Lundin Towerに血が騒ぐ ![]() 壁を貝で装飾した家があった 11時過ぎに、最初の停車地アンストルーサー(Anstruther)に到着。トイレ休憩を兼ねて30分の自由時間があった。ファイフ(Fife)海岸沿いの町で、昔から漁港として重要な場所だったらしい。小さな町なので、端まで歩いても10分くらしかかからない。海岸には漁船以外にも、たくさんのボートが停泊していた。 ![]() アンストルーサーは漁港として重要な町 ![]() マリーナにはたくさんの船があった とても気持ちのいい海沿いの町なんだけど、風が強くてとにかく寒い! あまりにも寒かったので、アイスクリーム屋に駆け込んでアイスクリームを食べてしまったほど(笑)。 ![]() Scoopという店でアイスクリーム アンストルーサーを離れた後は、12時過ぎにセント・アンドリュースに到着した。ここで3時間のフリータイムがある。僕は全く前知識がなかったんだけど、ここはゴルフ発祥の地として有名らしい。セント・アンドリュース・リンクスというゴルフ場があって、そのコースの1つであるセント・アンドリュース・オールド・コース(Old Course at St Andrews)は世界最古のゴルフ場とのこと。ツアーバスが停まった場所からは、オールド・コース・ホテル(Old Course Hotel)というゴルフリゾートが遠くに見えた。僕はゴルフは一度もやったことがないけど、確かにこんな海の見える場所でやったら楽しそうだな。 ![]() オールド・コース・ホテルというゴルフリゾート 何はともあれ、まずランチを食べに行かないと! バスの中でガイドが話していたスコットランドの名物料理の一つ、カレン・スキンク(Cullen Skink)というものが食べたくなった。ガイドの友達の大オススメはForgan’s St Andrewsというレストランのカレン・スキンクらしいので、そこに行ってみることにした。町の中を歩いていると、多くの学生を見かける。この町にあるセント・アンドリュース大学は、スコットランド最古の大学らしい。 ![]() 海岸沿いには気持ちのいい遊歩道がある ![]() 大学のある街なので学生を多く見かけた ![]() Forgan’sに入るまでの通路が綺麗 Forgan’sでは、まず最初にお目当てのカレン・スキンクを注文。出てきたのはたっぷりのボウルサイズで、なぜか頭の中で小さなカップサイズを想像していた僕は驚いてしまった。こんなに大きいとわかっていたら、メインは頼まなかったのに…。食べてみると、これってチャウダーそのまんまだ。そっか、カレン・スキンクってスコットランドのチャウダーだったのか。クラムチャウダーのように貝は入っていないけど、燻煙されたハドックやポテトが入っていてとても美味しい。驚きはなかったけど満足! ![]() Cullen Skink (£9) Smoked Haddock, Leek & Potato Chowder, Dill メインは魚のフライのサンドイッチ。薄い魚のフィレをパン粉で揚げてあって、野菜と一緒に軽くトーストしたチャバッタに挟んである。これは一口食べて、うわっ美味しい!と心の中で叫んでしまうくらい、フライと野菜とパンのバランスが絶妙。全く臭みのない魚はカリカリに揚げてあってすごくいい風味だし、野菜にも軽くドレッシングをかけてあるみたい。超分厚いサンドイッチやハンバーガーがあちこちで人気のようだけど、その多くは味のバランスが悪いし、何より食べにくいから僕は好きじゃない。このサンドイッチはバランスもいいし、食べる人のことをちゃんと考えているなって感じの一品だった。美味しかったので結果的にメインを頼んで正解だったけど、どちらも半分くらいしか食べられなかったので、もったいなかったなぁ。 ![]() Breaded Fish Fillets Sandwich (£15) Red Onion, Tartare Sauce, Lettuce, Tomato 満足のランチの後は、さっきバスで町に入る時に見えた遺跡の方に歩いてみることにしよう。メインの通りは2本ほどなので、この町の中心部はそれほど大きくない。でも石造りの建物が並んでいて、歩いていてすごく気持ちがいい。 ![]() とてもいい雰囲気の町 歩いていると、Jannettas Gelateriaというアイスクリーム屋が目に入った。ここは確かツアーの旅程表にも書いてあった場所だな。外は寒いことだし、またアイスクリームを食べることにしよう(笑)。ここは1908年にオープンした歴史のあるアイスクリーム屋で、ジャネッタさん家族の写真が壁にたくさん掛けてある。楽しそうな写真ばかりで、なんだかこの家族に親近感を持ってしまった。こういう家族経営の店は応援したい。頼んだアフォガトは、当然のように美味しかった。 ![]() 寒い日はアイスに限る ![]() ジャネッタさん家族の写真は楽しそうなものばかり 町に入る時に見えたセント・アンドリュース大聖堂(St Andrews Cathedral)の遺跡なんだけど、行ってみると冬季は火・水・木が閉まっていてショック! 14世紀に建てられた大聖堂は、一時はスコットランド最大の建物だったらしい。海に面した遺跡は個人的なツボにめちゃめちゃハマる感じだったので、中を歩けなかったのがすごく残念だ。 ![]() セント・アンドリュース大聖堂の遺跡 ![]() 町の入口も遺跡のようになっている Googleマップで調べると、近くにセント・アンドリュース城(St Andrews Castle)があるらしいので、そっちの方にも行ってみた。さっきの大聖堂もそうだけど、遺跡が海のすぐそばに見えると、シュールさに気分が上がる。なんでだろう? 海の「動」と遺跡の「静」の対比がいいのかな。 ![]() 海岸沿いのセント・アンドリュース城の遺跡 ![]() 小さいビーチだけどすぐ横に遺跡があるのでシュールな感じ この遺跡のことについては全く予備知識がなかったけど、£11払って中に入ってみた。ついてきたオーディオガイドは、なんだかすごく芝居がかっていて冗長に感じる。13世紀に建設された城で、何度も戦火をくぐり抜けてきた場所らしい。宗教戦争で司教が暗殺されたり、城に侵入するためのトンネルが掘られたり、またそれを阻止するためのトンネルを掘って侵入者を捕えたりと、とにかく様々なドラマがあったみたい。でも僕は歴史には興味がないので、ドラマのようなオーディオツアーも途中で止めることが多く、「海のすぐそばの遺跡」という雰囲気を楽しむだけに留まった。 ![]() 城の正門 ![]() コートヤードは広々としている ![]() ゲートのすぐ横のタワーは結構ちゃんと残っている ![]() 寒い中、水に浸かる猛者(愚者?)がビーチに ![]() 城からは大聖堂の遺跡も見える ![]() 城のキッチンから出るゴミなんかを捨てていた穴 ![]() 井戸のようだけど、この下に牢獄があったらしい まだちょっと待ち合わせ時間には早いけど、そろそろバスの場所の方に戻ることにしよう。海沿いの遊歩道近くにある彫像は誰だろうと思っていたんだけど、よく見ると土台に名前が書いてあった。Tom Morrisというゴルファーで、4度もチャンピオンの座を手にした伝説的存在らしい。 ![]() Tom Morrisは伝説的なゴルファー 待ち合わせ場所のすぐそばにはゴルフ博物館があったので、そこのギフトショップでちょっと時間つぶし。博物館の入口には、16世紀から今に至るまでの有名なゴルファーの顔が並んだアートがある。すごく迫力があるんだけど、ボコボコと顔だけが並んでいると怖いよ!! ![]() ゴルフ博物館の入口の顔が怖い… 15:10にツアーバスにピックアップされ、最後の目的地フォークランド(Falkland)には16時近くに到着。ここでも30分ほどフリータイムがあった。スコットランド王室の宮殿だったフォークランド宮殿(Falkland Palace)の外観を眺めて、町の目抜き通りをちょっと歩いた後は、ホテルのバーでウイスキーを1杯飲む。ここで勧めてもらったのはHighland Park 12で、これはなかなか美味しかったかな。バスの扉が開くのを待っている間に雨がパラパラ降ってきたけど、傘を差すほどではなかった。今日観光している時に降らなくてよかったよ。 ![]() フォークランド宮殿の外観 ![]() 小さな町の教会って感じ ![]() 可愛い町だったけど、やれることは少ない エディンバラには17:30に帰着。色々といい景色も見ることができたけど、結果的にツアーとしてはあまり面白くなかったというのが本音だ。ガイドのCraigもフレンドリーなんだけど、あまり情報を提供してくれないんだよね。セント・アンドリュースのゴルフのことも、フォークランドの宮殿のことも、ちょっと触れるだけみたいな感じで、深い説明をしてくれなかった。事前に僕が目的地のことをもっと調べておいたら楽しめたのかもしれないけど、なんだかこの旅は不完全燃焼だった気がする。まぁこういう事もあるよな。 エディンバラではバスターミナルじゃなくて、The Domeというレストランの前で降ろしてくれた。ここはクリスマスのデコレーションが綺麗なところとして有名で、僕も今回の旅行でいつか見たいと思っていたのでラッキーだった。 ![]() The Domeはクリスマスのデコレーションで有名な場所 ![]() 公園からは歌声が聞こえていた ホステルには18時ちょっと前に到着。明日の朝ランドリールームで洗濯をする予定なので、それに必要なトークンをフロントで買っておいた(£4と洗剤が£1)。朝早くだったらランドリールームも混んでないだろう。 今夜のレストランはホステルから徒歩2分ほどのSpry Winesを19:30に予約してある。ワインバーだけど食事も出していて、ミシュランに掲載されている店。 ![]() 見るからに高級そうなSpry Wines 最初のコースは、ハリバット・モザイクと呼ばれる料理。ハリバットを昆布で締め、ガーリックチップを上に乗せ、ホースラディッシュのソースを添えてある。ハリバットからは微かな昆布の旨味を感じて、ガーリックチップの風味とカリカリした食感と一緒になって、素晴らしい美味しさ。ホースラディッシュのソースといっても鼻にツンとくるような感じは全くなく、ハリバットの味の引き立て役に留まっていて見事。繊細な味わいを上書きすることなく、新しい味の組み合わせを僕に教えてくれた。最初の皿からガツンと感動させてくれて嬉しいなぁ。ペアリングのワインはスプマンテ。ソフトでドライな味わい。ちょっと後味に水っぽさが残る感じだけど、料理を食べた後だとなんだか綿菓子のような風味を感じて、素晴らしいマリアージュだと思った。 ![]() Halibut mosaic with horseradish sauce and garlic crisps (£15) (値段はアラカルトで頼んだ場合のもの) Wine: Monban, Spumante Extra Brut, Glera, Veneto NV 次はパンのコース。といってもグラスゴーのCail Bruichで経験したようなパンがメインのコースではなく、一緒にチーズやサラダも出てきた。チーズは自家製のフレッシュチーズで、オリーブオイルがかかっているだけなので、柔らかな風味をフルに味わえる。サラダはイタリアンケールとレインボーチャードをメインに、アーモンドを砕いたものがかかっている。所々に乗せてある洋ナシを使ったペーストが甘さを添えていて、味的にもテクスチャー的にも幅広い感覚で、とても美味しかった。パンにはホイップバターと黒ニンニクの塩がついてきて、これも文句なし。ペアリングのワインはドライでハーブの香りがして、サラダと本当によく合った。 ![]() Ante sourdough with whipped butter and black garlic salt (£4.50) Very fresh cheese in Valdibella olive oil (£8.50) Steamed cavolo nero and rainbow chard with pickled pear and smoked almond (£8) Wine: Nizio, Owca, Johanniter, Poland 2022 3皿目はリコッタチーズとクルミのカッペレッティが、カボチャのクリームの上に乗ってきた。カッペレッティは優しい味わいで、カボチャクリームの塩味のお陰で、クルミの甘さが引き立っている。こういう料理には瞬間揚げのセージが本当に合う! でもほんの少しだけ塩味が出しゃばっている感じがしたのは、残念といえば残念かも。ペアリングのギリシャワインはドライでパンチのある味だけど、料理を食べた後だと甘さを感じる。やっぱりワインバーだけあって、ペアリングがとても上手い。 ![]() Ricotta and walnut cappelletti with pumpkin cream and crispy sage (£18) Wine: Domaine Myrsini, Amos, Assyrtiko, Greece 2023 メインコースは、アンコウのシチュー。炙ったフェンネルと赤ピーマンのいい香りがして、食べる前からウットリ。締まったアンコウの身の入ったトマトベースのシチューは、もう文句なしの味。ペアリングの赤ワインは、それほどシチューの風味を引き立ててはくれなかったみたいだけど、美味しいワインだったことには変わりない。微炭酸的な舌触りだったのが印象的かな。 ![]() Seared monkfish stew with braised fennel and dill aioli (£21) Wine: Côme Isambert, Onomatopée, Gamay, Grolleau, Loire 2021 デザートにはマドレーヌにバタースコッチのソースがかけてあるもの。焦がしバターの香ばしい匂いと味が、マドレーヌにどっしり感を与えていてとてもいい。マドレーヌは僕の大好きなお菓子の一つだし、甘すぎないデザートがすごく有難かった。ペアリングはシュナン・ブランがメインの甘いワイン。甘さだけではなくキリッとした酸味もあって、とても美味しかった。 ![]() Brown butter madeleine with butterscotch and bay crème fraiche (£8.50) Wine: Château Barouillet, Monbazar, Sweet Chenin, Bergerac 2019 いやー、ここの店、本当によかった! 普通のワインバーはシャルキュトリとかクロスティーニとか簡単な料理しか出さない場所が多いけど、ここの料理はトップレベルのレストランのようだったし、ワインペアリングもとても良かった。あのレベルの5コースの料理が£60というのも、信じられないくらいお得だと思う。店の中の雰囲気もすごく良くて、たくさんのカップルがワインを飲みながら、楽しい時間を過ごしているようだったし。まだ明日があるからわからないけど、コストパフォーマンスから考えても、今回エディンバラで食べたレストランの中で一番好きな場所かもしれない。エディンバラに住んでいたら、ひと月に一度は来たい場所だと思う。 最後に、「料理もワインも本当に美味しかった。ありがとう!」とカウンターの中の女の子に言ったら、「すごく楽しんでくれているみたいだったので、カウンターに座ってくれて嬉しかったわ!」と言ってくれた。 最高に満足したディナーの後は、どこにも行かずに徒歩2分のホステルに戻り、すぐにベッドに入った。 今日の歩数: 17,170 #
by alexsea
| 2025-12-04 00:00
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イギリス2025: ブリタニアやらボビーやら
2025-12-03 (Wed)
今日はいつもよりもちょっと遅く、7時起床。昨日でホステルの朝食は懲りたと思ったけど、やっぱり外に買いに行くのは面倒なので、もう一度ここで食べることにした。 朝食のカフェテリアに行くと、トースターで苦戦している女性がいた。「それ、ゆっくり焼こうとすると止まっちゃうよね。昨日もそうだったよ」と言うと、「そうなのよ! さっきからトライしてるんだけど全然ダメで…」とご立腹。彼女はスタッフを呼んで見てもらっていたけど、結局ダメだったので返金してもらったみたい。 僕は昨日のようにパンを何度もトースターに通そうと思ったけど、そこでふと気がついた。あれ? ベルトが止まってしまうなら、止まった状態でちゃんと焼けるのを目で見て、それからベルトを動かしてトーストを排出すればいいだけじゃん! 昨日気づかなかった僕の頭を叩きたい。というわけで、今日はちゃんと焼けたトーストを食べることができた。 ![]() トーストにはバターとストロベリージャム。それが僕の流儀 今朝は、王室が乗る船だったロイヤル・ヨット・ブリタニア(Royal Yacht Britannia)の10時のツアーチケット(£20=$27.03)を買ってある。そこに歩いて行くまでの間に少し遠回りをして、Antony Gormleyの彫像の残り3体が見られるルートを考えておいたので、それを探しながらブリタニアに向かうことにしよう。 ホテルを8時半過ぎに出る。昼頃にちょっと雨が降る予報なので傘を持って出ないといけないけど、朝はとてもいい天気で気持ちがいい。歩いている間に、通学途中の親子も何度も見かけた。旅行先で人々が通勤・通学をしている姿を見ると、地元の人達の生活が垣間見れる感じで好きだな。 “6 Times”の4番目の彫像(Figure IV)は、高級住宅街のような場所のすぐ脇の、ウォーター・オブ・リースの水中に立っていた。頭に鳥のフンの集中攻撃を受けているようで、なんだかちょっと可哀想。 ![]() 高級アパートっぽい? ![]() 6 Times (Figure IV)は頭がフンだらけ ここからはまた川沿いのウォーター・オブ・リース遊歩道を歩いて行くんだけど、綺麗な景色が次々と現れて最高に気持ちがいい。犬を散歩する人たちをよく見かけるし、鳥もたくさんいて鳴き声が周り中に響き渡っている。ウォーター・オブ・リースの向こうから上がる太陽を見ると、子供の頃に朝焼け見た時に感じていた、一日が始まる高揚感みたいなものを思い出す。 ![]() 気持ちのいい道 ![]() こんな場所だったら毎日散歩したい ![]() 一日が始まる高揚感と、いいことがありそうな予感 5番目の像(Figure V)は遊歩道の脇にあるので、結構近くで見ることができた。今までの像はどこか別の場所を見ていた感じだったのに、この像は一直線に僕を見ている気がして、「気づかれた?!」とか一瞬思った(笑)。このままこっちに歩いてきたら怖いよな…。 ![]() 6 Times (Figure V)には見つめられているよう ![]() 川の中でシンクロナイズド・スイミングをしている鴨のカップル 9:45くらいにオーシャン・ターミナル(Ocean Terminal)という港沿いのショッピングモールに到着。このエリアの端から海を眺めると、朽ちかけた桟橋のような向こうに立っている最後の像(Figure VI)がいた。 ![]() このショッピングモールの反対側にブリタニアがある ![]() 6 Times (Figure VI)は桟橋の向こうに これでAntony Gormleyの彫像6 Timesを全て制覇したことになる。なんだか変なクエストを自分に課したみたいだったけど、このお陰でウォーター・オブ・リース遊歩道や気持ちのいい公園を体験できたので、すごく名案だったと思う。 ![]() 彼は土から生まれ出でて、どこへ行くのか 最後の彫像を見るのに結構大回りしなければいけなかったので、ロイヤル・ヨット・ブリタニアの入口に到着したのは10時を数分過ぎてからだった。中に入ってすぐのところは博物館のような感じで、ブリタニアの歴史や、船の上での写真、ユニフォームなんかが展示されていた。僕は本当にチラッと見るくらいで、船の方に足を進ませた。 ![]() 王室の人々とブリタニアの様々なメモリー 船上では、昔の電話の受話器のようなオーディオガイドに各ポイントで番号を入力すると、詳しい説明が聞ける。場所によっては少し長すぎる説明もあったけど、そういう時にはスキップしてしまえばいいので問題はない。ブリタニアのように見どころの多い場所では、オーディオガイドはとても便利だ。 王室の人達の部屋はもちろん、キャプテンや士官たちの居住空間や彼らがくつろぐ場所まで、本当に様々な部屋があって驚いた。この船で働いていたクルーは240人で、その他にゲストを250人まで受け入れることができたというんだからスゴイ。ランドリールームがとても大きくてビックリしたけど、クルーの数を聞いて納得した。 王室の人達はこの船をとても気に入っていて、1997年に船が退役した時には女王は涙を見せたらしい。30年近く経った今でも細部まで渡るこだわりを感じられる船なので、その涙はよくわかる気がした。 ![]() ブリッジ(操舵室)は船好きでなくてもワクワクする ![]() 地上で遊ぶ時のランドローバーも積んである ![]() デッキにある銀のロイヤル・ベル ![]() サン・ラウンジは女王のお気に入りだったそう ![]() 女王の寝室は上品な女性らしさがある ![]() 賓客をもてなす公式なダイニングルーム ![]() 王室用のリビングルーム ![]() リビングルームの隅にあるベビーグランドピアノは、ダイアナ妃も弾いたらしい ![]() 兵士たちの居住空間 ![]() とても大きなランドリールーム 僕は船にも王室にも全く興味がないので、プラニングの段階でここに来ようかどうかかなり迷っていたんだけど、すごく楽しめたので来てよかったと思う。 船の中を見ている間に雨が降ってすごく寒くなったけど、外に出た時には止んでいたのでよかった。今日のランチはブリタニアから徒歩10分のThe Kitchin。エディンバラを代表するシェフの一人Tom Kitchinのフラグシップレストランで、エディンバラに7軒あるミシュラン1つ星のうちの一つ。ちなみにエディンバラには、現時点で2つ星や3つ星は存在しない。 ![]() エディンバラを代表するシェフTom Kitchinのフラグシップレストラン ディナーのテイスティングメニューは£165から£215とかなり高いけど、ランチには3コースで£69のお得なメニューがあるので、それを頼んだ。 まずはアミューズ・ブーシュが2品。最初のは一口で食べられてしまう大きさで、とても美味しかったんだけど、何だったか全く覚えていない(笑)。2品目はガズパッチョ。優しい味わいで、とてもまろやかな酸味。酸っぱい料理があまり好きではない僕も、安心して食べられる味だった。 ![]() アミューズ・ブーシュが2つ出てきた アミューズを食べている間に、巻物のような紙を渡された。広げてみると、ここのレストランで使われている材料が、スコットランドのどの地方から来ているかを示す地図だった。ハイエンドのレストランでは地元の食材をメインに使う場所が多いけど、こんな風に地図で示されるとすごくわかりやすい。僕がアペタイザーに選んだコックル(ザル貝)は、西の端のバラ(Barra)島から来ていることがわかる。 ![]() 料理の材料がどこから来ているかを示す地図 アペタイザーはコックルのチャウダー。想像していたチャウダーとはかなり違う味だな。酸味が前面に出ていて、とてもあっさりとしている。小さめの貝と野菜の食感に、サムファイアのシャクっとした歯ごたえ。とてもテクスチャーに溢れたチャウダーだと思った。クラムをグラタン風に調理したものも一緒についてきて、こちらは少しドッシリした味わいで、チャウダーとの対比が面白かった。こんな風に、違う料理法を体験させてくれるコースは大好き。 ![]() Cockles: West Coast cockle chowder, Shetland tattie, bacon, gratinated clams メインにはコーリー(Coley)という魚を選択。なんなんだろうと思って検索したら、スケトウダラのことらしい。パンチェッタをスケトウダラの身に巻いて、ローストチキンの肉汁のソースがかかっている。最初はパンチェッタは白身魚には強すぎるんじゃないかと思ったけど、そんなことはなかった。むしろ魚とチキンの味わいに豚肉の旨味も加えていて、全体的にとても厚みのある味になっていて、すごく美味しい。こういう足し算、さすがエディンバラを代表するレストランの一つだと思った。 ![]() Coley: Fillet of Peterhead coley wrapped in pancetta, Jerusalem artichoke, chestnut, roast chicken jus デザートは甘い物の気分じゃなかったので、£7.50の追加料金を払ってイギリス各地のチーズを頼んだ。決まったチーズを何種類か出してくれるものと思いきや、チーズカートが出てきてビックリ。3~4種類選べるというので、臭めのチーズを1種類、クリーミーなチーズを1種類、ハードチーズを1種類欲しいとリクエストして選んでもらった。ハードチーズが2種類あってどちらにしようか迷っていたら、両方くれて最終的に4種類ということに。しまった、今から考えたらブルーチーズももらうべきだったなぁ。 ![]() まさかチーズカートが出てくるとは思わなかった 4種類ともそれぞれに個性があって、それにジャム、ハチミツ、マーマレードを好みでつけて食べると、また印象が変わって面白い。臭いチーズはセレクションの中にないらしくて、匂いが比較的強いウォッシュタイプのチーズを選んでくれたんだけど、それでも僕にはちょっと弱かった。でも色々な味の冒険ができたので、二重丸。やっぱり僕はチーズが大好き! ![]() Cheese: A Selection of cheese from the British Isles served with homemade bread (£7.50 supplement) いやー、やっぱりミシュラン1つ星レストランだけあって、最高に満足できたランチだった。お勘定を払う段階で、2日前にランチを食べたThe Scran & ScallieもTom Kitchinがオーナーだということがわかって、なるほど!と思った。あそこのアペタイザーのハギスとか、すごくよく考えられていたもんな。 さて、次はバスに乗ってオールドタウンに行こう。近くのバス停に行くとちょうど出た直後だったらしく、15分ほど待たなければいけなかった。運転手に「スコットランド国立博物館に行きますよね?」と確認して、スマホのタップでバスに乗り込む。バスはトラムと違って、降りる時にタップする必要はないみたい。 ![]() バスの旅も悪くない 30分くらいかかって、バスはスコットランド国立博物館(National Museum of Scotland)の近くに到着。でも僕は博物館の前を通り過ぎて、まずグレイフライアーズ墓地(Greyfriars Kirkyard)に行こう。 以前この近くでボビーの像を見たことはあるけど、墓地に入るのは初めてだ。入ってすぐにグレイフライアーズ・ボビー(Greyfriars Bobby)の墓と彫像があった。ボビーは主人のジョン・グレイ(John Gray)が死んだ後、残り生涯14年間のほとんどの時間を主人の墓のそばで過ごしていた、いわばスコットランドの忠犬ハチ公。どれほど主人のことを愛していたんだろうと考えると、胸が痛くなる。もう僕は、犬に関するこういう話に本当に弱い。忠犬ハチ公の話も、『フランダースの犬』のことも、涙腺が崩壊せずには話せない。犬は愛が具現化した動物だと思う。ボビーが天国で遊べるようにと枝を供える人が多いらしく、墓の前は枝が山のように積んであった。 ![]() ボビーの墓の前には枝が山ほど ![]() 散歩するにも気持ちいい墓地だ この墓地にはスコットランドの著名人も眠っているようだけど、ここで有名なのは、ハリーポッターに出てくる名前があること。著者のJ. K. Rowlingがハリーポッターを書いている時にここを訪れ、墓碑や記念碑からキャラクターの名前を思いついたんじゃないかと言われている。トム・リドル(Tom Riddle)の方は、ちょっとスペルは違うみたいだけどね(記念碑はRiddell)。 ![]() トム・リドルの名前とマクゴナガルの名前がある やっぱりこれ目当てでくる人が多いせいか、間違いやすい場所に貼り紙がしてあった。Googleマップだと衛星写真にしないと壁の存在がわからないから、反対側に行っちゃう人が多いんだと思う。僕もその一人だったので、この貼り紙があってよかった。 ![]() 「トム・リドルの記念碑は壁の反対側にあります」との貼り紙 敷地内の教会にも、閉館時間の15分前に飛び込みで入れた。小さい教会だけどとても落ち着いた感じの場所で、ボビーのコーナーもあり、彼の実際の写真を見ることができたのは嬉しかった。 ![]() グレイフライアーズ教会にも飛び込みで入れた ![]() 主人の墓のそばにいるボビーの写真 ![]() 墓地の外にあるボビーの像は観光客に触られて鼻がピカピカに さて、スコットランド国立博物館に行くことにしましょうか。ここは広いと聞いていたんだけど、やっぱり広いよ! 彫像や家具、動物のはく製や技術関係など、1日でも全部見られないような量が展示されている。もう閉館まであと2時間ないし、結構疲れていることだし、ターゲットを絞って見るしかない。ここで僕が一番見たいと思っていたのは、世界初のクローン羊として知られているドリー(Dolly)。スマホのAIにどこにあるのかを聞いたら全然違う場所を教えられたので、結局あちこち歩き回るはめになってしまった(笑)。最終的には1階でドリーに会えたけど、もうヘロヘロになっちゃったよ。 ![]() これはほんの一部。とにかく広すぎ! ![]() クローン羊のドリーが誕生したのは、もう30年近く前なのか… 1階には仕掛け時計のミレニアム・クロック(The Millennium Clock)が置いてある。これは1999年に作られたもので、2000年の1月1日から始動。毎正時に動き出すので、それを待って動いているところを見ることにした。オルガンの音楽をバックグラウンドに、照明やベルの音を交えながら4分以上の間動き続ける。骸骨が振り子に乗っていたり、猿が飛び跳ねていたり、巨大なノコギリの上に生首があったり…。20世紀中の悲惨な歴史がコンセプトになっているので、暗いテーマばかりだ。デザインも技術もすごいと思った。 ![]() 仕掛け時計ミレニアム・クロックは、毎正時に動き出す さあ、もう16時過ぎだ。この後は時間があったらということで、グラスマーケットやスコットランド国立美術館なんかも旅程に一応入れていたんだけど、今日はもう疲れているので無理だ。このままホステルに戻ることにしよう。昨日行ったバーThe Royal Oakの近くからバスに乗ろうと思っていたんだけど、バス停がかなり混んでいるし、バスもなかなか来そうになかったので、昨日の夜も通った道を歩いて帰ることにした。 ホステルに帰ったら、いつものように昼寝。今日はかなり歩いたので足が結構パンパンだ。後でマッサージしておくことにしよう。 今日の夕食はKa Paoというタイフュージョン料理の店。グラスゴーのレストランを調べている時に知った店で、グラスゴーの本店はミシュランのビブ・グルマンを獲得している。エディンバラにも支店があることがわかったので、そこを19:30に予約しておいた。この支店はミシュランには掲載されていないけど。 19:15くらいに部屋を出て、レストランの入っているセント・ジェームス・クオーター(St. James Quarter)というショッピングモールに向かう。ショッピングには遅い時間だからかフロアには人は少なかったけど、たくさんのブランド店が軒を並べているので、週末とかにはたぶん人でいっぱいになるんだろう。 ![]() 綺麗なセント・ジェームス・クオーターの入口 ![]() Ka Paoはグラスゴーに本店がある アペタイザーにはミヤンカムを頼んだ。燻煙されたハドック、ガランガル(ショウガのようなもの)、青りんごやピーナッツを混ぜ合わせたものを、葉っぱに乗せて食べる料理。これは美味しかった! スモーキーな魚の味に、青りんごの酸味と甘み、そしてピーナッツの歯ごたえが一緒になって、口の中の感覚を全て励起させてくれるかのよう。軽い風味なのでアペタイザーにはピッタリだと思った。スナックとしていくらでも食べられそうだ。 ![]() Arbroath smokie miang, galangal, apple and peanuts (£8.50) メインには仔羊の肩肉を使ったグリーンカレー。スパイシーな香りでいかにも美味しそうなんだけど、味の方はすっきりとした旨味がなく、全体的に鈍重で薄っぺらい味に感じた。まぁタイレストランで出されるものと比較しちゃいけないけど、フュージョンとして工夫を加えようとして、そのせいで味が濁ってしまったのかな。そういえば最初にヘッドサーバーみたいな人がメニューを説明してくれた時に、「タイ料理をアレンジしたもの」ということを強調していたな。僕がアジア人だからタイ料理に詳しいと思って、「本場の料理と比較しないでくださいね」と言いたかったんだろうか(笑)。でもグレードの低いタイ料理屋で出されるような、甘すぎる料理じゃなくてよかった。グラスゴーの本店はビブ・グルマンを獲得しているけど、そっちの方もこんな感じの味なんだろうか? ![]() Green curry of lamb shoulder, baby aubergine and banana chilli (£18.50) Steamed jasmine rice (£3.50) 夕食の後は、なんだかもうちょっと散歩したい気分だったので、ぐるっと遠回りしてホステルに帰ることにした。途中でまた綺麗な風景に出会って、こんな景色があちこちにあるエディンバラに住んでいる人たちが羨ましくなる。バックグラウンドに黒く見える丘はアーサーズ・シート(Arthur’s Seat)。そこの上からの景色は素晴らしいらしいけど、登るのが結構大変という噂もたくさん聞いたので、今回は旅程に入れなかった。4月に鞍馬山を歩いた時のように足腰がバキバキになったら、またマッサージに行かなきゃいけないから(笑)。 ![]() 偶然出会った景色にため息が出る 散歩を楽しんだ後は、バーでビールを1杯だけ飲んでホステルに戻った。明日は1日バスツアーが待っている。 ![]() ビールを1杯飲んでから帰ろう 今日の歩数: 26,426 steps #
by alexsea
| 2025-12-03 00:00
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