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プロフィール
シアトル在住のAlexです。
ソフトウェアデベロッパーをやっていましたが現在は休憩中。日本にいるときには役者をやってたりしました。歌ったり踊ったり、食べたり飲んだりが大好きです。 ● 詳しいプロフィール ● 旅行記メニュー note: https://note.com/alexsea (個人的に連絡を取りたい方は、メールアドレスの入ったメッセージを非公開コメントとして残していただけると嬉しいです) カテゴリ
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イギリス2025: グラスゴーの壁画めぐり
2025-11-27 (Thu)
6時頃に起床して、7:30にレストランへ。朝食の時間が始まってからもう30分経っているからか、今日は列は皆無だった。 ![]() やっぱりこのホテル、朝食はとても美味しい 昨日フロントでランドリーサービスのことを尋ねたら、ホテルと提携しているランドリーRiggs Dry Cleaners & Laundryがあると教えてくれた。WhatsAppで連絡してみると、8kgまでは£25と安価だったので、今朝頼むことにした。イスタンブールのホテルで$150以上のランドリーサービスを頼まなくてよかった! 現金オンリーだったので近くのATMで現金を引き出さなければいけなかったけど、明日のバスツアーのチップのためにも少しは現金を持っておいた方がいいだろう。紙で包んだお金をランドリー袋の中に入れ、8:30にホテルを出る時にフロントに預けておいた。 外は雨がパラパラ降っている。予報によると今日はずっと雨らしいから、傘は必須だな。たくさん歩く予定だけど、仕方ない。 今日はグラスゴーの壁画をあちこち見てまわろうと思っている。有名な壁画がある場所をGoogleマップ上にプロットして、一筆書きができるような順路を考えておいたんだ。 最初の壁画の場所に向かっている途中に、ガスマスクのようなものを顔に着けた銅像にいきなり出会った。後で調べてみると、これは“Citizen Firefighter”という像で、消防士の勇敢さを称えて2001年に作られたものとのこと。その数か月後に起こったニューヨークの9/11テロ事件の時には、自らの命を犠牲にした消防士や被害者たちを弔って、この像の足元に花を供える人たちが続出したらしい。とても存在感の大きい像だと思った。 ![]() いきなり現れた消防士の像 降ったり止んだりの雨の中、最初の目的地に到着。『シャボン玉(Bubbles)』と名付けられた壁画では、綺麗なシャボン玉を見上げる犬が描かれていて、可愛いことこの上ない。昨日見た壁画もだけど、やっぱりクオリティがスゴイな。多少落書きされてしまっているとはいえ、絵の質に影響するようなレベルではない。やっぱりちゃんと作品へのリスペクトはあるんだな。でもそれなら上に落書きするなよ! 後になって、実はこの道の反対側には、シャボン玉を飛ばす女の子たちが描かれていることがわかった。どうやらこの時、僕は犬の可愛さにあまりにも入れ込んでしまっていて、辺りを見まわす余裕もなかったらしい(笑)。 ![]() この犬が可愛すぎ 近くには連続していくつかの壁画があった。女の子がタンポポの種を吹き飛ばすと、それが風力発電のタービンに変わる『風力(Wind Power)』。巨大な女の子が何かをつまもうとしている『虫眼鏡を持った女の子(Girl with a Magnifying Glass)』。数々の風船で浮かぶタクシーを描いた『世界で最も経済的なタクシー(The World’s Most Economical Taxi)』。どれも綺麗な色で緻密に描かれていて、素晴らしい作品ばかりだ。調べてみると、こういう壁画はグラスゴー市が進める『壁画プロジェクト』の一環で、アーティストをサポートする基金もあるとのこと。市民にも観光客にも喜ばれる素晴らしいプロジェクトだと思う。 ![]() 世界中に風力発電を飛ばそう ![]() 『あなた、子供たちを縮めちゃった(Honey… I Shrunk the Kids)』 という題もついている ![]() たくさん落書きされてしまっていて可哀想 ![]() バーの入口にはそれに相応しい『踊ってるかい?(Are Ye Dancin?)』が 壁画とは関係ないけど、アートギャラリーの横を歩いている時に発見したのが、ボーイ・ジョージ(Boy George)のアート作品。彼は80年代のイギリスのポップグループ、カルチャー・クラブ(Culture Club)のフロントマンで、僕が洋楽好きになる橋渡しをしてくれたと言っても過言ではないくらいの人。そういえば5年前には、家でカルチャー・クラブのストリーミングコンサートも観たなぁ。その彼がアートを作っているなんて知らなかったよ! この時点でアートギャラリーは開いていなかったし、ボーイ・ジョージの作品も僕が好きなアートの方向ではなかったので、それ以上は追及しなかった。でも今から考えると、グラスゴーにいる間にこのアートギャラリーを訪れておくべきだったなぁ。 ![]() ボーイ・ジョージがアートを作っているとは驚きだ 普通に歩いているだけで、インパクトのあるアートがたくさん目に入るってすごいと思う。何も与えてくれないただの壁と違い、壁画には心に訴えかけてくる力がある感じ。落書きを防ぐのが大変だと思うけど、これからもこんな壁画を増やしてほしいな。グラスゴーのような街がどんどん増えればいいのに。 ![]() 『光の守護者(Keeper of Light)』 ![]() 『首を垂れ、ルーツに敬意を表せ(Bow Down, Honour the Roots)』 ![]() 『グラスゴー市民の仲間たち(Fellow Glasgow Residents)』 ![]() ストラスクライド大学の壁画は時代を超えて講義を受ける生徒たち グラスゴーで一番有名なのは、『聖マンゴ(Saint Mungo)』の壁画かもしれない。この壁画ではちょっと赤鼻でホームレスのように見える聖マンゴは、小鳥を蘇らせたとの言い伝え通り、鳥たちに好かれる存在らしい。静かで温かい愛情が伝わってきて、僕も最高に好きな壁画だ。この聖マンゴは、ちょっとロビン・ウィリアムス(Robin Williams)に似ていると思う。 ![]() 聖マンゴはグラスゴーの守護聖人でもある ここからはちょっと壁画めぐりを離れて、グラスゴー・ネクロポリス(Glasgow Necropolis)へ。ここは19世紀に造営された共同墓地だけど、暗い雰囲気は全くなくて、丘の上ということもあってとても気持ちがいい場所だ。天気がよかったら、ここをのんびりと散歩するのもいいだろうなぁ。 ![]() 橋を渡ってネクロポリスへ ![]() ジョン・ノックス記念塔(John Knox Monument)が街を見下ろす ![]() ネクロポリスからはグラスゴーの街を見渡せて気持ちいい ネクロポリスのすぐ前には、『聖マンゴ大聖堂』とも呼ばれているグラスゴー大聖堂(Glasgow Cathedral)がある。ここに入るのは無料だけど、公式ウェブサイトでは時間指定の予約ができるので、ハイシーズンにはかなり混む場所なのかもしれない。僕が行く時期にどれくらい混雑するのかわからなかったので、一応開館時間である10時のチケットを取っておいた。実際にはガラガラだったのでその必要はなかったみたいだけど、入れなくて泣くよりはマシだ。 ![]() 大聖堂の塔は修復工事中みたいだ ゴシック建築の重鎮な雰囲気も手伝って、中に入った瞬間は息を呑んだ。天井があるにも関わらず、空間が拡がる感じがするのはなぜだろう? 内陣とネーヴとの間の『内陣仕切り』は、スコットランドの聖堂では珍しく現代まで残ったものらしい。こういう聖堂や教会の雰囲気は大好きなので、旅行を楽しく続けられていることを感謝しながら、席に座ってしばらく休ませてもらった。 ![]() 重鎮で豪華なグラスゴー大聖堂 ![]() 入口近くのステンドグラスにはアダムとイブが ![]() 「全ての人を歓迎します」と書かれたプレートに胸がつまる。 この世界には人々を「分けて」考える人が多すぎる 大聖堂で心のクレンジングをした後は、そこから10分ほど歩いてTennent’s(テネンツ)というビールの醸造所へ。入口に着く前には、レンガの壁にいくつもの壁画があった。これはグラスゴー市によるものじゃなくて、壁画が有名なグラスゴーに相応しい広告だろうな。トラフィックコーンを被ってビールで乾杯するウェリントン公爵とか、カタカナを使った壁画もあって、見ていてすごく楽しい。 ![]() グラスゴーの顔はトラフィックコーンを被ったウェリントン公爵 なんで「ト」だけ赤いんだろうと思ったけど、すぐに気がついた。英語で書くと“I’VE GOT MINE”で、Tが商標の赤いTに置き換えられたので、日本語だと赤い「ト」になったんだ。「わかる人はわかる」的なジョーク、すごくいい(笑)。 ![]() 「アイヴ ゴット マイン(I’ve got mine)」には笑った Tennent’sの醸造所ツアーには、シアトルにいるうちにウェブサイトから申し込んでおいた。1時間半のツアーにはビール1杯がついてきて、£21(=$28.16)。Stuartという名前のガイドに連れられて、ビールの味を追求する研究所(中には入れなかった)の話や、実際に仕込みをしている醸造室や、缶・瓶詰めの工場も見ることができて、とても楽しいツアーだった。企業秘密があるので撮影禁止だったのが残念だったけど、それは仕方がない。最後には、タンク・ラガー(Tank Lager)という熱処理をしていないビールを試飲。爽やかな味わいで、最後にキリッとした苦みが立ち昇る感じ。今までTennent’sのビールは飲んだことがなかったけど、これはなかなかいいかもしれない。考えてみたら、ビールの醸造所を訪れるって、僕は初めてだったな。 ![]() Stuartがビール研究所の役割を説明してくれている ![]() 蒸し暑い醸造室にも入ることができたけど、撮影禁止だった ![]() ビールの試飲も美味しかった! ![]() 約150年前にメルボルン沖に沈んだTennet’sのビールが展示されていた すきっ腹にビールを入れたら、ちょっといい気分になってしまったので、早速ランチに行くことにしよう。調べておいた場所はMerchant Chippieというフィッシュ&チップスの店。今夜は高めのレストランに行く予定だから、ここであまりお腹いっぱいになってはいけないので、ハドック(Haddock)という魚のフライをポテトなしで注文(£7.60)。塩とビネガーをかけて食べると、カリッと揚がった衣の下の白身魚が瑞々しくホクホクしていて、シンプルながらに目が覚めるような美味しさだ。イヤな油の匂いや魚臭さはまったくない。夢中で食べていたんだけど、夕食までに消化できなかったら困るので、2/3くらいだけにしておいた。歳を取って一番悲しいのは、消化が遅くなったこと。若い頃はもっと食べても全然大丈夫だったのに…。 ![]() グラスゴーでは人気があるらしいMerchant Chippie ![]() 文句なしのフィッシュ&チップス(チップス抜き) この後はまた壁画を見ながら、ホテル方向へと歩く。最後の方は雨がかなり降ってきて、ズボンの裾が汚れてしまった。今夜のレストランにもこれを着て行こうと思っているので、後で部屋で汚れを落とさなきゃな…。 ![]() 『黒い服の女(Study of a Woman in Black)』。綺麗な顔 ![]() 雨と風が激しくなってきた! ![]() 『ザ・キャップ(The Cap)』 ![]() 『ポートレート・ギャラリー(Portrait Gallery)』には、たくさんの落書きが… ![]() 若い人たちがホームレスになるのを防ごうという壁画 時間があったら街の南のPollock Country ParkやBurrell Collectionにも行きたいと思っていたんだけど、雨と風で疲れてしまったので、ホテルに戻って休むことにした。泥が飛んで汚れたズボンの裾も綺麗にしなきゃいけないし。しばらく休んでからフロントに洗濯物のことを尋ねると、もう帰ってきていたので取りに行った。 17:30ちょっと前にホテルを出て、セント・イノック・スクエア(St Enoch Square)へ。レストランに向かう前に、この間チラッと見たクリスマスマーケットを探索することにしよう。ここはかなり小さな敷地だけど、食べ物屋やクリスマスオーナメントを売る店が並んでいて、ヨーロッパの伝統的クリスマスマーケットという感じがする。 ![]() 小規模だけどツボを押さえたクリスマスマーケット 上から街を眺めたら綺麗だろうなぁと思いながら観覧車を見ていたんだけど、早い時間だからか乗っている人が少ないのに気がついた。え、もしかしてこれだったら一人で乗っても大丈夫かな? チケット売りの兄ちゃんにゴンドラを一人で独占できるか聞くと、今の時間なら全然大丈夫だと言われたので、チケットを£7で購入。 ![]() おひとり様でも観覧車乗れる? 乗っちゃう?? 小さな観覧車だけど、上から見るクリスマスマーケットとブキャナン通りは想像通り綺麗! 普通僕は高い場所は嫌いだけど、この程度だったら大丈夫みたいだ。景色に興奮して、写真やビデオを撮りまくっていたからかもしれない。考えてみると、「観覧車は一人では乗れない」という先入観があったな。他にもどんな先入観が楽しみを奪っているのかわからないけど、もうちょっと図々しくなってもいいのかもしれない。 ![]() 観覧車からの景色。乗ってよかった! 観覧車から降りてからも、少しクリスマスマーケットの中を散策していた。単にクリスマスの雰囲気を楽しんだり、店の商品を見てみたり。そんな中で、僕のように一人でクリスマスマーケットを巡っている40歳くらいの男性が目に入った。彼の顔はワクワクした少年のような笑顔に満ちていて、それを見て僕も笑顔になる。わかる、わかるよ、その気持ち! こういう場所で笑顔になっちゃう人が他にもいるんだとわかって、ちょっと安心した。 この後は地下鉄に乗って、昨日のアシュトン・レーンのすぐ近くのHillhead駅まで。世界で3番目に古い地下鉄だからか車両が小さめで、椅子に座った時に窓に頭をちょっとぶつけてしまったほど。今夜のレストランCail Bruichまで歩いているうちに、また雨が降ってきてしまった。開店の18:30よりちょっと早く着いてしまったので、軒先で雨宿りしながら、掲示されているメニューを熟読。このレストランはミシュランの1つ星を獲得している。 ![]() ミシュラン1つ星のCail Bruich この店で出しているのはコースメニュー(£125)のみ。今回はそれにワインペアリング(£85)もつけてもらうことにした。 最初のアミューズからして、もう味の大冒険! 蟹の身とグリーンカレーのタルトは口の中で色々なスパイスが爆発する感じだったし、ビーフタルタルのクランペットは香ばしいパンと生の牛肉の旨味が最高にマッチしていたし、グジェは熟成したチーズの味と香りで口の中の残り香を全部昇華させてくれた。この調子で感動させ続けてくれ! ![]() West coast Scottish crab, Thai green curry Beef tartare crumpet Old Winchester gougère ビートルートのコースからはワイン付き。甘酸っぱいビートルートそのものもエレガントで美味しいけど、ワインペアリングが本当に秀逸で、ドライであまり目立つ要素のなかったロゼワインが、ビートルートを食べた後だと突然開花するようにフルーティーな甘みが感じられた。どちらも赤で見た目も素晴らしいし、文句のつけどころのないペアリングだった。 ![]() Crapaudine Beetroot - Taramasalata, Horseradish, Dill Wine: ‘Winifred’ Rosé, Gut Oggau, Burgenland, Austria, 2023 貝柱のコースはシンプルに見えるけど、味は口の中で何層にも分かれる感じ。甘さと塩気が見事にバランスしていて、口に含む度にウットリしてしまう。ワインはマールボローのシャルドネ。昔ニュージーランドのマーティンボロー(Martinborough)でワインを飲んだ時に、エンジンかモーターを回した時のような香りを感じたことがあったんだけど、それと同じような香りをこのワインからも感じた。マールボローは南島で、マーティンボローは北島だけど、ニュージーランド特有のテロワールみたいなものがあるんだろうか。ソムリエにこの香りの表現について尋ねたら、オイリー(oily)という言葉を使うらしい。「エンジンを回した時のような香りって表現もわかりますよ」とも言ってくれてよかった。 ![]() Hand-Dived Orkney Scallop – Squash, Beurre Noisette, Smoked Eel Wine: Chardonnay ‘Reed Vineyard’, Blank Cabvas, Marlborough, New Zealand 2023 「パンのコース」が出てきた時には驚いた。パンはいつもコースの途中で出されるけど、それが一つのコースとして出てくると身構えてしまう。パンも2種類あるし、食べ方もバターで食べたり、鴨肉と一緒に食べたり、色々な可能性があって楽しい。でも僕はパンを食べるとすぐにお腹がいっぱいになってしまうので、普段はあまり食べないんだよなぁ。ここでも色々な組み合わせで味わいを楽しんだけど、半分くらい食べただけで止めておいた。美味しかっただけに残念! ![]() Milk Bread & Pain Suisse – Creedy Carver Duck, Frangipane Wine: Madeira ‘Rainwater Reserva’, Barbeito, Madeira, Portugal, NV 魚のコースはターボット(イシビラメ)。マデイラを使ったソースに、ほのかなトリュフの香りがして、これも感動の美味しさ。レバノンのワインは初めて飲んだけど、複雑玄妙な味わいで、ソースの味にピッタリだったと思う。 ![]() Scrabster Turbot – Winter Chanterelles, Black Truffle, Madeira Wine: Château Musar Blanc, Gaston Hochar, Bekaa Valley, Lebanon, 2018 メインは鹿肉。昨日のレストランでも勧められたし、スコットランドでは鹿肉が美味しい季節なんだろうな。これもとても美味しいんだけど、今までのコースに比べると普通感があるのは否めない。色々な工夫をしているのはわかるけど、鹿肉の赤身の味をメインにしようとすると、どうしても同じ感じになっちゃうんだろうな。そういえば、過去に体験したコース料理を出すどのレストランでも、「メインの肉料理が一番だった!」って感じたことはあまりない気がする。あまり縛りのないアペタイザーは独創的な仕事ができるから、感動することが多いのかもしれないな。 ![]() Stobo Estate Sika Deer – Chicory, Pear, Alsace Bacon Wine: Cabernet Franc, Raats Family, Stellenbosch, South Africa, 2022 デザートは軽くてフルーティーで、口の中の重い味を全て洗い流してくれるかのようだった。デザートはあまり重視しない僕にとって、この軽さがとても有難い。パンのコースを控えめにしておいたとはいえ、やっぱりお腹がいっぱいになってプチ・フールが1つしか食べられなかった。残りは小さな箱に入れてくれたので、明日の朝にでも食べることにしよう。 ![]() Lemon & Lavender Honey – Lemon Curd, Olive Oil, Salted Milk Wine: Château Filhot, Sauternes, France, 2020 ![]() Chef Lorna’s childhood favourite chocolates Cep & Tonka bean macaron Pumpkin custard tart いやいや、本当に素晴らしいディナーだった。味にはいくつか些細な不満があったとはいえ、最初の方のコースではエレガントな独創性で楽しませてくれたし、サービスやワインペアリングには文句のつけどころがなかった。これで£125(ワインペアリングもつけると£210だけど)というのは、この物価高の世の中、リーズナブルすぎると思う。ミシュランの星が増えると、それだけで値段が倍増するので、1つ星の時に食べられてよかった。この店だったら、近い将来2つ星は確実だと思う。 外に出たらもう雨は止んでいた。また地下鉄でホテルに戻って、いい気持ちのままベッドに入った。 ![]() レストランの隣にあった建物。パブとライブ会場が入っているみたい 今日の歩数: 21,019 #
by alexsea
| 2025-11-27 00:00
| 旅行記
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イギリス2025: ウエスト・エンドのミュージアムづくし
2025-11-26 (Wed)
昨日寝る直前に、このホテルの最大の欠点を発見した。 ベッドに入ってラップトップでFacebookに写真をアップロードしていたら、いきなり部屋の明かりが消えて真っ暗に。何が起こったのかわからずに闇の中をドアの方に向かうと、カチッという音と共にまた明かりが点いた。あー、これはモーションセンサーか! 部屋の中でしばらく動きがないと、全ての電源が落ちるようになっているらしい。これ、困るよ! その上、トイレやバスルームの明かりには別のスイッチがなく、部屋の明かりと完全に連動している。だから寝る時には、入口のドアの横にあるスイッチを切って寝て、夜中にトイレに起きる時にはまたそのスイッチをオンにして全ての明かりを点けるしかない。真っ暗闇の中を歩き回るのは危ないので、プライバシーのため全部下ろしておいた窓のシェードを少し上げて、裏通りの光を取り入れておかなければいけないし。あー、もう最悪。このホテルが今回のイギリス旅行では一番高い宿なのに、もう不満タラタラになってしまった。 ベッドは快適だったのが救いだ。6時に起きて、7時からの朝食を食べに行くと、レストランの入口にはもう何人かが並んでいた。セレクションはなかなかで、簡易スコティッシュ・ブレックファストのような感じのものを選んで食べた。今日のグラスゴーの日の出は8:14なので、レストランの窓から外を見てもまだ真っ暗だ。今日は雨が降る予定なので、傘を持って出なきゃいけないな。 ![]() なかなか美味しい朝食 旅程を立てる段階で、トルコ旅行の後で疲労が溜まっているんじゃないかと予想して、今日8時からマッサージの予約を入れておいた。ホテルのすぐ近くに90分で£55という、とてもお得なマッサージ師を見つけたのはラッキーだったと思う。シアトルだったら90分のマッサージは$150くらい。それにチップを加えると結果的に$180になってしまうので、ゆうに2倍以上の値段だ。だからシアトルではよほどのことがない限りマッサージを頼めないので、今日のマッサージを期待していたんだ。 ![]() まだ薄暗い中、徒歩5分のマッサージ師のスタジオへ 結果的に、マッサージは可もなく不可もなくといった感じだった。強く押してマッサージするんじゃなくて、筋肉に沿って撫ぜるように何度もマッサージするタイプ。スポーツをやっている人のためのメンテナンスマッサージといった気がしたな。全体的な疲れは取れたとはいえ、僕はかなり強めのマッサージが好きなので、ちょっとモヤモヤしたものが残ってしまった。でもシアトルの半額以下ということを思えば、頼んでよかったと思う。 マッサージスタジオを出てすぐのバス停に2番のバスが来たので、スマホのGoogle Payをタップして乗り込んだ。グラスゴーの普通のバスは、確か降りる時にもタップしなきゃいけないんだよなと思いつつ、間違ったらいけないので近くの人に聞いたらそれで正解だった。バスは10分ちょっとで、今日の最初の観光場所、ケルビングローブ美術館・博物館(Kelvingrove Art Gallery and Museum)の前に、開館時間の10時きっかりくらいに到着した。 ![]() 出入口の周りを外装工事中らしい ここはグラスゴーで一番有名だといっても過言ではない感じのミュージアム。イギリスではほとんどの美術館や博物館が無料だけど、入口にタップで寄付できる装置が置いてあったので、£5だけ寄付してきた。 中に入って見まわすと、まず目に飛び込んできたのがたくさんの浮いた顔。階段を上ってよく見えるところから観察してみると、一つひとつの顔はそれぞれに表情が違う。漫画『ガラスの仮面』の最初の方に出てきた、様々な表情の仮面みたいだ。ゆっくりと色が変わる照明が当たっていてとても不気味だけど、僕はこういうのが大好きだ。見る位置や照明の色によって印象が違うので、あちこちから角度を変えて写真を撮りまくっていた。この非凡なアートで最初からガツンと印象付けてくれた感じ。ケルビングローブ、恐ろしい子…。 ![]() いきなり浮いた顔の展示が見えてビックリ まずは浮いた顔の周りの部屋のアートから見ていくことにしよう。本当にたくさんの絵画があって見応え抜群。モネ、ミレー、ゴッホ、ピカソなんかの有名どころも、数はそれほど多くないとはいえ展示してあった。僕が大好きなコローの絵もあったけど、彼が得意な風景画ではなかったので見過ごしてしまうところだった。やっぱりコローの人物画は表情が硬い気がして、あまり好きじゃない。 ![]() Portrait of Alexander Reid, 1887 / Vincent van Gogh ゴッホの絵のモデルは、グラスゴーのアートディーラー ![]() Mademoiselle de Foudras, 1872 / Camille Corot これは題名の女性の肖像画ではなく、彼女をモデルに別の誰かを描いたらしい この美術館で一番有名な作品は、サルバドール・ダリによる『十字架の聖ヨハネのキリスト』。ダリはこの絵を描くにあたって、2つの夢からインスピレーションを得たらしい。1つは、十字架のキリストがダリの住んでいたスペインのPort Lligatという場所に浮かぶ夢で、これが地元の風景を絵に取り入れようと思ったきっかけ。もう1つの夢は絵の完成近くに見たもの。十字架のキリストといえば、手に杭を打たれていたり、棘の被り物と一緒に描かれていることが多いけど、2つ目の夢を見たことでダリは考えを変え、キリストの美しさに重点を置くことにしたとのこと。この絵は初めて見たけど、今までに僕が見たダリの作品の中で、トップレベルにお気に入りの一つになった。 ![]() Christ of St. John of the Cross, 1951 / Salvador Dali このミステリアスさが素晴らしい ケルビングローブにあるのは、トラディショナルなアートばかりではない。エルビスに後光をつけたこんなモダンアートもいきなり出てきて、飽和状態になりかけた頭にショックを与えてくれる。 ![]() Return to Sender, 1996 / Sean Read 作品のタイトルはエルビスのヒット曲の一つだとか 「アート」として作られたものではないけど、19世紀のスコットランドの楽器職人だったジョン・フルトンによって作られた太陽系儀も飾ってあった。太陽と惑星の動きを再現した装置は、1,000個以上の稼働部品で作られているらしい。こういうのを見ると理系の魂がウズウズしてしまう。動いているところが見られないかなと思って検索したら、YouTubeに動画があった。すごーい! これが約200年前に造られたものだなんて信じられない! ![]() Fulton Orrery 理系の心をくすぐる太陽系儀 1時間くらいアート鑑賞をした後は、カフェで休憩がてら軽いランチを食べることにした。今晩の夕食は17:30に予約してあるので、昼は早めに食べておかないといけない。ごく普通のツナサンドだけど、素晴らしく雰囲気のいい建物の中で食べると、美味しさが3割増しくらいになる気がするな。 ![]() 早めにカフェでランチ。ツナサンドとラテ グラスゴー出身の建築家、チャールズ・レニー・マッキントッシュ(Charles Rennie Mackintosh)のコーナーもあった。モダンなスタイルが僕好み! 妻のマーガレットと共同で作った飾りも展示してある。彼の「マーガレットは天才。僕は才能があるだけだ(“Margaret has genius. I have only talent.”)」という言葉によって、いかに2人の繋がりが強いものだったかが想像できる。 ![]() マッキントッシュのコーナーには彼がデザインした家具がたくさん ![]() The Wassail, 1900 / Charles Rennie Mackintosh マーガレットと共同で作った、ティールームの壁飾り 有名でないとはいえ、僕が心を惹かれた作品もたくさんあった。1993年に描かれた『西側の窓』という作品は、ある雪の日にアーティストのスタジオから見えた隣の建物の住人たちの生活が細かく描かれていて、「覗き見」感覚でとても面白い。 ![]() Windows in the West, 1993 / Avril Paton こういう覗き見感覚って結構好きだ また戦時中の1942年に描かれた『未確認飛行機』と呼ばれる作品には、飛行機は描かれてはいないものの、無表情で空を見上げる白い顔が並んでいて、とても不安な気持ちになる。僕はこういう「なんとなく不安にさせる」アートって結構好きなんだよなぁ。部屋に飾りたいとは思わないけど。 ![]() Unidentified Aircraft (over Montrose), 1942 / Edward Baird 無表情の顔が不安を誘う ![]() 別のウィングには動物の剝製がたくさん! 平日は毎日13時からパイプオルガンのコンサートが開かれることは聞いていたので、20分前くらいにホールの椅子に座って開演を待った。オルガニストはWilliam R. Hutchersonという人。ホールに響くパイプオルガンの音は、すごい迫力だ。7曲とアンコール1曲を弾いてくれて、約30分心から楽しむことができた。演奏された曲の中では、Irving Berlinの“Dancing Cheek to Cheek”がよかったなぁ。1930年代のスタンダードで僕も大好きな曲だけど、パイプオルガンの演奏で聴けるなんて思いもよらなかったよ。 ![]() まるでこの建物のために作られたかのような豪華なパイプオルガン もちろん音楽も素晴らしかったけど、オルガン奏者の足元と斜め上からをビデオカメラが撮っていて、ディスプレイに大きく映し出してくれていたのが嬉しかった。特に足元! 僕は昔ピアノを習っていたので鍵盤を弾くのは理解できるけど、同時に両足でペダルも弾くっていうことが想像できない。演奏中、ずっと足元が映るディスプレイに目が釘付けだったもの。 ![]() 奏者の足の動きをアップで見ることができた パイプオルガンのコンサートが終わった後は、パラパラと降る雨の中を傘を差して歩いて、グラスゴー大学(University of Glasgow)へ。ここには雰囲気のいい回廊があるらしいので来たかったんだけど、クリスマスのためか回廊の柱にはイルミネーションが巻き付けてあって、予想以上に綺麗だった。 ![]() 中庭のオブジェはなんだか数学的な感じ ![]() イルミネーションが付いた回廊がとても綺麗 グラスゴー大学の中には、ハンタリアン博物館(Hunterian Museum)がある。18世紀の外科医・解剖学者ウィリアム・ハンター(William Hunter)の名前を冠していることもあって、医学の展示はもちろん、自然科学や電気科学、考古学に至るまで、とても幅広い展示があることで有名。それほど広くないとはいえ、僕が興味のある分野の展示ばかりなので、とても楽しく見てまわることができた。中でも、「ケルビン卿」の呼び名で知られるウィリアム・トムソン(William Thomson)の発明した様々な計測器なんかを見るのは面白かったなぁ。 ![]() 18世紀の解剖学者ウィリアム・ハンター ![]() 科学が好きな人にはたまらない博物館だと思う ![]() 帝王切開のトレーニングのための人形 ![]() ケルビン卿が発明して特許を取った計測器の数々 科学とはちょっと外れるけど、この博物館で一番面白いと思った品は、『ブラックストーン・チェア』と呼ばれる椅子。15世紀のグラスゴー大学の創設当時から19世紀中頃まで、全ての生徒の試験は黒い石の上に座って口頭で行われた。18世紀に作られたブラックストーン・チェアは、その黒い石を樫の椅子に埋め込んだもので、しかも椅子の上には砂時計がついている。生徒はこの椅子に座って、砂時計の砂が落ちるまでの約20分をタイムリミットとして口頭試験を受けたとのこと。この椅子は現在でも、ある試験に限って使われることがあるらしい。なんだかハリポタにでも出てきそうな、魔法がかった椅子のようにも見えた。 ![]() なんだか魔法がかっている気がするブラックストーン・チェア グラスゴー大学の中には、ハンタリアン・アートギャラリー(Hunterian Art Gallery)もある。ケルビングローブに比べると小さいけど、見応えは十分! トラディショナルからモダンアートまで幅広い作品を取り揃えていて、アートには様々な形があるんだなと感心してしまう。 このアートギャラリーで有名なのは、“A Lady Taking Tea”という貴婦人がお茶を用意している絵画らしいけど、その周りには様々なティーカップやお皿を一緒に展示してあって、見せ方が素晴らしいと思った。 ![]() A Lady Taking Tea, 1735 / Jean Simeon Chardin ![]() 様々なアートでビッシリ ここにはコローの風景画があって嬉しかった! 世界各地の美術館を訪れた時、いつもコローの絵を探してしまうんだよな。やっぱり彼の描く木や空は素晴らしい。人物がいるとはいえ、背景を際立たせる小道具に使われているだけの感じで、僕の感性にピッタリ合う。 ![]() Distant View of Corbell from Behind Trees, Morning, 1868-72 / Jean-Baptiste Camille Corot レンブラントの『埋葬(Entombment)』も、このアートギャラリーの目玉の一つらしい。他の彼の作品とはタッチがなんとなく違う気がして、ちょっと見ではレンブラントだとわからなかったけど、光と影の使い方がやっぱりすごく上手い。これはレンブラントの家にずっと置かれていたものなので、彼にとって特別な作品だったのかもしれないと解説に書いてあった。 ![]() The Entombment 1639-41 / Rembrandt van Rijn 何故だかわからないけど妙に惹かれたのが、“The Patriot”という作品。「愛国者」という意味だけど、そのタイトルは後から付けられたもので、政治的な意味はないらしい。割れた大理石の椅子に腰かけた、コートを着た男性と、壁のスイッチ。作者が様々なテクスチャーに興味があった時代に描かれたものなので、コートのテカリやプラスチックの質感なんかを練習していたのかもしれない。でもこのシュールさが個人的なツボにハマった。どんなものにツボを刺激されるかわからないってのが、アートの面白さだと思う。 ![]() The Patriot, 1977 / David Evans アートギャラリーを出た後は、同じ建物内にあるマッキントッシュ・ハウス(The Mackintosh House)に入ることにした。ここは£10の入場料が必要。旅程を立てた段階では行こうか行くまいか迷っていたんだけど、ケルビングローブ美術館・博物館で彼の作品を色々と見たせいで、がぜん興味が沸いてしまった。 ここは実際にマッキントッシュ夫妻が住んでいた場所ではなく、大学の拡張のために1960年代に取り壊された彼らの家を、様々な記録を元に細部までこだわって再構築したものらしい。中は再現作品とは思えないほど生活感に溢れていて、彼の設計したモダンな家具の数々が素晴らしかった。解説員の人の話によると、マッキントッシュは日本文化にもとても興味があり、ベッドにかけられている布地には日本の「紋」をベースにしたデザインが描かれているとのこと。なるほど、言われてみたら確かに紋みたいだ! 自分のことでもないのに、日本文化に興味を持ってもらえたというだけで嬉しくなってしまう。 ![]() ベッドの布地には日本の「紋」を参考にしたデザインが ![]() なんともいい感じのダイニングルーム ![]() 彼らの居住空間を見学できている感じだった ![]() この照明がツボにハマった 朝からずっと美術館・博物館巡りをしてオーバーロード気味になるかと心配していたんだけど、不思議と大丈夫だったな。場所によって方向性や時代が違ったし、新たに興味をかきたてられたりしたので、それがよかったのかもしれない。グラスゴーでの美術館・博物館巡り、堪能した! マッキントッシュ・ハウスを出た時点で16時。レストランの予約がある17時半まで、グラスゴーの「ウエスト・エンド(West End)」と呼ばれるこの辺りを、あちこち見てまわることにしよう。雨は降り止んだみたいなのでよかった。 グラスゴー大学の近くには、アシュトン・レーン(Ashton Lane)と呼ばれる人気のダイニングスポットがある。なるほど、石畳の道の両側には綺麗なパブやレストランが立ち並んでいて、素晴らしく雰囲気がいい。まだ夕方なので人通りが少ないけど、夜になったらたくさんの人で賑わうのかもしれないな。 ![]() 人気があるのも頷ける、とても雰囲気のいいアシュトン・レーン ![]() 今夜予約してあるレストランもこの通りにある アシュトン・レーンから1ブロック北には、小さなショップがいくつも入ったデ・コーシーズ・アーケード(De Courcy’s Arcade)という建物がある。ずっと立ちっぱなしで疲れたので、この中にあるNiu Niu Caféという場所でエスプレッソ休憩。すぐ隣にあるDRAW Art Storeには日本の文房具がたくさん置いてあって驚いた。オーナーらしき人がいたのでちょっと話してみたら、彼自身は日本に行ったことがないけど、日本の文房具がとてもクールで好きなので置いているとのことだった。 ![]() デ・コーシーズ・アーケードの入口 ![]() 中には可愛い店がいくつも入っている 大通りを隔てた向こう側にあるのは、ルースヴェン・レーン(Ruthven Lane)。ひっそりと静まり返った路地なので、こんなところに店なんてあるのか?!と思ったけど、いくつかの店を発見。もう17時近くということで行った時間が悪かったんだろうけど、どこに行っても僕一人で、なんだか全体的に退廃的な空気が漂っている感じだった。週末の昼間とかだったら全然雰囲気が違うのかもしれないな。身の危険は感じなかったけど、なんだか異空間に紛れ込んでしまったかのような気がして、ちょっとドキドキした。 ![]() ルースヴェン・レーンには誰もいなくてちょっとビビった ![]() えっ、店? それともゴミ置き場? ![]() これはアンティーク雑貨の店らしい さて、夕食のレストランは、グラスゴーでかなり有名らしいUbiquitous Chip。ここにはブラッスリーやパブなんかの違うバージョンの店もあるけど、僕はレストランを予約しておいた。店内のクリスマスデコレーションがとても綺麗だった。 ![]() とても品がいいクリスマスデコレーション テイスティングメニュー(£80)もあったけど、なんだか気が乗らなかったのでアラカルトを選択。アペタイザーにはサバを炙ったものを注文した。サバ自体は焦げ目がいい香りをつけていて、すごく美味しい。でも問題は向こう側にあるポテトケーキに乗った「キャビア」。£14という値段であれだけ多いキャビアが乗ってくるんだから、どんなに安いタイプのキャビアを使っているのかと思っていたら、ニュルっとしたゼリーのような舌触りで、キャビアの魚臭さも塩気もない。え? これって偽キャビア? イミテーションならイミテーションでいいんだけど、そしたら「キャビア」って堂々とメニューに書いちゃダメでしょ。サーバーの女の子に「この『キャビア』は何で作られてるの?」と聞くと、混乱した顔で「え、どういう意味ですか? キャビアですけど…」との答え。本当に知らないっぽい感じだったのでそれ以上追及しなかったけど、このキャビアは絶対に本物じゃない。 ![]() Torched Mackerel, Potato Cake, Apply, Caviar, Dill (£14) メインには、ここの店の得意料理らしい鹿肉を注文。皿に乗っている鹿肉も臭みが全くなくて美味しかったけど、一緒に出してくれた、ホワイトソースのようなものの中に入った別の部位の鹿肉がとても美味しかった。異なる部位を違う味つけで出してくれる気遣いが嬉しい。 ![]() Newronmore Venison, Choucroute, Pickled Pear, Parsnip (£34) そんな気遣いのできるレストランなのに、どうして偽キャビアのことを「キャビア」ってメニューに書いちゃうかなぁ? せめて引用符を付けるとかして、「キャビアのようなもの」っていう雰囲気を出さないと。それとサーバーとかにもちゃんと教えておかないと。他の料理が美味しかっただけに、なんだかとてもガックリきてしまった。 レストランを出た後はずっと歩いて、今朝バスで通ったケルビングローブ美術館・博物館の前の大通りをホテル方向に歩いていく。途中で見つけたのが、全く葉がないトネリコの木。「『イギリス2025年度の木』に、このトネリコの木を投票してください!」と書いてあった。説明書きによると、この木は170年以上ここで街の移り変わりを見守ってきたらしい。今はとても貧弱に見えるけど、春になるとちゃんと綺麗な緑の葉に包まれるんだろうな。 ![]() 街を170年以上見守ってきたトネリコの木 ここからもう少し歩いた場所にBen Nevis Barというバーがある。ここで毎週水・木・日の20時からライブ演奏があることを調べておいたんだ。「この辺りで作られているウイスキーで初心者にお勧めなヤツ」をバーテンに頼んで、出てきたのがClydeside Stobcross。フローラルな香りで、どことなくトロピカルフルーツを思わせる味わいがあって、なるほどこれは美味しいや。普通僕は全然ウイスキーを飲まないけど、こうして飲んでみると結構いいもんだなぁ。あれ、もしかすると、バーでウイスキーを頼んだのはこれが人生で初めてかも! ![]() Ben Nevis Barはグラスゴーでは結構有名らしい ![]() 人生で初めてウイスキーを注文した 2杯目のウイスキーGlenAllachie 12YOも美味しく飲んでいると、バーの横にミュージシャン達が集まってきた。僕のすぐ横がミュージシャンのエリアだったので、期せずしてベストポジションに座れたわけだ。演奏が始まってみると、僕が頭に思い描いていたスコットランド音楽そのもの! アイルランド音楽だったらセント・パトリックの日(3月17日)にアメリカのアイリッシュバーで何度も聴いたことはあるけど、スコットランド音楽をライブで聴くのは初めてだ。ウイスキーを飲みながらスコットランド音楽の生演奏を楽しむって、本当に贅沢で素晴らしい時間だ。グラスゴーに来てよかったと思った瞬間だった。 ![]() 息の合った演奏に興奮した 30分くらい聴いた後、ホテルまで歩いて帰ることにした。Googleマップによると徒歩で30分ほどなので、興奮して火照った頭を冷やすのにちょうどいい。 歩いている途中で偶然出会ったのがマッキントッシュの像。しかもトラフィックコーンを抱えている。グラスゴー、どんだけトラフィックコーンが好きなんだか(笑)。 ![]() トラフィックコーンを抱えたマッキントッシュ像 ホテルに着いたのは21時過ぎ。いやはや、長い長い一日だった。疲れたけれど、なんだか気力的には充電された気がする。数々のアートがMPを回復してくれたのかもしれないな。明日は壁画めぐりから始める予定。楽しみだ! 今日の歩数: 19,408 #
by alexsea
| 2025-11-26 00:00
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イギリス2025: 初めてのグラスゴー
2025-11-25 (Tue)
(トルコ2025: さらばトルコよからの続き) さてヒースロー空港でKoreyと別れた僕は、ゲートがモニターに表示されるのを待ってグラスゴー(Glasgow)行きの飛行機に乗り込んだ。通路側の席を取っておいたら、隣が空席でラッキー! 人が乗ってくるペースも落ちた頃、コックピットへのドアが開いているのに気がついた。普通は開いているところなんてあまり見ないよな。何か問題でもあったんだろうかと不安に思っていると、案の定、機体に小さなダメージを発見したので調査中とのアナウンスが入った。あちゃー、これで機体交換とかになったら遅れるか、最悪キャンセルされちゃう? 頭の中で旅程の再計算が始まってしまった。黄色いベストを着たテクニシャンがコックピットを出たり入ったりするのを不安に思いながら見ていると、15分後くらいにドアが閉じられ、無事離陸できることになった。あーよかった。神様ありがとう! 予定の15:05から少し遅れて離陸し、1時間半の飛行の後、やっぱり少し遅れてグラスゴーに到着。窓際じゃなかったのであまりよく見えなったけど、到着直前の夕焼けがとても綺麗だった。 ![]() ズームで撮った到着直前の夕焼け グラスゴーの空港自体はそれほど広くないと思うんだけど、カクカクと曲がる無機質な通路をずっと歩いていると、この間見た『8番出口』というゲームのプレイスルービデオを思い出す。無機質なリミナル空間って、いつもちょっと怖いと思ってたんだよな。 外に出ると、すごく冷たい空気が体を包み込んだ。やっぱり寒いなぁ! カッパドキアでの朝も寒かったけど、それに輪をかけた身を切るような寒さだ。空港バスGlasgow Airport Express Service 500が目の前に停まっていたので、運転手にスマホのGoogle Payで£11を払って乗り込んだ。ラッシュアワーだからか道が混雑していたけど、30分ちょっとで街の中心部に到達。終点のブキャナン・バスステーション(Buchanan Bus Station)まで途中停車はないのかと思っていたら、そこに行くまでにいくつか停まってくれるらしい。僕はセントラル駅(Central Station)に一番近いBothwell Street at Hope Streetで下車。そこからホテルまでは徒歩で5分くらいだった。 ホテルYOTEL Glasgowにチェックインして、部屋に入ったのは18時ちょっと前。ここには5泊(£531.38=$696.80)お世話になる。ちょっと窮屈な感じの部屋だけど、ベッドは広くていい感じ。『プレミアム・クイーンルーム』と呼ばれる部屋だから景色くらいはいいものと思いきや、窓はホテルの裏通りに面していて、すぐ下に見えるのはゴミ箱だったのでちょっとガッカリ。窓は洗面所の横とトイレの中にしかなく、しかも床まであるような窓なので、いつもキッチリとシェードを閉めておかないと外から丸見えになってしまう。洗面所の横の窓はまぁわかるけど、トイレの中に足元まである窓があるって、一体何を考えて設計したんだ? ![]() YOTELの部屋は、どこも独特の雰囲気がある感じ 歯を磨いたりしてリフレッシュした後は、さっそく出かけることにしよう。 スコットランドの首都はエディンバラ(Edinburgh)だけど、一番人口が多いのはグラスゴー。この街に来るのは僕は初めてだ。ホテルを出てすぐのセントラル駅の近くはちょっと雑多な感じだけど、いかにも都会っぽくて好きかもしれない。 ![]() セントラル駅のすぐ前のホテルYOTEL Glasgow ![]() セントラル駅は時代を感じさせる外観 セント・イノック・スクエア(St Enoch Square)の入口にはクリスマスピラミッドがあって、奥の方には観覧車も見える。グラスゴーのクリスマスマーケットは例年ならジョージ・スクエア(George Square)という場所で開催されるらしいんだけど、現在そこは大規模工事中なので、今年はこのセント・イノック・スクエアとグラスゴー・グリーン(Glasgow Green)に分かれて開催されている。セント・イノック・スクエアのクリスマスマーケットはまた後日訪れることにして、今夜はグラスゴー・グリーンの公園まで歩いていこう。 ![]() とてもクリスマスな雰囲気のセント・イノック・スクエア ![]() イルミネーションの木が立ち並ぶアーガイル・ストリートを歩いて グラスゴー・グリーン方面へ グラスゴーはあちこちにある壁画が有名らしい。歩いている最中に小さいのはいくつか見たけど、バーの屋外席のような場所のすぐ上に、大きな壁画を見た時には感動。これはグラスゴー出身の建築家マッキントッシュ(Charles Rennie Mackintosh)の顔だ。彼の得意なアール・ヌーヴォーなデザインも取り入れた、素晴らしい壁画だと思う。後日グラスゴーの壁画を見てまわろうと思っているんだけど、最初からこんな素晴らしい作品に偶然出会えて気分が上がった。 ![]() マッキントッシュのデザインと彼の顔を融合した秀逸な壁画 そこから歩いてすぐのところにグラスゴー・グリーンの公園がある。凱旋門のようなマクレナン・アーチ(McLennan Arch)はライトアップされていて、とてもクリスマスな雰囲気。ここのクリスマスマーケットは『ウィンター・ワンダーランド(Winter Wonderland)』という名前らしいけど、僕も3年前に行ったことがあるロンドンのウィンター・ワンダーランドと同じ会社が請け負っているんだろうな。平日の夜ということもあってか、それほど混雑している気配はないけど、このライトアップされた門を見るとワクワクしてくる。 ![]() クリスマスのためにライトアップされたアーチ この後レストランの予約がなければ、クリスマスマーケットで食べ物や飲み物を買いたところなんだけど、それはちょっと我慢。以前ロンドンのクリスマスマーケットに行った時に、こういう屋台で美味しいものに巡り合ったことがないので、ガッカリするのが怖いんだよな(笑)。奥の方には絶叫マシーンや乗り物、アイススケートリンクもあって、家族で楽しめるクリスマスマーケットといった感じ。楽しんでいる人たちを見ると心がホンワカして、気をつけないと笑顔になってしまう。火曜日の夜ということもあってか結構ガラガラだったけど、個人的にはそれが嬉しかった。これから1か月ちょっとの間、ここに来る人たちもどんどん増えてくることだろう。 ![]() クリスマスマーケットで定番の店が並ぶ ![]() ネルソン・モニュメント(Nelson's Monument)の近くには絶叫マシーンも ![]() このアイススケートリンクで滑りたかったなぁ ![]() 子供用の乗り物もたくさん 今日はこの後、あちこちで勧められていたインド料理のレストランを19時に予約してある。最近は長期間の旅行となると、必ずインド料理やアジア料理をどこかで食べるようにしている。旅先では現地のものを食べるのが最優先とはいえ、箸休め感覚でインド料理やアジア料理を食べないと、舌も胃腸も鈍くなってしまう気がするんだよね。 ![]() レストランの近くにはこんな壁画も レストランThe Dhabbaは、グラスゴー中心街の外れにある。中に入ってみると全然ガラガラ。予約は必要なかったかもしれないな。ここは北インド料理がメインのレストランで、1ブロック北にあるDakhinという南インド料理のレストランと同じ経営者らしい。 ここの店ではインド各地のストリートフードも提供しているので、ムンバイ辺りで売られているらしいVada Pavというスナックをアペタイザー代わりに頼んでみた。説明だけではどんなものが出てくるかはっきりと想像できなかったんだけど、出てきたものはスパイシーなコロッケをスライダーで使うようなミニバンズに挟んだもの。様々なスパイスの香りがしてピリッと辛いコロッケの激しさを、ミニバンズが和らげている感じで、一口食べて唸ってしまうほど美味しかった。これだけバクバクと3~4個食べたい感じだったけど、メインディッシュのために空き容量を確保しておかなければいけないので、1つだけ食べて我慢することにした。 ![]() Vada Pav (£8.95) メインはこのところずっと食べたいと思っていたビリヤニを注文。ビリヤニにソースが付いてきたことなんて今までになかったけど、ここではRaitaというヨーグルトソースか、Salanというハーブのソースを選択できるらしい。僕はSalanソースを頼んてみた。仔羊のビリヤニはそのままでも十分に美味しいけど、試しにソースを少しかけて食べると、味の奥行きがグッと増すような感じがする。ソースなしのさっぱり感もとてもいいので、ソースをかけたりかけなかったりして、味変を楽しみながら食べていた。うん、このレストラン、いいかも。さすが何人もの人が勧めていただけのことはある。 ![]() Gosht Biryani (£20.50) & Salan 帰り道では、グラスゴーで有名なウェリントン公爵騎馬像(Equestrian Statue of the Duke of Wellington)を見に行った。これは19世紀に建てられた像だけど、1980年代前半にトラフィックコーンを頭に被せるいたずらが発生したらしい。最初のうち市は毎回撤去していたんだけど、結局はいたちごっこになってしまい、1980年代後半には被っていない状態の方が少なくなってしまったとのこと。コーンを着ける行為は少しずつでも像にダメージを与えるために、市は反対の姿勢を示しているらしいけど、もうここまで有名になってしまったらコーンを外すのは無理かもしれない。僕がネットで見た騎馬像は頭にコーンを被っているだけだったけど、今回実際に行ってみると馬の尻尾にもコーンを被せてあって、なんだかスペシャルバージョンを見られて嬉しい感じ(笑)。 ![]() ウェリントン公爵騎馬像には2つのトラフィックコーンが被せてあった グラスゴーのメインストリートとも呼ばれるブキャナン通り(Buchanan Street)も、クリスマスのイルミネーションで輝いている。遠くにはセント・イノック・スクエアの観覧車も見えて、とても綺麗だ。着いたばかりのグラスゴーだけど、雰囲気がいいし、都会が好きな僕にはピッタリな気がする。これから5泊、グラスゴーの様々な面を見たいと思う。 ![]() ブキャナン通りもクリスマスの装い パブで1杯飲もうかとも思ったけど、長旅でかなり疲れていたので、おとなしくホテルに戻って寝ることにした。部屋に戻ったのは20時半頃。目覚ましを6時にセットして、ほとんどすぐにベッドに入った。 今日の歩数: 16,466 #
by alexsea
| 2025-11-25 02:00
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イギリス 2025
11/25: 初めてのグラスゴー
11/26: ウエスト・エンドのミュージアムづくし 11/27: グラスゴーの壁画めぐり 11/28: ハイランドへのバスツアー 11/29: フォルカーク・ホイールとケルピーたち 11/30: エディンバラのクリスマスマーケット 12/1: ディーン・ビレッジの散策 12/2: 王道観光スポットめぐり 12/3: ブリタニアやらボビーやら 12/4: バスツアーでセント・アンドリュースまで 12/5: キャッスル・オブ・ライトと、感動のディナー 12/6: 人混みに揉まれるロンドンへ 12/7: サンデーローストやらネオンサインやら 12/8: 体調不良と、ガッカリの2つ星 12/9: 予定大変更からの博物館めぐり 12/10: ハリポタと、感動ディナーと 12/11: リミナルスペースを抜けてシアトルへ 記事の下の"<<"リンクを辿っていくと、時系列で読めます。 #
by alexsea
| 2025-11-25 01:00
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トルコ2025: さらばトルコよ
2025-11-25 (Tue)
さすがに2時起きはツライけど、ちゃんと4時間弱は眠れたのでよかった。忘れ物がないようにしっかりと荷造りをした後チェックアウトした。このホテルでランドリーサービスが利用できなかったのは残念だけど、まあまあいいホテルだったと思う。3:30に空港に行くミニバンがピックアップ。僕らとRobertの3人だけだった。約1時間後に空港に到着して、Robertとお別れ。結局最初から最後まで一緒だったツアー客は彼だけだったな。 Koreyのカードで入れるラウンジはすごく大きいけど、食事のセレクションは今までのホテルよりも少ない感じ。あまり美味しいとは思わなかったけど、無料の朝食を食べられるだけ感謝しなきゃな。 ![]() ラウンジのビュッフェは広いけど、セレクションはあまりない ![]() まだ6時前ということもあって朝食は軽く済ませる ロンドン行きの飛行機に乗り込んで出発を待っていると、体の大きな黒人の兄ちゃんが乗ってきた。すぐ前の列の窓際の席らしいけど、通路側に座っている男性はイヤホンをしていて気づかない。黒人の兄ちゃんは何も言わずにその男性の肩を強く押して、他の方向を見て男性が動くのを待っている。見るからに男性はムッとして、黒人の兄ちゃんを窓際の席に入れてあげた後、彼に文句を言っていた。 「何も言わずに押すってどういうことなんだよ」 「…普通は何も言う必要がないのが当然だろ」 2人の間に緊張感が走って、見ている僕はハラハラした。自分に物理的な被害が及ぶのが怖いというよりも、喧嘩になってどちらかが飛行機からキックアウトされることになったら、出発が遅れてしまうのではないかという心配(笑)。結局沈静化して何事もなかったけど、これはどっちもどっちだよなー。先に座っている男性は奥の人が来るまでちゃんと注意を払っているべきだったと思うし、黒人の兄ちゃんも単に“Excuse me”と言うだけでトラブルは防げたと思う。最近は飛行機の中の非常識な人たちの動画をオンラインで見ることが多いけど、実際に起こるとなると嫌なもんだ。相手の気持ちを考えられない人たちは大嫌いだ。 エンターテイメントシステムがない飛行機だけど、約4時間半の飛行時間はずっとウトウトしていたので、ロンドンまではとても短い旅に感じた。 ヒースロー空港には現地時間の9時に到着。ここからKoreyはシアトル行きの便に乗って帰り、僕はあと2週間イギリスで旅を続けるためにグラスゴー行きの便に乗る。国際便と国内便で分かれているので、ここでKoreyとはお別れ。2人とも5時間くらいのレイオーバーがあるので、食事も一緒にできるんだったらよかったのにな。 イギリスに入国するためのパスポートコントロールと、次の便のためのセキュリティを通り抜けると、…あれ? ここはトルコに行く時に利用したラウンジの近くじゃないか。国際便も国内便も、同じ場所に出るってこと? Koreyにメッセージを送ると、彼もセキュリティを通り抜けてAゲートの近くにいるという。僕もAゲートの近くだよ!(笑) パスポートコントロールを通り抜けた人とそうでない人が同じ場所に出るって不思議な感じ。セキュリティって、これで大丈夫なのかな? ラウンジの近くで再会して、トルコに行く前にも使ったラウンジに入ることになった。そこは出発3時間前からの利用だったら無料だけど、それ以上になると追加料金を払わなくてはいけないらしい。結局他のレストランに入ってもお金を払うことになるんだから、ここで追加料金を払ってゆっくりした方がいいということに決定した。 ラウンジで提供されているのはまだ朝食のようなので、11時まで待ってランチをもらってきた。それほど美味しいわけじゃないけど、飲み放題食べ放題なのが嬉しい。 ![]() 不味くはないラウンジの食事 13時過ぎにKoreyの飛行機はCゲートから出発という表示が出たので、一緒にラウンジを出て彼はCゲートへ、僕はAゲートでゲート番号が表示されるのを待つことにした。今回は本当にお別れだ。シアトルまで気をつけて帰ってくださいね。彼にとっては初めてのトルコ、とても楽しんでくれたみたいだったのでよかった。 というわけでトルコ編はここで終了! この先は『イギリス2025』編に続く。 (₺100 = $2.40)
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by alexsea
| 2025-11-25 00:00
| 旅行記
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